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こんにちは。aquaです。

 きょうは暦の上での梅雨入り「入梅」です。梅の実が黄色く色づく季節で、
雨季に入ることを告げています。

 妙心寺塔頭(たっちゅう)の東林院では、そろそろ沙羅双樹の花が見頃を迎
えるころです。

 釈迦が入滅(死去)した際、その四辺にあったとされる沙羅双樹は、仏教の
聖樹の一つに数えられており、この時期に白いツバキのような花を咲かせ、咲
いた花はその姿のままわずか1日でぽとりと地面に落ちてしまいます。

 そんな儚さゆえ、平家物語の冒頭にて沙羅双樹の花は、物語の先行きを暗示
する役を担っています。

 蓮(はす)も今の時期に花を咲かせます。秋は「紅葉狩り」、春は「花見」、
そしてこの時期は朝早く起きて「蓮見(ハスミ)」をするのが昔の風流でした。

 薔薇や百合が西洋で特別の意味を持つことに似て、蓮は東洋では特別な意味
を持ちます。泥中にあって汚れを寄せ付けずに気高く咲く花、大きく広がり水
を弾く凛とした葉、この姿が濁世にまみれず清らかに生きること、純粋さの象
徴とされてきました。

 日本で吉祥天として知られるヒンドゥー教の美と富と豊穣と幸運を司る女神
ラクシュミーは蓮の華の衣をまとい、蓮華の上に立った姿で描かれます。また、
蓮の華は仏教では極楽浄土の象徴であり、仏陀が蓮華の上で瞑想する絵が描か
れ、仏前には「常花」(じょうか)と呼ばれる金色の木製の蓮華が置かれてい
たりします。

 ちなみに、中華食器のレンゲ(散蓮華)は蓮の花と形が似ているところから
その名があり、蓮の地下茎はレンコン(蓮根)として食用にされます。

 また、蓮(英名ロータス)の葉はその微細構造と表面の化学的特性によって
濡れることがなく、それを「ロータス効果」と呼びますが、その研究から発展
したのが撥水加工技術です。



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 ~目次~          編集者:aqua[ aqua@aqua-inter.com ]
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 1.今日の相場

 2.法人企業景気予測調査

 3.法人企業景気予測調査ついての補足





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【1】今日の相場                         **
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◎日経平均  28948.73(-  9.83)▲0.03%
◎TOPIX  1954.02(-  2.71)▼0.14%

◎売買高概算   12億2115万株
◎売買代金概算   2兆9082億円
◎時価総額   721兆7923億円

◎値上り銘柄数  709  ◎(年初来)新高値 62
◎値下り銘柄数 1363  ◎(年初来)新安値 31
◎変わらず    121

◎騰落レシオ(25日) 96.32%(前日比6.65%低下)

◎サイコロ(日経平均) 5勝7敗 ●〇●●〇〇●〇●●〇●  41.6%

◎カイリ率(日経平均)25日線比 +1.20% 75日線比 -0.63%


◎為替  (対 ド ル)109.38(前日比0.16円高)
     (対ユーロ)133.37(前日比0.17円安)

◎売買代金上位(東証1部)

 1.エーザイ <4523> 10700円(+  700円) 1848億円
 2.SBG  <9984>  8000円(-   22円)  880億円
 3.レーザテク<6920> 20220円(-  340円)  793億円
 4.トヨタ  <7203>  9861円(-    5円)  648億円
 5.ファストリ<9983> 82500円(-  780円)  507億円



◆相場概況

 本日の日経平均株価は、9円安の2万8948円で取引終了です。

 昨晩のNYダウは19ドルの小幅高、ナスダックは108P(0.78%)
高となり、S&P500種指数は約1ヶ月ぶりに史上最高値を更新。これを受
けて東京市場も朝方は買いが先行。10:19には上げ幅が122円となる場
面がありました。

 ただ、その後は週末とあってポジション調整の売りが見られ、また来週16
日にはFOMC(連邦公開市場委員会)の結果発表を控えて買い手控え気分が
強まり、上げ幅縮小。昼からは昨日の終値を挟んで狭いレンジ内での値動きと
なっています。メジャーSQ値は2万9046円です。

 業種別では、海運、医薬品、電力ガス、石油、情報通信などが高く、一方で
機械、不動産、銀行、保険、非鉄などが下げています。

 個別銘柄では、NY市場でハイテク株比率の高いナスダック指数が上昇した
こと、また半導体受託生産世界最大手の台湾積体電路製造(TSMC)が日本
で初めて半導体工場を熊本県に建設する見通しと報じられ、受注期待から東京
エレクトロンが310円高の4万7880円、SCREENが30円高の1万
0710円、アドバンテストも60円高の9970円と値を上げています。

 エーザイが700円高の1万0700円。10:41には一時1万1490
円まで上昇して2018年7月に付けた上場来高値に並ぶ場面がありました。
米バイオジェンと共同開発したアルツハイマー型認知症薬が米食品医薬品局(
FDA)から7日に承認されて以降、好感した買いと高値警戒感の売りが交錯
して値動きの荒い展開となっています。

 その他、海運大手3社が上場来高値を更新し、川崎汽が75円高の3425
円、郵船が120円高の5230円、商船三井も85円高の4930円。ネッ
ト印刷を低価格で手掛けるラクスルが435円高の5240円。

