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             ◎ ハロー!株式 ◎      2017/03/28 朝刊

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こんばんは。aquaです。

 キャロライン・ケネディ前駐日大使の後任として、事前の予想どおり実業家
のウィリアム・ハガティ氏が指名され、上院での承認を経て今夏にも着任する
見通しです。

 既に報じられているとおりではありますが、ハガティ氏の経歴をざっと紹介
いたしますと、テネシー州出身の57歳で、若い頃にボストン・コンサルティ
ング・グループの東京オフィスに3年ほど勤務し、日本でのビジネス拡大を狙
う米企業の事業戦略の立案を担当した経験を持ちます。

 父ブッシュ政権ではホワイトハウスのスタッフとして通商問題を担当。その
後、投資会社の経営者に転じたハガティ氏は、地元テネシー州の経済開発長官
として同州に数多くの日本企業を誘致した実績があります。

 昨年の米大統領選挙では当初、ジェブ・ブッシュ元フロリダ州知事を支持し
ていましたが、7月にトランプ氏が共和党の大統領候補に指名されて以降はト
ランプ氏支持に転じ、選対幹部としてテネシー州での資金集めに奔走、政権移
行チームでは閣僚や政権幹部の人事担当責任者も務めました。

 ちなみに、前任のケネディ大使は大きな実績は残していませんが、オバマ前
大統領と直接話し合える間柄でした。昨年のオバマ大統領の広島訪問では、米
国内では当初、大統領の広島訪問に慎重な意見が大勢でしたが、ケネディ大使
がオバマ大統領に直接、広島訪問の意義や日本国内の空気を説明するなどして
実現にこぎつけています。

 大使職は大統領選の論功行賞の側面もありますが、米国を代表し、ワシント
ンと東京を仲介する役割を担います。

 ハガティ氏の手腕は未知数ですが、環太平洋経済連携協定(TPP)に代わ
る2国間の貿易協定の締結を目指すトランプ政権にとって、駐日大使が重要な
ポストであることは間違いありません。




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 ~目次~          編集者:aqua[ aqua@aqua-inter.com ]
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 1.今日の相場

 2.主な投資判断

 3.本日の経済指標等の結果

 4.権利落ち






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【1】今日の相場                         **
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◎日経平均  19202.87(+217.28)△1.14%
◎TOPIX  1544.83(+ 20.44)△1.34%

◎売買高概算   19億0013万株
◎売買代金概算   2兆4150億円
◎時価総額   570兆4581億円

◎値上り銘柄数 1804   ◎(昨年来)新高値 86
◎値下り銘柄数  153   ◎(昨年来)新安値  1
◎変わらず     54

◎騰落レシオ(25日) 106.50(前日比6.09%上昇)

◎サイコロ(日経平均) 6勝6敗 〇〇●●〇●●●〇〇●〇 50.0%

◎カイリ率(日経平均)25日線比 -0.80% 75日線比 -0.23%


◎為替  (対 ド ル)110.71(前日比0.53円安)
     (対ユーロ)120.13(前日比0.42円安)

◎出来高上位

 1.みずほ  <8411> 210.9円(+  2.8円)15495万株
 2.東芝   <6502> 217.2円(-  1.2円)11512万株
 3.三菱UFJ<8306> 713.9円(+  9.3円) 6506万株
 4.シャープ <6753>   435円(+   16円) 5096万株
 5.ANA  <9202> 350.2円(+  1.3円) 3641万株

◎売買代金上位

 1.日経レバE<1570> 14510円(+  330円)  922億円
 2.任天堂  <7974> 26635円(-  250円)  571億円
 3.三菱UFJ<8306> 713.9円(+  9.3円)  463億円
 4.ソフトBK<9984>  7932円(+   70円)  453億円
 5.トヨタ自 <7203>  6218円(+   60円)  426億円



◆相場概況

 外国証券の寄付前の注文状況・・・売り1350万株 買い1530万株

 本日の東京マーケットは日経平均株価が大幅高、217円(1.14%)高
の1万9202円で取引終了です。

 昨晩のNYダウは45ドル安でしたが、円相場が1ドル=110.60円前
後と昨日の110.20円前後から円安に振れたことを好感して朝方から買い
が先行。昨日は276円の大幅安となった後だけに先高期待からの押し目買い、
加えて本日は3月期決算銘柄の配当権利付き最終売買日となり、配当や株主優
待を狙った買いも加わり、その後も高い水準を維持して引けています。売買代
金は2兆4150億円、上海総合指数は14ポイント(0.4%)安の325
2です。

