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こんばんは。ａｑｕａです。

　１９１１年に出版された「悪魔の辞典」は、辞書をパロディ化した元祖とし
て知られています。

　例えば、「安心」について、悪魔の辞典は「隣人が不安を覚えているさまを
眺めることから生ずる心の状態」と定義し、「責任」については「自分の肩か
ら下ろして、神なり運命なり宿命なり巡り合わせなり、あるいは隣人なりの肩
へ容易に移すことのできる重荷」と再定義しています。

　皮肉が効いたブラックユーモアとして今でも時折話題になる「悪魔の辞典」
ですが、パンローリング社から先日出版された「金融版　悪魔の辞典」も面白
い内容となっています。

　たとえば「うわさ」とは「ウォール街では事実と同義語」、「内部情報」と
は「あなたを刑務所に送ることになるかもしれない情報」といった具合です。

　皮肉屋で知られたマーク・トウェインは以下のような言葉を残していますが、
時として皮肉やブラックユーモアとして語られた言葉のほうが真実を伝えてい
る場合があります。


　「健康を保つ唯一の方法は、食べたくないものを食べ、
　　　　　　　　　　　嫌いなものを飲み、したくないことをすることだ。」


　「アダムはリンゴが欲しかったから食べたのではない。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　禁じられていたから食べたのだ。」


　「新しいものを考えついた人も、
　　　　　　　　　　　　　それが成功するまではただの変人にすぎない。」


　「真実が靴を履いている間に、嘘は世界を半周する。」




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　～目次～　　　　　　　　　 編集者：ａｑｕａ［ aqua@aqua-inter.com ］
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 １．今日の相場

 ２．主な投資判断

 ３．本日の経済指標等の結果

 ４．長期的な視野





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【１】今日の相場　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＊＊
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◎日経平均　　１８３８１.２２（＋　４７.８１）△０.２６％
◎ＴＯＰＩＸ　　１４６４.５３（＋　　４.５７）△０.３１％

◎売買高概算　　　２４億９２７８万株
◎売買代金概算　　　２兆７２２５億円
◎時価総額　　　５４０兆８４００億円

◎値上り銘柄数　１０３０　　　◎（年初来）新高値　１７６
◎値下り銘柄数　　８３５　　　◎（年初来）新安値　　　０
◎変わらず　　　　１２４

◎騰落レシオ（２５日） １３３.５９％（前日比２.２６％低下）

◎サイコロ（日経平均）１０勝２敗　●〇〇〇●〇〇〇〇〇〇〇 ８３.３％

◎カイリ率（日経平均）２５日線比 ＋５.０５％　７５日線比 ＋８.２１％


◎為替　　（対 ド ル）１１３.４３（前日比０.１２円安）
　　　　　（対ユーロ）１１９.９５（前日比０.５６円安）

◎出来高上位

 １.みずほ　　＜８４１１＞　１９８.０円（－　　３.２円）２２０４０万株
 ２.三菱ＵＦＪ＜８３０６＞　６６１.７円（－　１５.３円）１５６０７万株
 ３.ユニチカ　＜３１０３＞　　　 ８９円（－　　 　３円）　６１８２万株
 ４.東芝　　　＜６５０２＞　４１０.３円（＋　　４.１円）　４２７２万株
 ５.ティアック＜６８０３＞　　　 ４６円（－　　　 １円）　３９５５万株

◎売買代金上位

 １.日経レバＥ＜１５７０＞ １３４２０円（＋ 　　８０円）　１４０４億円
 ２.トヨタ自　＜７２０３＞　 ６６８９円（＋　 １０１円）　１２４６億円
 ３.三菱ＵＦＪ＜８３０６＞　６６１.７円（－　１５.３円）　１０３７億円
 ４.三井住友　＜８３１６＞　 ４１８７円（－　 　６４円）　　５２４億円
 ５.任天堂　　＜７９７４＞ ２７８６５円（＋　 ２３０円）　　４６２億円



◆相場概況

　外国証券の寄付前の注文状況・・・売り５００万株　買い４９０万株

　本日の東京マーケットは日経平均株価が７日連続高、４７円（０．２６％）
高の１万８３８１円で取引終了です。

　昨晩のＮＹ市場は感謝祭のため休場でしたが、欧州市場で円相場が１ドル＝
１１３．５０円前後の円安に進んだことを好感して朝方から買いが先行。１０
：４４には上げ幅が１４９円となる場面がありました。ただ、連日の上昇によ
る警戒感と週末の手控え要因もあって買い一巡後は上げ幅を縮小しています。
東証株価指数（ＴＯＰＩＸ）は１１日連続の上昇、売買代金は２兆７２２５億
円、上海総合指数は２０ポイント（０．６％）高の３２６１です。

