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━━━ これまで株でうまくいかない方・ビギナーの方へ毎週お届け ━━━ ア┃ク┃ア┃ ス┃ペ┃シ┃ャ┃ル┃版┃ ━┛━┛━┛ ━┛━┛━┛━┛━┛━┛ 「いつ、どの銘柄を買えばいいの?」「現在の相場をどう見ればいいの?」 独自の観点でaquaがやさしく解説します。 ◆お申込み・詳細は・・・ https://www.aqua-inter.com/special/ ◆ 株式投資のPARTNER ━━━━━━━━━ http://www.aqua-inter.com/ ◎ ハロー!株式 ◎ 2016/06/13 夕刊 ・・・‥‥……━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━……‥‥・・ こんばんは。aquaです。 本日は東北と北陸が梅雨入りし、これで梅雨のない北海道を除く全域で長雨 の季節となりました。雨の多いこの時期、いつ降ってきてもいいように準備は しておきたいものです。 ところで、19世紀の英国は、産業革命で世界に先駆けて資本主義経済体制 を整え、広大な植民地と強力な海軍を背景に、他のヨーロッパ諸国と同盟関係 を持たない孤立主義を外交の基本に据えていました。 いわゆる「名誉ある孤立」と言われる外交政策で、大英帝国と呼ばれていた 当時はそれが通用しましたが、その後の世界の変化の中で英国の影響力は低下 し、20世紀初頭の日英同盟によって英国は孤立政策を放棄しました。 そして現在、イギリスは欧州連合(EU)離脱の賛否を、23日の国民投票 で問おうとしています。 英メディアが10日に公表した世論調査では、離脱支持が55%、残留支持 が45%という結果になっています。 離脱派の主張は英国の主権回復であり、EU予算への無駄な出費を抑え、制 約を受けずに自由貿易を推進してゆくことで、大きなメリットを享受できると いうものです。「名誉ある孤立」への憧憬のようにも見えます。 一方、残留派の主張は、主権回復どころか影響力の低下は免れず、EU離脱 により自国の経済や雇用に悪影響が広がるというものです。もちろん、英企業 のみならず、世界中の企業や金融機関は戦略を見直さざるをえません。 実際に英国がEUを離脱した場合のマイナスの影響は英国のみならず、EU 全体、そして世界全体に広がる可能性があり、市場が危惧しているのはまさに その点です。 …………………………………………………………………………………………… ~目次~ 編集者:aqua[ aqua@aqua-inter.com ] …………………………………………………………………………………………… 1.今日の相場 2.主な投資判断 3.本日の経済指標等の結果 4.法人企業景気予測調査と日銀短観 ――――――――――――――――――――――――――――――――――∞ 【1】今日の相場 ** ――――――――――――――――――――――――――――――――――∞ ◎日経平均 16019.18(-582.18)▼3.51% ◎TOPIX 1284.54(- 46.18)▼3.47% ◎売買高概算 18億7631万株 ◎売買代金概算 1兆8518億円 ◎時価総額 478兆0995億円 ◎値上り銘柄数 40 ◎(年初来)新高値 14 ◎値下り銘柄数 1903 ◎(年初来)新安値 237 ◎変わらず 15 ◎騰落レシオ(25日) 98.29%(前日比11.77%低下) ◎サイコロ(日経平均) 6勝6敗 ○○○●●○●○○●●● 50.0% ◎カイリ率(日経平均)25日線比 -3.89% 75日線比 -3.74% ◎為替 (対 ド ル)106.03(前週末比0.81円高) (対ユーロ)119.44(前週末比1.45円高) ◎出来高上位 1.みずほ <8411> 158.5円(- 4.8円)13225万株 2.三菱UFJ<8306> 504.7円(- 22.9円) 6717万株 3.神戸製鋼 <5406> 87円(- 6円) 5847万株 4.東芝 <6502> 276.5円(- 1.6円) 4858万株 5.日立 <6501> 456.3円(- 29.2円) 3199万株 ◎売買代金上位 1.日経レバE<1570> 10340円(- 740円) 1782億円 2.トヨタ自 <7203> 5428円(- 199円) 572億円 3.ソフトBK<9984> 5712円(- 284円) 368億円 4.三菱UFJ<8306> 504.7円(- 22.9円) 342億円 5.そーせい <4565> 19700円(- 1360円) 292億円 ◆相場概況 外国証券の寄付前の注文状況・・・売1130万株 買い1120万株 本日の東京マーケットは日経平均株価が3日連続安となり、前週末比582 円(3.51%)の大幅安で1万6019円と1万6000円に急接近して取 引終了です。3日間の下げ幅は811円となります。 週末のNYダウが119ドル安となり、シカゴ日経先物が1万6290円ま で下落したことを受けて朝方から売りが優勢。その後も英国が欧州連合(EU )を離脱するとの懸念から円相場が1ドル=105円台後半の円高に振れたこ と、加えて米フロリダ州で起きたテロも重石となり、引けにかけて下げ幅を拡 大しています。 