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 　　　　　　　　　　 　◎　ハロー！株式　◎　　　　　 2016/11/16 朝刊

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こんばんは。ａｑｕａです。

　ヒット商品番付や流行語など今年を総括する話題が増えてくる時期です。

　今年国内で販売された乗用車の中から最も優れた車を投票によって選ぶ「カ
ー・オブ・ザ・イヤー」もそうですが、日本には２つのカー・オブ・ザ・イヤ
ーがあります。

　一つは、自動車雑誌などの媒体で構成される実行委員会が選ぶ「日本カー・
オブ・ザ・イヤー」で、もう一つはモータージャーナリストや自動車技術研究
者・評論家らが会員となっているＮＰＯ法人の日本自動車研究者・ジャーナリ
スト会議（ＲＪＣ）が会員らの投票により選出する「ＲＪＣカー・オブ・ザ・
イヤー」です。

　ちなみに、日本カー・オブ・ザ・イヤーでは国産車と輸入車を区別せず、運
動性能重視で、高価格帯のスポーツカーや高級車が受賞する傾向がありますが、
今年の第一次選考を通過した１０車種（１０ベストカー）を見ますと、自動運
転技術搭載車に対する注目度が高まっていることが分かります。

　一方のＲＪＣカー・オブ・ザ・イヤーは国産車が対象で、技術や独創性が重
視され、一般乗用車の中から選ばれる傾向があり、「庶民の足」としての価値
に軸足をおいた選考です。

　なお、今年のＲＪＣカー・オブ・ザ・イヤーを受賞した日産「セレナ」は、
日本カー・オブ・ザ・イヤーの１０ベストカーにもノミネートされています。

　日本カー・オブ・ザ・イヤーは最終選考を経て、１２月９日にイヤーカーの
発表と表彰式が行われます。




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　～目次～　　　　　　　　　 編集者：ａｑｕａ［ aqua@aqua-inter.com ］
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 １．今日の相場

 ２．主な投資判断

 ３．本日の経済指標等の結果

 ４．見ざる、聞かざる、言わざる






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【１】今日の相場　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＊＊
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◎日経平均　　１７８６２.２１（＋１９４.０６）△１.１０％
◎ＴＯＰＩＸ　　１４２１.６５（＋　１８.６７）△１.３３％

◎売買高概算　　　２７億２６６６万株
◎売買代金概算　　　２兆８５６１億円
◎時価総額　　　５２４兆５５０６億円

◎値上り銘柄数　１５８５　　　◎（年初来）新高値　１２５
◎値下り銘柄数　　３１４　　　◎（年初来）新安値　　　３
◎変わらず　　　　　８６

◎騰落レシオ（２５日） １２３.３７％（前日比４.３５％上昇）

◎サイコロ（日経平均）　６勝６敗　●〇●●〇●●〇〇〇●〇 ５０.０％

◎カイリ率（日経平均）２５日線比 ＋３.８６％　７５日線比 ＋６.０２％


◎為替　　（対 ド ル）１０９.１０（前日比０.９８円安）
　　　　　（対ユーロ）１１７.２７（前日比０.８０円安）

◎出来高上位

 １.みずほ　　＜８４１１＞　１９９.０円（＋　１１.７円）５１１６６万株
 ２.三菱ＵＦＪ＜８３０６＞　６８２.８円（＋　３９.８円）２７９４９万株
 ３.野村　　　＜８６０４＞　５９６.９円（＋　　３.９円）　４３２３万株
 ４.東芝　　　＜６５０２＞　３８６.８円（－　　２.０円）　４３２３万株
 ５.あおぞら銀＜８３０４＞　　 ３８７円（＋　　 ３２円）　４１５９万株

◎売買代金上位

 １.三菱ＵＦＪ＜８３０６＞　６８２.８円（＋　３９.８円）　１８９３億円
 ２.三井住友　＜８３１６＞　 ４１９０円（＋　 ２０９円）　１２７３億円
 ３.日経レバＥ＜１５７０＞ １２６８０円（＋ 　３００円）　１１９９億円
 ４.みずほ　　＜８４１１＞　１９９.０円（＋　１１.７円）　１００５億円
 ５.任天堂　　＜７９７４＞ ２５５５０円（＋ 　６９０円）　　８２９億円