　尚、東証が発表した１１月第３週（１４～１８日）の投資家別株式売買動向
を見ますと、外国人は２週連続の買い越しで買越額は４９０３億円と前の週の
４００６億円の買越額に続いて大きく膨らんでいます。個人は２週連続の売り
越しで売越額は４４５２億円、信託銀行は４週連続の売り越しで売越額は７６
１億円です。

　外国人が国内勢の売りを吸収する構図となっています。

　業種別では、自動車、精密、電機、非鉄、陸運、石油などが高く、一方で銀
行、不動産、海運、水産などが下げています。

　個別銘柄では、東京都がインフルエンザ感染について流行の目安を超えたと
発表。インフルエンザ関連として除菌製品のクレベリンを手掛ける大幸薬品が
１１日連続高となり、８８円高の１８３８円と年初来高値を更新です。同社は
正露丸で知名度が高いです。

　米商務省が発表した１０月の耐久財受注で民間航空機・部品の受注額が９割
超伸びていることから航空機関連としてスポンジチタンが航空機向けに好調な
大阪チタニウムが上昇、８４円高の１７４８円となっています。東邦チタニウ
ムも３４円高の７８８円、チタン工業も２３円高の２１７円と１１％の大幅高
です。

　航空機関連として航空機のブレーキを補助する部品を製造する日機装も２１
円高の１０７２円と連日で年初来高値を更新しています。

　パナソニックが４２．５円高の１１０７．５円と値を飛ばし、約９ヶ月半ぶ
りの高値水準まで上昇。円相場が１ドル＝１１３円台後半の円安に進行したこ
と、加えて米テスラモーターズへ供給する電池の売上高が増加するとの期待感
も根強く、業績向上を期待した買いが入っています。

　腕時計株が連日で上昇。円相場が１ドル＝１１３円台後半の円安に進行した
ことを受け、円安進行による訪日客の増加やインバウンド消費の拡大を期待し
た買いが入っています。カシオは１００円高の１５０６円、シチズン時計は１
９円高の７２２円、セイコーは６円高の４０３円となっています。

　リチウムイオンバッテリーの寿命を１２倍以上に向上させる技術を開発した
安永は３日連続のストップ高で１５０円高の８７７円です。

　その他、ロボット関連として一押しの安川電機が２４円高の１７８７円と年
初来高値を更新、医療・介護用ベッドでシェア７割のパラマウントベッドが３
０円高の４２３０円とジリジリと上昇中、三菱電機も３１．５円高の１６００
円となっています。

　本日の新高値銘柄は、片倉、グンゼ、帝人、クレハ、石原産、大幸薬品、住
友鉱山、ツガミ、オークマ、コマツ、日立建、安川電、オムロン、キーエンス、
日本セラミック、極東開発、安永、日立ハイテク、京浜急行、京成・・・等々
です。




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【２】主な投資判断　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＊＊
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［ドイツ証券］
　引下げ　Ａ→Ｂ（8801）三井不動産　　　 　2,650→ 2,650円
　引下げ　Ａ→Ｂ（8804）東京建物 　　　　　1,555→ 1,555円
　引下げ　Ａ→Ｂ（8830）住友不動産　 　　　3,390→ 3,390円

［野村証券］
　引上げ　Ｂ→Ａ（5911）横河ブリッジ　　　 1,140→ 1,510円
　据置き　　　Ａ（8113）ユニチャーム　　　 2,750→ 2,730円
　据置き　　　Ａ（9058）トランコム　　　　 7,700→ 7,000円

［ＳＭＢＣ日興証券］
　据置き　　　Ａ（7201）日産自　　　　　　 1,600→ 1,800円
　据置き　　　Ａ（7203）トヨタ　　　　　　 6,800→ 8,000円
　据置き　　　Ａ（7270）富士重　　　　　　 4,700→ 5,700円
　据置き　　　Ｂ（7261）マツダ　　　　　　 1,780→ 2,020円
　据置き　　　Ｂ（7267）ホンダ　　　　　　 3,400→ 3,800円
　据置き　　　Ｂ（7269）スズキ　　　　　　 3,600→ 4,000円
　据置き　　　Ｃ（7211）三菱自　　　　　　　 420→   500円

［みずほ証券］
　据置き　　　Ａ（5334）日本特殊陶業　　　 2,100→ 2,700円
　据置き　　　Ａ（7988）リンテック　　　　 2,700→ 2,800円

