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こんにちは。aquaです。

 暦の上では二月初旬の立春からが「春」ですが、気象学上は三月から五月ま
でを「春」と呼びます。ひな祭りのきょうは日差しが強まり、まさに春の陽気
となりました。

 ところで、米大統領選挙は今晩の「スーパーチューズデー」が、候補者選定
の天王山となります。

 現職のトランプ大統領への挑戦者となる民主党の大統領候補は、7月の全国
党大会で各州を代表する3979人の党代議員が投票を行い、1991人以上
を獲得した候補者が指名を勝ち取ります。

 各州で行われている予備選挙や党員集会は代議員を獲得するプロセスで、現
時点の獲得代議員数はサンダース氏が60人でトップ。苦戦していたバイデン
氏は54人の代議員を獲得し、サンダース氏を急速に追い上げ。ウォーレン氏
の獲得代議員数は8人と大幅に出遅れ。26人の代議員を獲得していたブティ
ジェッジ氏は指名争いから降り、バイデン氏支持を表明しています。

 14の州で予備選が行われる今晩の「スーパーチューズデー」では、全代議
員3979人のうち約3分の1の1357人が選ばれるため、民主党の候補者
選びの大きなヤマ場となり、大富豪のブルームバーグ氏はここから本格参戦し
ます。

 今晩予備選が行われる14州の中でも大票田のカリフォルニア州とテキサス
州では、代議員数がそれぞれ415人、228人と多いため、両州で勝てば指
名獲得レースで一歩リードすることになります。

 尚、米国の選挙は火曜日が投票日となることが多いのですが、そうなった理
由はアメリカ経済が農業中心だった頃にまでさかのぼります。

 当時、米国民の多くは農業に従事するキリスト教徒でした。キリスト教徒に
とって日曜日は安息日であり、礼拝に行く日でもあるため投票には行けません。

 また、当時は鉄道や車などの交通手段はなく、月曜日を投票日にした場合、
投票所から遠くに住む人は前日の日曜日を移動のために費やさなければならず、
それでは安息日にはなりません。そうした理由から火曜日に投票が行われるよ
うになったそうです。

 米大統領選挙の一般投票が、秋の収穫が終わり冬が始まる前の11月の第1
月曜日の次の火曜日と定められているのも上記のような配慮と伝統からです。




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 ~目次~          編集者:aqua[ aqua@aqua-inter.com ]
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 1.今日の相場

 2.主な投資判断

 3.本日の経済指標等の結果

 4.ニュースと株価






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【1】今日の相場                         **
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◎日経平均  21082.73(-261.35)▼1.22%
◎TOPIX  1505.12(- 20.75)▼1.36%

◎売買高概算   17億6490万株
◎売買代金概算   3兆0719億円
◎時価総額   566兆6398億円

◎値上り銘柄数  189   ◎(昨年来)新高値  1
◎値下り銘柄数 1938   ◎(昨年来)新安値 84
◎変わらず     35

◎騰落レシオ(25日) 58.35%(前日比1.74%低下)

◎サイコロ(日経平均) 3勝9敗 ●●●〇〇●●●●●〇● 25.0%

◎カイリ率(日経平均)25日線比 -8.46%  75日線比 -9.91%

◎為替  (対 ド ル)107.81(前日比0.63円高)
     (対ユーロ)120.18(前日比0.21円安)

◎出来高上位

 1.みずほ  <8411> 144.4円(-  1.8円)17089万株
 2.日経Wイン<1357>  1079円(+   27円) 8700万株
 3.三菱UFJ<8306> 520.1円(-  6.3円) 7001万株
 4.Nuts <7612>  32.0円(- 29.0円) 4183万株
 5.ZHD  <4689> 413.0円(-  1.0円) 2959万株

◎売買代金上位

 1.日経レバE<1570> 17640円(-  450円) 3045億円
 2.ソフバンG<9984>  5088円(+   50円)  995億円
 3.日経Wイン<1357>  1079円(+   27円)  911億円
 4.ソニー  <6758>  6805円(-   68円)  723億円
 5.任天堂  <7974> 36800円(-  290円)  692億円



