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 　　　　　　　　　　 　◎　ハロー！株式　◎　　　　　 2016/07/02 増刊

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全国及び海外に皆様、こんにちは。ａｑｕａです。

　日を追うごとに暑気相つのり、汗ばむ季節になりました。皆様におかれまし
ては、いかがお過ごしでしょうか。


　さて、既に沖縄は梅雨明けとなり、連日で３０度を超す暑さとなっているそ
うです。いずれ本州も梅雨明けとなって夏本番となりますが、今年は特に暑い
夏になるとのこと。平年ベースでは、近畿・東海・関東いずれも７月２１日頃
が梅雨明けとなっています。


　６月１０日。気象庁は、１４年夏に発生したエルニーニョ現象がこの春に終
息し、今後は夏の間に逆にラニーニャ現象が発生し、秋にかけて続く可能性が
高いと発表しています。


　エルニーニョ現象とは、ペルー沖の海面水温が平年より高くなり、その状態
が１年程度続く現象です。逆に、同じ海域で海面水温が平年より低い状態が続
く現象はラニーニャ現象と呼ばれ、それぞれ数年おきに発生。一旦エルニーニ
ョ現象やラニーニャ現象が発生すると、日本を含め世界中で異常な天候が起こ
るとされています。


　経済規模が大きい北半球では、エルニーニョが発生すると夏は冷夏・低温・
多雨となることが多く、冬は高温・暖冬・多雨となり、結果的に季節感が緩慢
になる傾向があります。家電製品や衣料品など季節商品の販売に影響が出るこ
とから、景気の減速要因となることが多いです。


　一方、今回予想が出されたラニーニャでは夏に猛暑、冬は低温・厳冬となり、
消費やエネルギー需要が高まり、景気にプラスとなる傾向があります。昨年後
半以降の世界景気の減速傾向は過去最大級のエルニーニョの影響もあると見ら
れます。

　今後、気象庁の予報通りに夏にラニーニャが発生しますと、年後半から景気
浮揚効果が表れる可能性があります。


　　　　　　　　　　＝　猛暑関連銘柄　＝


　そこで、改めて猛暑関連銘柄を確認しておきますと、例えばアイスクリーム
の「ＢーＲサーティワンアイスクリーム」（２２６８）、「江崎グリコ」（２
２０６）、「セイヒョー」（２８７２）などは猛暑の恩恵を享受し、夏服の売
れ行きが良くなれば、リーズナブルな価格の夏服を扱う「しまむら」（８２２
７）や「ファーストリテイリング」（９９８３）にも注目が集まります。


　冷蔵庫事業の「東洋水産」（２８７５）、冷蔵倉庫と冷凍食品で首位の「ニ
チレイ」（２８７１）、プール利用の増加から目薬の「ロート製薬」（４５２
７）や「参天製薬」（４５３６）、日焼け止めで「花王」（４４５２）、休憩
回数とアイスコーヒーの消費が増えて「ドトール・日レス」（３０８７）。


　殺虫剤の「アース製薬」（４９８５）や「フマキラー」（４９９８）も猛暑
関連として値を上げた実績があり、屋上緑化やヒートアイランド対策、そして
ソーラー屋根を手掛ける「三晃金属」（１９７２）、ヒートアイランド現象の
緩和・抑制に繋がる舗装技術を持つ「ＮＩＰＰＯ」（１８８１）。


　清涼飲料水の「伊藤園」（２５９３）、そして「アサヒＨＤ」（２５０２）
などのビール株、トマト飲料の「カゴメ」（２８１１）、カレーライスの「ハ
ウス食品」(２８１０）・・・等々。エアコンの「ダイキン工業」（６３６７）
や「富士通ゼネラル」（６７５５）、業務用製氷機大手の「ホシザキ」（６４
６５）といったところも見逃せません。


　早いもので今年も半年が経過し、いよいよ後半戦のスタートとなりました。
前半ヤラれた分を取り返そうとどうしても気持ちが先走りがちとなりますが、
気持ちがはやりますとロクなことはありません。こういう時こそ「急がば回れ
、走れば躓（つまず）く」で地道なくらいにじっくりと臨むことが結果的に近
道となるケースが多いです。


　常々申し上げていますが、改めて以下の点をご確認頂ければと存じます。


　・『いのち金には手を付けるな』

　・『一夜成金　一夜乞食』

　・『思い上がりは、下り板』

　・『農耕型投資と狩猟型投資の区別をはっきりする』

　・『筋の耳打ちは信頼するな』


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　それでは皆様、楽しい休日をお過ごしくださいませ。


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ａｑｕａより



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