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こんにちは。aquaです。

 日本海側の漁港ではズワイガニの水揚げに沸き、栗の産地では栗の出荷が始
まり、各地の観光ぶどう園ではぶどう狩りのシーズンを迎え、国産の松茸(マ
ツタケ)も店頭に並びはじめました。
 
 ところで、松茸はコロニーを作って発生するのですが、その領域は「シロ」
と呼ばれ、シロの場所を知らないと松茸を採取するのは難しいと言われます。

 傘が開ききってしまうと味も香りも落ちる松茸は、地表からわずかに頭をの
ぞかせたところを見究めて採取するため、このことも素人がなかなか見つけら
れない一因となっています。

 採取が難しい松茸にちなみ、「キノコ(松茸)は千人の股をくぐる」という
言葉があります。 

 松茸を探しに行き、たくさんの足跡があるのを見ると、多くの人が探し歩き
回った後ではもうみつからないだろうと考えるのが普通ですが、千人の人が探
して歩いて見つからなくても千一番目に歩いた人が偶然見つけることがあると
いう例えです。

 新しいことはすでに誰かが見つけているかやっているはず、だからもうない
だろうと決めてかかるのではなく、あきらめないこと、そして虚心坦懐(先入
観を持たず、広く平らな心)で物事にのぞむことが大事だということを上記の
言葉は教えてくれます。




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 ~目次~          編集者:aqua[ aqua@aqua-inter.com ]
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 1.今日の相場

 2.家計調査、景気動向指数、中国貿易統計など

 3.イベント・ドリブン






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【1】今日の相場                         **
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◎日経平均  29916.14(+256.25)△0.86%
◎TOPIX  2063.38(+ 22.16)△1.09%

◎売買高概算   12億5738万株
◎売買代金概算   3兆4335億円
◎時価総額   758兆0782億円

◎値上り銘柄数 1477  ◎(年初来)新高値 231
◎値下り銘柄数  602  ◎(年初来)新安値   1
◎変わらず    110

◎騰落レシオ(25日)115.09%(前日比2.98%低下)

◎サイコロ(日経平均)10勝2敗 〇〇●〇●〇〇〇〇〇〇〇  83.3%

◎カイリ率(日経平均)25日線比 +6.93% 75日線比 +5.50%


◎為替  (対 ド ル)109.79(前日比0.24円高)10989
     (対ユーロ)130.35(前日比0.30円高)13035

◎売買代金上位(東証1部)

 1.ソフバンG<9984>  6943円(+  623円) 2411億円
 2.郵船   <9101>  9820円(-   10円) 1296億円
 3.レーザテク<6920> 27620円(+  100円) 1242億円
 4.任天堂  <7974> 55680円(+  540円)  842億円
 5.キーエンス<6861> 72660円(+ 3400円)  781億円



◆相場概況

 本日も日経平均株価は上昇。9:25には3万0048円まで上昇して約5
ヶ月ぶりに3万円の大台に乗せる場面がありました。これで7日連続高となり、
終値は256円(0.86%)高の2万9916円となっています。この7日
間の上げ幅は2275円となります。

 昨晩のNY市場はレーバーデーの祝日で休場でしたが、シカゴ日経先物は3
万0090円まで上昇。これを受けて東京市場も朝方から幅広い銘柄に買いが
先行。もっとも一時3万円の大台に乗せたことから目先の達成感から戻り売り
が見られ、買い一巡後はやや上げ幅を縮めています。

 業種別では、空運、陸運、倉庫、情報通信、化学、石油、電機などの上げが
顕著です。

 個別銘柄では、日経平均株価が一時3万円台に乗せたのに合わせ、トヨタ自
動車も3日連続高で43円高の1万0005円と1万円の大台乗せ。自動車需
要の堅調が続き、秋以降の生産正常化を見据えて外国人と見られる買いが入っ
ています。

 日経平均株価の定期銘柄入れ替えが発表され、新たに採用銘柄となったキー
エンスが大幅高で3400円高の7万2660円、村田製作所が537円高の
1万0300円、任天堂も540円高の5万5680円と値を飛ばしています。

 東京23区対象にIoT機能に優れる投資用賃貸マンションを企画開発する
タスキが値を飛ばして173円高の1824円。外出先から家電の遠隔操作が
できる不動産関連の売上げ好調であり、デジタルトランスフォーメーション(
DX)関連としてのテーマ性もあることから買いが入っています。

 その他、シチズン系で時計や精密部品を手掛けるリズムが121円高の14
50円、ソフトバンクGが623円高の6943円、一押しでパワー半導体の
富士電機が145円高の5100円、民間気象情報で世界最大手のウェザーニ
ューズは280円高の6130円と年初来高値を更新しています。

