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こんばんは。ａｑｕａです。

　２月４日は春立つ日の「立春」で、この日から暦の上では春となります。前
日の３日は冬と春の季節を分かつ「節分」です。


　節分といえば「豆まき」です。豆まきと言えば鬼、鬼と言えば、もともとは
死霊や得たいのしれぬモノを指し、「災い」そのものを意味するようになりま
した。そして、北東の方位は鬼が出入りする方角「鬼門」として忌まれてきま
した。

　福徳を司る歳徳神のいる恵方が毎年変わるのに対し、鬼門は常に北東の方角
にあります。

　平城京の北東に東大寺、平安京の北東に比叡山延暦寺があるのは鬼門守護の
ためであり、江戸城の北東に「東の比叡山」という意味の「東叡山」を山号と
する寛永寺が建立されたのも鬼門封じのためです。

　尚、鬼門（北東）の方角は、昔風に言えば「艮」（うしとら：丑と寅の間）
です。もともとは姿形が定まっていなかった鬼でしたが、丑寅の方角を鬼門と
呼ぶことから、一般的に丑（牛）の角と寅（虎）の牙を持ち、虎皮を身に着け
た姿として具現化されてきました。

　
　ところで、二十四節気をもとに季節を分ける節切りでは、立春から新しい年
が始まります。

　立春の前日（節分）に鬼めがけて豆を投げつけるのには、新しい年（立春）
を迎える前の邪気払い・厄落としという意味があります。明日の豆まきもそう
思って行えば、いつもと趣が違ってきます。




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　～目次～　　　　　　　　　 編集者：ａｑｕａ［ aqua@aqua-inter.com ］
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 １．今日の相場

 ２．主な投資判断

 ３．本日の経済指標等の結果

 ４．連想ゲーム






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【１】今日の相場　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＊＊
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◎日経平均　　１８９１４.５８（－２３３.５０）▼１.２２％
◎ＴＯＰＩＸ　　１５１０.４１（－　１７.３６）▼１.１４％

◎売買高概算　　　２１億２８１８万株
◎売買代金概算　　　２兆５７０３億円
◎時価総額　　　５５６兆７６６０億円

◎値上り銘柄数　　２９６　　　◎（昨年来）新高値　１１０
◎値下り銘柄数　１６３５　　　◎（昨年来）新安値　　　４
◎変わらず　　　　　７１

◎騰落レシオ（２５日） 　９３.６８％（前日比４.６７％低下）

◎サイコロ（日経平均）　７勝５敗　〇〇〇●●〇〇〇●●〇● ５８.３％

◎カイリ率（日経平均）２５日線比 －１.４５　　７５日線比 ＋２.７９％


◎為替　　（対 ド ル）１１２.６８（前日比０.８８円高）
　　　　　（対ユーロ）１２１.５４（前日比０.８９円高）

◎出来高上位

 １.みずほ　　＜８４１１＞　２０６.０円（－　　２.７円）１３０２７万株
 ２.三菱ＵＦＪ＜８３０６＞　７２１.７円（－　　５.７円）　７０６４万株
 ３.東芝　　　＜６５０２＞　２４０.８円（－　　３.５円）　５８２０万株
 ４.日本通信　＜９４２４＞　　 １９０円（＋　 　１６円）　５４６６万株
 ５.日本郵船　＜９１０１＞　　 ２３４円（－　　 １１円）　４６９３万株

◎売買代金上位

 １.日経レバＥ＜１５７０＞ １４１３０円（－ 　３８０円）　１１３６億円
 ２.トヨタ自　＜７２０３＞　 ６４３０円（－　 １１６円）　　５３７億円
 ３.ソフトＢＫ＜９９８４＞　 ８６８６円（－ 　１１９円）　　５２４億円
 ４.三菱ＵＦＪ＜８３０６＞　７２１.７円（－　　５.７円）　　５１３億円
 ５.任天堂　　＜７９７４＞ ２２５２０円（－　 １０５円）　　３６９億円



