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             ◎ ハロー株式 ◎       2021/10/28 夕刊

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こんにちは。aquaです。

 本日の関東地方は、思わず背伸びをしたくなるようなすがすがしい秋晴れに
恵まれました。

 「天高く馬肥ゆる秋」と申しますが、今の時期の空が高く見えるのは本当の
ことです。

 空気の乾燥と気温の低下で、悪天候につながる上昇気流が起こりにくいとい
うのが理由で、このことは大気中の細かいチリやホコリを減らす働きもあり、
それゆえ空が高いところまで見通せて、高く感じるそうです。

 「天高く馬肥ゆる秋」の慣用句は、広い草原で草をはむ馬を連想させ、のど
かな秋晴れを表現する言葉として使われています。

 しかし元々の意味は違って、古来中国では秋になると北方の騎馬民族が秋の
実りを略奪しにやってくるため、「馬肥ゆる」には逞しく肥えた馬を駆って北
から略奪しにやってくることへの戒めの意味があったそうです。


 「秋至れば馬肥え、弓強く、即ち塞に入る」(漢書)

   意)実りの秋になれば、逞しい馬を駆って屈強な外敵が攻めてくる。

     防戦の準備をせよ。



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 ~目次~          編集者:aqua[ aqua@aqua-inter.com ]
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 1.今日の相場

 2.小売業販売額、海外投資家動向

 3.日銀の金融政策と経済見通し




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【1】今日の相場                         **
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◎日経平均  28820.09(-278.15)▼0.96%
◎TOPIX  1999.66(- 14.15)▼0.70%

◎売買高概算   22億1279万株
◎売買代金概算   5兆0699億円
◎時価総額   735兆7926億円

◎値上り銘柄数  951  ◎(年初来)新高値  36
◎値下り銘柄数 1143  ◎(年初来)新安値 102
◎変わらず     89

◎騰落レシオ(25日) 85.40%(前日比4.36%上昇)

◎サイコロ(日経平均) 6勝6敗 ●〇〇●〇〇●〇●〇●●  50.0%

◎カイリ率(日経平均)25日線比 -0.08% 75日線比 +0.91%


◎為替  (対 ド ル)113.50(前日比0.23円高)
     (対ユーロ)131.67(前日比0.32円高)

◎売買代金上位(東証1部)

 1.ソフバンG<9984>  6112円(-  169円) 3639億円
 2.ソフトBK<9434> 1547.5円(+  4.5円) 2115億円
 3.日本郵政 <6178>  879.9円(-  8.9円) 1837億円
 4.三菱商  <8058>  3564円(-   51円) 1222億円
 5.キーエンス<6861> 65230円(-  540円) 1209億円



◆相場概況

 本日の日経平均株価は、278円(0.96%)安の2万8820円で取引
終了です。昨晩のNYダウは266ドル安、ナスダックは0.1Pの小幅高。

 東京市場は日立やファナックなど半導体供給不足や原油価格急騰などを背景
に今期業績計画を下方修正する企業が相次いだことを嫌気して朝方から売りが
先行。9:12には下げ幅が405円となる場面がありました。売り一巡後は
ANAやJR、HISなどアフターコロナ関連中心に押し目買いが入り、引け
にかけてはやや下げ幅を縮小しています。

 業種別では、空運、不動産、化学、小売などが高く、一方で石油、鉄鋼、精
密、非鉄、証券、保険、銀行などの下げが目立ちます。

 個別銘柄では、半導体シリコンウエハ・塩化ビニル樹脂で世界首位の信越化
学が3日連続高で575円高の2万0500円。4~9月期の連結純利益が前
年同期比57%の大幅増で半期として過去最高益を更新し、好感した買いが膨
らんでいます。

 半導体製造装置大手でウエハ洗浄装置では世界断トツのSCREENが大幅
高で790円高の1万0400円。半導体メーカーの設備投資意欲が想定以上
に強く、22年3月期の連結純利益が前期比2.4倍になる見通しと発表。好
感した買いが膨らんでいます。

 ITコンサルなどのフューチャーが4日連続高で374円高の3235円と
大幅高で年初来高値更新。DX(デジタルトランスフォーメーション)、AI
(人口知能)、IoT(モノのインターネット)などの案件の受注が増加して
好業績を発表。好感した買いが入っています。

 その他、コネクター大手の日本航空電子が業績上方修正で198円高の18
82円、コネクターやスイッチのホシデンも業績上方修正で97円高の120
2円、上下水処理設備のメタウォーターが169円高の1949円、ダイヤモ
ンド使用のコンクリート構造物切断・穿孔工事の第一カッターが136円高の
1394円と大幅高です。

