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 　　　　　　　　　　 　◎　ハロー！株式　◎　　　　　 2016/06/04 増刊

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全国及び海外の皆様、こんにちは。ａｑｕａです。

　青葉若葉の輝きに満ちた季節、夏ももうすぐです。皆様におかれましては、
いかがお過ごしでしょうか。


　さて、昨晩発表された注目の５月の米雇用統計。非農業部門の雇用者数が前
月比３万８０００人増と事前の市場予想１５万人程度の増加を大きく下回り、
米景気の先行き不透明感が台頭。

　この結果、米長期金利が急低下し、日米金利差縮小を見込んだ円買い・ドル
売りが優勢となって円相場は１ドル＝１０６．６０円前後と一気に２円以上の
円高進行となっています。


　欧州連合（ＥＵ）残留・離脱を問う英国の国民投票を今月２３日に控えて不
透明感が強まっていることも円買い・ドル売りを誘った面がありますが、この
円高進行を嫌気し、シカゴ日経先物は１万６３３０円と週末（金）の東京市場
の日経平均株価１万６６４２円よりも３１０円ほど安い水準となっています。


　こうした流れを受け、週明け月曜日の東京市場は朝方から輸出関連中心に売
りが先行、シカゴ日経先物にサヤ寄せする形で安く始まることが想定されます。


　もっとも、一つの指標に過剰に反応し過ぎたという面もあり、ＮＹダウは３
１ドルしか下落しておらず、従いまして短期的な下落であってＮＹ株式市場の
中長期的な上向きの流れ、加えて上向き傾向の米景気の方向性が変わる可能性
は小さいと見ます。


　ＮＹダウの史上最高値は昨年（２０１５年）５月１９日に付けた１万８３１
２ドル（終値ベース）であり、昨晩の１万７８０７ドルはその史上最高値にあ
と僅か５０５ドルと迫っています。史上最高値を更新してくる可能性は高く、
この点はしっかりと押さえておきたいポイントです。もっとも、日本株はＮＹ
市場に比べて相当に出遅れています。


　尚、米国の利上げは６月１４～１５日に開催される米連邦公開市場委員会（
ＦＯＭＣ）ではないとの見方が強まっていますが、週明け６日（月）に予定さ
れるイエレン米ＦＲＢ議長の講演での発言内容に市場の注目が集まります。


　ところで、巷からはマザーズなど新興銘柄の直近の下落で大きな損をしたと
いう声が聞こえてきます。どうしても値動きが軽いという理由から「すぐに一
儲けしてやろう」という気持ちで新興株に飛び付き、逆に大きくやられる、こ
うなっている訳ですが、こうしたケースは多々あります。


　やはり「急がば回れ、走れば躓（つまず）く」であり、こうした悪循環に陥
って大切なお金をすり減らさないようにしたいところです。


　繰り返し申し上げていますが、改めて以下の点をご確認頂ければと存じます。


　・『いのち金には手を付けるな』

　ゆとりを持っての投資に心がけましょう。株式投資には必ず値下がりリスク
　が伴ないます。生活資金や教育資金には手を付けてはならず、余裕のない状
　態では冷静な判断が出来なくなってしまいます。余裕資金で株式投資を行う
　のが大原則です。


　・『さんまのアタマとシッポはくれてやれ』

　アタマからシッポまで食べると毒が回るといいます。決して欲張り過ぎては
　いけません。大底で買って大天井を売るというのは、プロであっても１００
　％無理です。仮にそうなったとしたら、それは偶然です。底値ゾーン、高値
　ゾーンといったゾーンで考えるのが、良い結果をもたらします。また、時に
　は「損切る」勇気も必要であり、多少の損は勉強にもなり、次回に取り返し
　が効きます。


　・『農耕型投資と狩猟型投資の区別をはっきりする』

　株式投資には２種類あります。１つは狩猟型投資。これは、名前のごとく動
　き回る株式市場のターゲットを追いかけて短期間のうちに何回も売り買いを
　する投資法です。そして、もう一つは農耕型株式投資。これは、種を蒔くこ
　とから始めて、じっくり果実が実った頃を見計らって刈り取る投資法です。
　これを「中長期投資」と言います。個々のスタンスによりこの区別が付いて
　いないと上手く行きません。


　・『筋の耳打ちは信頼するな』

　根拠のない、きな臭い情報に惑わされないようにしましょう。マーケットに
　は根拠のない怪情報をもとに売買をする人達（仕手筋）が存在します。こう
　いった情報に乗って成功した例はありません。王道を行きましょう。



　私ａｑｕａは、本誌と併行しまして『スペシャル版』（有料版）を配信して
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　それでは皆様、楽しい休日をお過ごしくださいませ。


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ａｑｕａより



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