 歌手等のファンサイト運営のエムアップが成長性への期待から383円高の
3155円、不動産や金融業界などへAIソリューション・ツールを提供する
SREが520円高の6670円と大幅高。

 また、EV向け急速充電器関連で昨日に255円高となった新電元が本日も
245円高の4450円、スマホプリ・ATM・ネットショッピング・ゲーム
などソフトウェアテスト事業のSHIFTが860円高の1万6600円と値
を飛ばしています。

 本日の新高値銘柄は、NIPPO、アウトソーシング、アルペン、SHIF
T、エーザイ、富士フイルム、富士通、新電元、大真空、郵船、商船三井、川
崎汽・・・等々です。



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【2】法人企業景気予測調査                    **
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 本日発表された法人企業景気予測調査は四半期ごとに行われる調査で、企業
の景況感の現状と先行き見通し、売上高や設備投資の見通しなどが示されます。

 景況感については「景況判断指数」(BSI:ビジネス・サーベイ・インデ
ックス)として示され、本日発表の2021年4~6月期(5月15日調査)
の値は下記のようになっています。


 【企業の景況判断】BSI  ※カッコ内は前回調査時。

           1~3月   4~6月     7~9月
          <前回調査> <現状判断>   <見通し>
    ――――――――――――――――――――――――――――
    大企業全産業       (+2.5)  (+7.1)
           -4.5   -4.7    +7.7
    ――――――――――――――――――――――――――――
       製造業       (+2.5)  (+9.3)
           +1.6   -1.4    +9.9
    ――――――――――――――――――――――――――――
      非製造業       (+2.1)  (+6.0)
           +7.4   -6.2    +6.7


 大企業の4~6月の景況感は、行動制限の長期化や半導体不足による自動車
減産の影響により、前回(2月15日)の調査時点で見込まれたような浮上は
果たせず、むしろ悪化して2四半期連続のマイナスとなりましたが、大規模な
ワクチン接種の開始により先行きに対する楽観的な見方は維持されました。


 大企業の今年度の企業収益及び設備投資の見通し(下記)は、前回調査から
概ね下振れしました、製造業の設備投資額は上方修正となっています。※カッ
コ内は前回調査時。

          全産業      製造業     非製造業

         (3.2%増) (5.1%増) (2.5%増)
    売上高   2.8%増   4.6%増   2.1%増

    経常利益 (8.8%増)(16.7%増) (6.4%増)
          6.8%増   8.0%増   6.4%増

    設備投資 (7.6%増) (7.9%増) (7.4%増)
          7.4%増  10.7%増   5.8%増




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【3】法人企業景気予測調査ついての補足              **
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 法人企業景気予測調査は、財務省が企業の収益状況や設備投資について総合
的に調査を行っている「法人企業統計」の予測版の調査で、企業経営者の景況
感についてのマインド調査も行っています。

 ちなみに、企業の景況感を示す「BSI」とは具体的には、景況感(景気に
対する印象)について前期に比べ「上昇」「不変」「下降」のいずれかで答え
てもらい、「上昇」と答えた企業の割合から「下降」の割合を差し引いた値と
なっています。

 ※BSI=(「上昇」と回答した企業の割合 40%)

       -(「下降」と回答した企業の割合 30%)=プラス10


 最も注目度の高い経済指標の一つ、企業短期経済観測調査(日銀短観)も、
法人企業景気予測調査と同じように経営者の景況感を調査しています。

 調査対象や調査の内容は類似しており、景況感以外の「売上高」や「設備投
資」など具体的な金額などを聞いた計数項目についても、法人企業景気予測調
査と日銀短観はどちらも同じように聞き取り調査を行っており、日銀短観との
類似性から法人企業景気予測調査は「財務省版短観」とも呼ばれています。

 尚、短観では景況感などの判断項目について「良い」「さほど良くない」「
悪い」で答えてもらい、「良い」と思う企業の割合から「悪い」と思う割合の
企業の割合を差し引いて「DI」(ディフュージョン・インデックス)として
算出しています。

 法人企業景気予測調査は「上昇」「下降」など景況感の変化の方向を聞くの
に対し、日銀短観では「良い」「悪い」といった景況感の水準を聞くところに
違いがあり、現状を「方向性」で見るか、「水準」で見るかの点で異なってい
ます。

 そのため、法人企業景気予測調査は景気変動に敏感に反応するという特性を
持ち、日銀短観は足もとの景気の動向を的確に捉えるものとなっています。 

 先行きの景気動向や企業業績を見通す上で、日銀短観は最も重要な経済指標
の一つで、調査対象や調査内容が似通い、2~3週間前に公表される法人企業
景気予測調査は日銀短観の予測資料となります。

 ちなみに、日銀短観(6月調査)は7月1日(木)公表です。



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【4】編集後記                                 aqua@aqua-inter.com
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エーザイの時価総額は先週末比で9200億円ほど増加して3兆円を突破しま
した。本日の取引でエーザイの株価は一時15%近く上昇しましたが、時価総
額3兆円規模の銘柄としては異例のボラティリティの高さです。東証1部に上
場する約2100銘柄の中の一つ(2千分の1=0.05%)に過ぎませんが、
東証1部全体の売買代金に占める割合は約6.4%と突出しており、ボラの高
さの一因となっています。

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  ~ 最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。~   
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~ 皆様のご投票、心から御礼申し上げます。~ = 15年連続受賞 =


◎まぐまぐ大賞 2020 
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  資産運用(株式)部門 第3位

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