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おはようございます。ａｑｕａです。

　強烈な勢いで外国人買いが継続しています。昨日発表された４月第２週（４
月８日～４月１２日）の投資家別売買動向を見ますと、外国人は何と『１兆５
８６５億』という史上最大の買い越しとなっており、相場が上昇し始めた昨年
１１月半ば以降の累計買越額は８兆１０００億円超に上っています。

　引き続き、外国人が国内勢の売りを全て吸収する構図、すなわち「相場上昇
の方程式」が継続しており、要注目となります。


　ところで、３月の全国百貨店売上高が既存店ベースで前年同月比３．９％増
と３ヶ月連続で前年実績を上回っています。株高が続く中、消費者心理が改善
し、宝飾品などの高額品、加えて春物の衣料品の販売が好調です。

　３月は高級腕時計などを含む美術・宝飾・貴金属が１５．６％と大きく伸び、
大震災による反動増の１２年３月を除くと比較可能な０７年以降では最大です。
海外高級ブランドなどの身の回り品も９．２％増です。

　百貨店の最大の収益源である衣料品も４．８％の増加。例年よりも気温が高
めだったこともあり、春物衣料が好調。男女ともに明るい色のジャケットやパ
ンツが売れているそうです。



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　～目次～　　　　　　　　　 編集者：ａｑｕａ［ aqua@aqua-inter.com ］
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 １．ＮＹ市況

 ２．主な注目材料とニュース

 ３．心に残る名言








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【１】ＮＹ市況　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＊＊
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□ダウ工業株　　　　　　１４５３７.１４（－　８１.４５）▼０.５６％
□ナスダック　　　　　　　３１６６.３６（－　３８.３１）▼１.２０％
□Ｓ＆Ｐ５００　　　　　　１５４１.６１（－　１０.４０）▼０.６７％

□ダウ輸送株　　　　　　　５９４４.１６（－　　５.２４）▼０.０９％
□半導体株（ＳＯＸ）　　　　４１３.８８（－　　３.７７）▼０.９０％

□ＮＹ原油先物（５月限）　　　８７.７３（＋　１.０５）
□ＮＹ金　先物（６月限）　１３９２.５０（＋　９.８０）
□バルチック海運指数　　　　８８５　　 （±　０）

□為替　　　　　　（対ドル）　９８.１９　 （対ユーロ）１２８.１２

□ＣＭＥ日経２２５先物　１３２７５　 　（＋　　５）※大証比


　１８日のＮＹ株式市場は続落。冴えない経済指標や企業決算で売り優勢の展
開でした。

　週間の新規失業保険申請件数が市場予想よりも増加し、４月のフィラデルフ
ィア連銀製造業景気指数や３月のコンファレンス・ボード景気先行指標総合指
数がいずれも市場予想を下回るなど、低調な経済指標の発表が相次いだことが
相場の重荷となりました。

　金融大手のモルガン・スタンレーや医療保険のユナイテッドヘルス・グルー
プなどの四半期決算が冴えない内容だったことから企業業績への警戒感も強ま
りました。経済成長に対する楽観的な見方が後退したことで全般的に売りが優
勢となり、指数も終日軟調な展開でした。

　Ｓ＆Ｐセクター別指数（全１０業種）で上昇したのは通信、エネルギー、公
益の３業種。一方、テクノロジー、ヘルスケア、一般消費財、金融などの下落
が目立ちました。

　個別銘柄では、予想を上回る好決算を発表した通信大手のベライゾン・コミ
ュニケーションズが買われ高値を更新。同じく好業績を手掛かりに飲料のペプ
シコが上昇。原油や金などの商品相場の下落が一服したことからエクソンモー
ビルやシュブロンなそのエネルギー株、ゴールドコープやニューモント・マイ
ニングなどの産金株も反発しました。

　好調な決算と明るい見通しを示した半導体受託生産（ファウンドリー）世界
最大手の台湾積体電路製造（ＴＳＭＣ）が大幅高。インテルも上昇。一方で、
業績懸念からアップルが下げ止まらず、この日は１年４カ月ぶりの４００ドル
割れで取引を終了。四半期決算が低調だったネット競売・電子決済のイーベイ
も大幅安となっています。

