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https://www.aqua-inter.com/special/ ――――――――――――――――――――――――――――――――――∞ 【2】主な投資判断 ** ――――――――――――――――――――――――――――――――――∞ [クレディS証券] 据置き C(6871)マイクロニクス 720→ 690円 据置き C(6890)フェローテック 620→ 505円 [野村証券] 据置き A(2282)日本ハム 5,400→ 5,000円 据置き A(2607)不二製油G 4,550→ 3,600円 据置き A(4998)フマキラー 1,450→ 1,580円 [三菱UFJMS証券] 据置き A(7011)三菱重工 6,000→ 5,000円 据置き A(8802)三菱地所 2,350→ 2,300円 据置き A(9433)KDDI 3,750→ 3,900円 据置き B(8830)住友不動産 4,500→ 3,700円 据置き B(9437)NTTドコモ 3,050→ 3,100円 [みずほ証券] 引上げ B→A(4902)コニカミノルタ 700→ 790円 据置き A(5703)日本軽金属 260→ 230円 据置き A(8919)カチタス 5,400→ 4,500円 据置き C(2910)ロックフィールド 1,200→ 1,150円 引下げ B→C(6702)富士通 8,200→ 9,100円 ※3段階評価はA~C、5段階評価は1~5にて表記 ※投資判断を再開した場合は新規と記載 ※価格は各証券会社が判断する妥当株価 ――――――――――――――――――――――――――――――――――∞ 【3】本日の経済指標等の結果 ** ――――――――――――――――――――――――――――――――――∞ ◎新規上場 公開価格 初値 終値 ―――― ビザスク(4490) 1500円 1310円 1335円 ◎中国CPI・PPI(20年2月) ――――――――― 消費者物価指数(CPI) 前年同月比5.2%上昇 (前月5.4%上昇) 卸売物価指数 (PPI) 前年同月比0.4%下落 (前月0.1%上昇) 豚肉の価格高騰がCPIを押し上げ、新型コロナ感染拡大による輸送コスト の値上がりもCPIの上昇に寄与しました。一方、工場の操業停止が増えた 影響でPPIは再び下落に転じています。 ◎工作機械受注 ―――――― 2月の工作機械受注総額(速報)は前年同月比30.1%減の767億円。 前年実績を下回るのは17カ月連続で、13年1月以来7年1カ月ぶりの 低水準となっています。 なお、2月は内需が前年比23.3%減の319億円(15カ月連続減)、 外需は34.2%減の447億円(17カ月連続減)となっています。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――∞ 【4】サーキット・ブレーカー ** ――――――――――――――――――――――――――――――――――∞ 昨晩のNY株式市場では、寄り付き直後にS&P500種指数の下落率が7 %を超え、「サーキットブレーカー」が発動されました。 サーキットブレーカー制度は、過電流が流れると自動的に電気を遮断するブ レーカーと同じく、相場急変時に取引を強制的に中断する措置で、相場の安定 を図る狙いがあります。 1987年10月19日、プログラム売買による売りが膨らみ、ダウが1日 で22%超急落した「ブラックマンデー」をきっかけに導入された制度です。 以前は、株価指数が午後2時前に10%下落した場合は1時間の売買停止、 午後2時30分以降に20%以上下落した場合は取引終了時間まで売買停止と いう措置でしたが、2010年5月6日にダウがわずか数分で約1000ドル (9%)暴落した「フラッシュクラッシュ」を防げなかったとから、2013 年に発動要件が下記のように改められています。 ・S&P500種指数の下落率が7%を超えれば15分間の取引停止 ・下落率が13%を超えればさらに15分間の取引停止 ・下落率が20%を超えれば終日取引停止 NY市場では今回が新ルールになって初めてのサーキットブレーカーの発動 です。 日本では、バブル崩壊後に先物主導の乱高下が続いたことから、1994年 2月に先物市場にサーキットブレーカー制度が導入されました。 日本の場合、指数先物の8%の変動で10分間の取引中断。取引中断後、制 限値幅を12%に拡大して取引再開。さらに制限値幅に達した場合は、再度の 取引中断をはさみ、制限値幅を16%に拡大して取引が再開されます。 最近ではマザーズ指数先物取引でサーキットブレーカーが発動しましたが、 日経平均先物では米同時多発テロ、リーマンショック、東日本大震災の時など にサーキットブレーカーが発動しています。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――― 【5】編集後記 aqua@aqua-inter.com ――――――――――――――――――――――――――――――――――― NY株の急落が示すように、米国ではリセッション(景気後退)入りが警戒さ れています。米国では今、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う景気対策が検 討されており、その景気対策についてトランプ米大統領は「大規模だ」と強調、 同席したムニューシン米財務長官も「経済を良くするためにあらゆる手段を使 う」と述べており、10日には改めて記者会見が開かれる予定です。ちなみに、 歴史上、リセッション入り後に大統領が再選した例はなく、そうした観点から も景気の下支えは必須です。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――― ~ 最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。~ ――――――――――――――――――――――――――――――――――― ~ 皆様のご投票、心から御礼申し上げます。~ = 14年連続受賞 = ◎まぐまぐ大賞 2019  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 資産運用(株式)部門 第2位 → https://www.mag2.com/events/mag2year/2019/category/asset-stock.html ◎メルマ!ガ オブ ザ イヤー2017  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 10年連続で『総合大賞』 06年~08年はマネー部門賞第1位 → http://melma.com/contents/moy2017/ ====================================================================== ●内容については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではあり ません。また、当該情報に基づいて被ったいかなる損害についても、当方は 一切の責任を負いません。投資に関する最終的な決定は、利用者ご自身の判 断でなさるようにお願いいたします。 ●ご意見、ご感想、広告に関するお問い合わせ等は下記までお願いいたします。 → mailto:aqua@aqua-inter.com ●無料メールマガジンの配信登録・登録先変更、登録解除はご自身にてお願い いたします。登録解除用のURLをメルマガ最下段に記載しておりますので ご利用ください。 ●配信についての連絡事項やバックナンバーは本誌ホームページをご参照下さ い。 → http://www.aqua-inter.com/ ●当メールマガジンに掲載された記事を許可なく転載すること及び第三者への 転送を含む再掲示を禁じます。 ====================================================================== 発行:アクアリンクス株式会社 関東財務局長(金商)第2282号 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━