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こんにちは。aquaです。

 米連邦準備理事会(FRB)は15日夕(日本時間16日朝)、緊急の米連
邦公開市場委員会(FOMC)を開き、政策金利であるFFレートの誘導目標
を1%引き下げ0.00%~0.25%として事実上のゼロ金利政策を復活さ
せると同時に米国債や住宅ローン担保証券(MBS)を買い入れる量的緩和の
再開を決めました。

 FRBは3日にも0.5%の緊急利下げを実施したばかりで、短期間に2度、
数日後の定例会合を待たずに大幅な追加利下げを決定するのは異例のことです。

 このタイミングでの発表はサプライズで、内容としてはほぼ満額回答。米連
邦準備理事会(FRB)とFRB議長を批判してきたトランプ大統領も今回の
決定を「素晴らしい」と評価しました。

 ただ、FRBの緊急利下げ対してそのタイミングの唐突さに、金融当局は市
場よりも景気・経済を悲観的に見ている、またはそうなる材料を当局は握って
いるのではないかとの見方も浮上し、市場が警戒感を強めた側面もあります。

 FRBの緊急利下げを受けてNYダウの先物が時間外取引で下げましたが、
その要因として、企業の資金繰りの急速な悪化が懸念される中、コマーシャル
ペーパー(CP、企業が短期資金調達のために発行する無担保の約束手形)や
社債の買い入れなどに踏み込まなかったことへの失望もあったようです。

 尚、パウエルFRB議長は今回の緊急会合は定例会合に代わると述べている
ため、17~18日に予定されていたFOMCは開かれません。

 日銀はFRBと足並みを揃え、18~19日に予定していた金融政策決定会
合を前倒して本日開催し、ETFの年間の購入目標額を「6兆円」から「12
兆円」に倍増し、CPや社債の買い入れ枠の拡大を決定しました。しかしなが
ら、基本的なETFの買い入れペースは年間6兆円としたため、市場は金融政
策の手詰まり感を嗅ぎ取っています。




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 ~目次~          編集者:aqua[ aqua@aqua-inter.com ]
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 1.今日の相場

 2.主な投資判断

 3.本日の経済指標等の結果





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【1】今日の相場                         **
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◎日経平均  17002.04(-429.01)▼2.46%
◎TOPIX  1236.34(- 25.36)▼2.01%

◎売買高概算   23億4569万株
◎売買代金概算   3兆3191億円
◎時価総額   467兆8380億円

◎値上り銘柄数 1019   ◎(昨年来)新高値   1
◎値下り銘柄数 1098   ◎(昨年来)新安値 173
◎変わらず     49

◎騰落レシオ(25日) 40.12%(前日比3.13%低下)

◎サイコロ(日経平均) 4勝8敗 ●〇●〇〇●●〇●●●● 33.3%

◎カイリ率(日経平均)25日線比 -21.52% 75日線比 -25.90%

◎為替  (対 ド ル)106.29(前週末比0.46円安)
     (対ユーロ)118.52(前週末比0.21円安)

◎出来高上位

 1.みずほ  <8411> 112.7円(+  0.2円)30786万株
 2.三菱UFJ<8306> 394.5円(-  2.6円)16324万株
 3.日経Wイン<1357>  1622円(+   91円)15488万株
 4.ソフバンG<9984>  3670円(-   94円) 4846万株
 5.野村   <8604> 395.7円(+  7.7円) 2968万株

◎売買代金上位

 1.日経レバE<1570> 11040円(-  840円) 3046億円
 2.日経Wイン<1357>  1622円(+   91円) 2369億円
 3.ソフバンG<9984>  3670円(-   94円) 1817億円
 4.ソニー  <6758>  5633円(-  178円)  998億円
 5.ファストリ<9983> 46000円(-  230円)  864億円



◆相場概況

 本日の日経平均株価は4日連続安、429円(2.46%)安の1万700
2円で取引終了です。

 非常事態宣言を受けて感染拡大に歯止めがかかるとの期待から先週末のNY
ダウは過去最大の上げ幅1985ドル高となり、加えて米FRBが本日早朝に
緊急の1%の大幅利下げを決めたことも支援材料となり、東京市場も朝方から
買いが先行。

 買い一巡後はマイナスに転じたものの、日銀が前倒し開催した金融政策決定
会合で上場投資信託(ETF)の買い入れ額を12兆円と倍増を決めたことで
14:10には上げ幅が354円と拡大しました。もっともその後は新型コロ
ナウイルスには効果がないとの見方に加え、上海や香港が大幅安となっている
ことも売りを誘い、再びマイナスに転じて一気に下げ幅拡大となっています。

 3兆3191億円、上海総合指数は日本時間15:10現在83ポイント(
2.9%)安の2803、香港ハンセン指数は同912ポイント(3.8%)
安の2万3120、売買代金は3兆3191億円です。

 業種別では、空運、陸運、証券、石油、鉄鋼、銀行、不動産などの上げが目
立ちます。

 個別銘柄では、テレワーク関連でWeb会議サービスのブイキューブがスト
ップ高、100円高の755円です。シェアオフィス「テレキューブ」空間内
の抗菌コーティング施工を9日付で完了したと発表し、利用拡大を期待した買
いが集まっています。

 美顔器や痩身器具など家庭用美容・健康機器メーカーのヤーマンがストップ
高、80円高の485円です。10億円を上限とする自社株取得枠を設定した
と発表し、好感した買いが集まっています。取得する株式の総数は発行済み株
式の3.57%にあたります。3月6日の昨年来高値1576円から4分の1
近くまで下落しており、売られ過ぎと見た向きからの買いも入っています。

