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こんばんは。ａｑｕａです。

　昨日はトルコで憲法改正の是非を問う国民投票が行われ、賛成５１．３％、
反対４８．７％の賛成多数で憲法が改正されることになりました。

　トルコは議院内閣制で、これまでの大統領は象徴的な存在にすぎませんでし
たが、憲法改正後は首相が廃止され、大統領は閣僚の任免、国会の解散、政令
の公布、予算案の策定、非常事態の発令のほか、司法にも影響力をもつなど、
強大な権力を手中にします。

　ただ、野党は選挙結果について異議を申し立て、票の数え直しを要求してお
り、新体制発足までに紆余曲折を予想する向きもあります。


　朴槿恵（パク・クネ）前大統領の罷免・失職に伴う韓国大統領選挙は、候補
者登録申請が昨日で締め切られ、本日から本格的に選挙戦がスタートしました。

　昨日までに５名が立候補を届け出ましたが、現時点では革新系最大野党「共
に民主党」の前代表・文在寅（ムン・ジェイン）氏と中道系野党「国民の党」
の前共同代表・安哲秀（アン・チョルス）氏による一騎打ちの様相となってい
ます。

　選挙戦は、４月２５日～３０日に在外投票所投票、５月４日～５日に事前投
票所投票が実施され、５月９日の投開票で次の韓国大統領が決定します。


　また、今度の日曜日（４月２３日）にはフランス大統領選挙の第１回投票が
行われます。

　第１回投票で過半数を獲得した候補者がいればそこでフランスの次期大統領
が決まりますが、１９６５年以降、１回目の投票で決まった例は一度もありま
せん。

　第１回投票で過半数を獲得する候補者がいなかった場合、得票率上位２候補
が５月７日の決選投票に進みます。

　今回のフランス大統領選挙には１１名が立候補していますが、現時点では極
右政党・国民戦線のマリーヌ・ルペン党首、中道系独立候補のエマニュエル・
マクロン氏、中道右派・共和党のフランソワ・フィヨン氏、急進左派・左翼党
のジャンリュック・メランション候補の４強の混戦模様となっています。




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　～目次～　　　　　　　　　 編集者：ａｑｕａ［ aqua@aqua-inter.com ］
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 １．今日の相場

 ２．主な投資判断

 ３．本日の経済指標等の結果

 ４．日経平均株価の特徴






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【１】今日の相場　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＊＊
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◎日経平均　　１８３５５.２６（＋　１９.６３）△０.１１％
◎ＴＯＰＩＸ　　１４６５.６９（＋　　６.６２）△０.４５％

◎売買高概算　　　１４億５４２９万株
◎売買代金概算　　　１兆６３３７億円
◎時価総額　　　５４１兆７３５９億円

◎値上り銘柄数　１３９５　　　◎（年初来）新高値　　２４
◎値下り銘柄数　　５１１　　　◎（年初来）新安値　４００
◎変わらず　　　　１０９

◎騰落レシオ（２５日） 　６８.０６％（前日比１.０１％低下）

◎サイコロ（日経平均）　５勝７敗　●〇●〇●〇〇●●●●〇 ４１.７％

◎カイリ率（日経平均）２５日線比 －３.４５％　７５日線比 －４.１８％


◎為替　　（対 ド ル）１０８.３５（前週末比０.５７円高）
　　　　　（対ユーロ）１１５.１１（前週末比０.５６円高）

◎出来高上位

 １.みずほ　　＜８４１１＞　１８９.０円（－　　０.１円）１０２０２万株
 ２.東芝　　　＜６５０２＞　１９８.０円（－　　０.７円）　９１２１万株
 ３.三菱ＵＦＪ＜８３０６＞　６５０.２円（－　　２.０円）　５６７７万株
 ４.ソレイジア＜４５９７＞　　 ４４４円（＋　　 ４７円）　５０４９万株
 ５.ティアック＜６８０３＞　　　 ４０円（＋　　 　１円）　４９０３万株

