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こんにちは。aquaです。

 先週末のNY市場で利上げ時期の前倒し観測が高まり主要指数が大幅安とな
ったことを受けて、本日の日経平均株価は953円安と大幅下落となりました。
※下記の相場概況をご参照ください。

 下げ幅は2月26日の1202円安に次いで今年2番目の大きさです。

 ちなみに、今年になって日経平均が500円超上昇した日は10回、500
円超下げたのは10回と、本日現在同数となっています。

 投資家心理はオセロのように強気から弱気に、そしてまた強気へと移ろうの
が常で、株価の動きに気を取られますと、不安や欲にかられて売買のチャンス
を逃したり、反対の行動を取ってしまうことさえあります。

 また、チャンスを認識しても元手がなかったりするケースは多く、チャンス
が来た際にいつでもそれを掴みにいける「余裕」は投資において非常に重要で
す。
 


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 ~目次~          編集者:aqua[ aqua@aqua-inter.com ]
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 1.今日の相場

 2.本日の主な経済指標等

 3.サイコロジカルとは




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【1】今日の相場                         **
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◎日経平均  28010.93(-953.15)▼3.29%
◎TOPIX  1899.45(- 47.11)▼2.42%

◎売買高概算   13億0108万株
◎売買代金概算   2兆9466億円
◎時価総額   702兆5501億円

◎値上り銘柄数  123  ◎(年初来)新高値  15
◎値下り銘柄数 2044  ◎(年初来)新安値 261
◎変わらず     26

◎騰落レシオ(25日) 95.89%(前日比6.10%低下)

◎サイコロ(日経平均) 4勝8敗 ●〇●●〇●〇〇●●●●  41.6%

◎カイリ率(日経平均)25日線比 -2.66% 75日線比 -3.67%


◎為替  (対 ド ル)109.89(前週末比0.11円高)
     (対ユーロ)130.49(前週末比0.58円高)

◎売買代金上位(東証1部)

 1.SFG  <9984>  7559円(-  275円)  957億円
 2.トヨタ  <7203>  9638円(-  195円)  907億円
 3.ファストリ<9983> 78880円(- 3590円)  803億円
 4.東エレク <8035> 47570円(- 1990円)  666億円
 5.エーザイ <4523> 12150円(+   75円)  518億円



◆相場概況

 本日の日経平均株価は、953円(3.29%)安の2万8010円で取引
終了です。

 先週末のNY市場は、早期利上げへの警戒感からダウは5日連続安で533
ドル(1.58%)安、ナスダックは130P(0.92%)安。シカゴ日経
先物は2万8515円まで下落。

 これを受けて東京市場も朝方から売りが先行し、12:31には下げ幅が1
169円となって2万7795円まで下押しする場面がありました。その後は
幾分持ち直したものの、2万8000円を挟んだ安い水準でもみ合う展開とな
っています。そうした中、ワクチン接種の進展を受け、日本航空やANAが値
を上げ、川崎汽など海運株も堅調な値動きとなっています。

 業種別では空運セクターが高く、海運がしっかり。一方でゴム、非鉄、商社、
保険、化学、自動車、電機、不動産などの下げが目立ちます。

 個別銘柄では、相場全般安の中にあって空運株が上昇し、JALが17円高
の2487円、ANAが16.5円高の2713円となっています。ワクチン
の接種が始まり、接種加速でヒトの動きが活発になり、利用者増加への期待か
ら物色の矛先が向かっています。

 電子部品のタムラ製作所が6日連続高で102円高の955円。出資先のノ
ベルクリスタルテクノロジーが16日に次世代半導体材料の量産に世界で初め
て成功したと発表してから好感した買いが継続しています。

 そのノベルクリスタルテクノロジーに出資しているパワー半導体のトレック
ス・セミコンダクターも6日連続高で215円高の3010円と大幅高です。

 二輪車用チェーンメーカーで国内約70%のシェアを有し、ホンダ向け主力
の大同工業が67円高の1209円と大幅高で約3年ぶりの高値水準となって
います。22年3月期営業利益が前期比倍増となる見通しであり、好感した買
いが入っています。