　モルガン・スタンレーの第１四半期は黒字転換したものの債券部門が低調だ
ったことが嫌気され同社株は下落。ゴールドマンやバンカメなども売り優勢の
展開となりました。減益決算を発表したユナイテッドヘルスが下落し、同業の
ウェルポイントやエトナなども下げています。

　ダウ構成銘柄では、ベライゾン、アメックス、インテルなど７銘柄が上昇。
一方、ユナイテッドヘルス、バンカメ、ウォルマート、ユナイテッド・テクノ
ロジーズなど２３銘柄が下落しました。

　商品相場（コモディティ）は原油・金ともに反発。バルチック海運指数（Ｂ
ＤＩ）は前日比変わらずです。

　ＣＭＥ日経２２５先物は、円建てが１３２７５（大証比５円高）、ドル建て
は１３３３０（同６０円高）で取引を終了しました。



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【２】主な注目材料とニュース　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＊＊
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☆注目材料

　昨晩のＮＹダウは２日連続安。前日比８１ドル安の１万４５３７ドルとなっ
ています。

　シカゴ日経平均先物は１万３２７５円と昨日の東京市場の日経平均株価１万
３２２０円と比べて５０円ほど高い水準となっています。

　今朝６：２５の円相場は、対ドルで１ドル＝９８円１７銭前後と昨日１６：
００台と比べてやや円安が進行しています。対ユーロは１ユーロ＝１２８円１
０銭前後とやや円安に振れています。昨日行われたスペインの中長期国債の入
札が堅調だったことから欧州債務懸念が和らぎ、円売り・ユーロ買いの動きと
なっています。

　ＮＹ原油は、前日比１．０５ドル高の１バレル＝８７．７３ドルと２日ぶり
に上昇しています。

　ＮＹ金価格は、前日比９．８ドル高の１トロイオンス＝１３９２．５ドルと
２日ぶりに上昇しています。


　＝　外国人、過去最大の買い越し！　＝

　昨日発表された４月第２週（４月８日～４月１２日）の投資部門別株式売買
動向を見ますと外国人投資家は３週連続で買い越し、買越額は１兆５８６５億
円と前週（前週は７１４７億円の買い越し）から約２．２倍に膨らんでいます。
買越額としては、３月第１週（３月４日～３月８日）に記録した１兆０１７２
億円を上回り、過去最大を更新しています。昨年１１月半ば以降の累計買越額
は８兆１０００億円超に上っています。

　一方、個人投資家は３週連続で売り越し、売越額は８８４８億円（前週は６
５１８億円の売り越し）となっています。０６年４月第１週（４月３日～４月
７日）に記録した６９４８億円を上回り、過去最大となっています。金融機関
は売り越し基調を継続。信託銀行は２５週連続で売り越し、売越額は２５１６
億円（前週は１６２２億円の売り越し）となっています。生・損保も３１週連
続で売り越し、売越額は１７７億円（前週は３９４億円の売り越し）となって
います。

　外国人が国内勢の売りを全て吸収する構図、相場上昇の方程式が継続してい
ます。


　昨日の日経平均株価は、前日比１６２円安の１万３２２０円と２日ぶりに値
下がりしています。ＮＹ株安、円高を嫌気して、１０：０７には一時１８２円
安の１万３２００円まで値下がりする場面がありました。大引けにかけては、
今晩まで開催（１８～１９日）の２０カ国・地域（Ｇ２０）財務相・中央銀行
総裁会議で、Ｇ２０の共同声明原案に通貨安競争をけん制する文言が盛り込ま
れるとの一部報道から、為替相場に対する円高への警戒感が強まり、売りが出
ています。

　不動産経済研究所が昨日発表した３月の首都圏マンション発売戸数は、前年
同月比４８．５％増の５１３９戸と７ヵ月ぶりに前年実績を上回っています。
金利低下や株高を背景に購入希望者が増えているため、不動産会社も供給を拡
大しています。今年度の首都圏マンション発売戸数はリーマン・ショック前の
０７年度以来、６年ぶりに５万戸に達する見通しです。


