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■□    女性のための株式投資       2012/01/23 朝刊 VOL.5821
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おはようございます。aquaです。

 本日は旧暦で1月1日、旧正月となります。お隣の中国では1年で一番大き
な祝日となり、この旧正月(春節)から1週間程度の連休入りとなって「春節
祭」で大賑わいとなります。春節にはたいていの人は里帰りや親類を訪問して
過ごし、どの家庭でもお正月料理の材料の買い入れ等に大忙しとなるそうです。

 広東料理、北京料理、上海料理、四川料理など中華料理のファンの方も多い
かと思いますが、中華料理は元来、医食同源の思想のもと薬と同じ感覚で食べ
られ、それをいかにして美味しくするかを工夫しながら発達してきたそうです。

 そして、その特徴は「福」・「禄」・「寿」の3つのキーワードに凝縮され
ます。「福」は幸福、「禄」はお金、そして「寿」は長生きを意味し、中国人
の食生活の根底にあるといいます。

 それが一番顕著に表れるのが正月の料理だそうです。正月の食卓には1年で
一番豪華な料理が並び、それぞれの料理には幸福や商売繁盛、長生きへの願い
を込めた食材が使われます。

 もちろん、国土が広い中国は地域によって食文化が異なりますが、揚子江が
境界となって北は小麦文化、南は米文化と言われます。この差が正月料理にも
反映され、北京など北部では水餃子、広東や上海など南部ではもちを食べるの
が一般的だそうです。



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 ~目次~          編集者:aqua[ aqua@aqua-inter.com ]
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 1.NY市況

 2.主な注目材料とニュース

 3.心に残る名言








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【1】NY市況                          **
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□ダウ工業株      12720.48(+ 96.50)△0.76%
□ナスダック       2786.70(-  1.63)▼0.06%
□S&P500      1315.38(+  0.88)△0.07%

□CME日経225先物  8775   (+ 25)※大証比

□為替      (対ドル) 76.94  (対ユーロ)99.51

□半導体株指数       414.34(+ 2.23)
□NY原油先物(2月限)  98.46(- 1.93)
□NY金 先物(2月限)1664.00(+ 9.50)
□バルチック海運指数   862   (-31)


 先週末20日のNY株式市場は、企業の好決算を手掛かりにダウが続伸し
半年ぶりの高値で取引を終了しました。

 インターネット・サービス大手グーグルの失望決算と、ITサービス大手
IBMの良好な決算を受けてやや方向感に欠けるスタートとなりましたが、
その後はマイクロソフトやインテルなど、四半期決算が市場の期待値を上回
った銘柄に買いが集まり指数を押し上げました。

 この日午前発表の昨年12月の中古住宅販売件数は、予想に届かなかった
ものの、3カ月連続の増加となり住宅市場の回復傾向の持続を示唆。欧州問
題の先行き不透明感が上値追いに慎重にさせている反面、この日までに発表
のあったS&P500種指数採用の主要企業の四半期決算は6割超が市場予
想を上回る内容となっており、事前の期待値が低かっただけに見直し買いの
動きが相場の下支えとなっています。

 ハイテク株の比率が高いナスダック指数は、グーグルの大幅安が足かせと
なり小幅反落。ダウは4日続伸で、昨年7月21日以来、約半年ぶりの高値
で取引を終了。終値ベースの昨年来高値まではあと90ドルに迫りました。

 業種別では、金融、ソフトウェア、ITサービスなどが高く、小売り、資
本財、素材などが軟調でした。

 個別銘柄では、売上高が四半期ベースで過去最高となり、純利益も市場予
想を上回ったマイクロソフトが5%超の大幅高。予想以上の増収増益を達成
したインテルも上げ幅を拡大。両銘柄はともに過去1年(52週)の高値を
更新しました。好調な決算とともに市場予想を上回る明るい見通しを示した
IBMも大幅高となりダウを押し上げました。