 エーザイが75円高の1万2150円。米バイオジェンと共同開発したアル
ツハイマー型認知症薬が米食品医薬品局(FDA)から7日に承認されて以降、
好感した買いが入って堅調な値動きで推移しています。

 半導体検査装置・がん診断PET装置向け製品を手掛けるオキサイドが22
0円高の8100円。半導体材料である窒化ガリウム(GaN)薄膜単結晶の
成長に適した新材料の基板について、サンプル出荷を始めると発表。業績寄与
を期待した買いが入っています。

 本日の新高値銘柄は、トレックスセミ、タムラ製作、三井ハイテック、日本
新薬、神戸物産、大同工業、ギフト、名糖産業・・・等々です。



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【2】本日の主な経済指標等                    **
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◎白物家電出荷 
 ――――――
 5月の白物家電(民生用電気機器)の国内出荷額は前年同月比9.5%増の
 2129億円と、巣ごもり需要の継続により8カ月連続で前年実績を上回り、
 5月単月としては過去最高の出荷額。

 製品別では、出荷額が最も大きなルームエアコンが前年比8.4%増、洗濯
 機が4.3%増でともに8カ月連続の増加。冷蔵庫は12.7%増で2カ月
 ぶり連続プラス。

 伸び率では、電動歯ブラシの56.3%増、空気清浄機の52.2%増、除
 湿器の43.6%増などが目立ちました。



◎コンビニ売上高
 ―――――――
 5月のコンビニ大手7社の既存店売上高は前年同月比4.2%増と 3カ月
 連続プラス。

 5月の来店客数(既存店ベース)が前年同月比5.5%増と2カ月連続で増
 加した一方、客単価は1.2%ダウンし、2カ月連続のマイナスとなりまし
 た。




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【3】サイコロジカルとは                     **
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 相場欄に掲載している「サイコロ」は、正式名称を「サイコロジカル」と言
い、日本で考えられた相場分析手法です。

 相場上昇(勝ち)を白丸○、相場下落(負け)を黒丸●で記載し、直近12
日間の勝敗を見ます。※始値と終値の関係を表したローソク足の陰陽とサイコ
ロの黒白の並びは異なります。

 サイコロジカルとは「心理的な」という意味で、相場は一方的に上げ続けた
り下げ続けたりするものではないため、上昇が続き投資家心理が強気に傾いた
ときには冷静になるよう促し、弱気に過ぎたときに狼狽することを戒めてくれ
る指標と言えます。

 通常は12日間の立会日数の中での上げ日数の割合で、上昇が7日間、下落
が5日間であれば「7勝5敗」と表します。

 例えば、2勝10敗などという場合は、市場の人気が弱気一辺倒になってい
るとみることができます。弱気局面にも限界はあるはずとの考え方から、相場
下落で売りたくなってしまう気持ちを抑え、冷静に対処するための一つの目安
とします。反対に10勝2敗などという場合には、相場が過熱気味にあること
を示唆しています。

 一般的には、上昇する日が多くサイコロが9勝3敗(勝率75%)、あるい
は下落した日が多く3勝9敗(同25%)程度で、上げについても下げについ
ても目先的に小休止する公算が高くなります。ただし、大きな流れが変化した
際には上昇や下落が続くこともあります。

 ちなみに、白丸と黒丸の12個の組み合わせは全部で4096通りあり、そ
のうち全勝か全敗となる確率は4096分の1(0.02%)です。




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【4】編集後記                                 aqua@aqua-inter.com
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日銀が前回、ETF購入に動いたのは2カ月前の4月21日で、その日は東証
株価指数(TOPIX)が前場で2%超下落しました。本日のTOPIXは4
月21日以来に前場で2%超下げており、日銀が動いたかどうかが注目されま
す。※日銀のETF購入実績(19時頃更新)↓
             http://www.aqua-inter.com/hint/boj.html#latest

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  ~ 最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。~   
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~ 皆様のご投票、心から御礼申し上げます。~ = 15年連続受賞 =


◎まぐまぐ大賞 2020 
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  資産運用(株式)部門 第3位

→ https://www.mag2.com/events/mag2year/2020/category/asset-stock.html



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発行:アクアリンクス株式会社     関東財務局長(金商)第2282号
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