14~15日(水)の米FOMC、15~16日(木)の日銀金融政策決定 会合を控えて手控え気分は強いです。売買代金は概算1兆8518億円、上海 総合指数は94ポイント(3.2%)の大幅安で2833です。 業種別では33業種全て下落。特に、石油、鉄鋼、精密、銀行、証券、非鉄、 機械、自動車などの下げが目立ちます。 個別銘柄では、相場全般大幅安の中にあって、漁網や漁労機器を手掛ける日 東製網が29円高の162円と21%の大幅高。17年4月期連結業績の増収 増益見通しに加え、実質的な増配計画を発表し、好感した買いが膨らんでいま す。 東京ドームが7円高の462円と値を上げています。業績好調で純利益計画 を第2四半期累計で28億円から35億円(前年同期比20%増)へ、通期は 49億円から56億円(前期比22%増)に大幅上方修正し、好感した買いが 入っています。集客力の高いコンサートの招致でグッズ販売が伸び、ホテルの 客室単価も上昇しています。 神奈川地盤の家電量販中堅のノジマが147円高の1565円と10%の大 幅高。東証が17日付で同社を東証1部に市場変更すると発表。東証1部銘柄 で構成する東証株価指数(TOPIX)に連動して運用する機関投資家からの 買いによる株高を見越して先回り的な買いが入っています。 日産系最大の部品会社で日産向け8割のカルソニックカンセイが43円高の 911円と値を飛ばしています。日産自動車が保有株式売却に向けた1次入札 を締め切ったと報じられ、米プライベート・エクイティ・ファンドのべイン・ キャピタルと大手投資ファンドのコールバーグ・クラビス・ロバーツが購入に 動いていると見られ、材料視した買いが入っています。 その他、建築・測量土木CADで首位の福井コンピュータが137円高の1 692円、ヤフーによるTOB価格850円にサヤ寄せする形でイーブックが 78円高の857円、自動車用アンテナ大手のヨコオが31円高の513円と 値を飛ばしています。 本日の新高値銘柄は、ツクイ、くらコーポ、フジッコ、日東製網、イーブッ ク、福井コンピュータ・・・等々です。 ★ 『 アクア・スペシャル版 』 ★  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ビギナーの方も、なかなか上手くいかないという方も是非ご活用ください。 ◆お申込みは・・・ https://www.aqua-inter.com/special/ ◆ ――――――――――――――――――――――――――――――――――∞ 【2】主な投資判断 ** ――――――――――――――――――――――――――――――――――∞ [クレディS証券] 据置き B(2229)カルビー 4,600→ 4,400円 据置き B(4063)信越化 7,100→ 6,600円 据置き C(3436)SUMCO 650→ 540円 [野村証券] 据置き B(7974)任天堂 15,400→15,200円 [SMBC日興証券] 据置き A(2181)テンプHD 2,100→ 2,400円 据置き A(4849)エンジャパン 2,250→ 2,500円 据置き A(9744)メイテック 5,500→ 5,200円 [三菱UFJMS証券] 据置き A(6832)アオイ電子 4,110→ 3,180円 据置き A(7296)FCC 2,800→ 2,700円 据置き A(7733)オリンパス 6,420→ 6,310円 引下げ A→B(6135)牧野フライス 1,030→ 710円 据置き C(6103)オークマ 690→ 640円 据置き C(7313)TSテック 2,500→ 2,300円 [みずほ証券] 据置き A(4974)タカラバイオ 1,820→ 2,080円 [ゴールドマンS証券] 据置き 1(2206)グリコ 7,200→ 7,300円 引上げ 3→2(7202)いすゞ 1,400→ 1,600円 ※3段階評価はA~C、5段階評価は1~5にて表記 ※投資判断を再開した場合は新規と記載 ※価格は各証券会社が判断する妥当株価 ――――――――――――――――――――――――――――――――――∞ 【3】本日の経済指標等の結果 ** ――――――――――――――――――――――――――――――――――∞ ◎法人企業景気予測調査 ―――――――――― 大企業全産業の景況判断指数はマイナス7.9と、前回1~3月期調査(マ イナス3.2)に比べマイナス幅が拡大、2年ぶりに2四半期連続のマイナ スとなりました。 尚、前回調査時点のヒアリングでは、4~6月期の景況感はマイナス2.2 程度に改善する見通しでしたが、逆に足元の景気に慎重な見方をする経営者 が増えた格好です。 大企業のうち製造業の景況感も前回のマイナス7.9からマイナス11.1 にマイナス幅が拡大。16年度の設備投資については前年度比3.8%の増 加見通しとなっています。 ◎中国の経済指標 ――――――― 本日発表された中国の主な経済指標は下記のようになっています。 <5月> 前年同月比 4月 工業生産高 6.0%増( 6.0%増) 予想 6.0%増 小売売上高 10.0%増(10.1%増) 予想10.1%増 <1~5月> 前年同期比 1~4月 固定資産投資 9.6%増(10.5%増) 予想10.4%増 ちなみに、中国の固定資産投資とは、農村部を除く建設投資と設備投資の合 計で、伸び率が10%を下回るのは2000年1~5月以来、16年ぶりの ことです。