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こんにちは。aquaです。

 今年も様々な出来事がありましたが、在京の新聞・通信8社の社会部長は次
のような出来事を「今年の十大ニュース」として選びました。


  1)新型コロナで医療逼迫(ひっぱく)、ワクチン接種7割超

  2)東京五輪・パラリンピック、混乱の中無観客開催

  3)菅首相退陣、衆院選で自民絶対安定多数

  4)眞子さま、小室圭さんと結婚

  5)熱海土石流、死者・不明者27人

  6)日大理事長脱税事件で逮捕、ワンマン経営に批判

  7)走行中の電車内で襲撃事件相次ぐ

  8)大谷翔平選手、「二刀流」でメジャーMVP

  9)ノーベル物理学賞に真鍋淑郎氏

 10)愛知県知事リコール署名偽造事件で逮捕者。


 新型コロナのニュースが1位になるのは2年連続ですが、来年こそは明るい
話題が多くなってほしいものです。



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 ~目次~          編集者:aqua[ aqua@aqua-inter.com ]
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 1.今日の相場

 2.鉱工業生産指数確報

 3.FOMCの注目ポイント





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【1】今日の相場                         **
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◎日経平均  28432.64(-207.85)▼0.73%
◎TOPIX  1973.81(-  8.32)▼0.22%

◎売買高概算    9億8594万株
◎売買代金概算   2兆3251億円
◎時価総額   724兆2955億円

◎値上り銘柄数  766  ◎(年初来)新高値 16
◎値下り銘柄数 1317  ◎(年初来)新安値 66
◎変わらず    100

◎騰落レシオ(25日) 75.09%(前日比0.23%低下)

◎サイコロ(日経平均) 5勝7敗 ●●〇●〇●〇〇●●〇●  41.6%

◎カイリ率(日経平均)25日線比 -1.62% 75日線比 -2.18%

 
◎為替  (対 ド ル)113.55(前日比0.01円安)
     (対ユーロ)128.11(前日比0.08円高)

◎売買代金上位(東証1部)

 1.レーザテク<6920> 29995円(- 1145円) 1182億円
 2.ソフバンG<9984>  5522円(-   49円)  786億円
 3.東京エレク<8035> 61540円(- 1150円)  532億円
 4.川崎汽船 <9107>  7140円(-   40円)  524億円
 5.リクルート<6098>  6559円(-   99円)  480億円



◆相場概況

 本日の日経平均株価は、207円(0.73%)安の2万8432円で取引
終了です。

 昨晩のNYダウが320ドル(0.89%)安、ナスダックも217P(1
.39%)安となったことを受けて東京市場も朝方から売りが先行。米FOM
Cの結果発表を明日に控えて手控え気分が強い中、オミクロン株の感染によっ
て英国で1人の死亡が確認されたことで警戒感が再燃したこと、またマザーズ
指数が1000ポイントを下回って一時8月18日に付けた年初来安値993
ポイントを下回ったことも地合い悪化を意識させて売りを誘い、ジリジリと下
げ幅を広げています。

 業種別では、保険、自動車、医薬品、電力ガス、銀行などが高く、一方で空
運、陸運、海運、不動産、非鉄、機械などの下げが目立ちます。

 個別銘柄では、若い女性向け衣料・雑貨を展開し、ネット比率約5割のAN
APが184円高の666円と大幅高で年初来高値更新。メタバース(仮想空
間)領域に事業参入すると発表して10日、13日と2日連続ストップ高。本
日も大幅高となり、9日の322円から2倍超となっています。

 木造注文住宅の日本ハウスが31円高の418円。主力の注文住宅が好調で
22年10月期(今期)の連結純利益が前期比77%の大幅増で28億円にな
る見通しを発表。増配意向も示し、好感した買いが入っています。

 神戸本拠でチョコ・洋菓子老舗のモロゾフが320円高の5630円と大幅
高。22年1月31日を基準日として1株→2株に株式分割すると発表し、好
感した買いが入っています。

 その他、コンタクトレンズ製造卸のシンシアが記念株主優待を実施すると発
表して56円高の586円、北九州地盤の老舗百貨店の井筒屋が42円高の4
59円、切削工具の日進工具が88円高の1600円、キャンプ用品のスノー
ピークが190円高の3975円と値を飛ばしています。

