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こんばんは。aquaです。

 新日鉄がブラジルで、同社としては約40年ぶりの新製鉄所建設に踏み切ると
報じられています。そこで今回は鉄鉱石について触れておきたいと思います。

 鉄の原料となる鉄鉱石の生産量は、ブラジル、中国、オーストラリア、ロシア
で世界全体の7割を占め、鉄鉱石の輸出量ではブラジルとオーストラリアの2カ
国で世界の6割強を占めています。

 需要は中国が世界一。ここ数年で同国の輸入量が急増し、世界で生産される鉄
鉱石の25%が中国に向かいます。

 川上で寡占化が進むこの分野では、ヴァーレ(旧リオドセ、ブラジル)、BH
Pビリトン(英豪系)、リオ・ティント(英豪系)の3社で鉄鉱石の海上貿易量
の8割を握り、鉄鉱石メジャーを形成するとともに強力な価格決定権を有してい
ます。

 尚、BHPビリトンはリオ・ティントに買収を提案しており、もしこれが実現
すれば、鉄鉱石と石炭で圧倒的な世界シェアを持つ「スーパー資源メジャー」が
誕生します。

 先日、新日鉄がヴァーレとの交渉で、08年の鉄鉱石価格について65%の過
去最大の大幅値上げで合意したことが話題なりました。ほぼ即決だったようです。

 鉄鉱石の価格は、世界の鉄鋼大手のどこかが上記大手3社との交渉でいち早く
決着すれば、その価格に他社が追随する「ベンチマーク方式」が慣例。それ故、
先日の新日鉄とヴァーレが合意した価格が事実上の世界共通価格となります。

 鉄鉱石は中国の需要急増で需給がひっ迫。同国との距離で地理的優位にあるリ
オは、BHPビリトンからの買収阻止の観点から企業価値を高める狙いもあり、
08年の鉄鉱石の価格について前年比2倍近い値上げを示唆していたとされてい
ます。鉄鋼石輸入の6割を豪州産に頼る日本側はこの動きを警戒。ヴァーレが提
示した鉄鉱石価格を新日鉄が受け入れた背景にはこのような事情があります。

 ちなみに、世界一の鉄鋼メーカーはルクセンブルク本社のアルセロール・ミタ
ルで年間の粗鋼生産量は約1億2千万トン、2位が新日鉄で約3200万トン、
3位が韓国のポスコで約3千万トン。ミタルは2億トンへ、ポスコは5千万トン
へ引き上げる方針を示しています。時価総額(昨年末)ではミタルが別格の約12
兆円、ポスコの約6兆円(同)に比べても新日鉄は大幅なディスカウント状態です。

 新日鉄は今回のブラジル進出について、現段階では「決定ではない」としてい
ますが、上記のような世界情勢に立脚すれば考えられる動きです。



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 ~目次~        編集者:aqua[ mailto:aqua@aqua-inter.com ]
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 1.今日の相場

 2.主な材料

 3.主な投資判断

 4.リターン・リバーサル

 5.編集後記





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【1】今日の相場                          **
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◎日経平均  12745.22(+265.13)△2.12%
◎TOPIX  1242.98(+ 18.83)△1.54%

◎売買高概算  19億0530万株
◎売買代金概算  2兆1980億円

◎値上り銘柄数 1319  ◎(昨年来)新高値 2
◎値下り銘柄数  324  ◎(昨年来)新安値 9
◎変わらず     81

◎騰落レシオ(25日)91.0%
 
◎サイコロ(日経平均)6勝6敗 ●●○○●●●○○○●○ 50.0%
 
◎カイリ率(日経平均)25日線比-1.95% 75日線比-8.46%
 
◎為替  (対ドル)100.23 (対ユーロ)155.80

◎出来高上位
 1.新日鉄  <5401>  508円(+ 15円) 88,294千株
 2.三菱UFJ<8306>  919円(+  5円) 57,221千株
 3.住金   <5405>  396円(±  0円) 45,586千株
 4.丸紅   <8002>  728円(+ 29円) 28,629千株
 5.三菱重  <7011>  448円(-  1円) 28,097千株

