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             ◎ ハロー!株式 ◎      2017/05/11 夕刊

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こんばんは。aquaです。

 トランプ米大統領は、クリントン元国務長官の私用メール問題への対応を理
由に連邦捜査局(FBI)のコミー長官を解任しました。

 コミー長官には事前に知らされず、FBI職員らに訓示中、近くにあったテ
レビが伝えたニュース速報で自身の更迭を知ったそうです。

 大統領選でトランプ氏の勝利に貢献したとされるクリントン氏のメール問題
で、捜査の指揮をとっていたコミー長官をトランプ大統領は度々賞賛してきた
だけに、今回の解任劇は唐突感が否めず、波紋が広がっています。

 FBI長官の突然の解任について、米民主党などは「第2のウォーターゲー
ト事件」だとして反発を強めています。

 ウォーターゲート事件とは、1972年、米民主党の本部があるウォーター
ゲート・ビルに盗聴器を仕掛ける目的で何者かが侵入したことが発覚し、当時
のニクソン共和党政権の高いレベルでの関与が疑われましたが、ニクソン政権
は事件のもみ消しを計り、さらには捜査にあたっていた特別検察官を大統領命
令で突如解任し、捜査を妨害したとされる事件です。

 今回のコミーFBI長官解任のタイミングは、ロシアが米大統領選に介入し
たとされる疑惑でトランプ選挙陣営や政権幹部の関与について捜査を加速させ
るため、コミー長官が捜査体制の強化を要請した直後とされています。

 コミー長官の解任の理由は、メール問題での対応の不手際とされていますが、
それは表向きで、実際には政権内部に捜査の手が伸びることを危惧し、捜査を
妨害する目的があったのではないかとして批判が高まっています。

 ちなみに、ウォーターゲート事件では、捜査トップが突如解任されたことで
ニクソン政権への批判が高まりました。その後も捜査は続けられ、大統領自ら
事件のもみ消しを指示したことが明らかになり、弾劾裁判が発議されるに及び、
ニクソン大統領は辞任に追い込まれています。

 コミーFBI長官解任の波紋がどのように広がっていくかは分かりませんが、
少なくとも米民主党の反発で今後の議会運営・法案審議に支障が出る可能性は
あります。



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 ~目次~          編集者:aqua[ aqua@aqua-inter.com ]
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 1.今日の相場

 2.主な投資判断

 3.本日の経済指標等の結果

 4.展望理論






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【1】今日の相場                         **
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◎日経平均  19961.55(+ 61.46)△0.31%
◎TOPIX  1586.86(+  1.67)△0.11%

◎売買高概算   22億9202万株
◎売買代金概算   2兆7932億円
◎時価総額   585兆2513億円

◎値上り銘柄数 979   ◎(年初来)新高値 253
◎値下り銘柄数 877   ◎(年初来)新安値  12
◎変わらず   159

◎騰落レシオ(25日) 126.29%(前日比0.95%低下)

◎サイコロ(日経平均) 9勝3敗 〇〇〇〇●●〇〇〇●〇〇 75.0%

◎カイリ率(日経平均)25日線比 +5.26% 75日線比 +4.23%


◎為替  (対 ド ル)114.07(前日比0.17円安)
     (対ユーロ)124.09(前日比0.04円安)

◎出来高上位

 1.東芝   <6502> 256.3円(- 12.7円)22074万株
 2.みずほ  <8411> 210.2円(+  1.3円)10338万株
 3.三菱UFJ<8306> 739.4円(+ 11.7円) 6923万株
 4.新生銀  <8303>   194円(-   17円) 6087万株
 5.ティアック<6803>    46円(+    1円) 4774万株

◎売買代金上位

 1.日経レバE<1570> 15900円(+  110円)  915億円
 2.ソフトBK<9984>  8875円(+  175円)  832億円
 3.トヨタ自 <7203>  6123円(+   42円)  817億円
 4.東芝   <6502> 256.3円(- 12.7円)  588億円
 5.任天堂  <7974> 29545円(+   45円)  555億円



◆相場概況

 外国証券の寄付前の注文状況・・・売り870万株 買い860万

 本日の東京マーケットは日経平均株価が連日で上昇、61円(0.31%)
高の1万9961円と連日で年初来高値を更新して取引終了です。

 昨晩のNYダウは32安でしたが、円相場が1ドル=114.30円前後ま
で円安が進んだことを好感して朝方から買いが先行。13:36には1万99
89円と2万円大台まであと10円ほどに迫る場面がありました。買い一巡後
は、ここまで4月17日に付けた安値1万8224円から1700円を超える
上昇となっており、高値警戒感を意識して揉み合う展開となっています。売買
代金は2兆7932億円、上海総合指数は8ポイント高の3061です。