◎売買代金上位

 １.日経レバＥ＜１５７０＞ １３４５０円（＋ 　　４０円）　　７９９億円
 ２.任天堂　　＜７９７４＞ ２６５０５円（＋　 ７４５円）　　５９９億円
 ３.ソフトＢＫ＜９９８４＞　 ７５９６円（－　 １０６円）　　４７２億円
 ４.三菱ＵＦＪ＜８３０６＞　６５０.２円（－　　２.０円）　　３６７億円
 ５.トヨタ自　＜７２０３＞　 ５７５９円（－　 　３９円）　　２６６億円



◆相場概況

　外国証券の寄付前の注文状況・・・売り４００万株　買い５５０万

　本日の東京マーケットは日経平均株価が５日ぶりに小幅高、１９円（０．１
１％）高の１万８３５５円で取引終了です。週末のＮＹ株式市場は聖金曜日で
休場でしたが、朝鮮半島を巡る地政学リスクの高まりを背景に円相場が１ドル
＝１０８．１０円前後まで円高が進行したことを嫌気して朝方から売りが先行。
１０：３８には下げ幅が１１０円となる場面がありました。

　その後、円高進行が一服するのを横目に押し目買いが入り、引けにかけては
小幅ながらプラスに転じています。円高の影響を受けにくい食料品や不動産な
ど内需関連の上げが目立ちます。売買代金は１兆６３３７億円と今年最低、上
海総合指数は２３ポイント（０．７％）安の３２２２です。

　業種別では、電力ガス、不動産、食品、陸運、小売、医薬品などの上げが目
立ち、一方で自動車、機械、非鉄、銀行、石油、鉄鋼などは下げています。

　個別銘柄では、任天堂が７４５円高の２万６５０５円と値を飛ばしています。
３月に発売した最新機「ニンテンドースイッチ」の販売が好調であり、加えて
今期はスイッチ向けに「スプラトゥーン」や「マリオカート」シリーズなど人
気ソフトの発売も控えており、収益拡大を期待した買いが入っています。

　東京上野本店で中華レストランを展開する東天紅が１１円高の１５７円と７
％を超す大幅高。１７年２月期の単独最終損益が前の期の赤字から黒字転換と
なり、業績改善を好感した買いが入っています。

　三井不動産が５５円高の２４６９．５円と値を上げています。不動産経済研
究所が３月のマンション市場動向調査を発表。首都圏の新築マンション発売戸
数がは前年同月比２６％増と２ヶ月連続で増えており、マンション市況の改善
を好感した買いが入っています。住友不も５２円高の３０１７円、三菱地所も
４１．５円高の２０７８円と値を上げています。

　傘下にＦＣ主体の喫茶ドトールや星乃珈琲店を展開する日レスなどを有する
ドトール・日レスＨＤが１１７円高の２２９１円と大幅高。１７年２月期純利
益が前期比１１％増の６０億円と過去最高を記録し、好感した買いが入ってい
ます。高級喫茶店「星乃珈琲店」やパスタ専門店「洋麺屋　五右衛門」などが
好調です。

　ＤＯＷＡが３１円高の７９８円と値を飛ばしています。１７年３月期の連結
純利益が前の期比２１％増の２６５億円になった模様と発表。従来計画２００
億円からの大幅上方修正を好感した買いが入っています。

　その他、展示施設・商業施設・博物館などのディスプレー企画・設計・施工
を手掛ける乃村工藝社が１０７円高の２１３０円と昨年来高値更新、保育所受
託と公的保育施設運営のサクセスＨＤも７１円高の１５７４円と昨年来高値更
新。

　婦人服主体でカタログ通販大手のベルーナが３月の販売好調で２３円高の９
４３円、人材派遣や業務請負等の人材サービスを展開するウィルグループが５
７円高の８１８円と値を飛ばしています。

　本日の新高値銘柄は、エスフーズ、わらべや、ドトール・日レス、トリドー
ル、グリー、大阪有機、ペプチドリーム、サクセスＨＤ、乃村工藝社、ダイセ
キ・・・等々です。






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【２】主な投資判断　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＊＊
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［ドイツ証券］
　引下げ　Ａ→Ｂ（8227）しまむら　　　　　　　　　17,000円

