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こんにちは。aquaです。

 明日4月1日は「エイプリルフール」です。由来には諸説ありますが、この
日ついてもいい嘘は「誰も傷つけない」こと、これが鉄則です。

 毎年さまざまな「嘘」が話題になりますが、日本において史上最高と評価さ
れているエイプリルフール広告は1990年4月1日に豊島園(としまえん)
が国内主要紙に掲載した広告です。

 「史上最低の遊園地」と題したその広告には「来るんじゃなかった!」と頭
を抱えるお父さんの絵とともに以下のような文章が綴られています。

 ~ ~ ~ ~

  だまされたと思って、いちど来てみてください。きっとだまされた自分に
  気づくはず。楽しくない遊園地の鏡として有名な豊島園は、ことしも絶好
  調。つまらない乗物をたくさん用意して、二度と来ない貴方を、心からお
  待ちしてます。 
  
  ただ回るだけ。がっかり新マシーン(フリッパー)
  乗ったと思ったらすぐ終わり(コークスクリュー)
  としまえんの偉大なる自己満足(ハイドロポリス)
  楽しくないし、夢もない。おんぼろ木馬(エルドラド)
  大きけりゃ、いいってもんじゃない。
       見かけだおしのフライング・パイレーツ
  不快!!サイクロン。ぜんぜん怖くな~い!
       つまんなーい。 サイテー。 おろせ! 金返せー。

  各方面から非難殺到! 異口同音に「情けない!」 
  パパー。早くお家に帰ろうよ。 子供は正直。お父さんはカタなし。

 ~ ~ ~ ~

 発案した人は当初、苦情が殺到するのではないかとの不安もあったそうです
が、実際には絶賛の嵐で、その年の来場者数は大幅増となりました。

 としまえんも含めて、現在は多くのレジャー施設が休園しています。景気の
「気」は気分の「気」と申しますが、遊園地の休園は世の中の気分の暗さを象
徴しているようでもあります。早くこの災害が去って、賑やかさを取り戻した
いものです。



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 ~目次~          編集者:aqua[ aqua@aqua-inter.com ]
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 1.今日の相場

 2.主な投資判断

 3.本日の経済指標等の結果

 4.期末評価






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【1】今日の相場                         **
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◎日経平均  18917.01(-167.96)▼0.88%
◎TOPIX  1403.04(- 32.50)▼2.26%

◎売買高概算   18億6245万株
◎売買代金概算   3兆0802億円
◎時価総額   530兆6121億円

◎値上り銘柄数  546   ◎(昨年来)新高値 28
◎値下り銘柄数 1581   ◎(昨年来)新安値 10
◎変わらず     39

◎騰落レシオ(25日) 66.00%(前日比2.28%低下)

◎サイコロ(日経平均) 5勝7敗 ●●●〇●●〇〇〇●〇● 41.6%

◎カイリ率(日経平均)25日線比 -2.81% 75日線比 -14.96%

◎為替  (対 ド ル)108.33(前日比0.35円安)
     (対ユーロ)119.23(前日比0.44円高)

◎出来高上位

 1.みずほ  <8411> 123.6円(-  6.4円)17777万株
 2.日経Wイン<1357>  1212円(+   18円)11613万株
 3.三菱UFJ<8306> 403.0円(- 23.1円)11020万株
 4.日産自  <7201> 356.6円(- 28.3円) 3187万株
 5.ソフバンG<9984>  3788円(+   95円) 3137万株

◎売買代金上位

 1.日経レバE<1570> 13890円(-  220円) 2884億円
 2.日経Wイン<1357>  1212円(+   18円) 1373億円
 3.ソフバンG<9984>  3788円(+   95円) 1184億円
 4.任天堂  <7974> 41610円(+  680円)  806億円
 5.トヨタ自 <7203>  6501円(-  296円)  778億円



◆相場概況

 2019年度末となる本日の日経平均株価は167円(0.88%)安の1
万8917円で取引終了です。

 景気対策やワクチン開発への期待から昨晩のNYダウは690ドル高となり、
東京市場も朝方から買いが先行、10:09には上げ幅が252円となる場面
がありました。もっとも買い一巡後は新型コロナウイルス感染拡大による経済
停滞懸念は根強く、上げ幅を縮小。年度最終日とあって引けにかけてはポジシ
ョン調整の売りが見られ、マイナスに転じています。

