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こんにちは。aquaです。

 連日のニュースで耳にする「NATO(北大西洋条約機構)」とは、欧州お
よび米国やカナダを含む30カ国が加盟し、NATO加盟国に対する武力行使
は全加盟国に対する攻撃とみなし即応する多国間軍事同盟です。

 ちなみに、ロシアによるウクライナ侵攻に米軍が直接介入しないのは、NA
TOに加盟していないウクライナを防衛する義務がないことが理由の一つです。

 もちろん最大の理由はロシアと直接軍事衝突すれば第3次世界大戦につなが
りかねず、最悪の場合、核戦争に発展しかねないためです。

 尚、まだ可能性の段階でバイデン米大統領はウクライナに米軍を派兵しない
ことを明言しており、そのことがプーチン露大統領がウクライナ侵攻を実行に
移した一因との指摘があります。

 ところで、近現代の戦争において、戦いを勝利に導く大きな要因は「物量」
です。

 先の第二次世界大戦では、最終的に兵器を含む物資の量で枢軸国側を圧倒し
た連合国側が勝利しました。

 「戦争という仕事の10分の9までは兵站だ」という言葉がありますが、第
二次世界大戦時、物資の製造・調達・補給、いわゆる「兵站」を担ったのは主
に米国で、当時はナチスと戦うソ連にも戦車や機関銃などの武器のみならず輸
送用の貨車や食糧などが米国から供与されました。

 ちなみにこの物資供給計画は後に「ビクトリープラン」と呼ばれています。

 今に話を戻しますと、ウクライナに侵攻したロシアは、動員できる兵員の数
や兵器の数でウクライナを圧倒しています。そういった面で劣勢にあるウクラ
イナに対し武器の供与が加速しつつあります。

 ウクライナの外相はNATOに対し「あなた方が武器を供与し、われわれは
命を懸ける。戦争はウクライナ国内に制限される」と述べ、応じるようにNA
TOは武器供与の加速を含む軍事支援の強化で合意しました。

 米国も兵員派遣や航空支援を避けつつ、レーザー誘導ロケット砲や最新鋭ド
ローンの供与などでウクライナ支援を拡大しています。

 さらに米上院は、第二次世界大戦時に連合国側に膨大な量の軍需物資の供給
を可能にしたレンドリース法(武器貸与法)の復活を全会一致で可決。米下院
での採決、米大統領による署名待ちですが、成立すれば手続きが大幅に簡素化
され、米大統領の意思ひとつで必要な武器や物資を速やかに戦地に送ることが
可能となります。

 仕組み上は物量でロシア側を圧倒することが可能で、にわかにそこまでいか
なくとも、物量でウクライナが優位に立つ可能性が出てきました。




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 ~目次~          編集者:aqua[ aqua@aqua-inter.com ]
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 1.今日の相場

 2.消費動向調査、街角景気など





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【1】今日の相場                         **
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◎日経平均  26985.80(+ 97.23)△0.36%
◎TOPIX  1896.79(+  3.89)△0.21%

◎売買高概算   12億7096万株
◎売買代金概算   3兆1093億円
◎時価総額   683兆6087億円

◎値上り銘柄数  959  ◎(年初来)新高値  36
◎値下り銘柄数  823  ◎(年初来)新安値 119
◎変わらず     57

◎騰落レシオ(25日) 96.45%(前日比2.38%低下)

◎サイコロ(日経平均) 6勝6敗 〇〇●〇●●●〇〇●●〇  50.0%

◎カイリ率(日経平均)25日線比 +0.78% 75日線比 -1.43%
 
◎為替  (対 ド ル)124.02(前日比0.27円安)
     (対ユーロ)134.79(前日比0.06円高)

◎売買代金上位(プライム)

 1.トヨタ  <7203> 2095.5円(- 73.0円) 1069億円
 2.レーザテク<6920> 18665円(+   95円)  917億円
 3.ソフバンG<9984>   5683円(+   29円)  846億円
 4.東京エレク<8035> 55420円(+  230円)  743億円
 5.郵船   <9101>  9160円(-   80円)  711億円



◆相場概況

 本日の日経平均株価は、97円(0.36%)高の2万6985円で取引終
了です。

 昨晩のNYダウは87ドル高、ナスダックも8P高と堅調。加えて東京市場
は一昨日437円安、昨日461円安で2日間で898円の下げとなった後だ
けに朝方から買いが先行。9:06には上げ幅が297円となる場面がありま
した。

