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             ◎ ハロー株式 ◎       2022/03/01 夕刊

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こんにちは。aquaです。

 ロシア軍がウクライナに侵攻したのと連動してサイバー攻撃が活発化し、経
済産業省が国内企業や業界団体にサイバー攻撃対策を強化するよう呼びかけた
こともあって昨日はセキュリティ関連銘柄が急伸。

 さらに本日は、取引先企業のサイバー攻撃被害によってトヨタ自動車が国内
工場の操業を全面停止し、政府が改めて対策を呼び掛けたことでセキュリティ
対策への関心が一段と高まり、関連銘柄が連日で大賑わいとなっています。

 朝刊にも書きましたが、昨晩のNY市場でもサイバー攻撃への懸念の高まり
からセキュリティ対策関連銘柄が大きく上昇しました。

 また、昨晩のNY市場ではエネルギー価格の上昇で電気自動車(EV)の需
要が高まるとの思惑からテスラが、エネルギー価格の上昇により代替エネルギ
ーの需要が増すとの見方から再生可能エネルギー(太陽光発電)関連銘柄がそ
れぞれ大きく上昇。

 エネルギー大手のシェブロンがバイオ燃料製造のリニューアブル・エナジー
の買収を発表したことも再生可能エネルギー関連銘柄の刺激材料となっていま
す。

 エネルギー価格の上昇により米国国内で生産するシェールオイルの採算が改
善するとの期待からシェールオイル関連銘柄が軒並み高となるなど、全体とし
て日米とも物色意欲は旺盛です。




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 ~目次~          編集者:aqua[ aqua@aqua-inter.com ]
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 1.今日の相場

 2.中国PMIなど

 3.ISM景況感指数





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【1】今日の相場                         **
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◎日経平均  26844.72(+317.90)△1.20%
◎TOPIX  1897.17(+ 10.24)△0.54%

◎売買高概算   12億4716万株
◎売買代金概算   3兆0344億円
◎時価総額   692兆6700億円

◎値上り銘柄数 1170  ◎(昨年来)新高値 23
◎値下り銘柄数  937  ◎(昨年来)新安値  9
◎変わらず     72

◎騰落レシオ(25日)106.21%(前日比0.07低下)

◎サイコロ(日経平均) 5勝7敗 〇●●〇●●●●●〇〇〇  41.6%

◎カイリ率(日経平均)25日線比 -0.67% 75日線比 -4.62%
 
◎為替  (対 ド ル)115.09(前日比0.40円高)
     (対ユーロ)128.87(前日比0.35円高)

◎売買代金上位(東証1部)

 1.商船三井 <9104>  9920円(+  580円) 1432億円
 2.レーザテク<6920> 20980円(+  140円) 1370億円
 3.郵船   <9101> 10910円(+  240円) 1264億円
 4.川崎汽船 <9107>  8230円(+  180円)  873億円
 5.ソフバンG<9984>  5232円(+  107円)  771億円



◆相場概況

 本日の日経平均株価は3日連続高で317円(1.20%)高の2万684
4円で取引終了です。

 昨晩のNYダウは166ドル(0.49%)安でしたが、ナスダックは3日
連続高で56P(0.49%)高。これを受けて東京市場も東京エレクやソフ
トバンク、信越化学などハイテク関連中心に買いが先行して相場全般を牽引。
ウクライナ情勢に対する警戒感は依然として払しょくされませんが、一旦は経
済制裁など想定されていた悪材料は出尽くしたとの見方から24日のロシアに
よるウクライナ侵攻を底にして3日連続高となっています。

 業種別では、海運、石油、情報通信、鉄鋼、機械、精密、非鉄などの上げが
目立ち、一方で空運、銀行は下げています。

 個別銘柄では、サイバーセキュリティがストップ高で400円高の2133
円。同社はサイバー攻撃を遮断するソフトを手掛けており、トヨタが部品会社
へのサイバー攻撃を受けて昨日に工場の稼働を停止したことで思惑的な買いが
集まっています。ロシアのウクライナ侵攻で軍事行動と連動したサイバー攻撃
への警戒感も高まっています。