 JPモルガンやバンク・オブ・アメリカなどの金融株も上昇。5四半期ぶ
りの減益決算となったゼネラル・エレクトリック(GE)は売り先行で始ま
ったものの前日終値まで値を戻して取引を終了。好決算を発表した油田開発
世界最大手のシュルンベルジェがしっかりでした。

 一方、売上高と利益がともに市場予想を下回ったグーグルが8%超の大幅
安。ハイテク株で時価総額最大のアップルも軟調に推移し、ナスダック指数
の上値を抑えました。昨年10―12月期の収入が市場予想を下回ったクレ
ジットカード大手のアメリカン・エクスプレス(アメックス)が下げ、大幅
減益となった同業のキャピタルワンも大幅安で取引を終了しました。

 ダウ構成銘柄では、マイクロソフト、IBM、ヒューレット・パッカード、
インテルなどのハイテク株が上昇率上位となっています。一方、ホームデポ、
アメックス、ユナイテッド・テクノロジーズなどが軟調でした。

 NY原油は3日続落で4営業日ぶりに100ドル割れ。金は反発。バルチッ
ク海運指数(BDI)は23営業日連続下落で、約3年ぶりの安値水準です。

 CME日経225先物は、ドル建て・円建てともに8775(大証比25円
高)で取引を終了しました。


 
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【2】主な注目材料とニュース                   **
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☆注目材料

 先週末のNYダウは、前日比96ドル高の1万2720ドルと昨年7月21
日以来、約半年ぶりの高値水準となっています。08年9月のリーマン・ショ
ック後からの高値1万2810ドル(昨年4月29日)にあと90ドルまで迫
っています。

 シカゴ日経平均先物は8775円と20日(金)の東京市場の日経平均株価
8766円と比べて10円程度高い水準となっています。

 週末のNY市場の円相場は、対ドルで1ドル=76円95~77円05銭、
対ユーロは1ユーロ=99円55~65銭とともにやや円高に振れています。

 NY金価格は、前日比9.5ドル高の1トロイオンス=1664.0ドルと
2日ぶりに上昇しています。

 NY原油は3日連続安。前日比1.93ドル安の1バレル=98.46ドル
となっています。13日(金)以来、4日ぶりに終値ベースで100ドル台を
割り込んでいます。


 先週末の日経平均株価は4日連続高。前日比126円高の8766円と昨年
11月7日以来、約2ヵ月半ぶりの高値水準となっています。

 チャート上からは、20日(金)はマドを開けて上昇、小陽線(陽のコマ)
を形成しています。先週末に昨年12月7日の戻り高値8729円を上抜いた
ことで、次は昨年10月31日~11月1日の下げ過程で開けたマド埋め89
88円や心理的節目の9000円、そして10月31日の戻り高値9152円
が意識されます。

 本日から2日間の日程で金融政策決定会合が開かれます。今回の会合では、
金融市場に混乱は見られないため、現行の金融政策を維持する公算が大きくな
っています。また、2011年度の実質経済成長率見通しをこれまでの0.3
%からマイナス0%台前半に下方修正する方向で検討します。12年度も2.
2%としていた予想を1%台後半から2%程度に引き下げる見通しです。

 今週の主な国内経済指標・行事は、24日(火)は白川日銀総裁会見、経
済・物価情勢の展望(日銀展望レポート)。25日(水)は12月の貿易収支、
1月の金融経済月報(日銀)。27日(金)は12月の全国消費者物価指数、
日銀決定会合議事要旨(12月20~21日開催分)の公表などが予定されて
います。

 今週からいよいよ決算発表が本格化します。24日(火)は日本電産。25
日(水)はファナック。26日(木)は信越化学、NEC、任天堂。27日(
金)は新日鉄、NTTドコモなどが発表を予定しています。

 海外では、ギリシャ政府と銀行など民間債権者による同国債の債務減免協議
の行方が注目されています。

 今晩はユーロ圏財務相会合(ブリュッセル)、12月の北米半導体製造装置
BBレシオ。24日(火)はEU財務相理事会(ブリュッセル)、米連邦公開
市場委員会(~25日)、米大統領一般教書演説。25日(水)は世界経済フ
ォーラム(~29日、スイス・ダボス)、米連邦公開市場委員会(声明文発
表)、11月のFHFA米住宅価格指数、12月の米中古住宅販売件数の発表
などが予定されています。