 業種別では、鉱業、化学、商社、電機、機械、鉄鋼、銀行、証券などの上げ
が顕著です。

 個別銘柄では、東京エレクトロンが340円高の1万1990円と昨年来高
値更新、SCREENも210円高の8080円と昨年来高値更新、SUMC
Oも92円高の1808円、半導体シリコンウエハで世界首位の信越化学は2
20円高の9779円、セラミックコンデンサーの村田製作も270円高の1
万5860円となるなど半導体関連が軒並み高。

 半導体大手の台湾積体電路製造が米アップルの新型スマートフォン向け半導
体チップの量産を4月にも始める模様と報じられ、材料視した買いが波及して
います。

 大和ハウスが48円高の3247円と値を上げています。約80億円を投じ
てベトナム・ハイフォン市に2020年開業予定で大規模ホテルを建設すると
発表。オークラニッコーホテルマネジメントに運営を委託するとしており、材
料視した買いが入っています。

 岐阜大学との共同研究でアンモニアを原料とする低コスト・低環境負荷・高
効率の水素製造装置の試作機を開発したと発表した日野自動車系の澤藤電機が
5日連続のストップ高で100円高の677円。

 その他、好業績期待で紳士肌着首位のグンゼが25円高の465円と8年7
ヶ月ぶりの高値水準まで上昇。360度写真の撮影を受託するサービスを始め
る商業印刷機のリコーが15円高の946円、出前取り次ぎサイト「出前館」
のほかネットスーパーを運営する夢の街創造が35円高の803円、電子顕微
鏡で世界首位の日本電子が34円高の578円と値を上げています。

 本日の新高値銘柄は、サカタのタネ、きんでん、不二家、キリン、グンゼ、
ニチレイ、関西ペ、日本精線、SMC、澤藤電機、SCREEN、東京エレク
・・・等々です。



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【2】主な投資判断                        **
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[UBS証券]
 新 規   A(7606)ユナイテッドアローズ    4,300円

[モルガンSMUFJ証券]
 新 規   A(5413)日新製鋼          2,150円

[野村証券]
 据置き   A(4186)東京応化      4,450→ 4,250円
 据置き   B(3101)東洋紡        165→   205円

[みずほ証券]
 据置き   A(3002)グンゼ        440→   500円


 ※3段階評価はA~C、5段階評価は1~5にて表記
 ※投資判断を再開した場合は新規と記載
 ※価格は各証券会社が判断する妥当株価




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【3】本日の経済指標等の結果                   **
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◎新規上場         公開価格      初値      終値
 ――――
 No.1(3562)  1570円   3460円   3220円

 ズーム (6694)  1520円   2278円   1885円






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【4】権利落ち                          **
――――――――――――――――――――――――――――――――――∞



 3月末に株式分割や配当を実施する銘柄は、権利付き最終売買日の本日28
日と権利落ち日の明日29日の株価では価値が違ってきます。

 28日の株価には期末の株式分割や配当の価値が含まれていますが、29日
の株価にはそれがありません。つまり権利落ち後の株価は、理論的には株式分
割や配当額に相当する価格分下落することになります。

 例えば、日経平均で3月期決算銘柄の明日の配当落ち分が130円あるとす
れば、明日の日経平均が130円安で理論的には本日の終値とイコールです。

 この130円の差を埋めて上昇すればもちろん、配当落ち分よりも小幅な下
げであっても相場は強いと判断されます。

 ちなみに、1株当り5円の配当を出す銘柄の場合、権利付き最終売買日の本
日の終値が1000円であれば、明日の権利落ち後の理論株価は1000円-
5円=995円となります。

 また、3月末に1株が5株になるような株式分割を行う銘柄の場合、本日の
権利付き最終売買日の終値が1000円であれば、明日の権利落ち後の理論株
価は1000円÷5=200円となります。

 「1000円×1千株」は、分割したことによって「200円(分割後の見
なし取得コスト)×5千株」に変化します。

 この場合、株数が5倍になると同時に1株当たりの価値が5分の1になりま
すので権利落ち前と後では全体の価値は変わりません。

 大幅分割後は、単元当たりの購入資金が少なくて済むので買い易くはなりま
すが、分割前に比べた場合の価値の高安は別問題です。

 尚、実際の相場では「材料」や「投資家心理」「需給」といった要素が加わ
りますので、権利落ち後の株価が理論株価とイコールになることはほとんどあ
りません。





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【5】編集後記                                 aqua@aqua-inter.com
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3月末の株式分割銘柄に関しましては、3月17日(金)夕刊をご参照くださ
い。尚、受け渡しが4月3日(月)となる明日の取引から実質的に新年度相場
入りとなります。

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  ~ 最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。~   
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