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             ◎ ハロー株式 ◎       2021/11/15 朝刊

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おはようございます。aquaです。

 今週も堅調な展開が想定される株式マーケット。米国および日本で決算発表
が概ね一巡しますが、先週は米国市場でダウやナスダックなど主要3指数が史
上最高値を更新し、また欧州市場でも独DAX指数や仏CAC40指数が史上
最高値を更新しているからです。


 中国の不動産大手・恒大集団が先週ドル建て社債の利払いを実施し債務不履
行(デフォルト)を一時的に回避したことも支援材料となります。


 海外市場に比べて著しく出遅れている東京市場ですが、先週末の日経平均株
価は2万9609円と3万円に迫ってきています。今週後半にかけて経済対策
も徐々に明らかとなる模様であり、3万円乗せへの期待が高まります。



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 ~目次~          編集者:aqua[ aqua@aqua-inter.com ]
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 1.NY市況

 2.本日の注目点と話題

 3.心に残る名言




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【1】NY市況                          **
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□ダウ工業株      36100.31(+179.08)△0.50%
□ナスダック      15860.96(+156.68)△1.00%
□S&P500      4682.85(+ 33.58)△0.72%

□ダウ輸送株      16759.85(+ 51.37)△0.31%
□半導体株(SOX)   3794.50(+ 30.01)△0.80%

□NY原油先物(12月限)   80.79(- 0.80)
□NY金先物 (12月限) 1868.50(+ 4.60)

□為替      (対ドル)113.85(前日比0.19円高)
        (対ユーロ)130.32(前日比0.26円高)

CME日経225先物     29710(+110)※大阪終値比



 先週末12日のNY株式市場は上昇。金利の落ち着きを好感してハイテク株
中心に買いが入りました。

 水曜日は10月の米消費者物価指数(CPI)が約31年ぶりの高い伸びを
記録したことから米長期金利が急上昇し、米株を圧迫。木曜日は米債券市場が
休場だったため、金曜日の米債券市場の動きが注目されていましたが米債利回
りの上昇が一服したことからハイテク株中心に買い安心感が広がり、ナスダッ
ク指数とS&P500は続伸。

 ダウは、成長鈍化懸念から続落したディズニーが重荷となったっものの、前
日まで3日連続で下げており、週末を前に持ち高調整の買いが入りやすかった
ことに加え、朝方に会社分割を発表した医薬品・衛生用品のジョンソン&ジョ
ンソンや会社分割への思惑で工業・事務用品のスリーエムなどに買いが入り、
4日ぶりに反発しました。

 尚、週間では3指数とも6週ぶりの下落となっています。

 S&P業種別指数はエネルギーと公益を除く9業種が上昇。コミュニケーシ
ョン、テクノロジー、工業、素材などが上昇率上位でした。

 個別銘柄では、会社を日用品や大衆薬などの消費者向け部門と医療用の医薬
品・医療機器の部門に分割する計画を発表したジョンソン&ジョンソンが上昇
し、複合企業のスリーエムにも買いが波及。

 金利の落ち着きを好感して大型ハイテク株に買いが入り、SNSのメタ(旧
フェイスブック)や動画配信のネットフリックスが大きく上昇。アルファベッ
ト(グーグル)やアップル、マイクロソフト、セールスフォースなども上昇し
ました。

 この日発表されたミシガン大学調査の11月の米消費者態度指数速報値が予
想に反して低下し、10年ぶりの低水準となったことから、百貨店のノードス
トロームやコールズなどの小売株の一角が下落。一方、決算発表を控えたホー
ムセンターのホームデポやディスカウントストアのターゲットが上昇。

 マスクCEOが保有する自社株を追加で売却したことが明らかになった電気
自動車(EV)のテスラが続落した一方、10日に上場した同業のリビアン・
オートモーティブは連日で大きく上昇しています。

 また、この日はアメリカン航空やユナイテッド航空などが大きく下げ、クル
ーズのカーニバル、オンライン旅行会社のエクスペディアなど旅行・レジャー
関連株が軟調でした。

 NY原油(WTI)は0.80ドル(約1%)安で反落。バイデン政権がエ
ネルギー価格の抑制策を検討していることや石油輸出国機構(OPEC)が今
年の世界の原油需要見通しを下方修正したこと、加えてドル高・ユーロ安でド
ル建てのWTIの割高感が意識されたことなどが相場の重石となりました。

 NY金は4.6ドル(0.2%)高で7日続伸。インフレヘッジとしての側
面から金を買う動きが続いています。



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【2】本日の注目点と話題                     **
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◆先週末の日経平均株価は前日比332円高の2万9609円で取引を終了。