 住友鉱山が39円高の5785円と昨年来高値を更新し、07年10月以来
およそ14年5カ月ぶりの高値水準となっています。ニッケルや金など国際商
品市場で非鉄相場の上昇が目立ち、産金株の代表格として連日で買いが継続し
ています。DOWAも190円高の5400円と15年11月以来およそ6年
4カ月ぶりの高値水準となっています。

 商船三井が3日連続高で580円高の9920円と大幅高で昨年来高値を更
新。株式併合などを考慮しますと、2008年9月下旬以来、およそ13年5
ヵ月ぶりの高値水準です。3月31日を基準日として1株を3株に分割すると
発表し、好感した買いが膨らんでいます。

 その他、伊藤忠が54円高の3797円、パワー半導体の富士電機が130
円高の5990円、名刺管理サービスのSansanが94円高の1092円、
投資ファンドのオアシス・マネジメントが株式を5.08%保有と報じられて
マネックスGがストップ高で100円高の618円となっています。

 本日の新高値銘柄は、INPEX、住友鉱山、DOWA、パイロット、商船
三井・・・等々です。




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【2】中国PMI、新車販売台数                  **
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◎中国PMI(国家統計局、2月)
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 製造業  50.2 前月比 +0.1 (市場予想 49.9)
 非製造業 51.6 前月比 +0.5 (  〃  50.7)

 総合   51.2 前月比 +1.1

 中国のPMIは製造業・非製造業ともに予想外に上昇。製造業PMIが景況
 判断の分岐点となる50を上回るのは4カ月連続。



◎中国PMI(財新/IHSマークイット、2月)
 ―――――
 製造業  50.4 前月比 +1.3 (予想 49.3)




◎新車販売台数(2月、前年同月比)
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 登録車  21万3699台(18.6%減) ※前月12.5%減
 軽自動車 14万0969台(17.0%減) ※ 〃 17.1%減

  合計  35万4668台(18.0%減) ※ 〃 14.2%減




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【3】ISM景況感指数                      **
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 米ISMが発表する製造業景況感指数は「PMI」(購買担当者景気指数)
の一つで、全米の製造業約350社の購買担当役員に、生産、新規受注、在庫、
価格、雇用などの項目について、前月と比較し「良い」「変わらず」「悪い」
で答えてもらい、その結果を指数化したものです。

 ちなみに「ISM」とは、「Institute for Supply 
Management」の略で、「米供給管理協会」や「米サプライマネジメ
ント協会」などと訳されます。

 景気転換の先行指標と言われ、50が製造業の景況判断(拡大・後退)の分
かれ目で、原則として毎月第1営業日に前月の結果が発表されます。

 同じくISMが発表する「非製造業景況感指数」は全米の非製造業(サービ
ス業)約370社の仕入れ担当役員に、新規受注、在庫、価格、雇用などの項
目についてのアンケート結果を集計したもので、原則として毎月第3営業日に
前月の結果が公表されます。やはり50が非製造業の景況感の良し悪しの分岐
点となります。

 ISM製造業景況感指数・非製造業景況感指数はともに、数ある経済指標の
中でも速報性に優れており、注目度の高い指標となっています。

 尚、今晩発表の2月のISM製造業景況感指数の予想値は58.0と、前月
(57.6)から小幅な上昇が見込まれています。




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【4】編集後記                                 aqua@aqua-inter.com
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旧ソ連のカザフタンがロシアからの派兵要請を断り、中立国のスイスがロシア
制裁に加わり、40年ぶりとなる国連の緊急特別会合でロシアへの非難決議案
が採決される見通しなど、国際社会のロシアを見る目は冷たさを増しています。
ロシア国内では軍事侵攻に反対するデモや集会が頻発。ロシアの金融システム
は機能不全に陥り、1日2兆円を超すと試算される戦費負担もロシア経済に重
くのしかかります。時間の経過とともにプーチン露大統領の孤立感が強まって
います。

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  ~ 最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。~   
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