◆相場概況

 本日の日経平均株価は261円(1.2%)安の2万1082円で取引終了
です。

 各国の中央銀行が協調して動くとの政策期待から昨晩のNYダウは1293
ドル高と史上最大の上げ幅を記録。これを受けて東京市場も朝方から買いが先
行、9:05には上げ幅が375円となる場面がありました。

 ただ、買い一巡後は新型肺炎収束への根本的な解決策にはならないとの見方
から上げ幅を縮小。昼からは円相場が1ドル=107.70円前後の円高に進
んだこと、またG7財務相の電話会議で声明文に協調利下げや財政出動など具
体的な政策対応が盛り込まない見通しと報じられとことも嫌気してマイナスに
転じ、下げ幅拡大となっています。売買代金は3兆0719億円、上海総合指
数は日本時間15:09現在15ポイント(0.5%)高の2986です。

 業種別では33業種全て下落。電力ガス、空運が比較的しっかりで一方、証
券、水産、倉庫、機械、鉄鋼、ゴム、小売、電機などの下げが目立ちます。

 個別銘柄では、帝人が83円高の1856円と値を飛ばしています。新型コ
ロナウイルスの感染者3人に気管支ぜんそくに用いる薬「シクレソニド」(商
品名オルベスコ)を使用したところ、良好な経過を得たと報じられ、需要拡大
を期待した買いが入っています。日本感染症学会のホームページ上で症例報告
されています。

 ゲーム関連の一角が上昇。月曜日から全国の小中高校などの多くが一斉休校
となり、児童や生徒が家で過ごす時間が増えてゲームの利用が増えるとの思惑
から買いが入っています。スクウェア・エニックスは25円高の4530円、
エイチームは2円高の813円、ゲーム開発のオルトプラスは48円高の79
1円と値を上げています。

 テモナが大幅高で64円高の738円。新型肺炎の感染拡大で通勤・外出を
手控える人が増える中、単品通販・定期通販カートシステムでシェアトップの
「たまごリピート」を手掛る同社に思惑的な買いが膨らんでいます。

 Web会議などコミュニケーションサービス提供のブイキューブがストップ
高で100円高の790円と大幅高。新型肺炎拡大に伴い、Web会議サービ
スを非営利団体向けに無償提供すると発表し、好感した買いが入っています。

 作業服・関連用品専門チェーンのワークマンが140円高の7170円。2
月の既存店売上高が前年同月比27%の大幅増。防水防寒ウエアやウオームパ
ンツなどの防寒衣料が好調に推移し、好感した買いが入っています。 

 昨日131円高となった養殖用稚魚や鮮魚販売のヨンキュウが連日で上昇、
76円高の1794円となっています。水産大手のマルハニチロとの資本業務
提携を昨日に発表し、提携で国内外の販路拡大に繋がるとの期待感から買いが
入っています。

 その他、東海地盤で産業廃棄物処理業者のミダックが74円高の1124円、
官公庁関連や大手企業向け人材派遣のキャリアリンクが32円高の514円、
地方や中堅・中小企業に特化したWebマーケティング支援のソウルドアウト
が124円高の1954円と大幅高です。

 本日の新高値銘柄は、HENNGE、AIinside、カーブス、ヨンキ
ュウ・・・等々です。


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【2】主な投資判断                        **
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[野村証券]
 据置き   A(5929)三和HD      1,500→ 1,370円
 据置き   A(9984)ソフバンG     6,260→ 6,270円

[SMBC日興証券]
 据置き   A(2502)アサヒ       6,200→ 6,000円
 据置き   A(2810)ハウス食品     4,500→ 4,200円
 据置き   A(6963)ローム       9,600→ 8,600円

[三菱UFJMS証券]
 据置き   A(2587)サントリーBF   6,200→ 5,700円
 据置き   A(4704)トレンド      6,550→ 7,050円
 据置き   A(5021)コスモエネ     3,560→ 3,410円
 据置き   A(7701)島津製作所     4,000→ 3,800円

