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こんにちは。aquaです。

 日本政府は本日、新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)の流行をにらみ、
感染拡大防止策と医療提供体制の整備を柱とする基本方針を決定しました。

 基本方針の項目の一つに「感染への不安から適切な相談をせずに医療機関を
受診することは、かえって感染するリスクを高めることになること等の呼びか
け」とありますが、具体的には次の症状がある場合、ますは「帰国者・接触者
相談センター」に相談するよう呼びかけています。


   ・風邪の症状や37.5度以上の発熱が4日以上続いている。
    (解熱剤を飲み続けなければならないときを含みます)

   ・強いだるさ(倦怠感)や息苦しさ(呼吸困難)がある。

    ※高齢者や基礎疾患等のある方は、上の状態が2日程度続く場合


 重症者優先のため、症状が軽い人には自宅療養を求めています。


 尚、各自治体のホームページには新型コロナウイルスに関する情報や相談・
問い合わせ先(帰国者・接触者相談センター)の記載がありますので役立ちま
す。



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 ~目次~          編集者:aqua[ aqua@aqua-inter.com ]
……………………………………………………………………………………………



 1.今日の相場

 2.主な投資判断

 3.本日の経済指標等の結果

 4.リスク・パリティ戦略とVIXショック






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【1】今日の相場                         **
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◎日経平均  22605.41(-781.33)▼3.34%
◎TOPIX  1618.26(- 55.74)▼3.33%

◎売買高概算   17億7802万株
◎売買代金概算   3兆3101億円
◎時価総額   609兆4846億円

◎値上り銘柄数   26   ◎(昨年来)新高値   7
◎値下り銘柄数 2129   ◎(昨年来)新安値 338
◎変わらず      5

◎騰落レシオ(25日) 68.81%(前日比6.97%低下)

◎サイコロ(日経平均) 4勝8敗 〇●●〇●●●●〇〇●● 33.3%

◎カイリ率(日経平均)25日線比 -3.80%  75日線比 -3.85%

◎為替  (対 ド ル)110.83(前週末比0.90円高)
     (対ユーロ)120.31(前週末比0.30円高)

◎出来高上位

 1.みずほ  <8411> 155.1円(-  4.0円)14655万株
 2.日経Wイン<1357>   946円(+   57円) 8801万株
 3.三菱UFJ<8306> 556.3円(- 10.0円) 7304万株
 4.ZHD  <4689> 434.0円(-  8.0円) 4072万株
 5.野村   <8604> 532.6円(- 29.2円) 2568万株

◎売買代金上位

 1.日経レバE<1570> 20400円(- 1350円) 2633億円
 2.ソフバンG<9984>  5460円(-  204円) 1151億円
 3.日経Wイン<1357>   946円(+   57円)  834億円
 4.富士フイル<4901>  5567円(+  153円)  661億円
 5.トヨタ自 <7203>  7574円(-  263円)  632億円



◆相場概況

 本日の日経平均株価は大幅安、781円(3.34%)安の2万2605円
と19年10月21日以来の安値水準となっています。下げ幅は令和に入って
最大です。

 新型コロナウイルスの感染者が韓国やイタリアで急増、中東でも広がりつつ
あることから世界経済への深刻な影響を警戒して昨晩のNYダウは1031ド
ルの大幅安。これを受けて東京市場も朝方から売りが優勢、9:06には一時
下げ幅が1051円となって2万2335円まで下押しする場面がありました。

 その後は上海や香港市場が比較的落ち着いた値動きとなっていることを横目
に押し目買いが入り、引けにかけては下げ幅を縮小しています。売買代金は3
兆3101億円、上海総合指数は日本時間15:12現在30ポイント(1.
0%)安の3001、香港ハンセン指数は2ポイントの小幅高で2万6823
です。

 業種別では33業種全て下落。特に、海運、証券、鉄鋼、鉱業、非鉄、医薬
品、食品、陸運などの下げが目立ちます。

 個別銘柄では、Web会議ツールを主力とするブイキューブが3日連続でス
トップ高、150円高の916円となっています。新型肺炎の感染拡大を受け
てNTTなどが時差出勤やテレワークなどを推奨しており、厚生労働省も感染
防止にテレワークを活用するよう呼び掛けており、Web会議ツールを手掛け
る同社に業績拡大への期待から買いが継続しています。

