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              ◎ ハロー!株式 ◎   2012/08/11 増刊号

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全国及び海外の皆様、こんにちは。aquaです。

 夜空に銀河が美しく輝くころとなりました。皆様におかれましては、いかが
お過ごしでしょうか。


 さて、消費増税に政治生命を賭けると意気込んだ野田首相。その前にいっぱ
いいる国会議員の半数程度の削減などやるべきことはたくさんあるはずですが
、結局は手つかずです。

 そうした最中、消費増税関連法が成立したまさしくその日に韓国の李明博(
イ・ミョンバク)大統領が日本の制止を振り切って竹島を訪問。

 7月にはロシアのメドベージェフ首相が北方領土の国後島を訪問。中国の漁
業監視船も日本政府の抗議を無視して7月に沖縄県の尖閣諸島周辺の日本領海
に相次ぎ侵入。何も出来ない日本政府と見透かされているようです。


 話を本題に戻しますが、『天神底』と申します通り、日経平均株価はその「
天神祭」の行われた7月25日(水)のザラ場安値8328円を底にして動き
始め、週末の終値8891円まで値幅にして563円の上昇となっています。


 その『天神底』に加えて見逃せないのが、チャート上で8月3日に底入れ暗
示の『明けの明星』が出現している点、加えて典型的な底打ちパターン『ダブ
ルボトム』形成の動きとなっている点です。いずれも早い段階でこうした兆候
を把握しておきませんと、大きく上昇してからでは「後の祭り」となってしま
います。


 そしてもう一つ見逃せないのがNYダウの動きです。そのNYダウの今年の
高値は5月1日に付けた1万3338ドルであり、昨晩の終値は1万3207
ドル。つまり、あと131ドル上昇すれば年初来高値更新となります。NYダ
ウは綺麗な上向きの流れが続いており、年初来高値更新はもはや時間の問題で
す。


 ちなみに、NYダウの史上最高値は07年10月9日に付けた1万4164
ドルであり、その史上最高値突破をも射程圏内に捉えています。この点も今後
の相場を見通す上で、しっかりと押さえておく必要があります。


 ところで、ロスカット(損切り)についてお悩みの方も多いようです。本日
は、そのロスカットについて観念的な面から簡単に触れさせて頂きます。


 株を買って「しまった!」と思うことが皆様もあるかと思います。もっとも
い場合は、「500円で買えました」と証券マンが電話してきた直後とかです
。現在の株価は480円だというのですから、これでは「しまった!」と、思
わず内心舌打ちしてしまいます。



            『しまったは仕舞え』


 この金言は、そんな場合は仕舞え、つまり売ってしまえと言っています。「
実際にそんなことが出来る訳はない」、正直なところこう言いたい人が多いか
と思いますが、最近は出来る人が結構いるのです。それは、ネット取引が普及
し、従来の対人取引と比較して売買コストが何と10分の1近くにまで安くな
っているからです。


 従いまして、「しまった!」と思ったら、すぐに手仕舞えるのです。しかし
、営業マン相手の通常投資の場合は、なかなかそうは行かず、そのため「しま
った!」と思いましても、たいていはそのまま持続してしまうものです。


 この金言は、そうしないようにするための方策、つまり、「しまったと思っ
たらすぐに手放せ」、と教えているのです。率直なところ、これは難しいもの
です。どうしても「間もなく回復に転じるのでは」と期待してしまうからです
。ところが、なんとも無情なことに、期待通りの動きになることは滅多にあり
ません。結果はもちろん損失です。そうなった場合について金言は、一も二も
なく、損切り、撤退をすすめています。


 それを怠る、或は、実行するつもりでもなかなか踏み切れなかった場合、そ
の後に待っているのは、さらに大きな損失です。それが嫌なら、「しまった」
と思ったら手仕舞うのが鉄則です。


 ただ、しまったと思うレベルには個人差があります。500円で購入した銘
柄が、5円下げてもしまったと思う人もいるでしょうし、50円下げても平気
な人もいるでしょう。つまり、「仕舞う」を実行するにあたって個人差が出る
わけですが、これまで多くの投資家を見てきて言えますのは、「しまった」と
思うのは『買って間もない時』です。時間が経つと、「しまった!」ではなく
「しまったなあ・・・」という感じになります。


 損失を大きくしないためには「しまった!」と感じたときに売る。これが大
事です。「しまったなあ・・・」とやや悠長な反応になりますと、かなり手遅
れということです。「しまった!」と思ったら即座に「手仕舞い」できれば、
申し分ありません。そのためにも、売買コストの極めて安いネット取引がやは
りおすすめです。


 その他、テクニカル面から執行するロスカット等、手仕舞いに関しましては
様々な方法がありますが、これは投資スタンス、例えば農耕型投資なのか狩猟
型投資なのかによって、或は投資金額の違い等々により異なってきます。その
ためにも、自らの投資スタンスを再確認し、『農耕型投資』なのか『狩猟型投
資』なのかをしっかりとわきまえておく必要があります。


 「損切り」「ロスカット」につきましては、これまでにもテクニカル面から
何度か触れさせて頂きましたが、本日は「観念的」な見地という別の角度から
分かりやすく触れさせて頂きました。



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 それでは皆様、楽しい休日をお過ごしくださいませ。


                           aquaより

 Have a nice weekend!

        Thank you for reading
   
                  my mail magazine.


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~皆様のご投票、心から御礼申し上げます。~ =6年連続受賞=

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   「ハロー!株式」 マネー部門 第1位

    (06年から08年まで連続受賞、09年はコンテスト実施せず)


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