◎売買代金上位                          (円)
 1.トヨタ自 <7203> 5340円(+ 70円) 70,694百万
 2.みずほ  <8411> 415千円(- 1千円) 62,539百万
 3.任天堂  <7974> 536百円(+ 2百円) 53,669百万
 4.三菱UFJ<8306>  919円(+  5円) 52,300百万
 5.三井住友 <8316> 729千円(-10千円) 50,780百万


◆相場概況

 外国証券の寄付前の注文状況・・・売り1410万株 買い1700万株

 本日の東京マーケットは日経平均株価が大幅高、前日比265円高の1万27
45円で取引終了です。昨晩のNY市場の大幅高や為替が1ドル=100円台と
円安に振れたことを好感して朝方から幅広い銘柄に買いが先行、シカゴ日経平均
先物にサヤ寄せする形で値を上げる展開となっています。また、本日は3月決算
銘柄の権利付き最終日とあって、配当取り狙いの買いも膨らみ、商社・海運を中
心に割安・高配当銘柄の上げが顕著となっています。売買代金は概算2兆198
0億円です。

 業種別では、ガラス・土石、海運、商社セクターの上げが顕著です。

 個別銘柄では、三菱商事、三井物産、伊藤忠、住商、丸紅など商社株が軒並み
値を飛ばしています。業績面からの割安や高配当を意識した買いが集まっており、
三井物産はカタールで日本企業による海外発電事業としては最大級となる総事業
費4000億円超の大型発電・造水事業に乗り出すと報じられたことも好材料視
されています。

 割安・高配当が見直されて川崎汽船、商船三井、日本郵船、乾汽船、飯野海運
など海運株にも買いが集まり、軒並み値を飛ばしてます。

 新日鉄が500円台乗せ。高配当狙いの買いに加えて、ブラジルで総額500
0~6000億円を投じ、海外初の高炉を建設する方向で最終調整に入ったと報
じられ、海外での生産体制強化による将来の業績拡大を期待した買いが集まって
います。

 ビルや工場の電気工事事業が主力の住友電設がストップ高。13時に発表した
08年3月期の業績見通しで純利益が前期比2倍の28億円になる見通しと報じ
られたことが材料視されています。

 日本電気硝子が大幅高。昨日に4~6月期の連結営業利益が前年同期比30~
50%増える見通しと発表したことを好感する買いが入っています。薄型テレビ
の市場拡大で液晶用基板ガラスが好調なことが背景となっており、原材料価格の
上昇などコスト増があるものの、生産数量増や生産効率の改善などで吸収する見
込みです。

 また、為替が1ドル=100円台の円安方向に振れたことやNY株高を好感し
て輸出関連株に買いが先行。特に、トヨタは5日連続高、ホンダ、ソニー、松下、
東芝、キャノン、ニコンなど主力銘柄が軒並み高となっています。

 本日の新高値銘柄は、上新電機、ぐるなび等です。


☆スペシャル版(有料版)、プライベート・サービス通信

 「閑散に売りなし」と申しますが、3月17日の日経平均株価の安値1万16
91円(黄金分割の下値メドと一致)を「彼岸底」にして本日の終値1万274
5円まで値幅にして1000円を超える上げとなってきました。明日からは実質
的に新年度相場入り、ザッと見渡しただけでも美味しそうな有望銘柄が数多くあ
り、期待が高まります。

 明日のスペシャル版では、「超割安、ここで仕込んでおきたい活躍必至の主役
銘柄!」をご紹介させて頂きますので、ご期待下さいませ。



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【2】主な材料                           **
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・米公的機関、金融安定化のため積極関与 ベアーの不良資産分離
・米政府機関、住宅ローン担保証券の買取拡大 FRBと歩調合わせ

