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―――――――――――――――――――――――――――――――――――∞ ┏━━━━┓ ┃株式投資┃ ~ 人の行く裏に道あり花の山 ~ ┗━━━━┛ 『アクア・スペシャル版』 → https://www.aqua-inter.com/special/post.cgi 株式投資のPARTNER ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ □■ ■□ 女性のための株式投資 2012/11/12 朝刊 VOL.6257 □■ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ おはようございます。aquaです。 為替が円ドルで1ドル=79.50円前後となっています。慣れてきますと どうということはないのですが、ビギナーの方にとりましては意外と「あれっ、 円高・円安どっち?」とふと考えてみたりするものです。 そこで、本日は円高と円安について極めて初歩的なお話をさせて頂こうと思 います。既に、ご存知の方もたくさんいらっしゃるかと思いますので恐縮です が、ビギナーの方はご参考にして下さいませ。 例えば、昨日に1ドル=100円だった為替相場が、今日110円になった ら、これは円高でしょうか、それとも円安でしょうか。正解は「円安」です。 為替相場は、ある通貨に比べて日本円がどのくらい価値を持っているのかを表 示します。 為替相場が1ドル=100円ということは、1ドルの品物を、日本円で購入 するには100円必要ということです。為替相場が110円ならば、同じ1ド ルの品物を購入する場合でも、為替相場100円の時に比べて10円多い、1 10円を支払うことになります。 つまり、米ドルに対する日本円の価値が下がった、すなわち「円安」になっ たのです。これが1ドル=90円ならば、為替相場100円の時に比べて10 円だけ少ない90円を支払えば済みますから、米ドルに対する日本円の価値が 上がった、すなわち「円高」ということになります。 マーケットに携わる当初は、よくどっちが円高で円安だったかなんて考えた りするものですが、上記で申し上げたことをご理解いただければ、あとは慣れ るだけです。 …………………………………………………………………………………………… ~目次~ 編集者:aqua[ aqua@aqua-inter.com ] …………………………………………………………………………………………… 1.NY市況 2.主な注目材料とニュース 3.心に残る名言 ――――――――――――――――――――――――――――――――――∞ 【1】NY市況 ** ――――――――――――――――――――――――――――――――――∞ □ダウ工業株 12815.39(+ 4.07)△0.03% □ナスダック 2904.87(+ 9.29)△0.32% □S&P500 1379.85(+ 2.34)△0.17% □CME日経225先物 8750 (- 10)※大証比 □為替 (対ドル) 79.48 (対ユーロ)101.06 □半導体株指数 369.70(+ 0.90) □NY原油先物(12月限) 86.07(+ 0.98) □NY金 先物(12月限)1730.90(+ 4.90) □バルチック海運指数 940 (+24) 先週末9日のNY株式市場は、引き続き「財政の崖」への懸念が重石になっ たものの、経済指標の改善を手掛かりに小反発しました。 大型減税の失効と歳出の強制削減が同時に起こる「財政の崖」に対する根強 い懸念と、支援支払いが先送りされているギリシャを巡る不透明感が重石とな り指数は続落して始まりましたが、ミシガン大学調査の11月の消費者信頼感 指数が事前予想を大きく上回り、約5年ぶりの高水準となったことから年末商 戦への期待が高まり、指数はプラスに転じました。 オバマ大統領はこの日の会見で、「財政の崖」回避のために下院多数派の共 和党と妥協に応じると述べたものの、富裕層への減税打ち切りは譲れないとの 従来の主張を繰り返しました。一方、共和党のベイナー下院議長が富裕層への 増税(減税打ち切り)を拒否する姿勢を改めて示したことから、問題解決へ向 けた交渉が難航するとの見方が浮上し、運用リスクを取りにくくなったことが 相場の上値を抑えました。 業種別では、テクノロジー、通信、ヘルスケア、資本財などが高く、公益、 一般消費財などが軟調。ダウ輸送株指数は3日続落。フィラデルフィア半導体 株指数(SOX)は反発しました。 個別銘柄では、アップルが4日ぶり反発。同社株は前日までの3日間で46 ドル(8%)下げましたが、この日は複数のアナリストが強気の見方を示した こともあって買いが入りました。今年の新規受注がライバルのエアバスを上回 る見通しとなったボーイングが大幅高。中国や米国の経済指標が良好な内容だ ったことから景況感が改善し、キャタピラーやアルコア、デュポンなどの景気 敏感株も上昇しました。 一方、娯楽・メディア大手のウォルト・ディズニーは、売上高の伸びが予想 を下回ったことへの失望売りで大幅安。同じく冴えない決算を発表した百貨店 のJCペニーも大きく値下がり。