[みずほ証券]
 据置き   A(1605)国際帝石      1,420→ 1,350円
 据置き   A(4401)ADEKA     2,030→ 1,980円
 据置き   A(5463)丸一鋼管      3,800→ 3,400円
 据置き   A(4516)日本新薬     12,500→11,500円
 据置き   B(6789)ローランドDG   2,200→ 1,760円


 ※3段階評価はA~C、5段階評価は1~5にて表記
 ※投資判断を再開した場合は新規と記載
 ※価格は各証券会社が判断する妥当株価




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【3】本日の経済指標等の結果                   **
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◎豪州の政策金利
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 オーストラリア準備銀行(中央銀行)は本日の金融政策決定会合で、中国の
 景気減速や新型コロナウイルス感染拡大による打撃を和らげるための措置と
 して、政策金利であるオフィシャルキャッシュレートを0.25%引き下げ、
 過去最低の0.5%としました。



◎消費者態度指数
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 2月の消費動向調査によりますと、消費者心理を示す消費者態度指数は前月
 比0.7ポイント低下の38.4でした。低下は5カ月ぶりです。

 指数を構成する4項目(暮らし向き、収入の増え方、雇用環境、耐久消費財
 の買い時判断)すべてが前月から低下しています。

 これを受けて内閣府は消費者マインドの基調判断を「足踏みがみられる」と
 し、前月の「持ち直しの動きがみられる」から下方修正しています。




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【4】ニュースと株価                       **
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 新聞やテレビなどでは経済や企業等に関するニュースが日々発表されますが、
それらのニュースが株価に与える影響についてはいくつかのケースがあります。

 一つは、市場参加者が全く知らなかったあるいは事前の予想を越えるような
ニュースの場合で、この場合にはサプライズとなり、株価にダイレクトに影響
を与えます。

 ただし、株価の反応は即時的となりがちで、材料が出てから追随して対応し
ようとしましても、売買が成立した時にはほぼ織り込み済みの状態となってい
る可能性があります。

 一方、市場において事前に予想されており、予想に基づいて株価が上昇(下
落)していた場合には、予想どおりのニュースが発表された時点から株価は反
転し始めます。

 この場合には正式発表が出るまでにすでに上昇あるいは下落して織り込み済
みとなっており、正式発表(材料出尽くし)が買い方の売り、あるいは売り方
の買い戻しの切っ掛けとなります。いわゆる「知ったらしまい」というケース
です。

 また、重要イベント(注目されている経済指標の発表等)の通過とともに、
それまで手控えていた投資家に買い安心感が広がる(アク抜けする)ケースな
どもあります。

 ニュースについての反応はもう一つあります。結果としてしばらくした後で
そのニュースが材料として大きく取り上げられことになりますが、公表された
当初は、株価が特別動くわけでもなく、将来株価を動かす材料となるであろう
ことにほとんどの投資家が気付いていないか、あるいは株価がすぐに反応しな
いため興味を失ってしまうような場合です。

 上記のようなケース、つまり、何らかの理由で「この銘柄は上昇するのでは
ないか」と思った随分後で、実際にその銘柄が上昇したという経験をお持ちの
方は結構多いのではないかと思われますが、そうした感性を日々の経験の中で
磨くことが投資成果を大きく左右することになります。




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【5】編集後記                                 aqua@aqua-inter.com
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政策金利変更の織り込み度合い示すCMEのフェドウォッチによりますと、3
月17日・18日に開く米連邦公開市場委員会(FOMC)における0.5%
の利下げは完全に織り込み済みとなっており、4月の会合でさらに0.25%
引き下げられるとの見方が増えています。一方、G7の財務相・中銀総裁が今
晩にも開く緊急電話会議に関して、「協調利下げや財政出動といった具体的な
政策対応は盛り込まない方向で調整している」と報じられています。

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  ~ 最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。~   
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~ 皆様のご投票、心から御礼申し上げます。~ = 14年連続受賞 =


◎まぐまぐ大賞 2019
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  資産運用(株式)部門 第2位

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◎メルマ!ガ オブ ザ イヤー2017
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  10年連続で『総合大賞』  06年~08年はマネー部門賞第1位

→ http://melma.com/contents/moy2017/


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