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株式投資のＰＡＲＴＮＥＲ　━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

  　　　　　　　　　 　◎　ハロー！株式　◎　　　　　　2012/01/21 増刊

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全国及び海外の皆様、こんにちは。ａｑｕａです。

　冬来たりなば春遠からじと申します。皆様におかれましては、いかがお過ご
しでしょうか。


　さて、いい相場展開となってきた株式マーケット。火付け役は復興関連銘柄
であり、日本橋梁が１ヶ月足らずで５倍。同じくＰＳ三菱も２．５倍となるな
ど相場全般を牽引。ここにきて外国人投資家も買い出動し始めています。ドイ
ツ、イギリスなど渦中の欧州株式市場も大きく上昇してきており、ＮＹダウに
いたりましては昨年来高値（４月２９日の１万２８１０ドル）まであと９０ド
ルに迫り、更新は時間の問題です。


　繰り返し申し上げています通り、今年の干支は「壬・辰」（みずのえたつ）。
「壬」は陰陽五行で「水」の性であり、海洋や大河の水を象徴。そして「辰」
は「土」の性であり、株式投資という観点からは、「水」で漁場復興、海洋資
源開発。「土」で震災復興。水と土で農業関連といったテーマ性が浮上する訳
ですが、年明け早々、まさしくその方向に強力に物色の矛先が向かっています。


　では、「次は何がいいか？」となりますが、注目したいのは農業にも大きく
関連してくるテーマとしての『ＴＰＰ』（環太平洋経済連携協定）関連です。


　昨年１１月１１日、野田首相は平成の開国と呼ばれる「ＴＰＰ」交渉への参
加を表明しました。市場開放によって様々な影響が考えられますが、相対的に
国内企業に与える好影響は大きく、今後は恩恵を享受する銘柄の選別物色が進
みそうです。


　日本では現在、コメの輸入には７７８％、小麦の輸入にも２５２％の高関税
が課されています。農業関係者からの反発もあってコメなどの重要品目が例外
扱いされるかどうか焦点となりますが、加工食品の原料となる小麦や粗糖、脱
脂粉乳などの関税が撤廃されると国内の食品メーカーや外食産業には大きなメ
リットとなります。


　ちなみに、関税率の高い主な農作物は、コンニャクイモ（１７０６％）、え
んどう豆（１０８５％）、コメ（７７８％）、バター（３６０％）、粗糖（３
２８％）、大麦（２５６％）、小麦（２５２％）、脱脂粉乳（２１８％）、牛
肉（３８％）・・・等々です。


　関税率の高い農産物を原料として使用する割合が高い企業がメリットを受け
る訳ですが、いくつか例を挙げますと、例えば「山崎製パン」（２２１２）は
パン向け小麦価格の下落メリットが大。「日本ハム」（２２８２）は牛肉売上
高の輸入比率が高く、調達コスト低減メリットを享受。明治ＨＤ（２２６９）
はヨーグルトなど乳製品で脱脂粉乳、チョコレートなどで粗糖価格の下落メリ
ット。「ワタミ」（７５２２）は居酒屋チェーンにおける仕入れ価格低減メリ
ット。


　「ヤクルト」（２２６７）は主力商品のヤクルトの主原料が脱脂粉乳であり、
関税撤廃となって全量を輸入品に切り換えた場合は数十億円のコスト削減メリ
ット。「ニチレイ」（２８７１）は関税撤廃による貿易量の増加が支援材料。

　「クミアイ化学」（４９９６）や「日本農薬」（４９９７）は国内農家の競
争力強化が刺激材料となり、「サカタのタネ」は企業の農業参入によって野菜
苗の需要拡大が見込め、「ゼンショー」（７５５０）は輸入牛肉の調達コスト
低減メリット、サイゼリヤ（７５８１）もパスタ向けの小麦やトマトなど調達
コスト低減メリット・・・といった具合です。


　いくつか例を挙げましたが、「ＴＰＰ」がテーマとして浮上するのは十分想
定され、先取りという観点からしっかりと押さえておきたいところです。


　年明け早々、多くの銘柄が上昇してきていますが、本年は『吉兆象徴、昇竜
の年』。『宝の山』である株式マーケットは１００年に１度の大チャンスを迎
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　それでは皆様、楽しい休日をお過ごしくださいませ。


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ａｑｕａより

　Ｈａｖｅ　ａ　ｎｉｃｅ　ｗｅｅｋｅｎｄ！

　　　　　　　　Ｔｈａｎｋ　ｙｏｕ　ｆｏｒ　ｒｅａｄｉｎｇ
　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　 ｍｙ　ｍａｉｌ　ｍａｇａｚｉｎｅ．


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～皆様のご投票、心から御礼申し上げます。～　＝６年連続受賞＝

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　　　「ハロー！株式」　４年連続での『総合大賞』

　　　　（０６年と０７年はマネー部門賞第１位）


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　　　「ハロー！株式」　マネー部門　第１位

　　　　（０６年から０８年まで連続受賞、０９年はコンテスト実施せず）


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