好決算を発表したものの慎重な見通しを示し たグラフィック用半導体のエヌビディアが下落。交流サイト(SNS)関連で クーポン共同購入サイトのグルーポンは、予想外の赤字決算で30%安の急落 です。 ダウ構成銘柄は、ボーイングを筆頭に18銘柄が上昇。一方、下落率首位の ディズニー以下12銘柄が下落しました。 NY原油は米中の経済指標の改善を手掛かりに続伸。金先物は、緩和政策継 続への期待やドルの代替資産としての需要を背景に続伸し、3週間ぶりの高値 で取引を終了。バルチック海運指数(BDI)は10月23日以来の上昇です。 CME日経225先物は、円建て・ドル建てともに8750(大証比10円 安)で取引を終了しました。 ┏━━━━┓ ┃株式投資┃ 【 アクア・スペシャル版 】 ┗━━━━┛ 投資のノウハウがここにあります。 https://www.aqua-inter.com/special/post.cgi ――――――――――――――――――――――――――――――――――∞ 【2】主な注目材料とニュース ** ――――――――――――――――――――――――――――――――――∞ ☆注目材料 先週末のNYダウは小幅高。前日比4ドル高の1万2815ドルと3日ぶり に上昇しています。 シカゴ日経平均先物は8750円と9日(金)の東京市場の日経平均株価8 757円と比べて7円安い水準となっています。 週末のNY市場の円相場は、対ドルで1ドル=79.45~55円とほぼ横 ばい。 対ユーロは1ユーロ=101.00~10円と円高が進行しています。一時 100.43円を付け、10月11日以来、約1ヵ月ぶりの円高水準となって います。今晩(12日)開催のユーロ圏財務相会議で、ギリシャへの追加支援 の承認が見送られるとの観測から欧州債務不安が意識されています。7日(水) に欧州連合(EU)の執行機関、欧州委員会が来年のユーロ圏経済成長率見通 しを下方修正したことも影響しています。 NY原油は2日連続高。前日比0.98ドル高の1バレル=86.07ドル となっています。 NY金価格は2日連続高。前日比4.9ドル高の1トロイオンス=1730. 9ドルとなっています。 オバマ大統領は9日(金)の演説で、12月末から来年初めにかけて大型減 税失効と自動的な歳出削減が重なり急激な緊縮財政が起こる「財政の崖」問題 について、富裕層の減税措置(配当や株式売却益の軽減税率含む)を打ち切る 考えを明らかにしています。共和党は富裕層向けの実質増税に強く反対してい ますが、オバマ大統領は大統領選で民意が示されたとして、米議会との協議で 主導権を握る構えを表明しています。 先週末の日経平均は5日連続安。前日比79円安の8757円となっていま す。11月限オプションSQ値(8745円)を上回って引けています。 本日は、8:50に7~9月期の国内総生産(GDP)速報値が発表されま す。市場予想では、物価変動の影響を除いた実質で前期比0.9%減(4~6 月期は0.2%増)、年率換算で3.4%減(同0.7%増)と5四半期ぶり にマイナス成長となる見通しです。 15:00頃に10月の工作機械受注・速報値が発表されます。9月の同・ 確報値は前年同月比2.8%減の1074億円となっています。受注の好不調 の目安となる1000億円は2ヵ月ぶりに回復しています。米国シカゴ市で開 かれた工作機械展示会の効果で、北米向けが2000年以降の単月最高額とな る258億円(前年同月比4.7%増)に達しています。 今週の主な国内経済指標・行事は、13日(火)は9月の鉱工業生産・確報 値。15日(木)は10月の首都圏新規マンション発売件数の発表などが予定 されています。 主要企業の決算発表で、本日は大手ゼネコン3社(大成建、大林組、清水 建)、オリンパス、13日(火)は鹿島、明治HD、14日(水)はメガバン ク3行(三菱UFJ、三井住友FG、みずほFG)、第一生命などが予定して います(詳細は下記参照)。 海外では、今晩はユーロ圏財務相会合、米国はベテランズ・デー(復員軍人 の日)ですが、株式・商品市場は通常取引です。13日(火)はEU財務相理 事会、10月の米財政収支、休場:マレーシア、シンガポール、インド市場。 14日(水)は中国共産党大会が閉幕、10月の米小売売上高、10月の卸売 物価指数、休場:インド市場など。 週後半の15日(木)は中国共産党第18期中央委員会・第1回総会にて新 指導部が決定、第3四半期独GDP速報値、第3四半期ユーロ圏GDP速報値、 10月の米消費者物価指数、10月の北米半導体製造装置BBレシオ、休場: マレーシア、インドネシア市場。16日(金)は10月の米鉱工業生産指数、 休場:インドネシア市場などが予定されています。 米主要企業の決算発表で、今週は13日(火)にホーム・デポ、15日( 木)はアプライド・マテリアルズ、ウォルマート・ストアーズ、デルなどが予 定しています。 今週、中間決算の発表を予定している主な企業は以下の通りとなっています。 