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             ◎ ハロー!株式 ◎      2012/06/05 夕刊

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こんばんは。aquaです。

 昨日は九州南部が梅雨入りしました。同地方としては平年より4日遅く、昨
年より12日遅い梅雨入りです。勢力の強い台風3号が北上する影響で梅雨前
線が活発化しており、大雨に対する注意が呼びかけられています。

 これから日本列島は雨の時期を向かえますが、参考までに各地方の昨年およ
び平年の梅雨入りは下記のようになっています。


<地方>   <今年>  平年差  昨年差 < 平年 > < 昨年 >

 沖縄   4月28日 11日早  2日早 5月 9日頃 4月30日頃
 奄美   4月29日 12日早  1日早 5月11日頃 4月30日頃
 九州南部 6月 4日  4日遅 12日遅 5月31日頃 5月23日頃
 九州北部                 6月 5日頃 5月21日頃

 四国                   6月 5日頃 5月21日頃
 中国                   6月 7日頃 5月21日頃
 近畿                   6月 7日頃 5月22日頃
 東海                   6月 8日頃 5月22日頃

 関東甲信                 6月 8日頃 5月27日頃
 北陸                   6月12日頃 6月18日頃
 東北南部                 6月12日頃 6月21日頃
 東北北部                 6月14日頃 6月21日頃


 尚、民間気象情報会社のウェザーニューズが発表した「梅雨(6~7月)の
降雨傾向」では、今年の梅雨の期間は平年よりも5日ほど短めで、雨量のピー
クは7月上旬となっています。

 傾向としては例年通り、梅雨の中休みになる時期と、梅雨末期の大雨の時期
がある見込みです。梅雨の期間は平年より短いものの、梅雨末期の大雨により、
今年の降水量は全国的に平年並みかそれ以上になると予想されています。



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 ~目次~          編集者:aqua[ aqua@aqua-inter.com ]
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 1.今日の相場

 2.主な材料

 3.主な投資判断

 4.想定レートと感応度

 5.編集後記








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【1】今日の相場                         **
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◎日経平均   8382.00(+ 86.37)△1.04%
◎TOPIX   708.24(+ 12.73)△1.83%

◎売買高概算  18億0790万株
◎売買代金概算  1兆0648億円
◎時価総額  244兆8456億円

◎値上り銘柄数 1286  ◎(年初来)新高値   3
◎値下り銘柄数  304  ◎(年初来)新安値 145
◎変わらず     78

◎騰落レシオ(25日)61.78%

◎サイコロ(日経平均)7勝5敗 ○○●○○○○●●●●○ 58.3%

◎カイリ率(日経平均)25日線比-4.89% 75日線比-11.21%

◎為替  (対ドル) 78.34  (対ユーロ)97.83

◎出来高上位
 1.みずほ  <8411>  115円(+   4円)83,693千株
 2.三菱UFJ<8306>  337円(+   6円)60,117千株
 3.新日鉄  <5401>  165円(+   4円)48,869千株
 4.日立   <6501>  443円(+  17円)40,962千株
 5.マツダ  <7261>   94円(+   5円)38,307千株

◎売買代金上位                           (円)
 1.キヤノン <7751> 2991円(+  98円)49,419百万
 2.ファストリ<9983>16060円(-1550円)29,842百万
 3.トヨタ  <7203> 2926円(+  22円)26,847百万
 4.三菱UFJ<8306>  337円(+   6円)20,163百万
 5.グリー  <3632> 1253円(+ 157円)18,077百万


◆相場概況

 外国証券の寄付前の注文状況・・・売り1670万株 買い1310万株

 本日の東京マーケットは日経平均株価が5日ぶりに上昇、前日比86円(1
.04%)高の8382円で取引終了です。

 昨晩のNYダウは17ドル安でしたが、ナスダックは12ポイント高となり、
世界的株安懸念が一旦後退していることで朝方から買いが先行。為替が1ドル
=78円台半ば、1ユーロ=98円前後で落ち着いた動きとなっていること、
今晩に日米欧7ヶ国(G7)財務省中央銀行総裁が緊急の電話会議を開くこと、
台湾、韓国、香港などアジア主要市場が上昇していることも買い安心感を誘い、
引けにかけて徐々に上げ幅拡大となっています。売買代金は概算1兆648億
円、上海総合指数は3ポイント(0.1%)の小幅高で2311です。

 業種別では、空運、保険、証券、海運、石油、機械、鉄鋼などの上げが目立
ちます。

 個別銘柄では、人材派遣のテンプHDが5日連続高。32円高の868円と
値を飛ばして連日で年初来高値更新です。4月に公布された改正労働者派遣法
が当初案より大幅に緩和されたことで人材ビジネスに明るさが見え始めていま
す。足元で正社員のリストラが増えており、半年以上先に派遣の需要が回復す
るとの見方から継続的な買いが入っています。

