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おはようございます。aquaです。本日は大安です。

 休み中の土曜日、東京では桜が開花しました。東京としては統計開始以来、
最も早い記録だそうです。満開予想日は23日です。


 さて、週末金曜日のNY市場。NYダウは1985ドルの大幅高で2万31
85ドルとなり、上げ幅は過去最大。シカゴ日経先物は1万7930円と先週
(金)の日経平均株価1万7431円よりもほぼ500円高い水準となってい
ます。


 トランプ大統領が新型コロナウイルスに関して国家非常事態を宣言し、政策
を総動員する姿勢を示したことで米景気に対する不安心理が後退して大幅上昇
となっています。


 円相場は1ドル=108.05円前後と金曜日の15時頃の105.50円
前後から大きく円安に振れています。本日の東京市場は朝方から買いが優勢と
なって高く始まることが想定されます。



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 ~目次~          編集者:aqua[ aqua@aqua-inter.com ]
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 1.NY市況

 2.本日の注目点と話題

 3.心に残る名言






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【1】NY市況                          **
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□ダウ工業株      23185.62(+1985.00)△9.36%
□ナスダック       7874.88(+ 673.07)△9.35%
□S&P500      2711.02(+ 230.38)△9.29%

□ダウ輸送株       7939.40(+ 680.38)△9.29%
□半導体株(SOX)   1544.26(+ 152.16)△10.9%

□NY原油先物(4月限)   31.73(+ 0.23)
□NY 金先物(4月限) 1516.70(-73.60)

□為替      (対ドル)107.91(前日比2.08円安)
        (対ユーロ)119.91(前日比1.60円安)

CME日経225先物    17930(+1140)※大阪終値比



 先週末13日のNY株式市場は、非常事態宣言を受けて急反発。ダウは過去
最大の上げ幅を記録しました。

 前日は景気対策の実現性に対する懐疑的な見方や入国制限に伴う景気悪化懸
念でダウは2352ドル安と過去最大の下落幅を記録しましたが、前日夜に民
主党のペロシ下院議長が、経済対策についてホワイトハウスとの合意が近いこ
とを示唆したことからこの日は買い戻しが先行。

 ダウの上げ幅は寄り付き直後に1300ドルを超えましたが、この日発表さ
れた3月の消費者態度指数速報値が大幅に悪化したことから改めて景気後退が
意識されダウは84ドル高まで一時上げ幅を縮小。主要国の中央銀行が利下げ
や資金供給による金融システムの安定化で協調していることが安心感につなが
っており、前日の急落の反動もあって再び1000ドル高程度まで持ち直すも、
それ以上は手掛かりに欠けしばらくもみ合いました。

 引け30分前、トランプ米大統領が会見を開き、新型コロナウイルスの感染
拡大を受けて国家非常事態を宣言。検査や治療の態勢強化に最大500億ドル
(約5兆4千億円)の予算を活用できるとして、積極的に対応していく姿勢を
鮮明にしました。これで買いが一気に膨らみ、ダウは1985ドル高と過去最
大の上げ幅を記録。上昇率はリーマン・ショック直後の08年10月13日以
来、約11半ぶりの大きさとなりました。

 S&P業種別指数は全11業種が上昇。金融、テクノロジー、コミュニケー
ション、エネルギー、不動産などが上昇率上位となっています。

 ダウ構成銘柄もすべて上昇。半導体のインテルとクレジットのアメックスが
ともに19%超の上昇。金融のJPモルガンやゴールドマンは18%前後の上
昇。米10年債利回りが久しぶりに1%台に戻したことも金融株の買い戻しを
促しました。
 
 マイクロソフトが14%高、シスコシステムズが13%高。中国のすべての
販売店の営業を再開することを明らかにしたアップルは12%高。ディズニー
も11%超の上昇となり、クルーズ株や空運株が急反発。前日18%安と急落
していたボーイングは10%高で取引を終えました。好調な12~2月期決算
を発表した業務系ソフトのオラクルは20%高と急伸。半導体のエヌビディア
やAMD、半導体製造装置のKLAやアプライド・マテリアルズなども2ケタ
の上昇となっています。

 NY原油(WTI)は0.23ドル(0.7%)高で3日ぶり反発。需給懸
念に伴う週初の急落が尾を引き原油相場は4年ぶりの安値圏となり、週間では
20%を超える下落となっていたことから週末のこの日は株高も追い風となり
持ち高調整の買い戻しが入りました。資金確保のための換金売りの対象となっ
ているNY金は73.6ドル(4.6%)安の大幅安で4日続落となりました。


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【2】本日の注目点と話題                     **
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◆先週末の日経平均は、前日比1128円安の1万7431円で取引を終了。