 本日の新高値銘柄は、エムアップ、パイプド、Sansan、MARUWA、
日本金銭機械、TDK、ホシデン、愛知時計、キユーソー流通・・・等々です。



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【2】小売業販売額、海外投資家動向           **
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◎小売業販売額(9月速報)
 ――――――
 前年同月比 -0.6% (予想 -2.4%)

 前月(3.2%減)に続き2カ月連続のマイナスとなったものの予想ほどは
 落ち込まず。前月比では2.7%増と2カ月ぶりプラス。小売業の基調判断
 は「横ばい傾向」で据え置き。

 尚、業態別大型小売店の月間販売額および前年比増減率は下記のようになっ
 ています。

  ドラッグストア   6019億円  3.0%増  5カ月連続増収
  コンビニ      9973億円  1.1%増  2カ月ぶり増収
  スーパー    1兆2026億円  0.4%増  2カ月ぶり増収

  ホームセンター   2654億円  3.2%減  5カ月連続減収
  家電量販店     3551億円  3.3%減  4カ月連続減収
  百貨店       3540億円  4.5%減  2カ月連続減収




◎対内証券投資・株式・週間(財務省統計)※カッコは前週の動向
 ――――――――――――
 10月17日~10月23日

  海外投資家 +2297億円(+9583億円) 3週連続買い越し



 ――――――――――――
 ※※※ 相場データ ※※※  http://www.aqua-inter.com/hint/data.html
 ――――――――――――



◎投資部門別の売買状況・週間(東証統計)※カッコは前週の動向
 ―――――――――――――
  10月18日~10月22日 (日経平均263円安 2週ぶり下落)

  個人投資家 + 416億円(-1605億円) 2週ぶり買い越し

  海外投資家 -1089億円(+4788億円) 3週ぶり売り越し

  事業法人  + 234億円(+ 300億円)22週連続買い越し

  信託銀行  + 546億円(-2569億円) 8週ぶり買い越し


 ※上記で「事業法人」は企業の自社株買い等、「信託銀行」は年金資金等の
  売買動向を反映。




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【3】日銀の金融政策と経済見通し                 **
――――――――――――――――――――――――――――――――――∞



 日銀は本日の金融政策決定会合で、短期金利をマイナス0.1%、長期金利
をゼロ%程度に誘導する金融緩和策(長短金利操作)の現状維持を、8対1の
賛成多数で決定しました。

 ETFを年間約12兆円を上限に必要に応じて買い入れるなどの資産購入策
の継続を全員一致で決定。

 尚、金融政策決定会合の結果と同時に公表した21年10月の「経済・物価
情勢の展望」(展望レポート)で、日銀は成長率と物価の見通し(対前年度比、
見通しの中央値)を下記のように修正しています。


   【成 長 率】    今回     前回(7月時点)

    2021年度  +3.4%  ← +3.8%  ※下方修正

    2022年度  +2.9%  ← +2.7%  ※上方修正

    2023年度  +1.3%  ← +1.3%  ※据え置き


    
   【物価上昇率】    今回      前回(4月時点)

    2021年度   0.0%  ← +0.6%  ※下方修正

    2022年度  +0.9%  ← +0.9%  ※据え置き

    2023年度  +1.0%  ← +1.0%  ※据え置き


 日本経済について日銀は、供給制約により輸出・生産が「一時的に減速」す
るとしつつも、ワクチンの普及による個人消費の持ち直しや外需の増加などに
より「回復していく」との見方を示しています。

 物価については、携帯電話通信料の引き下げが足元の物価上昇を抑えており、
先行きはエネルギー価格の上昇を反映して「プラス幅を緩やかに拡大」してい
くと予想しています。




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【4】編集後記                                 aqua@aqua-inter.com
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本日から実質的に11月相場入りとなりました。10月は波乱の展開となりや
すく、11月は上昇しやすい月です。ちなみに2012年から2020年まで
9年連続で11月相場は上昇しています。

※日経平均の月別騰落 → http://www.aqua-inter.com/hint/m_data.html

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  ~ 最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。~   
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~ 皆様のご投票、心から御礼申し上げます。~ = 15年連続受賞 =


◎まぐまぐ大賞 2020 
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  資産運用(株式)部門 第3位

→ https://www.mag2.com/events/mag2year/2020/category/asset-stock.html



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  10年連続で『総合大賞』  06年~08年はマネー部門賞第1位


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発行:アクアリンクス株式会社     関東財務局長(金商)第2282号
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