【12日】(月) 大成建(1801)、大林組(1802)、清水建(1803)、 日揮(1963)、森永乳業(2264)、洋インキHD(4634)、 日新鋼HD(5413)、TDF(5641)、 ゼンショー(7550)、東京精(7729)、 オリンパス(7733) 9月期本決算:ホトニクス(6965) 【13日】(火) 鹿島(1812)、明治HD(2269)、エアウォータ(4088)、 日医工(4541)、大塚HD(4578)、太平洋セメ(5233)、 東洋エンジ(6330)、THK(6481)、OKI(6703)、 タカラトミー(7867)、セイコーHD(8050) 【14日】(水) 日農薬(4997)、ユニプレス(5949)、 三菱UFJ(8306)、三井住友FG(8316)、 みずほFG(8411)、SONYFH(8729)、 T&DHD(8795)、第一生命(8750)、東映(9605) 【15日】(木) あおぞら銀(8304)・・・等々。 ◆主なニュース ・国内素材大手、スマホ向け高機能材強化 住化など ・小売り、格安店の出店加速 イオンは首都圏3倍に ・上場企業の経常利益、6%増に減速 今3月期予想 ・トヨタ、マツダのメキシコから小型車調達 15年 ・不動産投信、ビルなど取得拡大 今年7500億円 ・花王、カネボウ化粧品の海外展開強化 アジア中心 ・日本車7社、中国販売を2割下方修正へ 今3月期 ・ルネサスに8社出資 トヨタなど5%で100億円 ・半導体メモリーの価格、スマホ用が10%値上がり ・中国、10月の輸出額は前年同月比で11.6%増 ◆経済指標等 ・GDP(7~9月期速報値、内閣府) ・企業物価指数(10月、日銀) ・第3次産業活動指数(9月、経産省) ・ビール系飲料出荷量(10月、ビール大手5社集計) ・工作機械受注額(10月速報値、工作機械工業会) ◆その他 ・日銀総裁講演 ・新規公開 ありがとうサービス(JQ・3177)公開価格1,170円 ・主な決算 大成建(1801:スーパーゼネコン) 大林組(1802:スーパーゼネコン) 清水建(1803:スーパーゼネコン) 日揮(1963:国際級エンジニアリング会社) 森永乳(2264:業界2位、ヨーグルト人気) 大幸薬品(4574:医薬品と感染管理事業) 日新鋼HD(5413:日新鋼と日本金属の共同持ち株会) 東京精(7729:半導体製造装置が主軸) オリンパス(7733:消化器内視鏡は世界シェア7割) ・海外決算 DRホートン(住宅建設) ・ユーロ圏財務相会合 ・米国市場はベテランズデーの振り替えで 債券と外為市場が休場、株式と商品市場は取引あり ――――――――――――――――――――――――――――――――――∞ 【3】心に残る名言 ** ――――――――――――――――――――――――――――――――――∞ 金を作るにも三角術を使わなくちゃいけないと云うのさ 義理をかく、人情をかく、恥をかくこれで三角になるそうだ 夏目漱石 我輩は猫である THANK YOU FOR READING MY MAIL MAGAZINE! by aqua  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ◆11月12日 今日は何の日? 六輝:先勝 洋服記念日、皮膚の日、コラーゲンペプチドの日、「四季」の日 ~皆様のご投票、心から御礼申し上げます。~ =6年連続受賞= ◎メルマ!ガ オブ ザ イヤー2011 http://melma.com/contents/moy2011/  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 「ハロー!株式」 4年連続での『総合大賞』 (06年と07年はマネー部門賞第1位) ◎まぐまぐ大賞2008http://www.mag2.com/events/mag2year/2008/#mon  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 「ハロー!株式」 マネー部門 第1位 (06年から08年まで連続受賞、09年はコンテスト実施せず) ====================================================================== ●内容については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではあり ません。また、当該情報に基づいて被ったいかなる損害についても、当方は 一切の責任を負いません。投資に関する最終的な決定は、利用者ご自身の判 断でなさるようにお願いいたします。 ●ご意見、ご感想、広告に関するお問い合わせ等は下記までお願いいたします。 → mailto:aqua@aqua-inter.com ●無料メールマガジンの配信登録・登録先変更、登録解除は下記にてご自身に てお願いいたします。→ http://www.aqua-inter.com/mailmag/list.html ●配信についての連絡事項やバックナンバーは本誌ホームページをご参照下さ い。 → http://www.aqua-inter.com/ ====================================================================== 発行:アクアリンクス株式会社 関東財務局長(金商)第2282号 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━