 本日の新高値銘柄は、JSR、ニッパツ、オルガノ、三井ハイテック、東京
海上、井筒屋・・・等々です。



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【2】鉱工業生産指数確報                     **
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◎鉱工業生産指数(2015年=100、10月確報)
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 速報 90.5
 確報 91.1 前月比+1.8% 4カ月ぶり上昇

 稼働率指数
    89.7 前月比+6.2% 4カ月ぶり上昇




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【3】FOMCの注目ポイント                   **
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 米連邦準備理事会(FRB)は14~15日に米連邦公開市場委員会(FO
MC)を開催しますが、注目ポイントをいくつか挙げておきたいと思います。

 FRBの金融政策に大きく影響するのが雇用動向ならびに物価動向で、雇用
については12月3日に発表された11月の雇用統計で非農業部門の雇用者数
が前月比で21万人増と市場予想(57万3千人増)を大きく下回ったものの、
求人需要に対して求職者数が少ない労働需給のミスマッチの影響が大きく、失
業率は大幅に低下しました。

 足元の雇用情勢を反映する週間の新規失業保険申請件数は9日発表の直近の
データで52年3カ月ぶりの低水準を記録するなど労働市場のひっ迫が続いて
います。

 物価動向については、10日発表の11月の米消費者物価指数(CPI)が
前年同月比で6.8%上昇し、1982年6月以来約39年ぶりの高い伸びを
記録。

 ニューヨーク連銀が昨日発表した11月の消費者調査によりますと、1年先
の期待インフレ率(中央値)は6.00%と前月(5.65%)から上振れし
7カ月連続で過去最高を更新、統計を遡れる2013年6月以降で初めて6%
に達しました。

 雇用や物価の動向をみればテーパリングの加速、利上げ開始時期の前倒しの
可能性は極めて高く、すでに織り込み済みとみられますが、新型コロナの変異
ウイルス「オミクロン型」の出現が不透明要因となっています。

 こうした情勢を踏まえ今回のFOMCの注目ポイントは以下の4点です。


1.テーパリング(量的緩和縮小)のペース

 FRBは11月2日~3日開催のFOMCでテーパリング(量的緩和縮小)
 の開始を決定。現在月間1200億ドルの買い入れ額を毎月150億ドルず
 つ減額し、8カ月後の来年6月に買い入れ額をゼロ(量的緩和を終了)する
 のが当初の計画です。

 しかし、11月末の米議会での議会証言でパウエルFRB議長はインフレ進
 行を「一時的」とした自身の見解を事実上撤回するとともに「資産購入を数
 カ月早く終了することを検討するのが適切だ」と述べており、テーパリング
 の加速は既定路線です。

 具体的には来年1月から減額幅を現行の倍、毎月300億ドルとし、そうな
 れば来年3月には量的緩和を終了することになります。ただ、「オミクロン
 型」の影響懸念でテーパリングのペースがダウンする可能性も浮上していま
 す。


2.利上げの開始時期と回数

 9月の会合で示された政策金利見通し(ドットチャート)では、2022年
 半ば以降に通常の半分の幅となる0.125%の利上げが1回、2023年
 に通常幅の0.25%の利上げが3回と示されましたが、足元のインフレ進
 行と量的緩和終了の前倒しに伴い利上げの開始時期も早まり、2022年内
 に2回、2023年に3回の利上げが行われるとの予想が大勢です。

 米短期金融市場では一時、2022年末までに「3回以上」の利上げを織り
 込む動きもみられましたが、「オミクロン型」の影響懸念で利上げ確率は低
 下しています。


3.経済(成長率、雇用、物価)見通し

 テーパリングの加速や利上げの前倒しが示唆されるのであれば経済見通しも
 相応に上方修正されるはずです。


4.パウエルFRB議長の記者会見

 パウエル議長の発言がタカ派的な内容になるのか否か。それによって市場の
 反応が違ってくる可能性があります。




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【4】編集後記                                 aqua@aqua-inter.com
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政府が新型コロナウイルスワクチンの接種証明アプリ(ワクチンパスポート)
を開発、20日からダウンロード・利用できるようになるそうです。※マイナ
ンバーカードが必須。政府開発のアプリといえば新型コロナウイルス接触確認
アプリ「COCOA」が失敗に終わり、税金のムダ遣いと言われましたが、ワ
クチンパスポート(正式名称:新型コロナワクチン接種証明書アプリ)の必要
性は高く、うまく普及することを願います。

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  ~ 最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。~   
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発行:アクアリンクス株式会社     関東財務局長(金商)第2282号
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