    日経平均株価の勝敗 ●●〇●〇〇●●〇●●●

 一時1869円安まで下げましたが安値から740円ほどを値を戻し、長い
下ヒゲを引きました。新安値銘柄数は過去最多の1721、騰落レシオは過去
最低の43%を記録しました。

 個別銘柄ではクラボウが連日のストップ高となり、三菱ケミカルやヤクルト
なども逆行高となりました。※詳細は13日の本誌夕刊をご参照ください。


 先週末のNY株は、トランプ米大統領の非常事態宣言を受けて急反発。ダウ
は過去最大の上げ幅を記録しました。為替市場では円が1ドル=108円前後
と、先週末の105円台から大幅に円安が進行しています。

 CME日経平均先物の終値は1万7930円で、先週末の東京市場の日経平
均終値1万7431円と比べ500円ほど高い水準。先週末の大阪取引所の日
経平均先物(夜間取引)終値は1万7920円となっています。


◎日経平均株価と上下の節目
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 1万8339円 窓上限(3月12日安値)
 1万8000円 心理的節目
 1万7930円 CME日経平均先物
 1万7431円 先週末終値
 1万7000円 心理的節目
 1万6690円 先週末安値


 尚、先週の日経平均は3318円下落し、週間の下落幅としては過去最大。
下落率(15.99%)はリーマン・ショック直後の08年10月第2週以来、
約11半ぶりの大きさでした。

 先週のNY株は全面高と全面安が繰り返され、ダウの変動幅は5営業日連続
で1000ドルを超え、過去最大の下げ幅と過去最大の上げ幅を記録。週間で
はダウが10%安、ナスダック指数が約8%安となっています。



◎本日の予定
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 08:30 1月の機械受注統計
 10:30 中国2月の主要70都市の新築住宅価格動向
 11:00 中国1~2月の工業生産高、小売売上高など

 21:30 米3月のニューヨーク連銀製造業景況指数



 先週末、トランプ米大統領は新型コロナウイルスの感染拡大を受けて「国家
非常事態」を宣言し、最大500億ドル(約5兆4千億円)の連邦予算を感染
拡大防止や医療体制の強化に充てると発表しました。

 その他、ワクチン開発などに充てる83億ドル(約9千億円)の追加予算が
すでに成立済みで、加えて医療保険に未加入の人もウイルス検査を無料で受け
られるようにし、所得保障や失業保険の充実などが盛り込まれた支援策も今週
前半に成立する見通しです。

 また、16日に開くユーロ圏財務相会合とEU財務相理事会で大規模な財政
出動が合意されるとの見方が浮上。

 17~18日の米連邦公開市場委員会(FOMC)では0.75%以上の追
加利下げは確実視されており、1%の大幅な利下げによる事実上のゼロ金利政
策(FFレートの誘導目標0.00%~0.25%)の復活と量的緩和の再開
への期待が高まっています。

 18~19日の日銀金融政策決定会合では、ETF購入枠の拡大、もしくは
目標額(年間6兆円)にこだわらず機動的に買い入れる姿勢を強調する可能性
が高く、マイナス金利の深掘りも検討するとみられます。



◎新規上場
 ――――
 ミクリード(東マ・7687) 公開価格890円


◎決算発表
 ――――
 15:00 ツルハ(3391)、サンバイオ(4592)



◎明日以降の主な予定 ※予定は変更になる場合があります。

 17日(火) 日本:3月のESPフォーキャスト調査
        欧州:3月の独ZEW景気予測指数
        米国:2月の小売売上高、鉱工業生産

 18日(水) 日本:2月の貿易統計
        日本:2月の訪日外国人客数
        米国:2月の住宅着工件数
        米国:FOMC結果発表、FRB議長会見

 19日(木) 日本:日銀金融政策決定会合の結果公表、総裁会見
        日本:2月の全国CPI
        米国:3月のフィラデルフィア連銀製造業景況指数
        米国:2月の景気先行指標総合指数

 20日(金) 日本:東京市場が休場(春分の日)
        中国:3月の最優遇貸出金利(LPR)


◆今日の高島暦

 < 相場の波動 > 逆向かいの日 大いに高きは売り、安きは買え

 <相場高低判断> 前場より後場高し




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【3】心に残る名言                        **
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       千仭(ちひろ)の海は測るとも、

         量りがたきは世の人の心の底なり


           滝沢 馬琴 (戯作者 南総里見八犬伝作者)





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◆3月16日 今日は何の日 六曜:大安

 十六団子、ミドルの日、財務の日、国立公園指定記念日


~ 皆様のご投票、心から御礼申し上げます。~ = 14年連続受賞 =


◎まぐまぐ大賞 2019
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