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             ◎ ハロー!株式 ◎      2012/05/24 夕刊

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こんばんは。aquaです。

 株式市場は軟調な展開が続いていますが、その裏返しとして割安度は増して
います。

 例えば、PER(株価収益率)です。昨日終値ベースの日経平均株価の予想
PERは11倍ちょうど。リーマンショックの直後に1ケタ台になったことが
あり、それ以来およそ3年半ぶりの水準です。

 なお、当時は業績の急激な悪化を見越した低PERで、数カ月後、製造業で
は工場の閉鎖が相次ぎ、期間工の解雇などが社会問題化しました。現在は業績
回復過程で超低PERとなっています。

 ちなみに、米ダウ工業株30種平均のPERは11.5倍程度で、ほぼ日米
のPERが並んでいます。米株よりも日本株の方が高PERとなるのが通常で
あるため、今回のことは極めて異例のことです。

 また、昨日終値ベースの日経平均株価のPBR(純資産倍率)は0.91倍
で、その点からみても日本株は異例の安値水準にあります。

 騰落レシオは底値圏を示すとされる70%を下回ることもあり、逆張り指標
のRSIやRCIといったオシレーター系指標も底値圏を示唆しています。

 割安度を積極的に評価すべき水準ではありますが、もちろんそうしにくい不
安材料があるため今のような状況となっています。投資家の不安心理を示す日
経VI(ボラティリティー・インデックス)は高水準にあり、不安の前では理
屈は通用しにくいということです。

 ただ、このようなことは底値圏ではよく見られること。現在の相場を各種指
標から見てみますと、過去の底値圏と同等、あるいはそれ以上に下げ過ぎの状
況となっていることは念頭におくべきです。



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 ~目次~          編集者:aqua[ aqua@aqua-inter.com ]
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 1.今日の相場

 2.主な材料

 3.主な投資判断

 4.評価損益率と空売り比率

 5.編集後記








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【1】今日の相場                         **
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◎日経平均   8563.38(+  6.78)△0.08%
◎TOPIX   722.25(+  0.68)△0.09%

◎売買高概算  18億0197万株
◎売買代金概算  1兆0155億円
◎時価総額  249兆8030億円

◎値上り銘柄数 814  ◎(年初来)新高値   7
◎値下り銘柄数 682  ◎(年初来)新安値 300
◎変わらず   180

◎騰落レシオ(25日)70.26%

◎サイコロ(日経平均)5勝7敗 ●●●○●●○●○○●○ 41.7%

◎カイリ率(日経平均)25日線比-6.36% 75日線比-9.80%

◎為替  (対ドル) 79.44  (対ユーロ)99.91

◎出来高上位
 1.みずほ  <8411>  116円(+  2円) 94,157千株
 2.三菱UFJ<8306>  342円(+  3円) 73,363千株
 3.シャープ <6753>  395円(+ 26円) 50,957千株
 4.野村HD <8604>  261円(+  2円) 45,030千株
 5.マツダ  <7261>  104円(-  4円) 43,339千株

◎売買代金上位                           (円)
 1.三菱UFJ<8306>  342円(+  3円) 24,940百万
 2.キヤノン <7751> 3160円(- 70円) 22,226百万
 3.シャープ <6753>  395円(+ 26円) 19,837百万
 4.トヨタ  <7203> 3065円(±  0円) 19,709百万
 5.ファナック<6954>13360円(+110円) 14,503百万


◆相場概況

 外国証券の寄付前の注文状況・・・売り1710万株 買い1400万株

 本日の東京マーケットは日経平均株価が小幅高、前日比6円(0.08%)
高の8563円で取引終了です。

 昨晩のNYダウは6ドル安となり、為替が1ユーロ=99円台の円高に振れ
たことを受け、朝方から軟調な展開。欧州連合(EU)非公式首脳会議で成果
が見られず、ギリシャのユーロ離脱懸念が再燃したこと、また5月の中国製造
業購買担当者景気指数(PMI)の下落を受けて中国の景気減速懸念が改めて
意識され、13:45には下げ幅が60円近くとなって8496円と8500
円を一時下回る場面がありました。ただ、その8500円どころでは一旦売り
が一巡。先高期待からの押し目買いも入り、引けにかけて下げ幅縮小からプラ
スに転じています。売買代金は概算1兆0155億円、上海総合指数は12ポ
イント(0.5%)安の2350です。

 業種別では、海運、不動産、建設、銀行などが高く、精密、医薬品、自動車、
化学などが下げています。

 個別銘柄では、コンクリート橋梁トップクラスのPS三菱が72円高の43
7円と大幅高。JR西日本が昨日、東海・東南海・南海地震に備え高架橋や駅
舎を中心に1000億円を投じて耐震補強を進めると発表し、橋梁工事の需要
が広がるとの思惑から買いが入っています。橋梁老舗の日本橋梁もストップ高
となる80円高の331円、宮地エンジニアリングも12円高の140円と9
%を超す上昇となるなど橋梁関連が大きく値を上げています。

 カカクコムが123円高の2387円と大幅高。昨日の引け後に広告代理店
大手の電通との業務・資本提携を発表し、ネット広告での連携強化を好感した
買いが入っています。電通はカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)
が保有するカカクコム株の約15%に相当する875万株を取得します。電通
はDガレージに続き、カカクコムの第2位の株主に浮上する見通しです。電通
は前日比変わらずの2229円です。

 シャープが26円高の395円と5000万株を超える商いを伴って上昇。
台湾の鴻海と中国で液晶の共同生産を開始と報じられ、材料視した買いが入っ
ています。同社が先端技術を供与、技術料は最大数百億円に達する見通しです。
資本提携を受けての事業強力の第一弾となり、改めて提携効果による業績改善
への期待が高まっています。