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――∞ 【4】法人企業景気予測調査と日銀短観 ** ――――――――――――――――――――――――――――――――――∞ 法人企業景気予測調査とは、財務省が企業の設備投資や財務状況について総 合的に調査を行っている「法人企業統計」の予測版の調査で、企業活動の現状 と先行き見通しについて、企業の経営者の判断を調査しています。 具体的には、景況について前期に比べて「上昇」「不変」「下降」のいずれ かで答えてもらい、「上昇」と答えた企業の割合から「下降」の割合を差し引 いた値を「景況判断指数」(BSI:ビジネス・サーベイ・インデックス)と して公表しています。 ちなみに、法人企業景気予測調査と同じように、企業短期経済観測調査(日 銀短観)も経営者の景況判断を調査しています。 調査対象や調査の内容は類似しており、短観では景況感などの判断項目につ いて「良い」「さほど良くない」「悪い」で答えてもらい、「良い」と思う企 業の割合から「悪い」と思う割合の企業の割合を差し引いて「DI」(ディフ ュージョン・インデックス)として算出しています。 法人企業景気予測調査は「上昇」「下降」など景況感の変化の方向を聞くの に対し、日銀短観では「良い」「悪い」といった景況感の水準を聞くところに 違いがあり、現状を「方向性」で見るか、「水準」で見るかの点で異なってい ます。 別の言い方をしますと、法人企業景気予測調査は景気変動に敏感に反応する という特性を持ち、日銀短観は足もとの景気の動向を的確に捉えるものとなっ ています。 景況感以外の「売上高」や「設備投資」など具体的な金額などを聞いた計数 項目についても、法人企業景気予測調査と日銀短観はどちらも同じように聞き 取り調査を行っています。 先行きの景気動向や企業業績を見通す上で、日銀短観は最も重要な経済指標 の一つで、調査対象や調査内容が似通い、2~3週間先に発表される法人企業 景気予測調査は日銀短観の予測資料となります。 なお、6月調査の日銀短観の発表は7月1日です。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――― 【5】編集後記 aqua@aqua-inter.com ――――――――――――――――――――――――――――――――――― 本日の相場は、英国のEU離脱懸念、急速な円高、中国経済の先行き不安、米 フロリダで発生した史上最悪の銃撃事件などが嫌気され値下がりしましたが、 中国上海の浦東(プードン)国際空港で手製爆弾が爆発したとの報道も市場心 理の悪化に一役買いました。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――― ~ 最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。~ ――――――――――――――――――――――――――――――――――― ~皆様のご投票、心から御礼申し上げます。~ = 10年連続受賞 = ◎メルマ!ガ オブ ザ イヤー2015  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 8年連続で『総合大賞』 06年~07年はマネー部門賞第1位 → http://melma.com/contents/moy2015/ ◎まぐまぐ大賞 2015  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 投資・資産運用部門 第4位 → http://www.mag2.com/events/mag2year/2015/page/cate05/ ====================================================================== ●内容については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではあり ません。また、当該情報に基づいて被ったいかなる損害についても、当方は 一切の責任を負いません。投資に関する最終的な決定は、利用者ご自身の判 断でなさるようにお願いいたします。 ●ご意見、ご感想、広告に関するお問い合わせ等は下記までお願いいたします。 → mailto:aqua@aqua-inter.com ●無料メールマガジンの配信登録・登録先変更、登録解除は下記にてご自身に てお願いいたします。→ http://www.aqua-inter.com/mailmag/list.html ●配信についての連絡事項やバックナンバーは本誌ホームページをご参照下さ い。 → http://www.aqua-inter.com/ ●当メールマガジンに掲載された記事を許可なく転載すること及び第三者への 転送を含む再掲示を禁じます。 ====================================================================== 発行:アクアリンクス株式会社 関東財務局長(金商)第2282号 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━