［みずほ証券］
　据置き　　　Ａ（7453）良品計画　　　　　29,500→29,000円
　据置き　　　Ａ（7581）サイゼリヤ　　　　 3,300→ 3,600円

［大和証券］
　新　規　　　２（6436）アマノ　　　　　　　　　　 2,600円
　引上げ　３→２（8020）兼松　　　　　　　　 170→   240円

 ※３段階評価はＡ～Ｃ、５段階評価は１～５にて表記
 ※投資判断を再開した場合は新規と記載
 ※価格は各証券会社が判断する妥当株価




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【３】本日の経済指標等の結果　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＊＊
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◎中国ＧＤＰ
　―――――
　中国国家統計局が発表した１７年１～３月期の国内総生産（ＧＤＰ）は、前
　年同期比６．９％増と１５年７～９月期以来の高い伸びを記録し、市場予想
　（６．７％増）も上回りました。

　中国経済はしばらくの間減速してきましたが、１６年１０～１２月期は２年
　ぶりに成長率が拡大に転じており、今回も成長率が拡大し、これで０９年４
　～６月、７～９月以来となる２期連続の成長率拡大です。



◎その他の中国経済指標
　――――――――――
　３月の中国工業生産高は、前年同月比７．６％増と市場予想（６．２％増）
　を大きく上回り、２０１４年１２月以来２年３カ月ぶりの高い伸び率を記録
　しました。

　３月の中国粗鋼生産は、前年同月比１．８％増の７２００万トンと過去最高
　を更新しています。

　３月の中国小売売上高は、１０．９％増と市場予想（９．７％増）を上回り
　ました。

　１～３月の中国固定資産投資は前年同期比９．２％増、１～３月の不動産開
　発投資は前年同期比９．１％増と、ともに伸びが加速しています。



◎マンション市場動向
　―――――――――
　３月の首都圏の新築マンション発売戸数は前年同月比２６．６％増、前月比
　で４７．５％増と大幅に増えましたが、契約率は６６．２％に低下し、好不
　調の目安とされる７０％を３カ月連続で下回っています。

　１戸当たり価格と平米単価はともに３カ月ぶりにダウンしました。





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【４】日経平均株価の特徴　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＊＊
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　日経平均株価を構成するのは２２５銘柄で、銘柄数で言えば東証１部全上場
銘柄の約１１％程度ですが、２２５銘柄の時価総額は東証１部全体の約６割、
日々の売買代金も東証１全体の６割前後を占めています。

　ところで、日経平均株価は単純平均型の株価指数であり、構成銘柄が１００
円動けば指数もその分の影響を受けます。

　しかしながら、構成銘柄の株価水準は様々であり、株価が３万５０００円前
後のファーストリテイリングの場合、株価が１００円（変動率約０．２８％）
程度動くことは普通にありますが、１６０円前後の三井造船の株価が一日で１
００円（同約６３％）変動することは通常ありません。

　従いまして、ファーストリテイリングやファナックなど、値がさ株の影響を
受けやすいというのが単純平均型指数である日経平均株価の特徴です。

　尚、日経平均株価のモデルとなっているダウ工業株３０種平均（通称ダウ）
も単純平均型の株価指数であり、ダウも日経平均同様に株価水準の高い銘柄の
影響を強く受けます。

　ダウを構成する３０銘柄の中で株価水準の高い銘柄と言いますと、ゴールド
マン・サックス、スリーエム、ＩＢＭ、ユナイテッドヘルスなどです。

　また、日経平均株価は「ハイテク株指数」と呼ばれますように、２２５銘柄
を業種で分けた場合の比重はハイテク株が４５％と最も高く、同じくハイテク
株の比率が高いナスダック指数との連動性が比較的高くなっています。





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【５】編集後記                           　 　　　 aqua@aqua-inter.com
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上記に関連して、平均して１日の変動値幅が大きい任天堂が日経平均採用銘柄
であれば、日経平均株価は任天堂１社に振り回されることになります。

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　　～　最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。～　　　
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