 東証が5月第1週(1日~2日)の投資家別株式売買動向を発表しています。
注目の外国人は5週連続の買い越しで買越額は1583億円(前の週は284
9億円の買い越し)となっています。個人は4週連続の売り越しで売越額は1
877億円です。外国人買いとともに相場の上昇に弾みが付いてきています。

 業種別では、非鉄、銀行、情報通信、空運、食品、化学などの上げが目立ち
ます。

 個別銘柄では、ソフトバンクが175円高の8875円と上昇。1月27日
に付けた高値9066円に接近しています。昨日発表した17年3月期の連結
純利益が前期比3倍の1兆4263億円と初めて1兆円の大台超えとなり、2
年ぶりの最高益更新となったことで好感した買いが入っています。

 マクドナルドが90円高の3700円と値を上げ、連日で年初来高値を更新
しています。17年12月期の連結純利益が前期比2.7倍の145億円にな
る見通しと発表。従来計画85億円からの大幅上方修正を好感した買いが入っ
ています。 

 旭化成が21円高の1126円と値を上げ、約2年ぶりの高値水準となって
います。13時に18年3月期の連結純利益が1150億円になる模様と発表。
市場予想の1130億円を上回り、好感した買いが入っています。

 銀行株が軒並み上昇。三菱UFJが11.7円高の739.4円、三井住友
が47円高の4251円、みずほFGが1.3円高の210.2円となってい
ます。10年物国債の利回りが0.05%程度と約1ヶ月ぶりの高水準となっ
ており、利ザヤ改善に繋がるとの見方から買いが入っています。

 クラレが112円高の1954円と大幅高。17年1~6月期の連結純利益
が210億円になる見通しと発表。従来計画200億円を上回っており、好感
した買いが入っています。

 その他、家具のニトリが550円高の1万5560円、任天堂が連日で上昇
して45円高の2万9545円。建設株が軒並み年初来高値更新しており、大
成建が1円高の886円、大林組が46円高の1172円、東鉄工が155円
高の3395円、五洋建が18円高の603円となっています。一押しの日本
M&Aも70円高の4055円と4000円の大台に乗せて年初来高値を更新
です。

 本日の新高値銘柄は、東急建、大成建、大林組、東鉄工、五洋建、日本M&
A、森永菓、亀田菓、野村不、旭化成、昭和電工、花王、武田薬、冶金工、ア
ルバック、富士通、パナソニック、アンリツ、良品計画、東京エレク、三愛石
油、ユニチャーム・・・等々です。




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【2】主な投資判断                        **
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[野村証券]
 据置き   A(3626)TIS       3,500→ 3,800円
 据置き   A(6146)ディスコ     19,835→21,580円
 据置き   A(6869)シスメックス    8,700→ 8,400円
 引上げ B→A(6976)太陽誘電      1,510→ 1,900円
 据置き   A(7203)トヨタ自      7,650→ 7,500円
 据置き   A(8031)三井物産      2,050→ 2,120円
 引下げ A→B(3402)東レ        1,130→ 1,040円
 引下げ A→B(3099)三越伊勢丹     1,500→ 1,250円

[大和証券]
 据置き   1(8056)ユニシス      2,070→ 2,000円
 据置き   1(9409)テレビ朝日     3,230→ 2,800円
 据置き   2(4912)ライオン      2,150→ 2,510円
 据置き   2(6503)三菱電機      1,800→ 1,900円
 据置き   2(7951)ヤマハ       4,200→ 4,500円


 ※3段階評価はA~C、5段階評価は1~5にて表記
 ※投資判断を再開した場合は新規と記載
 ※価格は各証券会社が判断する妥当株価




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【3】本日の経済指標等の結果                   **
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◎国際収支
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 海外との総合的な取引状況を示す3月の経常収支は2兆9077億円の黒字
 でした。黒字は33カ月連続で、黒字額は予想を上回り前月から拡大しまし
 たが、前年同月比では縮小しています。

 訪日外国人が国内で使った金額から、日本人が海外で支払った金額を差し引
 いた3月の「旅行収支」は788億円の黒字でした。黒字は30カ月連続で
 すが、前年同月比では32%減となっています。