 キヤノンが98円高の2991円と値を上げています。昨日の引け後、自己
株式を除く発行済み株式総数の1.4%にあたる1700万株、計500億円
を上限に自社株を取得すると発表。株式の需給改善を期待した買いが入ってい
ます。取得期間は6月5日~7月27日です。5月1日以降、株価は20%超
下げていました。同社は潤沢な手持ち資金を使い、株価の下落局面で自社株買
いを積極的に進めてきた経緯があります。自社株買いは今年に入り2回目で計
1000億円、昨年は5月と8月に実施していました。

 任天堂が270円高の9290円と値を上げています。世界最大のゲーム見
本市「E3」が米ロサンゼルスで本日から開幕となり、材料視した買いが入っ
ています。年末に発売する新型家庭用ゲーム機「Wii U」にカーナビゲー
ションや電子書籍などの機能を搭載すると報じられており、ファンドなどの買
いが入っています。ゲーム関連でディー・エヌ・エーが125円高の1580
円、グリーが157円高の1253円、カプコンが106円高の1568円と
値を飛ばしています。

 その他、ゴミ焼却炉と水処理装置のタクマが28円高の336円、川崎汽船
が10円高の141円、日本航空電子が43円高の629円、スマホ関連のタ
ツタ電線が28円高の416円、東京建物が16円高の249円と値を飛ばし、
高島が20円高の326円、牧野フライスが28円高の447円と値を上げて
います。

 本日の新高値銘柄は、阪急阪神HD、テンプHD、ローソン・・・等々です。




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【2】主な材料                          **
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・G7の金融当局者が緊急の電話会議 日本時間今晩

・EU、銀行監督を一元化 「銀行連合」構築を検討

・回転ずし「スシロー」が中国進出 200店目指す

・米セールスフォース、SNS関連のバディ社を買収

・豪カンタス、12年6月期9割減益 欧州便不振で

・豪中銀、政策金利0.25%引き下げ 2カ月連続

・ポルトガル、同国大手銀に約6400億円資本注入



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【3】主な投資判断                        **
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[クレディS証券]
 据置き   A (3231) 野村不動産         1,800円
 据置き   A (8815) 東急不動産      480→   550円
 引下げ A→B (6301) コマツ       3,000→ 2,000円
 引下げ A→B (6305) 日立建機      2,500→ 1,600円
 引下げ A→B (7242) KYB        550→   300円

[モルガンSMUFJ証券]
 据置き   A (9364) 上組        1,000→   900円
 引下げ A→B (4508) 田辺三菱製薬    1,500→ 1,100円

[シティG証券]
 据置き   A (6501) 日立         540→   600円
 据置き   A (7453) 良品計画          4,700円

[野村証券]
 据置き   A (4631) DIC        200→   160円
 据置き   A (9962) ミスミ           2,000円
 引下げ A→B (4401) ADEKA      920→   710円

 ※3段階評価はA~C、5段階評価は1~5にて表記
 ※価格:各証券会社が判断する妥当株価



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【4】想定レートと感応度                     **
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 企業業績変動の要因はいくつもありますが、輸出型の企業にとっては為替の
水準が業績変動の大きな要因の一つで、企業が計画の段階で想定した為替レー
トと現実の為替水準の差は直接的に業績に影響します。

 為替相場が想定レートよりも円高であれば減益要因となり、逆ならば増益要
因になるということですが、例えばトヨタ自動車の場合は円ドル相場が年間を
通じて想定レートよりも1円違えば通年の営業利益が350億円変動します。

 この場合の350億円のように、為替相場が1円変動した場合の利益の増減
額を「為替感応度」と言います。 

 参考までに主な自動車メーカーの今期想定(業績見通しの前提)為替レート
と為替感応度、および今期の予想営業利益は下記のようになっています。

                         ※想定レート:対ドル


       想定レート   感応度    予想営業利益

  トヨタ   80円   350億円  10,000億円(1兆円)

  日産自   82円   200億円   7,000億円

  ホンダ   80円   170億円   6,200億円

  富士重   80円    65億円     670億円

  マツダ   80円    35億円     300億円

  三菱自   78円    21億円     700億円

  スズキ   75円     9億円   1,200億円



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【5】編集後記                             mailto:aqua@aqua-inter.com
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今週の6月8日(金曜日)は先物とオプションの清算日が重なる「メジャーS
Q」で、経験則としてSQ当日は需給の転換点になりやすいことが知られてい
ます。6月8日前後が相場の転換点となる可能性があることを指摘する大手証
券もあります。
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  ~ 最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。~   
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


~皆様のご投票、心から御礼申し上げます。~ =6年連続受賞=

◎メルマ!ガ オブ ザ イヤー2011 http://melma.com/contents/moy2011/
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
   「ハロー!株式」 4年連続での『総合大賞』

    (06年と07年はマネー部門賞第1位)


◎まぐまぐ大賞2008 http://www.mag2.com/events/mag2year/2008/#mon
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
   「ハロー!株式」 マネー部門 第1位

    (06年から08年まで連続受賞、09年はコンテスト実施せず)


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