 本日の新高値銘柄は、若築建、パソナ、キッコーマン、味の素、マツキヨ、
塩野義、ロート、ウェザーニューズ、富士フイルム、リクルート、ダイキン、
森精機、オムロン、富士通、キーエンス、デンソー、三菱商、山九・・・等々
です。



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【2】家計調査、景気動向指数、中国貿易統計など          **
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◎毎月勤労統計
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 7月の毎月勤労統計調査(速報)によりますと、実際の支給額となる名目賃
 金(現金給与総額)は前年同月比1.0%増と、5カ月連続で前年の水準を
 上回りました。※6月の値は0.1%減から0.1%増に修正。

 所定外労働時間(残業時間)は前年比11.4%増と、4カ月連続で増加し、
 所定外給与も12.2%増と4カ月連続で増加しました。

 物価変動の影響を除いた7月の実質賃金も前年同月比0.7%増で、2カ月
 ぶりに増加しました。



◎家計調査
 ――――
 7月の家計調査によりますと、物価変動の影響を除いた実質消費支出は、前
 年同月比0.7%増と、2カ月ぶりに増加。市場予想は2.9%増。

 コロナ禍前の2019年7月との比較(前々年比)では7.1%減の水準。

 尚、季節調整後の前月比では0.9%減と、3カ月連続でマイナスとなりま
 した。



◎景気動向指数
 ――――――
 景気の方向や強さを示す指数で、景気の現状を示す9月の一致指数CI(2
 015年=100、速報値)は94.5と、前月確定値から0.1ポイント
 低下しました。低下は2カ月ぶりで、市場予想と一致。

 一致指数の動きから機械的に求められる景気の基調判断は「改善を示してい
 る」で据え置きです。

 数カ月先の景気を示す先行指数は104.1と、前月確定値から0.5ポイ
 ント低下しました。先行指数の低下も2カ月ぶりです。



◎中国貿易統計
 ――――――
 中国税関総署が本日発表した8月の貿易統計によりますと、ドル建ての輸出
 入額の前年同月比増減率は下記のようになっています。

   輸出 25.6%増 (市場予想17.1%増) ※前月19.3%増

   輸入 33.1%増 (  〃 26.8%増) ※前月28.1%増




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【3】イベント・ドリブン                     **
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 企業の買収・合併や増資、指数組み入れなど、個別銘柄の株価に影響を与え
る事象(イベント)の発生が予想される場合、将来から見た現在の株価の歪み
を利用して利益を得ようとする手法を「イベント・ドリブン戦略」と呼びます。

 例えば、企業買収が見込まれる時、被買収企業の株式を購入すると同時に買
収企業の株式をカラ売りする「リスク・アービトラージ」などがその例にあた
ります。

 株価形成は一般的に複合的なものであり、イベント完了までの展開も様々で
リスクも存在するため、この戦略必ず成功するとは限りませんが、イベント・
ドリブンはヘッジファンドの代表的な投資手法の一つとなっています。

 このような投資手法ができなくても、例えば株式分割や増資の発表、指数へ
の採用等、株価に何らかの影響を与えそうなイベントの発生あるいは発表があ
った際は、市場はどのように反応しどのように株価が推移したかを調べ、知識
を得ることができます。このことを「イベント・スタディー」といいます。

 もう少し分かりやすい観点から、例えばオリンピックやワールドカップのよ
うな世界的なイベント、新型ゲーム機の発表と発売、新しいスマホの発売、新
しいサービスや制度の開始、政治的イベント等々、これらは予めスケジュール
が決まっており、事象の成り行きと株価形成のシナリオを想定し、検証するこ
とも比較的容易です。

 場合によりましては、イベント発生以前に期待先行で既に割高な水準だとい
うこともあるでしょうし、イベント発生時には必ず話題になるであろう銘柄で
も現在は割安な水準に放置されているというようなケースもあるかと思います。

 そういったことを具体的に考えることが投資力アップにつながります。




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【4】編集後記                                 aqua@aqua-inter.com
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日経平均の7日続伸は昨年11月2~12日(8日続伸)以来、約10カ月ぶ
りの連騰記録で、7日間で2275円(8.2%)の上昇となっています。

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  ~ 最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。~   
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  10年連続で『総合大賞』  06年~08年はマネー部門賞第1位


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●内容については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではあり
 ません。また、当該情報に基づいて被ったいかなる損害についても、当方は
 一切の責任を負いません。投資に関する最終的な決定は、利用者ご自身の判
 断でなさるようにお願いいたします。

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