◆相場概況

　外国証券の寄付前の注文状況・・・売り５９０万株　買い１４３０万株

　本日の東京マーケットは、日経平均株価が２３３円（１．２２％）安の１万
８９１４円で取引終了です。

　昨晩のＮＹダウが２６ドル高となったことで寄付きは小幅高でのスタートと
なりましたが、上値を買い上がる動きは限定的。円相場が朝方の１ドル＝１１
３円台前半から１１２．５０円前後まで円高に振れるのを横目に連動して引け
にかけて下げ幅を広げています。売買代金は概算２兆５７０３億円、上海市場
は春節で本日まで休場です。

　尚、東証が１月第４週（２３～２７日）の投資家別株式売買動向を発表して
います。外国人は２週連続の売り越しで売越額は２０６６億円（前の週は１０
３９億円の売り越し）、個人は３週ぶりの売り越しで売越額は１３１７億円（
前の週は１０５億円の買い越し）、年金基金の売買動向を反映する信託銀行は
２週連続の買い越しで買越額は６３７億円となっています。

　業種別では、相場全般安の中にあって医薬品、卸売が小高く、一方で海運、
倉庫、不動産、電力ガス、建設、鉄鋼、銀行、電機などの下げが目立ちます。

　個別銘柄では、昨日ストップ高の写真プリント店首位プラザクリエイトが本
日もストップ高、８０円高の４９２円となっています。昨日はソフトバンクの
店舗に写真印刷機の導入を始めたと発表して買いが集まり、本日は第三者割り
当てによるソフトバンクとの資本関係の強化を発表したことで買いが集まって
います。

　相場全般安の中にあって、三菱商事が５４．５円高の２６２７．５円と値を
上げて昨年来高値を更新。１４時に１７年３月期業績計画の上方修正と増配を
発表し、好感した買いが入っています。連結純利益は４４００億円と従来計画
３３００億円から大幅上方修正し、期末配当計画は１０円増としています。

　日立も業績上方修正で上昇、７．５円高の６５５．７円となっています。１
７年３月期通期の連結営業利益を従来計画５４００億円から５６００億円に上
方修正しています。半導体製造装置の販売が堅調です。

　塩ビ・苛性ソーダ大手で歯科材料など機能商品を手掛ける東ソーが３９円高
の９０４円と値を飛ばして昨年来高値更新。１３時に１７年３月期の連結純利
益が前期比７６％増の７００億円になる見通しと発表。従来計画５４０億円か
ら大幅上方修正を好感した買いが膨らんでいます。

　その他、牛めし店「松屋」などの既存店売上高が２６ヶ月連続プラスの松屋
フーズが１４５円高の４２４５円、業績上方修正で武田薬品が９６円高の４８
６４円、コア営業利益が過去最高益更新見通しと発表した中外製薬が３００円
高の３７０５円、食品等に使う果実酸類の総合メーカーでリンゴ酸の世界シェ
ア５割の扶桑化学が好業績と増配発表で３００円高の２８３９円と大幅高です。

　本日の新高値銘柄は、明星工、東ソー、ゼオン、扶桑化、ライオン、イソラ
イト、東洋機械、アイチコーポ、日本精工、新明和、Ｖテク、松屋フーズ・・
・等々です。





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【２】主な投資判断　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＊＊
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［ＳＭＢＣ日興証券］
　据置き　　　Ｂ（2229）カルビー　　　　　 3,090→ 3,120円
　据置き　　　Ｂ（6506）安川電機　　　　　 1,510→ 1,720円
　引下げ　Ｂ→Ｃ（1605）国際帝石　　　　　　 900→   900円

［三菱ＵＦＪＭＳ証券］
　据置き　　　Ｃ（5423）東京製鉄　　　　　　 660→   860円
　引下げ　Ｂ→Ｃ（6806）ヒロセ電機　　　　13,000→13,500円

［みずほ証券］
　据置き　　　Ｂ（4185）ＪＳＲ 　　　　　　1,470→ 1,760円
　据置き　　　Ｂ（8036）日立ハイテク　　　 4,700→ 5,200円

［大和証券］
　据置き　　　３（2331）ＡＬＳＯＫ　　　　 4,800→ 4,500円
　据置き　　　３（4839）ＷＯＷＯＷ　　　　 2,850→ 3,600円