◆相場概況

　外国証券の寄付前の注文状況・・・売り７６０万株　買い７１０万株

　本日の東京マーケットは日経平均株価が大幅高、１９４円（１．１０％）高
の１万７８６２円で取引終了、約９ヶ月半ぶりの高値水準となります。

　トランプ相場が続き、昨晩のＮＹダウが５４ドル高となり、加えて円相場が
１ドル＝１０９．２０円前後の円安に振れたことを好感して朝方から幅広い銘
柄に買いが先行。外国人と見られる大口の買いが入っていること、金融規制緩
和期待と長期金利上昇による預貸利ザヤ改善期待から銀行株が上昇しているこ
とも買い安心感を誘い、引けにかけても高い水準を維持して引けています。売
買代金は２兆８５６１億円、上海総合指数は１ポイントの小幅安で３２０５で
す。

　業種別では、銀行、倉庫、鉱業、空運、海運、自動車、証券などの上げが目
立ちます。

　個別銘柄では、銀行株が軒並み高で業種別で銀行セクターが値上がり率トッ
プ。債券市場で長期金利の指標となる新発１０年物国債利回りが０．０１５％
まで上昇しており、預貸利ザヤが改善して収益が向上することへの期待感から、
加えてトランプ関連として規制緩和による恩恵を期待した買いが入っています。

　みずほＦＧは５日連続高で１１．７円高の１９９円、三菱ＵＦＪは３９．８
円高の６８２．８円、三井住友は２０９円高の４１９０円、三井住友トラスト
は２６２円高の４１８２円といずれも６％を超える大幅高となっています。

　海運株が軒並み高。鉄鉱石や石炭、穀物などを運ぶバラ積み船市況のバルチ
ック海運指数が９日連続高で１９ポイント高い１０８４と１５年８月以来およ
そ１年３ヶ月ぶりの高水準となっており、収益改善を期待した買いが入ってい
ます。川崎汽は７円高の２５６円、商船三井は７円高の２８４円、明治海運は
７円高の３７８円、飯野海運は１６円高の４０１円です。

　任天堂が６９０円高の２万５５５０円と値を飛ばしています。スマホ向けゲ
ームアプリ「スーパーマリオラン」を１２月１５日から配信すると発表してお
り、収益向上への期待感から買いが入っています。米アップルのｉＰｈｏｎｅ
向けに世界１５１の国と地域で順次配信します。

　東海の工作機械大手オークマが５日連続高、２５円高の９７７円と円初来高
値を更新です。工作機械を動かす数値制御（ＮＣ）装置に搭載する人工知能（
ＡＩ）技術を開発したと報じられ、業績拡大を期待した買いが入っています。
トランプ大統領によるインフラ投資拡大期待も支援材料となっています。 

　その他、防衛関連で一押しの三菱電機が４３．５円高の１５５６．５円、ロ
ボット関連の安川電機も５円高の１７５５円といずれも年初来高値更新、医療
・介護用ベッドでシェア７割のパラマウントベッドが２０円高の４０７５円。

　三菱系の機械商社の東京産業が６９円高の４７１円、たばこ税増税による恩
恵期待から電子たばこショップを手掛けるトランザクションがストップ高で４
００円高の２１５７円となっています。

　本日の新高値銘柄は、鳥越粉、中部飼、双日、宝ＨＤ、旭化成、昭和電、日
本化成、石原産、扶桑化、日本ケミファ、ツガミ、オークマ、セガサミー、三
菱電、安川電、京浜急行・・・等々です。





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【２】主な投資判断　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＊＊
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［クレディＳ証券］
　据置き　　　Ｂ（7205）日野自　　　　　　 1,100→ 1,050円
　据置き　　　Ｃ（7211）三菱自　　　　　　　 400→   450円

［野村証券］
　据置き　　　Ｂ（4553）東和薬品　　　　　 5,000→ 4,400円
　据置き　　　Ｂ（4555）沢井製薬　　　　　 7,100→ 6,600円
　据置き　　　Ｃ（9792）ニチイ学館　　　　　 520→   560円

［三菱ＵＦＪＭＳ証券］
　据置き　　　Ａ（1801）大成建設 　　　　　1,060→ 1,020円
　据置き　　　Ａ（1803）清水建設　　　　　 1,200→ 1,210円
　据置き　　　Ａ（3099）三越伊勢丹　　　　 1,490→ 1,450円