    日経平均株価の勝敗 〇●●〇〇●〇●●●〇〇


 週間では1円安。週央まで軟調な展開が続いた後、週後半にかけて値を戻し
前週比ほぼ横ばい。
       → http://www.aqua-inter.com/hint/wny_data.html#weekly

 
 先週末のNY株は金利の落ち着きを好感してハイテク株中心に上昇。会社分
割計画が相次いていることも支援材料となりました。

 欧州株が好調で、ドイツのDAX指数、フランスのCAC40指数ともに連
日で過去最高値を更新しました。

 CME日経平均先物の終値は2万9710円で、先週末の東京市場の日経平
均終値2万9609円と比べ100円ほど高い水準です。


◎日経平均株価と上下の節目
 ――――――――――――
 2万9880円 11月4日高値
 2万9710円 CME日経平均先物
☆2万9609円 先週末終値
 2万9460円 一目転換線
 2万9357円 5日線
 2万9017円 25日線



◎本日の予定
 ―――――
 08:50 7~9月期GDP速報値
 10:30 中国10月の主要都市の新築住宅価格動向
 11:00 中国10月の工業生産高、小売売上高など
 13:30 9月の鉱工業生産確報値

 22:30 米11月のニューヨーク連銀製造業景況指数


 本日発表の7~9月期GDP速報値の市場予想は前期比年率換算で0.7%
減と2四半期ぶりのマイナス成長となる見通しですが織り込み済み。

 また、本日はバイデン米大統領と中国の習近平国家主席がオンライン形式で
首脳会談を開く予定です。



◎決算発表
 ――――
 力の源、コナカ、リクルート、マツキヨココカラ、日製鋼、三菱UFJ



◎今週のポイント
 ―――――――
 新型コロナの新規感染者数は低い水準で落ち着いており、行動制限の緩和拡
 大と相まって相場の方向は上向き。

 前週末に大幅増益決算を発表し、通期業績と配当予想を増額修正した東京エ
 レクトロンが上昇すれば指数にもプラス寄与。

 17日発表の米半導体大手エヌビディアの決算や18日発表の米半導体製造
 装置大手アプライド・マテリアルズの決算に注目。

 本日の米中首脳会談(オンライン形式)が、対立よりも融和の印象が強けれ
 ば市場にとってもプラス材料。

 米商務省と米通商代表部が本日来日し、日本と鉄鋼・アルミ関税を巡り協議
 入りする予定で、日本から輸入する鉄鋼とアルミニウムに米国が課している
 関税の一部が免除される可能性。

 経済指標では本日発表の中国の工業生産高や小売売上高、米ニューヨーク連
 銀製造業景況指数、16日の米小売売上高、18日発表のフィラデルフィア
 連銀製造業景況指数などに注目。

 尚、10月の米小売売上高は前月比1.1%程度増加すると予想されており、
 前月(0.7%増)から伸びが加速する見通し。ただ、前週末発表の10月
 の米消費者信頼感指数は物価上昇の影響で予想外に低下し、10年ぶりの低
 水準となっており、米GDPの7割を閉める個人消費の動向には注意が必要。

 週内にウォルマートやホーデポ、ターゲット、メーシーズ、コールズなど米
 小売企業の決算発表が相次ぎ、米年末商戦の行方を占う上で次四半期の見通
 しに注目。

 直近発表された米中の物価指標や日本の企業物価指数が記録的な伸びとなる
 中、19日発表の10月の全国消費者物価指数(CPI)は携帯電話料金値
 下げの影響で小幅な伸びにとどまる見通し。

 政府が19日にまとめる経済対策は、規模の割に景気浮揚には力不足の印象。
 


◎明日以降の主な予定 ※予定は変更になる場合があります。

 16日(火) 日本:デジタル臨時行政調査会(臨調)初会合
        欧州:7~9月期GDP確報値
        米国:10月の小売売上高
        米国:10月の輸出入物価指数
        米国:10月の鉱工業生産・設備稼働率
        米国:(決算)ウォルマート、ホームデポ

 17日(水) 日本:9月の機械受注
        米国:10月の住宅着工件数
        米国:(決算)エヌビディア、シスコシステムズ

 18日(木) 日本:10月のマンション販売
        米国:11月のフィラデルフィア連銀製造業景況指数
        米国:(決算)アプライドマテリアルズ、メーシーズ

 19日(金) 日本:10月の全国消費者物価指数(CPI)
        日本:(決算)SOMPO、MS&AD、東京海上



◆今日の高島暦

 < 相場の波動 > 相場の変化を作るポイント日

 <相場高低判断> 呆け気味で変動少なし




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【3】心に残る名言                        **
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     小さなことで満足しない者は、大きい事にも満足しない。


                         エピクロス




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