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             ◎ ハロー!株式 ◎      2016/03/29 朝刊

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おはようございます。aquaです。

 本日は配当等の権利落ち日となります。配当落ち分は日経平均で大方130
円程度とみられ、それをどの程度埋め戻すことが出来るか否か、要注目となり
ます。


    = 「半値押し」と「半値8掛け2割引き」 =


 ところで、株式マーケットに接していますと『半値押し』という言葉を耳に
する機会が多いと思います。


 順調に上がっていた株式が一転して下がり始めますと、その株を持つ人は不
安になるし、一方で買い場を狙う人も出てきます。どこまで下がるか。その目
安にする水準の一つが『半値押し』です。「押し」は株価の下げを表す相場用
語です。


 例えば、500円だった株価が700円に上昇した後、下げに転じたとしま
す。上げ幅200円の半分に当たる100円分下げた600円がちょうど「半
値押し」水準となります。この水準になれば下げ止まってくるのではと考える
タイミングです。ただ、そこでも止まらなければ相場は弱いとの見方に変わり
ます。株価が500円まで逆戻りするのが「全値押し」です。


 もう底値に近いだろうと経験的に使われてきた相場格言に「半値8掛け2割
引き」もあります。0.5(半値)×0.8(8掛け)×0.8(2割引き)
=0.32が計算式です。つまり高値の約3分の1にまで下がれば、さすがに
買っていいのではないかと判断します。その株の高値が500円だった場合、
500×0.32で160円です。


 また、半値押しとは反対に、下がっていた株価が下落分の半分を取り戻して
くる「半値戻し」という目安もあります。そして、「半値戻しは全値戻し」と
言い、半値まで戻せば相場は強く、全値を戻してくる可能性があるとの見方に
繋がってきます。




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 ~目次~          編集者:aqua[ aqua@aqua-inter.com ]
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 1.NY市況

 2.本日の注目点と話題

 3.心に残る名言







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【1】NY市況                          **
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□ダウ工業株      17535.39(+ 19.66)△0.11%
□ナスダック       4766.79(-  6.71)▼0.14%
□S&P500      2037.05(+  1.11)△0.05%

□ダウ輸送株       7858.71(- 67.31)▼0.85%
□半導体株(SOX)    665.21(-  0.93)▼0.14%

□NY原油先物(5月限)   39.39(- 0.07)
□NY 金先物(4月限) 1220.10(- 1.50)

□為替      (対ドル)113.42(前日比0.11円高)
        (対ユーロ)126.95(前日比0.19円安)

□CME日経225先物  16950(- 20)※大阪先物比



 3連休明けのNY株式市場は、動意薄で方向感なくもみ合いました。

 この日は四半期末特有の「お化粧買い」が入りましたが、欧州市場の休場に
加え、原油相場が軟調に推移していることから積極的な買いは見られず、朝方
発表の2月の米個人所得や個人消費支出などに対しても動意薄でした。

 翌日のイエレンFRB議長の講演、週末には雇用統計やISM製造業景況感
指数などの発表を控え様子見ムードが強く、薄商いの中、小動きで推移しまし
た。首都ワシントンで発砲事件があり、議会とホワイトハウスが一時閉鎖され
る騒ぎがありましたが、単発的な事件との見方で相場へは影響しませんでした。

 ダウは方向感なくもみ合った末に小幅続伸。ハイテク株の比率が高いナスダ
ック指数は小幅反落で取引を終了しました。

 業種別では、消費関連、メディア、化学、食品・飲料、などが堅調だった一
方、鉄道、エネルギー、電力などが軟調でした。

 個別銘柄では、ホテル運営のスターウッド・ホテルズ&リゾーツが上昇。同
社を巡ってはマリオットと中国企業との争奪戦となっており、マリオットも上
昇しました。百貨店のメーシーズやコールズ、ディスカウントストアのダラー
ツリーやダラー・ゼネラルなどが上昇。メディアのタイムワーナーやバイアコ
ム、動画配信のネットフリックスなどの上昇も目立ちました。

 バイオ医薬品のアカディア・ファーマシューティカルズが急伸。開発中の同
社のパーキンソン病精神症状治療薬に関して、米当局が効果的な治療薬である
との見解を示したことが材料視されました。

 一方、石油・天然ガス生産のノーブル・エナジーが急落。ノーブルが関わる
イスラエル沖合の天然ガス開発について同国最高裁が計画差し止めの判決を下
したことが嫌気されました。アナリストが投資判断を引き下げた通信向け半導
体のクアルコムが下落。その他、レンタカーのアビス・バジェット・グループ、
鉄道のユニオン・パシフィックやノーフォーク・サザンなどの下落も目立ちま
した。

 ダウ構成銘柄では、ゼネラル・エレクトリック、スリーエム、ディズニー、
トラベラーズ、ゴールドマン・サックスなどが上昇し、マイクロソフト、ファ
イザー、ボーイング、ナイキ、アップルなどが軟調でした。