［みずほ証券］
　据置き　　　Ａ（4042）東ソー　　　　　　　 730→   860円
　据置き　　　Ａ（4114）日本触媒　　　　　 7,600→ 8,200円
　据置き　　　Ａ（4516）日本新薬　　　　　 6,300→ 7,000円
　据置き　　　Ａ（7270）富士重　　　　　　 4,800→ 5,000円

 ※３段階評価はＡ～Ｃ、５段階評価は１～５にて表記
 ※投資判断を再開した場合は新規と記載
 ※価格は各証券会社が判断する妥当株価




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【３】本日の経済指標等の結果　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＊＊
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◎ガソリン価格
　――――――
　１４日時点のレギュラーガソリンの店頭価格（１リットル当りの全国平均）
　は前週比０．２円安の１２６．３円と、６週ぶりに値下りしました。



◎訪日外国人客数
　―――――――
　日本政府観光局が発表した１０月の訪日外国人客数は前年同月比１６．８％
　増の２１３万６千人で、１０月としては過去最高を更新、単月としても今年
　７月の２２９万７千人に次いで、過去２番目の記録となりました。

　尚、１～１０月累計では前年同期比２３．３％（３７９万人）増の２０１１
　万３千人と、初めて２０００万人を突破しています。




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【４】見ざる、聞かざる、言わざる　　　　　　　　　　　　　　　　　＊＊
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　目に強変を見て、心に強変の淵に沈むことなかれ。只心に売りを含むべし。

　耳に弱変を聞いて心に弱変の淵に沈むことなかれ。只心に買いを含むべし。

　強弱変を見聞とも人に語ることなかれ。言えば人の心を迷わす。

　是三猿（さんえん）の秘密なり。金泉録とは、此の書の號（な）なり。



　上記が記されているのは、本間宗久と同時期の伊勢の人、慈雲斉牛田権三朗
著の「三猿金泉秘録」です。


　「目に強変を・・」の部分は見猿（見ざる）であり、相場上昇の最終段階で
は、買えば上るような錯覚を起こし、強気一色になりがちですが、こういった
場面では市場のムードに流されず、冷静に売り時を考えるべきだとしています。

　「耳に弱変を・・」とは聞猿（聞かざる）です。相場の急落に直面しますと
不安感の高まりから急いで売り払ってしまいたくなるものですが、そういう時
は雰囲気に同調せず、冷静に買い時を考えるべきだとしています。

　そして「強弱変を・・」は言猿（言わざる）です。人の意見に左右され、ま
たは影響を及ぼすという人の弱さを語ったものです。人の意見で方針を変えて
失敗すればつまらないでしょうし、人に自説を披露してそのとおりに行かなけ
れば評価を下げるだけで、場合によっては逆恨みを買うこともあります。


　他に、よく知られた下記教訓も、相場の聖典と言われた「三猿金泉秘録」が
出典となっています。


　「野も山も、皆いちめんに弱気なら、あほうになって買うべし」

　「いつとても買落城の弱峠、怖いところを買うが極意ぞ」

　「万人が万人ながら弱きなら、のぼるべき理を含む相場なり」

　「売買を、せけばせくほど損をする。とんと休んで、手を変えてみよ」

　「万人が、心に迷う米（米相場）ならば、つれなき道へおもむくがよし」

　「備えのたたぬ商いは、高下の変がでればやぶるる」





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【５】編集後記                           　 　　　 aqua@aqua-inter.com
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相場上昇の初期段階では、先駆する銘柄とそうでない銘柄とに分かれ、相場が
大きな上昇トレンドを描く過程においては上昇してきた銘柄が一服し、出遅れ
ていた銘柄に物色の矛先が向かうという循環物色が繰り返されます。昨晩のＮ
Ｙ株式市場でもそうした動きが見られ、先行して上げていた金融株などが一服
し、物色の圏外にあったハイテク株に買いが入りました。このような相場の現
象を「リターン・リバーサル」と言います。相場上昇時に蚊帳の外に置いてい
かれるのにはそれなりの理由があったはずですが、後からみれば買いの好機だ
ったということはよくあります。

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　　～　最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。～　　　
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～皆様のご投票、心から御礼申し上げます。～　＝　１０年連続受賞　＝


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