　本日は、１４：００に２月の景気動向指数・改定値が発表されます。同・速
報値は、景気の現状を示す一致指数が前月比０．５ポイント上昇の９２．１と
２ヵ月ぶりに上昇しています。景気の数ヵ月先を示す先行指数は前月比２．５
ポイント上昇の９７．５と３ヵ月連続で上昇しています。０７年１０月（９９．
３）以来の高い水準となっています。

　３月期本決算で、１５：００台に東京製鐵（５４２３）、ジャフコ（８５９
５）などが発表を予定しています。

　海外では、インド市場休場（ラーマ神（ヒンズー教ラーマ）誕生日）、２０
カ国・地域（Ｇ２０）財務相・中央銀行総裁会議（２日目・最終日）、ＩＭＦ
・世銀春季総会（～２１日、ワシントン）などが予定されています。
　
　米国主要企業の四半期決算で、今晩はＧＥ、マクドナルドなどが発表を予定
しています。


◆主なニュース

・ＴＰＰ本交渉７月参加へ　全１１カ国、日本を歓迎

・Ｂ７８７のバッテリー監視強化求める　国交省方針

・企業の農地取得自由に　競争力会議、ＴＰＰにらむ

・東芝、米社とメガソーラーで提携　日本で共同建設

・サムスンにＩＧＺＯ供給　シャープ、省エネ型液晶

・トヨタ、米国で増産投資　円高是正でも体質を強化

・マクドナルド、主力商品値上げ　客単価の上昇狙う

・ＪＲ大阪駅北側再開発地区「うめきた」の施設完成

・米金融大手の業績が急回復　６社の１～３月期決算

・中国、地方の隠れ借金拡大　ＧＤＰ比５０～６０％


◆経済指標等

・主要銀行貸出動向アンケート調査（４月、日銀）
・全産業活動指数（２月、経産省）
・景気動向指数（２月改定値、内閣府）
・電力需要実績（３月速報値、電事連）


◆その他

・主な決算　東京製鉄（５４２３：電炉国内最大手）
　　　　　　ジャフコ（８５９５：野村系のＶＣ最大手）
　　　　　　光世証券（８６１７：自己売買が収益の柱）

・海外決算　ゼネラル・エレクトリック（複合企業、ダウ銘柄）
　　　　　　マクドナルド（ファストフード、ダウ銘柄）
　　　　　　ハネウェル（機械）
　　　　　　キンバリー・クラーク（日用品）
　　　　　　シュルンベルジェ（油田サービス）

・Ｇ２０財務相・中央銀行総裁会議（ワシントン、１９日まで）

・ＩＭＦ・世界銀行春季総会（ワシントン、２１日まで）



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【３】心に残る名言　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＊＊
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　　　人間はな、上を見てはいかない。下を見てもいかない。

　　　ただ己れの手先と足下を見て居れば何の事もない、至極平穏無事だ。


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　真船　豊（見知らぬ人）






THANK YOU FOR READING MY MAIL MAGAZINE!                　ｂｙ ａｑｕａ
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◆４月１９日　今日は何の日？　六輝：赤口
　飼育の日、養育費の日、食育の日、良いクリニックの日、良いきゅうりの日、
　最初の一歩の日（地図の日）、乗馬許可の日


～皆様のご投票、心から御礼申し上げます。～　＝７年連続受賞＝

◎メルマ！ガ オブ ザ イヤー２０１２ http://melma.com/contents/moy2012/
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　　　「ハロー！株式」　５年連続での『総合大賞』

　　　　（０６年と０７年はマネー部門賞第１位）


◎まぐまぐ大賞２００８ http://www.mag2.com/events/mag2year/2008/#mon
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　　　「ハロー！株式」　マネー部門　第１位

　　　　（０６年から０８年まで連続受賞、０９年以降はコンテストなし）


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