 週後半の26日(木)は12月の米耐久財受注、12月の米景気先行指数(
コンファレンス・ボード)、11月の米新築1戸建て住宅販売件数。27日(
金)は10~12月期の米GDP速報値の発表が予定されています。

 ユーロ圏の国債入札では、今晩はフランス短期国債入札、ドイツ短期国債入
札。24日(火)はスペイン短期国債入札。25日(水)はドイツ30年国債
入札。26日(木)はイタリア国債入札。27日(金)はイタリア短期国債入
札などが予定されています。

 本日は旧暦の元日で、中国では「春節(新年)」を祝う同国最大の祝日となり
ます。そのため中国本土市場が27日(金)まで休場となる他、旧正月を祝う
台湾(~27日)や香港(~25日)、韓国(~24日)、マレーシア(~
24日)、シンガポール(~24日)、インドネシア(本日)、フィリピン(
本日)などの各市場も休場となります。

 米国企業の10~12月期決算発表で、今晩はテキサス・インスツルメンツ。
24日(火)はアップル、AMD、マクドナルド、ベライゾン。25日(水)
はボーイング、コーニング、シマンテック、ユナイテッド・テクノロジーズ、
ゼロックス。26日(木)は3M、スターバックス、AT&T、キャタピラー。
27日(金)はシェブロン、P&G・・・等々が予定しています。


 今週、3月期第3四半期(11年4月~12月)決算の発表を予定している
主な企業は以下の通りとなっています。


 【23日】(月)

   JSR(4185)、安川電(6506)、JAFCO(8595)
   

 【24日】(火)

   日電産(6594)、カブコム(8703)
   

 【25日】(水)

   日立化(4217)、ヤフー(4689)、富士電機(6504)、
   ファナック(6954)、松井(8628)


 【26日】(木)

   カゴメ(2811)、信越化(4063)、サイバー(4751)、
   日立建機(6305)、NEC(6701)、小糸製(7276)、
   任天堂(7974)、スカイマーク(9204)、
   KDDI(9433)


 【27日】(金)

   ハウス食(2810)、日電硝(5214)、新日鉄(5401)、
   オムロン(6645)、アドテスト(6857)、
   信金中金(8421)、JR西日本(9021)、
   NTTドコモ(9437)、東北電(9506)・・・等々。


◆主なニュース

・東電、次世代電力計ほぼ全家庭に導入 18年度までに

・オリンパスに執行猶予 上場維持でも3年内の改善要請

・個人投資家、取引所通さない私設・夜間の株取引が拡大

・海運、LNG船拡充 商船三井・日本郵船、3~4割増

・訪問介護や食事サービス付き、高齢者向け賃貸が相次ぐ

・新日鉄、今期経常益4割減見通し アジア勢と競争激化

・粗鋼生産低調、11年1.8%減 震災・円高が重荷に

・電子部品大手6社、10~12月期の受注総額1割減に 

・マクドナルド、宅配サービス本格化 全国展開を視野に

・ギングリッチ氏、第3戦サウスカロライナ予備選で勝利


◆経済指標等

・全国スーパー売上高(12月と通年、日本チェーンストア協会)

・ユーロ圏消費者信頼感指数(1月

◆その他

・日銀金融政策決定会合(1日目)

・決算発表 JSR(4185:ゴム大手、情報電子へ多角化)
      安川電機(6506:産業用ロボット台数世界首位)      

・海外決算 テキサス・インスツルメンツ(半導体)

・中国、香港、韓国、台湾等の各市場は、旧正月のため休場

・ユーロ圏財務相会合



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【3】心に残る名言                        **
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     幸福は内面的なもの。

       どんなものを持っているかではなく、

          私達がどんな人間であるかにかかわっている。


                   ヘンリー・ヴァン・ダイク






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