 尚、昨年度3月末の日経平均株価は2万1205円でしたので、2288円
安い水準となっています。売買代金は3兆0802億円、上海総合指数は日本
時間15:12現在1ポイントの小幅安で2746です。

 業種別では、鉱業、石油が高く、一方で鉄鋼、銀行、水産、自動車、商社、
電力ガス、繊維などの下げが目立ちます。

 個別銘柄では、一昨日173円高、昨日300円高となった富士フイルムが
本日も119円高の5439円と3日連続高。安倍首相が新型インフルエンザ
薬「アビガン」について「新型コロナウイルスの治療薬として正式に承認する
にあたって必要となるプロセスを開始する」と発表。アビガンは富士フイルム
傘下の富山化学が開発しており、好感した買いが継続しています。

 3月18日には中国政府が新型コロナウイルスによる肺炎の治療でその「ア
ビガン」の有効性を臨床研究で確認したと発表したことでストップ高となった
経緯があります。

 LINE筆頭株主の出前館が3日連続でストップ高、150円高の1060
円となっています。東京・神奈川・千葉などが不要不急の外出を自粛する要請
をし、出前を利用する人が増えるとの思惑から連日で買いが集まっています。

 企業の売掛債権保証を手掛けるイー・ギャランティが95円高の1581円。
コロナウイルス感染拡大で経済活動が停滞し、中小企業からの売掛金回収への
不安が高まり、債権保証サービス需要の高まつとの見方から買いが膨らんでい
ます。

 水産荷受け大手でマルハニチロ傘下の大都魚類がストップ高、150円高の
926円となっています。マルハニチロがTOB(株式公開買い付け)を実施
して全株式を取得と報じられ、TOB価格1225円にサヤ寄せする形で買い
が集まっています。

 その他、ウェブ会議システムのブイキューブが昨日のストップ高150円高
に続いて本日も108円高の1191円、テレワーク関連でサイボウズが連日
の大幅高で160円高の1907円、運動靴大手のアキレスが150円高の1
753円、アクティビスト(物言う株主)の米バリューアクト・キャピタルに
よる大量保有が明らかとなった合成ゴム2強のJSRが148円高の1993
円と大幅高です。

  任天堂は10日連続高で680円高の4万1610円です。20日に発売
した「ニンテンドースイッチ」向けのゲームソフト「あつまれ どうぶつの森
」が好調です。

 本日の新高値銘柄は、トリドール、クスリのアオキ、スシロー、ブイキュー
ブ、JSR、ユニチャーム、カチタス・・・等々です。



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【2】主な投資判断                        **
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[UBS証券]
 引上げ B→A(8035)東エレク     25,000→27,000円

[メリルリンチ証券]
 引下げ A→B(2433)博報堂DY     1,720→ 1,190円
 引下げ A→C(4324)電通グループ    4,300→ 2,000円

[野村証券]
 据置き   A(3048)ビックカメラ    1,600→ 1,300円
 据置き   B(8227)しまむら      9,100→ 7,100円
 据置き   B(8282)ケーズHD     1,250→ 1,200円
 据置き   B(9831)ヤマダ電機      600→   490円

[みずほ証券]
 据置き   A(2282)日本ハム      5,900→ 5,600円

[ゴールドマンS証券]
 据置き   4(8227)しまむら      7,600→ 6,700円


 ※3段階評価はA~C、5段階評価は1~5にて表記
 ※投資判断を再開した場合は新規と記載
 ※価格は各証券会社が判断する妥当株価




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【3】本日の経済指標等の結果                   **
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◎新規上場             公開価格     初値     終値
 ――――
 マクビープラネット(7095) 1830円  2348円  1848円




◎雇用動向
 ――――
 2月の完全失業率は前月比横ばいの2.4%で、市場予想とも一致しました。

 2月の有効求人倍率は、前月から0.04ポイント低下の1.45倍となり
 ました。12月の1.57倍からは0.12ポイントの急低下で、低下幅は
 金融危機の影響で求人件数が大幅に減少した頃と同等。水準は2年11カ月
 ぶりの低さとなりました。



◎鉱工業生産指数
 ―――――――
 2月の鉱工業生産指数(2015年=100)速報値は前月比0.4%上昇
 の100.2。

 上昇は3カ月連続で、市場予想(0.1%上昇)を上回る伸びとなりました
 が、新型コロナの影響で先行き悪化が見込まれることから、経産省は鉱工業
 生産の基調判断を「一進一退ながら弱含み」で据え置きました。