 これで2月14日の終値504円から値幅にして412円、率にして81%
の上昇となります。

 富士フイルムHDが153円高の5567円と値を飛ばして上場来高値更新。
2008年に買収した傘下の富山化学が開発したインフルエンザ薬「アビガン
」が新型コロナウイルスにも効果があるとの見方が浮上し、好感した買いが膨
らんでいます。厚生労働省は22日に新型肺炎患者を対象にこの薬の投与を始
めたことを発表しています。

 荏原実業が47円高の2054円。新型コロナウイルスの感染拡大を受けて
東京都が都立病院の専用病床増床など総額約390億円の緊急対策事業を盛り
込む補正予算案を編成すると報じられ、ウイルスの漏出を防ぐ専用の陰圧室も
増設することから簡易陰圧装置を手掛ける同社に関連銘柄として物色の矛先が
向かっています。

 ソフトウエア開発、電子書籍プラットフォームを手掛けるACCESSが逆
行高、34円高の992円です。東証が21日の取引終了後、同社株の上場市
場を28日付で市場第1部に変更すると発表。市場変更による投資家層の拡大
を期待した買いが入っています。

 本日の東京商品取引所で金先物が6日連続で史上最高値を更新。新型コロナ
ウイルスの感染拡大を受けて「安全資産」とされる金に資金が流入しています
が、これを受けて商品先物大手の第一商品が4日連続高で38円高の376円、
商品先物中堅で小林洋行の子会社のフジトミも78円高の460円と大幅高で
す。

 その他、テレワーク関連でアセンテックが120円高の3120円、セグエ
も76円高の1045円。

 新型コロナ肺炎関連でクリーンルームの日本エアーテックが70円高の12
09円、感染管理「クレベリン」の大幸薬品が285円高の5270円、イン
ターネット通販事業者向けシステム開発のテモナが28円高の827円、5G
関連でアルテリアが48円高の1938円と値を飛ばしています。

 本日の新高値銘柄は、ユニゾHD、ブイキューブ、セグエ、テモナ、富士フ
イルム・・・等々です。




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【2】主な投資判断                        **
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[野村証券]
 据置き   B(4326)インテージ      970→ 1,000円
 据置き   B(6988)日東電工      6,400→ 6,360円

[SMBC日興証券]
 据置き   A(8174)日ガス       4,200→ 4,800円

[三菱UFJMS証券]
 据置き   A(2607)不二製油G     4,200→ 4,000円
 据置き   B(4507)塩野義製薬     6,800→ 6,200円

[みずほ証券]
 据置き   A(2502)アサヒ       6,750→ 6,650円
 据置き   A(3402)東レ        1,000→   850円
 据置き   A(3407)旭化成       1,500→ 1,350円
 据置き   A(8035)東エレク     30,000→35,000円
 据置き   A(9020)JR東日本    14,000→13,000円
 据置き   A(9021)JR西日本    11,000→10,500円
 据置き   B(9022)JR東海     24,000→21,900円

[大和証券]
 据置き   1(8058)三菱商事      3,650→ 3,500円
 据置き   2(5232)住友大阪      5,200→ 4,600円
 据置き   2(5233)太平洋セメ     3,500→ 3,300円


 ※3段階評価はA~C、5段階評価は1~5にて表記
 ※投資判断を再開した場合は新規と記載
 ※価格は各証券会社が判断する妥当株価



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【3】本日の経済指標等の結果                   **
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◎新規上場            公開価格     初値     終値
 ――――
 AHCグループ(7083)  2200円  3550円  3510円



◎企業向けサービス価格指数
 ――――――――――――
 20年1月の企業向けサービス価格指数(2015年平均=100)速報は
 前年同月比2.3%上昇の104.7。前月比では0.3%下落しました。



◎白物家電出荷 
 ――――――
 20年1月の白物家電(民生用電気機器)の国内出荷額は前年同月比5.4
 %減の1538億円と、消費増税の反動減や暖冬によるエアコン出荷減で4
 カ月連続で前年実績を下回りました。

 製品別では、シェアが最も大きなルームエアコンの出荷額が前年比19.2
 %減で4カ月連続のマイナス。洗濯機は3.6%減で2カ月連続のマイナス。
 一方、冷蔵庫は7.4%増となり2カ月ぶりのプラスでした。