 ※３段階評価はＡ～Ｃ、５段階評価は１～５にて表記
 ※投資判断を再開した場合は新規と記載
 ※価格は各証券会社が判断する妥当株価




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【３】本日の経済指標等の結果　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＊＊
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◎消費者物価
　―――――
　１０月の全国消費者物価指数（ＣＰＩ）は、生鮮食品を除くが前年同月に比
　べ０．４％の下落、８カ月連続のマイナスとなりました。下落率は８月から
　縮小、市場予想と一致しました。



◎企業向けサービス価格指数
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　１０月の同指数（２０１０年＝１００）速報値は１０３．２で、前年同月に
　比べ０．５％上昇しました。前年比での上昇は４０カ月連続です。



◎外食売上高
　―――――
　１０月の外食売上高は前年同月比５．３％増と、２カ月連続のプラス。前年
　より休日数が１日多く、ファーストフードやファミリーレストランの集客が
　全体を押し上げました。



◎対内証券投資・株式（財務省集計）※カッコ内は前週の動向
　―――――――――
　１１月１３日～１９日

　　海外投資家　＋４６１７億円（＋５４６０億円）　２週連続買い越し



◎投資部門別の売買状況（東証集計）※カッコ内は前週の動向
　――――――――――
　１１月第３週（１４日～１８日、日経平均５９２円上昇・週間ベース）

　　個人投資家　－４４５２億円（－４１５４億円）　２週連続売り越し

　　海外投資家　＋４９０３億円（＋４００６億円）　２週連続買い越し

　　事業法人　　＋１２０４億円（＋　９３２億円）　７週連続買い越し

　　信託銀行　　－　７６１億円（－　７７５億円）　４週連続売り越し

　※投資部門別売買状況で「事業法人」は企業の自社株買い等、「信託銀行」
　　は年金資金等の売買動向を反映しています。




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【４】長期的な視野　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＊＊
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　株式相場に上下変動が付きものですが、長期的には右肩上がりに上昇するも
のであり、タイミングを無視して定期的に一定金額で株式の購入を続ければ必
ず報われるというのが通説でした。

　上記のようなやり方を「ドルコスト平均法」と言い、投下金額を一定にし、
相場が高い時には数量少なく、相場が安い時には数量多く購入することで平均
取得コストを下げ、リスクを抑制しつつ長期投資で資産拡大を狙うやり方です。

　しかし、１９８９年末を高値にバブルが崩壊し、株式相場が長い低迷期に入
ると上記のようなやり方が通用しにくくなってしまいました。異例の長期間、
下げ相場が続いた結果、「長期投資は儲からない」「長期投資はリスクを拡大
する」といった意見も聞かれるようになり、株式投資、とくに長期投資に対す
る考え方も大きく変化しました。

　ただ実際、短期的な投資で儲けを重ね、多くの投資家が資産家になったのか
というと、残念ながらそうではありません。反対に、短期的な儲けを狙って深
手を負った投資家はたくさんいます。


　ところで、鳳凰の止まる木として神聖視されてきた桐は、軽く、湿気を通さ
ず、割れや狂いが少ない良質の木材として価値が高く、昔から重宝されてきま
した。

　日本有数の桐の産地の会津には「娘が生まれたら桐の苗木を植えよ」との言
い伝えがあります。成長が早い桐は娘とともに大きくなり、娘が嫁入りする時
には桐で立派な箪笥を作れ、桐を売れば婚礼費用を作ることもできます。

　背景にあるのは、将来の状況に関わらず、娘が嫁入りする際には不自由な思
いはさせたくないという、将来に対するリスクヘッジ（リスク回避）の考え方
です。

　これにならい、株式市場には「子供が生まれたら桐を植えるがごとく株を買
え」との格言があります。これは単に長期投資を奨励するという意味ではなく、
背景にあるのは将来に対する備えであり、リスクヘッジの考え方です。

　投資については様々な考え方があるかと思いますが、もっと長期的な視野に
立った株式投資を心がけていいのかもしれません。長期投資で財を築いたウォ
ーレン・バフェットのように。




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【５】編集後記                           　 　　　 aqua@aqua-inter.com
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昨日は東京都がインフルエンザの流行開始を発表し、本日は厚生労働省および
国立感染症研究所が全国的にインフルエンザの流行期に入ったと発表しました。
今シーズンの流行開始は昨シーズンより１カ月半ほど早く、過去５年間で最も
早い立ち上がりだそうです。鳥インフルエンザの感染拡大に対しても懸念が広
がっており、市場では関連銘柄への買いが見られます。季節性インフル及び鳥
インフルの広がりしだいでは物色の矛先が一気に広がる可能性があります。

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　　～　最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。～　　　
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～皆様のご投票、心から御礼申し上げます。～　＝　１０年連続受賞　＝


◎メルマ！ガ オブ ザ イヤー２０１５ 
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