 尚、同時に発表された製造工業生産予測指数では、3月は5.3%の低下、
 4月は7.5%上昇と急回復が見込まれています。



◎小売業販売額
 ――――――
 商業動態統計(速報)によりますと、2月の小売業販売額は減少予想に反し
 て、前年同月比で1.7%増加しました。増加は昨年9月以来5カ月ぶり。

 マスクや除菌剤、トイレットペーパーなどの買いだめの影響でドラッグスト
 アの売上高が大きく伸びた一方で、訪日外国人減少のあおりで百貨店は大幅
 に減少しています。

 経産省は小売業の基調判断を、前回までの「横ばい傾向」から「増加してい
 る」に引き上げています。



◎中国PMI
 ――――――――
 中国国家統計局が発表した2月の製造業購買担当者景気指数(PMI)は、
 前月比16.3ポイント上昇の52.0と、市場予想(45.0)を大きく
 上回り、景況判断の分岐点となる50を3カ月ぶりに上回りました。

 新型コロナの影響で過去最悪の35.7を記録した2月との比較だったこと
 も3月の景況感の改善に寄与しました。

 2月の非製造業PMIは前月比22.7%上昇の52.3と、市場予想(4
 6.0)を上回る改善となり、分岐点の50を2カ月ぶりに上回りました。

 ちなみに1月の非製造業PMIは29.6で、製造業と同様、過去最悪の水
 準でした。



◎建設機械出荷額
 ―――――――
 2月の建設機械出荷額は前年同月比15.7%減の2003億円で、5カ月
 連続で前年実績を下回りました。

 輸出は前年比24.1%減の1188億円で7カ月連続の減少。国内向けは
 0.4%増の815億円で5カ月ぶりに増加しました。

 尚、日本建設機械工業会の小川会長(コマツの社長兼CEO)は先日の会見
 で、「中国での2月の販売はほぼゼロで、今後については販売が後ろ倒しに
 なるのか、需要が消えてしまうのか、注視している」と話しています。



◎住宅着工戸数
 ――――――
 2月の新設住宅着工戸数は前年同月比12.3%減と、8カ月連続の前年割
 れとなりましたが、減少率は市場予想(14.7%減)ほどではありませで
 した。




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【4】期末評価                          **
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 本日は、前年4月1日から3月末日までを一年度とする企業が、年間の売上
高や利益、資産の状況などをまとめる基準日となります。日本では東証上場企
業のおよそ8割が3月期決算となっています。

 保有株は時価で評価することになっており、現行の会計制度では基準日の株
価か、あるいは期末である3月の月中平均(1カ月の終値の平均値)のいずれ
かを選択することができるようになっています。

 尚、保有株の評価に月中平均を用いるのは株式を大量に保有する金融機関等
に限られますが、原則として2021年4月1日以後開始する会計年度および
事業年度の期首からは月中平均の利用は不可となります。

 参考までに、日経平均株価の昨年3月期末の値と月中平均(3月)のは下記
のようになっています。


            期末の株価      月中平均

  2019年3月  21205.81   21414.88

  2020年3月  18917.01   18974.00    

   騰落率      ▼10.79%    ▼11.40%


 なお、東証1部上場企業で、減損処理(強制評価減)の対象となる下落率が
50%以上の銘柄は、昨日時点でおよそ100銘柄ほどです。

 ちなみに、期末は保有資産の評価額を上げるために意図的に相場上昇を狙っ
た買いが入ることがあります。この時の買いを「お化粧買い」と言い、NY市
場では「お化粧、着飾る」という意味の「ドレッシング」という言葉が使われ
ます。
 



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【5】編集後記                                 aqua@aqua-inter.com
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日経平均株価は前場148円高で終えましたが、午後は前場の上昇分をすべて
吐き出し、マイナスに転じました。明日4月1日に「非常事態宣言」が出され、
「戒厳令」まで発令されるとの噂話の存在も多少影響したようです。

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  ~ 最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。~   
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◎まぐまぐ大賞 2019
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  10年連続で『総合大賞』  06年~08年はマネー部門賞第1位

→ http://melma.com/contents/moy2017/


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