◎景気動向指数
 ――――――
 19年12月の景気動向指数改定値は、景気の現状を示す一致指数が前月比
 0.6ポイント低下の94.1と、速報値(前月比横ばいの94.7)から
 下方修正されました。

 数カ月後の景気を示す先行指数は前月比0.8ポイント上昇の91.6で、
 速報値と変わらずでした。

 尚、基調判断は「悪化を示している」で、速報値から変化なしです。



◎外食売上高
 ―――――
 20年1月の外食全体(ファーストフード、ファミリーレストラン、パブや
 居酒屋、喫茶)の売上高は前年同月比1.9%増と3カ月連続で前年実績を
 上回りました。

 客数は前年比0.4%増、客単価は1.5%上昇でした。

 発表元の日本フードサービス協会では、新型コロナウイルスについて「一部
 で月末に影響が出始めたものの、外食への影響はまだ限定的」としています。




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【4】リスク・パリティ戦略とVIXショック            **
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 昨晩のNYダウは1031ドル安と急落しました。NYダウの過去最大の下
げ幅は18年2月5日の1175ドル安、次いで同年2月8日の1032ドル
安、3番目が今回の1031ドル安です。

 また、昨晩のNY市場ではボラティリティ・インデックス(VIX)が前週
末比で約47%高(17から25へ)と急伸。警戒水準とされる20を超え、
18年12月下旬以来約1年2カ月ぶりの高水準をつけました。

 ところで、金融の世界で言われる「リスク」とは、予測できない不確実性の
ことであり、価格の変動性を指す「ボラティリティ」と同義として扱われるこ
ともあります。

 ボラティリティが高い状態は価格の変動性が大きい状態(相場が大きく動き
やすい状態)にあると言えます。ボラティリティが高い状態のことを「ボラタ
イル」と言いますが、S&P500指数オプションを基に算出され、相場の予
想変動率を示すボラティリティインデックス(VIX)はボラタイルな時に跳
ね上る性質を持ちます。

 一般的に相場は上げるときはゆっくりで、下げるときは急激になりがちです。
そのためVIXの急上昇は、投資家の不安心理が高まり相場が急落した時に起
こることが多く、そうした特徴からVIXには「恐怖指数」との別名がありま
す。

 欧米の機関投資家やファンドは、ポートフォリオに占める各資産(株式や債
券、コモディティなど)のリスクの割合が均等になるよう分散して保有するこ
とで、リスクを低減させる運用手法を採用しているところが多く、例えば特定
の資産のボラティリティが高まると機械的にその資産を売却しての保有比率を
下げ、リスク比率を一定に保とうとします。これを「リスク・パリティ戦略」
と呼びます。

 NY市場の場合、ボラティリティの高まりはVIXの上昇として表れ、VI
Xの上昇が株売りを誘発するのはリスク・パリティ戦略の影響です。

 VIXの上昇が先か相場急落が先かは「ニワトリとタマゴ」の議論ですが、
強い相関関係にあることは事実で、ダウが過去最大の下げを記録した18年2
月のNY株の急落は、VIXの急騰により株式を売る動きが強まったことから
「VIXショック」と呼ばれます。きっかけはそれぞれですが18年12月に
も同様のことが起こっています。

 VIXはおおよそ10から20の範囲での動きが通常で、値が低ければ低い
ほど投資家が不安を感じていないことを示し、20超えは投資家の不安心理が
高まった状態であると言えます。

 総悲観の目安となる30超で市場の状態は「パニック(恐怖)」、40を超
えてくると「メガボトム(大底)」といわれます。

 ちなみに、VIXショックの時は、17だったVIXが金利上昇をきっかけ
に38まで急伸し、株売りを誘発しました。




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【5】編集後記                                 aqua@aqua-inter.com
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中国からの団体ツアーのキャンセルが相次いだことにより、観光旅館が破たん
しました。新型コロナウイルスの感染拡大による国内初の経営破たんで、今後
増える可能性があります。せめて「いつまで」というのが分かれば良いのです
が、先の見えない辛抱が続きそうです、

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  ~ 最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。~   
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~ 皆様のご投票、心から御礼申し上げます。~ = 14年連続受賞 =


◎まぐまぐ大賞 2019
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