 なお、2016年度の経常収支は20兆1990億円の黒字で、リーマンシ
 ョック前の07年度(24兆3376億円)と06年度(21兆8865億
 円)に次いで過去3番目の規模となっています。

 2016年度の旅行収支は1兆2789億円の黒字でした。黒字は3年連続
 で、黒字額は前年度(1兆2715億円)をわずかに上回り過去最大となっ
 ています。



◎オフィス空室率
 ―――――――
 4月の東京都心5区(千代田区、中央区、港区、新宿区、渋谷区)のオフィ
 ス空室率は前月比0.21ポイント低下の3.39%でした。

 低下は3カ月連続で、2008年5月(3.29%)以来8年11カ月ぶり
 の低水準となっており需給が引き締まった状況が続いています。都心5区の
 平均賃料は40カ月連続で上昇中です。



◎街角景気
 ――――
 景気ウォッチャー調査は、街角の景気実感を示すことから「街角景気」とも
 いわれる指標で、50が景気判断の分岐点となります。

 4月の調査結果によりますと、街角の景気実感を示す現状判断DIは前月比
 0.7ポイント上昇の48.1で、5カ月ぶりに改善しました。先行き判断
 DIも2カ月ぶりに改善し、前月比0.7ポイント上昇の48.8となって
 います。

 尚、内閣府は「持ち直しが続いているものの、引き続き一服感がみられる」
 とし、判断を据え置いています。




◎対内証券投資・株式(財務省集計)※カッコ内は前週の動向
 ―――――――――
 4月30日~5月6日

  海外投資家 +2415億円(+4891億円) 6週連続買い越し


 ※4月月間では、海外投資家は4カ月ぶりに日本株を買い越しており、買越
  額は1兆5046億円となっています。



◎投資部門別の売買状況(東証集計)※カッコ内は前週の動向
 ――――――――――
 5月第1週(5月1日~2日、日経平均248上昇・週間ベース)

  個人投資家 -1877億円(-4448億円) 4週連続売り越し

  海外投資家 +1583億円(+2849億円) 5週連続買い越し

  事業法人  -  10億円(- 303億円) 2週連続売り越し

  信託銀行  - 144億円(-   6億円) 5週連続売り越し


 ※投資部門別売買状況で「事業法人」は企業の自社株買い等、「信託銀行」
  は年金資金等の売買動向を反映しています。

 ※4月月間の投資部門別の売買状況では、海外投資家は3カ月ぶりの買い越
  しで、買越額は7555億円となっています。




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【3】展望理論                          **
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 プロスペクト理論は、人間心理が意思決定にどのように影響を与え、その結
果どうなるかを考える行動経済学において、代表的な成果として知られていま
す。

 展望理論もしくは期待理論とも呼ばれますが、プロスペクト理論を説明する
際には下記のような例題が用いられます。


   1)確実に6万円もらえる

   2)10万円もらえるが、15%の確率で何ももらえない


 この場合、ほとんどの人が1)を選択します。次に


   3)6万円を支払わねばならない

   4)10万円支払わねばならないが、
             15%の確率で全く支払わなくてもよい


とした場合には4)を選ぶ人が多くなります。つまり、人間は利益になる場合
には確実な方を、損する場合には不確実な方を選択する傾向があるということ
です。

 通常、リスクは回避したがるものですが、実際に自分が持つ銘柄が下がって
くるとその銘柄を長く持ってしまう(いつか上がるかもしれない可能性にかけ
る)傾向があります。

 一般的に利益は素早く確定し、損失に関しては現実よりも願望を優先させて
しまう傾向があるということもこの理論で説明されます。

 1と4の選択は、儲けは6万円だか、上手くいかない場合には85%の確率
で10万円損するという組み合わせであり、常に儲けよりも損失が大きくなる
恐れがあります。

 一方、2と3の選択は、85%の確率で10万円を手中にできる一方、上手
くいかなかった場合の損失は6万円に限定されるというものです。もちろん、
投資的な観点からは2と3の選択が正解となります。




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【5】編集後記                                 aqua@aqua-inter.com
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明日は決算発表のピーク日です。900社超が決算を発表する予定で、1日の
発表社数としてはこれまでの最多だった昨年5月13日の758社を大幅に上
回り、過去最多となる見通しです。

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  ~ 最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。~   
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~皆様のご投票、心から御礼申し上げます。~ = 11年連続受賞 =


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