 ※３段階評価はＡ～Ｃ、５段階評価は１～５にて表記
 ※投資判断を再開した場合は新規と記載
 ※価格は各証券会社が判断する妥当株価




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【３】本日の経済指標等の結果　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＊＊
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◎マネタリーベース
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　１月の資金供給量（マネタリーベース）月末残高は前月末から１兆９３８８億
　円（０．４％）減の４３５兆４９２６億円で、１４カ月ぶりに減少しました。

　※マネタリーベースとは、市中に出回っている現金（紙幣発行残高＋貨幣流通
　　高）と日銀当座預金残高（＝金融機関の手元資金）の合計。



◎消費動向調査
　―――――――
　内閣府が発表した１月の消費動向調査によりますと、消費者心理を示す消費者
　態度指数は前月比０．１ポイント上昇の４３．２と、わずかではありますが２
　カ月連続で改善しました。

　消費者心理の基調判断は「持ち直しのテンポが緩やかになっている」から「持
　ち直しの動きがみられる」に上方修正されました。



◎ユニクロ売上高
　―――――――
　ファーストリテイリングが発表した１月の国内ユニクロの既存店売上高は前
　年同月比２．５％減と、２カ月連続で前年実績を下回りました。

　尚、１月の客数は５．４％減、客単価は３．０％アップとなっています。



◎対内証券投資・株式（財務省集計）※カッコ内は前週の動向
　―――――――――
　１月２２～２８日

　　海外投資家　－１４３９億円（－３７６０億円）　２週連続売り越し



◎投資部門別の売買状況（東証集計）※カッコ内は前週の動向
　――――――――――
　１月第４週（２３～２７日、日経平均３２９円上昇・週間ベース）

　　個人投資家　－１３１７億円（＋　１０５億円）　３週ぶり売り越し

　　海外投資家　－２０６６億円（－１０３９億円）　２週連続売り越し

　　事業法人　　＋　　　５億円（＋　　５２億円）　３週連続買い越し

　　信託銀行　　＋　６３７億円（＋　５０７億円）　２週連続買い越し

　※投資部門別売買状況で「事業法人」は企業の自社株買い等、「信託銀行」
　　は年金資金等の売買動向を反映しています。




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【４】連想ゲーム　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＊＊
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　昔からのことわざに「風が吹けば桶屋が儲かる」というのがあります。意味
は・・・


　　風が吹けば砂ぼこりが舞い、そうすると目の悪い人が増える。

　　眼の悪い人が増えると三味線引き（盲目の人が三味線を引いて日銭を稼ぐ
　　職業、いわゆる琵琶法師）が増える。

　　三味線引きが増えるとネコがいなくなる（昔はネコの皮で三味線を作って
　　いたため）。

　　ネコがいなくなるとネズミが増える。増えたネズミが桶をかじる。

　　そうすると新しい桶を買い求める人が増え、桶屋が儲かる。


というもので、一つの事象が次々に影響してゆくことを言い表しています。

　昔から「株式投資は連想ゲームである」と言われていますとおり、株式投資
では一つの事象からその後の展開を読む力（連想力）が投資成果に直結します。

　株式市場では一つの材料が何度となく蒸し返され、その度に上げ下げを繰り
返します。また、この銘柄が動けばあの銘柄も動くといったような、複数の銘
柄が同一の材料で同じような動きをすることが多々あります。

　実際に売り買いせずとも、相場が動いた背景や事の成り行きも含めて憶えて
いれば、役立つ時が結構あるものです。そうしたデータや知識は相場における
連想力の拠りどころとなります。




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【５】編集後記                           　 　　　 aqua@aqua-inter.com
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ＮＹ市場では、強めの経済指標が出れば金融株が上昇する傾向があります。強
い経済指標が先行きの金利上昇を連想させ、金利が上昇すれば利ざや拡大で銀
行の収益が改善するだろうという見方が背景にあります。また、ＮＹ市場で強
めの経済指標が出れば金利上昇観測から実際に債券利回りが上昇（債券価格は
下落）し、日米の金利差拡大により為替はドル高・円安方向に向かいやすくま
ります。連想ゲームとは「起」を見て「承転結」を想像することですが、慣れ
てきますと「起」からいきなり「結」に発想が飛び、さらには「起」が発生す
る前にそのことを想定して動くようなこともあります。

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　　～　最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。～　　　
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～皆様のご投票、心から御礼申し上げます。～　＝　１２年連続受賞　＝


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