 創薬ベンチャーのアンジェスが大幅高で87円高の676円。大阪大学と共
同で取り組む新型コロナウイルスのワクチン開発についてダイセルも参画する
と発表し、先週末は71円高。本日もオーストラリアで実施中の高血圧DNA
ワクチン開発のための治験で患者への投与が完了したと発表し、好感した買い
が膨らんでいます。

 ANAが108.5円高の2550.5円。新型コロナウイルスの感染拡大
による旅行自粛などを受けて株価は前週末に5年5カ月ぶりの安値水準を付け
ており、先高を期待した買いが入っています。

 ACCESSがストップ高で150円高の873円。21年1月期の連結業
績計画で売上高130億円(前期比38%増)、営業利益5億8000万円(
同49%増)と大幅な増収増益を計画しており、好感した買いが膨らんでいま
す。ネットワーク分野、車載向けプラットホームや電子出版分野の成長を目指
します。

 その他、アルコール消毒液の注文急増でニイタカが267円高の2060円、
製鉄所や発電所・石油化学等のプラント解体工事のベステラが業績拡大を好感
してストップ高で100円高の694円、弁当「ほっかほっか亭」の全国FC
統括会社のハークスレイが増配意向発表でストップ高で150円高の1137
円となっています。

 米国の報告で新型コロナウイルスは加湿器を使って湿度を50%にすると活
動が収まったことが判明したと伝わり、加湿器関連としてダイニチ工業が65
円高の574円と大幅高です。



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【2】主な投資判断                        **
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[野村証券]
 据置き   A(4503)アステラス薬    2,800→ 2,900円
 据置き   A(6869)シスメック     9,300→ 8,900円

[SMBC日興証券]
 据置き   A(1963)日揮        2,000→ 1,500円
 据置き   A(5631)日本製鋼      3,200→ 1,800円
 据置き   A(6269)三井海洋開発    4,400→ 3,200円
 据置き   A(6367)ダイキン     18,500→18,000円

[三菱UFJMS証券]
 据置き   B(1721)コムシス      3,200→ 3,100円
 据置き   B(1951)協和エクシオ    2,850→ 2,700円
 引下げ A→B(4921)ファンケル     3,200→ 2,600円
 引上げ C→B(5943)ノーリツ      1,250→ 1,250円
 据置き   C(4922)コーセー     16,600→11,900円

[みずほ証券]
 据置き   A(4203)住友ベーク     5,700→ 4,700円
 据置き   A(6503)三菱電機      2,050→ 2,000円
 据置き   A(6645)オムロン      7,500→ 7,300円
 据置き   A(6861)キーエンス    42,000→40,000円
 引下げ B→C(2801)キッコーマン    5,500→ 3,650円


 ※3段階評価はA~C、5段階評価は1~5にて表記
 ※投資判断を再開した場合は新規と記載
 ※価格は各証券会社が判断する妥当株価




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【3】本日の経済指標等の結果                   **
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◎新規上場         公開価格     初値     終値
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 ミクリード(7687)  890円   818円   675円



◎機械受注
 ――――
 設備投資の先行指標として注目される「船舶・電力を除く民需」の1月の受
 注額は前月比2.9%増と、市場予想(1.2%減)に反して2カ月ぶりに
 増加しました。

   ※12月12.5%減 11月:18.0%増、10月:6.0%減

 内訳では製造業が4.6%増加し、2カ月連続増となった一方、非製造業は
 1.7%減少し、2カ月連続減となりました。

 機械受注の基調判断は「足踏みがみられる」で据え置きとなっています。



◎中国経済指標
 ―――――――
 20年1~2月の工業生産高は前年同月比13.5%減と、統計公表以来
 初マイナス。市場予想(3%減)よりも大幅な落ち込みとなり、過去最低
 を記録しました。

 1~2月のの小売売上高は前年同月比20.5%減と、統計公表以来初マ
 イナス。市場予想(4%減)よりも大幅な落ち込みとなり、過去最低を記
 録しました。

 工場の設備投資やマンション建設などを反映する固定資産投資の1~2月
 は前年同期比24.5%減と初のマイナスで、市場予想(2%減)よりも
 大幅な落ち込みとなり、過去最低を記録しました。



◎中国の主要都市住宅価格
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 中国主要70都市の2月の新築住宅価格は前月比横ばいで、2015年4月
 以来、およそ5年ぶりに上昇がストップしました。





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【4】編集後記                                 aqua@aqua-inter.com
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著名投資家のウォーレン・バフェット氏率いる投資会社バークシャー・ハザウ
ェイは、5月の年次株主総会を株主の出席なしで実施することを決め、バフェ
ット氏の発言はライブ配信されるそうです。ちなみに、今回のコロナ禍に関し
てバフェット氏はインタビューに答え、「これはひどい出来事で、どれほどひ
どいかわからない」との認識を示しつつも、持ち株を売るなんてもってのほか、
マーケットの急落はチャンスだとの見方を変えていません。

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  ~ 最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。~   
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~ 皆様のご投票、心から御礼申し上げます。~ = 14年連続受賞 =


◎まぐまぐ大賞 2019
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  資産運用(株式)部門 第2位

→ https://www.mag2.com/events/mag2year/2019/category/asset-stock.html


◎メルマ!ガ オブ ザ イヤー2017
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  10年連続で『総合大賞』  06年~08年はマネー部門賞第1位

→ http://melma.com/contents/moy2017/


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