 もっとも週末とあって上値を買い上がる動きは限定的。買い一巡後は上げ幅
を縮めています。オプションSQ値は2万7122円です。

 業種別では、石油、非鉄、鉄鋼、情報通信、精密などが高く、一方で自動車、
倉庫、商社、空運、海運などが下げています。

 個別銘柄では、ソフトウエアの品質管理を手掛けるSHIFTが3300円
高の2万5870円と大幅高で昨年来高値更新。22年8月期第2四半期(2
1年9月~22年2月)の営業利益が前年同期比2.6倍に膨らみ、好感した
買いが入っています。

 NTTが146円高の3760円と株式分割考慮後で2000年7月以来2
1年9ヶ月ぶりの高値水準まで上昇。TOPIX(東証株価指数)の浮動株比
率の定期見直しに伴い、買い需要が増加するとの思惑から先回り的な買いが入
っています。

 ニコンが96円高の1368円と大幅高。最大300億円、発行済み株式総
数の9.8%に当たる3600万株を上限とする自社株買いを実施すると発表。
取得した自己株式は消却するといい、需給引締まりを意識した買いが入ってい
ます。

 その他、インクジェットプリンタの理想科学が266円高の2214円、石
炭事業の三井松島が178円高の2076円、商品・サービスと交換できる電
子チケットのギフティが106円高の1343円、産業廃棄物処理大手のダイ
セキが170円高の4610円と値を飛ばしています。

 本日の新高値銘柄は、東亜建、日鉄ソリュ、トレファク、SHIFT、小野
薬、西松屋チェ、NTT、KDDI、松屋・・・等々です。



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【2】消費動向調査、街角景気など                 **
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◎対内証券投資・株式・月間(3月、財務省集計)
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 海外投資家 2兆4847億円の売り越し  

 売り越しは2カ月連続で、月間の売越額としては2020年9月(2兆62
 40億円)以来、1年半ぶりの大きさ。




◎消費動向調査(3月)
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 消費者態度指数 32.8 前月比2.4ポイント低下

 低下は3カ月連続で、指数を構成する4項目(暮らし向き、収入の増え方、
 雇用環境、耐久消費財の買い時判断)すべてが悪化。中でも「暮らし向き」
 の悪化幅が最大でした。

 尚、消費者心理の基調判断は前月の「弱含んでいる」から「弱い動きがみら
 れる」に下方修正されました。下方修正は3カ月連続です。




◎景気ウォッチャー調査(3月の街角景気)
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 現状 判断DI 47.8   前月差+10.1ポイント 3カ月ぶり改善
 先行き判断DI 50.1   前月差+ 5.7ポイント 2カ月連続改善

 内閣府は街角景気の現状について「持ち直しに弱さがみられる」との判断を
 据え置き。先行きについては「持ち直しへの期待がある」との見方を維持し、
 「ウクライナ情勢による影響も含め、コスト上昇等に対する懸念」も引き続
 き併記しました。




◎特定サービス産業動態統計(2月速報、売上高の前年同月比)
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 遊園地・テーマパーク  130.9%増( 4カ月連続増収)
 結婚式場業        36.8%増(11カ月連続 〃 )
 クレジットカード業    12.0%増(12カ月連続 〃 )
 フィットネスクラブ     8.0%増( 3カ月連続 〃 )
  葬儀業           7.6%増( 4カ月連続 〃 )

 パチンコホール       2.0%減( 2カ月連続減収)
 ゴルフ練習場        3.3%減( 2カ月ぶり 〃 )
 ゴルフ場          5.9%減( 6カ月ぶり 〃 )
 外国語会話教室      18.3%減( 2カ月連続 〃 )
 エンジニアリング業    26.5%減( 5カ月ぶり 〃 )




◎国際収支(2月速報)
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 経常収支 1兆6483億円の黒字 ※前年同月は2兆8660億円の黒字

 単月としては3カ月ぶりの黒字ですが、原油高などで輸入額が膨らみ、貿易
 収支(輸出-輸入)が前年の黒字から赤字に転じたことから経常収支の黒字
 幅が縮小しました。




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【3】編集後記                                 aqua@aqua-inter.com
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10日(日)にフランス大統領選の1回目投票が行われます。そこで過半数の
票を得た候補者がいなければ、上位2名による決戦投票が24日に実施されま
す。現職大統領のマクロン氏と極右政党「国民連合」のルペン氏が競っていま
すが、マーケットではルペン氏の躍進がリスクとして意識されています。

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  ~ 最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。~   
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~ 皆様のご投票、心から御礼申し上げます。~ = 16年連続受賞 =


◎まぐまぐ大賞 2021
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  資産運用(株式)部門 第5位

→ https://www.mag2.com/events/mag2year/2021/category/asset-stock


◎メルマ!ガ オブ ザ イヤー2017
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  10年連続で『総合大賞』  06年~08年はマネー部門賞第1位


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発行:アクアリンクス株式会社     関東財務局長(金商)第2282号
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