 大成建設が4円高の192円、清水建設が3円高の268円、大林組が9円
高の315円、鹿島が2円高の207円となるなど大手ゼネコンが軒並み高。
国際オリンピック委員会(IOC)理事会が23日に実施した2020年夏季
五輪開催都市の第1次選考で、東京、イスタンブール(トルコ)、マドリード
(スペイン)の3都市が通過したと報じられ、東京でのオリンピック開催が決
定した際の建設需要を睨んだ思惑買いが入っています。

 その他、福島第一原発の復旧作業に伴って防護服や手袋など保護具の需要拡
大のアゼアスが24円高の484円、LEDの遠藤照明が140円高の248
0円、川崎汽船が7円高の144円、自動車向けダイカスト製品や金型を手掛
ける大豊工業が46円高の975円、工具や工事関連用品の復興需要拡大中の
MonotaROが69円高の1476円と年初来高値更新、大日精化が15
円高の327円、メガネトップが33円高の881円と値を飛ばしています。

 尚、安藤建設が16円安の94円と下落して年初来安値更新。昼休み時間中、
2013年4月1日付でハザマ(1719)と合併すると発表。ハザマが存続
会社として安藤建を吸収合併し、安藤建株は13年3月27日で上場廃止とな
る予定です。安藤建1株に対し、ハザマ0.53株を割り当て、前引け時点の
ハザマの株価176円を基準に割当比率から算出した安藤建の理論株価約93
円にサヤ寄せする形となっています。ハザマは4円高の179円です。

 本日の新高値銘柄は、ツクイ、MonotaRO、日東工業、コナカ、光通
信・・・等々です。






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【2】主な材料                          **
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・気象庁の6~8月予報 関西電力管内は平年より暑く

・日銀月報、景気判断をわずかに前進 内需の底堅さで

・5月第3週の部門別動向、海外勢は5週連続売り越し

・シャープ、鴻海と中国で液晶パネル製造 技術供与も

・ハザマと安藤建が来年4月合併 安藤建株は上場廃止

・20年夏の五輪、一次選考通過は3都市 東京も残る

・中国の5月のPMI速報値、前月から悪化 HSBC

・米HPの2~4月期は減収減益 人員削減計画を発表



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【3】主な投資判断                        **
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[ドイツ証券]
 新 規   A (5802) 住友電工          1,070円
 引上げ B→A (6645) オムロン      1,540→ 2,050円

[メリルリンチ証券]
 据置き   A (6773) パイオニア      514→   400円
 据置き   A (6796) クラリオン      222→   245円
 据置き   B (6632) JVCケンウッド   355→   322円
 据置き   C (6816) アルパイン     1,032→   900円

[JPモルガン証券]
 新 規   A (5486) 日立金属          1,300円

[モルガンSMUFJ証券]
 据置き   A (1983) 東芝プラント        1,000円

[シティG証券]
 据置き   A (7248) カルソニックカンセイ 610→   650円
 据置き   A (7751) キヤノン      4,600→ 4,400円
 据置き   B (4543) テルモ       4,000→ 3,100円

[野村証券]
 据置き   A (6366) 千代田化工建設       1,150円
 据置き   A (7261) マツダ            180円

 ※3段階評価はA~C、5段階評価は1~5にて表記
 ※価格:各証券会社が判断する妥当株価



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【4】評価損益率と空売り比率                   **
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 日経平均株価は3月27日の1万0255円から、一昨日の8556円まで、
わずか2カ月間で約1700円の急落となりましたが、足元では底値圏を示す
指標が増えています。


 まず「信用評価損益率」。

 これは個人投資家などが信用取引で買った株式の含み損益を表す指標で、通
常はマイナスの数値となります。評価損益率がマイナス10%を超えて拡大す
るような場合は、信用取引で買い持ちしている投資家はかなりの損を抱えた状
態にあります。

 そして経験則では、マイナス20%前後に悪化すると手仕舞い売りや追い証
を手当てするための換金売りが増え、相場が底打ちする可能性が高まります。

 ちなみに、5月18日申し込み時点の最新の数値は、マイナス19.76%
にまで悪化し、昨年11月25日(マイナス20.96%)以来の水準となっ
ています。

 信用評価損益率の状態と相場の天底が一致するケースは多く、昨年は評価損
益率が最も悪化した11月25日に相場が底を打ち、翌週から上昇に転じてい
ます。

 次に「空売り比率」。

 この指標は東京証券取引所の売買代金に占める空売りの割合で、2008年
10月から公表が始まった比較的新しい指標です。

 空売り比率の上昇は弱気派が増えていることを表します。ただし、空売りは
将来の買い戻しを伴うため、空売り比率が上昇することは買い戻し圧力が強ま
っているということでもあります。

 この比率が高水準になりますと、空売りの持ち高がかなり膨らんだ状態であ
ることから、ふとしたきっかけで買い戻しが活発になり、相場が底入れするこ
とになります。その目安が空売り比率30%です。

 ちなみに、昨日の空売り比率は31%。変動を均した5日移動平均も28.
7%に達し、08年の統計開始以降の過去最高水準に近づいています。





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【5】編集後記                             mailto:aqua@aqua-inter.com
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ムードは感情、テクニカル指標は理性。感情的になれば理性は消散。とかくム
ードに流されやすい株式市場ではありますが、ふと冷静になってみますと多く
の指標が底値圏であることを示唆しています。
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  ~ 最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。~   
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   「ハロー!株式」 4年連続での『総合大賞』

    (06年と07年はマネー部門賞第1位)


◎まぐまぐ大賞2008 http://www.mag2.com/events/mag2year/2008/#mon
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
   「ハロー!株式」 マネー部門 第1位

    (06年から08年まで連続受賞、09年はコンテスト実施せず)


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