 NY原油先物(WTI)は3日続落。原油相場は市場参加者が少ない中、軟
調に推移しました。NY金先物も3日連続安です。




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【2】本日の注目点と話題                     **
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◆昨日の日経平均株価は前週末比131円高の1万7134円で取引を終了し
ました。

   ※日経平均の前日までの勝敗 ●○○○●●●●○●●○○


 個別銘柄では、JPホールディングス、三越伊勢丹や高島屋などの消費関連
株、ノーリツ鋼機、そーせい等が大きく上昇しました。※詳細は昨日の本誌夕
刊「相場概況」をご参照ください。

 昨日のNY株は小動きでほぼ横ばい。CME日経225先物は1万6950
円で、昨日の東京市場の日経平均終値1万7134円と比べ180円ほど安い
水準となっています。


◎日経平均株価と上下の節目
 ――――――――――――
 1万7340円 75日線
 1万7291円 直近高値(3月14日)
☆1万7134円 昨日終値
 1万7015円 5日線
 1万7000円 心理的節目
 1万6950円 CME日経先物
 1万6946円 一目転換線
 1万6774円 13週線
 1万6697円 25日線

 ※昨日の騰落レシオ(129%)は昨年11月26日以来で、今年の最高
  水準にあります。


 本日の商いから4月受け渡しとなり、実質的に新年度相場入りとなります。

 尚、日経平均の配当落ち分は130円程度とみられます。



◎本日の経済指標等
 ――――――――
 08:30 2月の家計調査、失業率、有効求人倍率
 08:50 2月の商業動態統計


【家計調査】 家計調査では消費支出が注目されます。1月の実質消費支出は
 前年同月比3.1%減でした。2月は同1.6%程度の減少が予想されてお
 り、6カ月連続で減少する見込みです。


【商業動態統計】 同調査では卸売業と小売業の販売額が示されます。1月の
 小売業販売額は前年同月比0.2%減でしたが、2月は1.6%程度の増加
 が予想されており、4カ月ぶりにプラスに転じる見込みです。


 海外では、1月の米S&Pケース・シラー住宅価格指数、3月の米消費者信
頼感指数の発表、イエレン米FRB議長の講演などが予定されています。



◎市場変更
 ――――
 ビーアール(1726) 東証2部 → 東証1部
 ラクーン (3031) マザーズ → 東証1部



◎決算発表
 ――――
 11:30 ライトオン(7445)
 13:30 平和堂(8276)
 15:00 ハニーズ(2792)、ERI(6083)



◆その他のトピックは、安保法施行、かんぽと第一生命が包括提携へ、シャー
プの今期は最終赤字2000億円、塩24年ぶりに値上げ・最大手の塩事業セ
ンター、日銀・CPの購入金利に下限設定・予定額割れ、味の素が東京五輪の
スポンサーに、あおぞら銀は3年連続ベア、2月の東南ア新車販売5%減、1
~2月の中国工業企業利益4.8%増。

 NTTがデル部門買収で合意、小野薬が新薬開発体制を強化・研究棟を新設、
楽天とベンチャーがドローンで配送実験、セブンイレブンが法人向け食事配達、
ラオックスが千葉市に訪日客向けアウトレット、北海道新幹線・開業初日の乗
車率は61%、パナソニックが神奈川で2カ所目の環境配慮都市、スカイマー
ク民事再生手続き終了、2月の建設受注額10%減。

 アステラスが株主還元を強化・自社株買いと増配、ローソンの前期営業益3
%増で最高に、リンテックの今期営業益1%増、事業リスク「注記」増える、
エイベGHDが今期純利益を上方修正、UACJ・成長投資を優先し財務改善
目標を先送り、ニトリは18年連続で純利益最高・増配も、IHIが保有不動
産売却で特別利益、ゼオンが自社株500万株消却、コンベヤが自社株140
万株消却、バンドー化学が10月1日付で100株単位など。



◎明日以降の主な予定 ※予定は変更になる場合があります。

 30日(水) 2月の鉱工業生産指数速報
        2月の自動車生産・輸出実績
        米国ADP雇用報告

 31日(木) 2月の住宅着工戸数
        米国3月のシカゴ購買部協会景気指数

  1日(金) 3月の日銀短観
        3月の新車販売台数
        中国3月の製造業・非製造業PMI
        米国3月の新車販売台数
        米国3月の雇用統計
        米国3月のISM製造業景況感指数


◆今日の高島暦 

 < 相場の波動 > よく動く日 高安共に波動につくべし

 <相場高低判断> 人気の反対の相場出づ




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【3】心に残る名言                        **
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  There is more pleasure in loving than in being beloved.

                       Thomas Fuller


  愛する喜びは、愛される喜びよりも、はるかに優るものである。

                       トマス・フラー






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◆3月29日 今日は何の日 六曜:仏滅

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