・国内産のバイオ燃料に量産目標 専門協議会 産官学連携で開発
・政府、家庭ごみの2割削減を閣議決定 減量やリサイクルを促進
・コメの価格下落対策の飼料用転用、目標を大幅に下回る見込み
・全国の産科医療機関、77カ所でお産取り扱い休止または制限
・東証の中期経営計画、デリバティブ市場取引高倍増 2010年度
・パソナなど、早期退職者対象の再就職支援体制を強化
・NEC、上海にICタグの研究センターを開設 中国で実証実験
・奥村組、防食持続効果3倍の鉄道橋用塗装を開発 効果は30年
・米衛星ラジオ2社の合併、米司法省が承認 1社独占体制に
・米連邦航空局、航空各社にボーイング737の緊急点検を要請
・米ガソリン小売価格、6週ぶりに値下がり 依然として最高値圏



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【3】主な投資判断                         **
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[ドイツ証券]
 据置き   A (5214) 日本電気硝子        2,200円

[クレディS証券]
 据置き   A (4204) 積水化学       980→   740円
 据置き   A (6301) コマツ       4,000→ 3,200円

[ゴールドマンS証券]
 据置き   A (5801) 古河電工       520→   440円
 据置き   A (5803) フジクラ       740→   700円
 据置き   B (5802) 住友電工      1,650→ 1,500円
 据置き   B (5812) 日立電線       465→   450円
 引下げ A→B (6807) 日本航空電子    1,350→   850円

[日興シティG証券]
 据置き   A (4088) エアウォーター   1,500→ 1,220円

[野村証券]
 据置き   1 (5214) 日本電気硝子
 据置き   2 (4061) 電気化学工業
 引上げ 4→3 (9502) 中部電力

 ※3段階評価はA~C、5段階評価は1~5にて表記。
 ※価格は各証券会社が判断する妥当株価です。 



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【4】リターン・リバーサル                     **
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 株式市場には「上がったものは下がる。下がったものは上がる」との言葉があ
りますが、「リターン・リバーサル」もそういった現象を指しています。

 リターン・リバーサルとは、過去に上昇した銘柄や業種はその後一定の時間の
経過とともに下落し、反対に下落した銘柄や業種はその後時間の経過とともに下
落するという株価変動の傾向を言っており、株式市場におけるアノマリー(はっ
きりとした理論的根拠はないが経験則上そういった傾向があること)の一つとな
っています。

 また、過去一定期間においてパフォーマンスが悪かった銘柄や業種は、その後
の一定期間で良好なパフォーマンスとなることを「リターン・リバーサル効果」
と呼びます。

 投資家心理の影響を色濃く受ける株式市場では過剰反応が起こりやすく、買わ
れ過ぎ、売られ過ぎの状態になりがちです。そういった時に、買われ過ぎの銘柄
や業種の比重を軽くし、売られ過ぎの銘柄や業種の比重を高めるといったポート
フォリオの入れ替え、運用のシステムを「リターン・リバーサル・システム」あ
るいは「リターン・リバーサル手法」と呼びます。

 逆張り的な発想で、ファンド・マネジャー等がよく使う手法です。銘柄や業種
間に限らず、市場間でもリターン・リバーサル効果がみられます。



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【5】編集後記                              mailto:aqua@aqua-inter.com
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先日は日興アセットの規模別指数連動型のETF等が上場、今日は野村アセット
の業種別(17業種)ETF(上場投資信託)が上場し、4月上場の中国A株に
連動するETFを含めてETFは35銘柄(東証)に拡大しており、さらに東証
は今後2年間で100銘柄程度に増やす予定です。通常の株式と同じように売買
できるETFの拡充は、投資家にとりましては選択肢の大幅な拡大につながりま
す。
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   ~ 最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。~
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~皆様のご投票、心から御礼申し上げます。~ =2年連続ダブル受賞=

◎まぐまぐ大賞2007 http://www.mag2.com/events/mag2year/2007/#money02
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
   「ハロー!株式」 マネー部門 第1位


◎2007年 メルマガ オブ ザ イヤー http://melma.com/contents/moy2007/ 
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   「ハロー!株式」 マネー・政治・経済部門 カテゴリー賞受賞


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●内容については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありま
 せん。また、当該情報に基づいて被ったいかなる損害についても、当方は一切
 の責任を負いません。投資に関する最終的な決定は、利用者ご自身の判断でな
 さるようにお願いいたします。


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