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 「いつ、どの銘柄を買えばいいの?」「現在の相場をどう見ればいいの?」

       独自の観点でaquaがやさしく解説します。



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おはようございます。aquaです。


   = 出来高と株価 =


 保有している銘柄の日々の株価はチェックしても、意外と「出来高」のチェ
ックを忘れている人が多いようです。マーケット全体、あるいは個別銘柄にお
きましては、実はこの「出来高」が株価の「先行き」を暗示しているケースが
多々あります。


 例えば、出来高のピークは株価のピークに若干のタイムラグはありましても
大方一致しています。普段、株価だけではなく、この「出来高」チェックは欠
かせません。相場全体はもちろん個別銘柄の過熱感や閑散度合い、或いは売買
のタイミングを計る上で重要な尺度として利用価値が高いからです。


 ビギナーの方におかれましては、慣れるまではピンと来ないかもしれません
が、株価の動きと出来高の動きには密接な関係があり、慣れれば「アレッ、出
来高が多くなった!」といった具合にその変化が分かるようになります。そし
てその後、株価は何らかの反応を必ずと言っていいほどしてきます。


 コツは、『出来高が細ったところで仕込みの態勢に入り、多くなったら利食
いの態勢に入る』ということですが、これを尺度とすることにより、投資パフ
ォーマンスはかなり向上するはずです。


 特に、押し目買いのタイミングを計る際、出来高が落ち着いた時点での出動
は極めて的中率が高くなります。ちなみに、出来高に関する格言には、「閑散
に売りなし!」とあります。




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 ~目次~          編集者:aqua[ aqua@aqua-inter.com ]
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 1.NY市況

 2.主な注目材料とニュース

 3.心に残る名言







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【1】NY市況                          **
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□ダウ工業株      16843.88(-102.04)▼0.60%
□ナスダック       4331.93(-  6.07)▼0.14%
□S&P500      1943.89(-  6.90)▼0.35%

□ダウ輸送株       8141.55(- 62.74)▼0.76%
□半導体株(SOX)    623.48(+  3.22)△0.52%

□NY原油先物(7月限)  104.40(+ 0.05)
□NY 金先物(8月限) 1261.20(+ 1.10)
□バルチック海運指数    973   (-31)

□為替      (対ドル)101.97  (対ユーロ)137.98

□CME日経225先物 14945(-115)※大証比



 11日のNY株式市場は上昇一服で、ダウやナスダックは6営業日ぶりに反
落しました。

 ダウが連日で過去最高値を更新する中、世界銀行がこの日公表の「世界経済
展望」で2014年の世界全体の成長率見通しを前回(1月)の3.2%から
2.8%に下方修正したことを受け欧州株が下げ、NY株式市場も売りが先行
しました。

 ここのところ堅調な相場展開が続き指数は過去最高値水準となっており、高
値警戒感や買い飽き感もあっただけに、この日の世界経済の成長率見通しの下
方修正は利益確定の売りを出す格好の口実となっています。ただ、景気回復シ
ナリオが崩れたわけではなく、先高期待も根強いことから下値も限定的でした。
ダウ、ナスダックともに6営業日ぶり反落。S&P500種指数は小幅続落で
す。

 S&P業種別指数で上昇したのはエネルギーのみで、公益、資本財、金融、
素材などの下落が目立ちました。

 個別銘柄では、アナリストが投資判断を引き上げた半導体のマイクロン・テ
クノロジーが大幅高。全体軟調な地合いの中でAMDやサンディスクなど半導
体株の一角が買われ、半導体関連銘柄で構成されるフィラデルフィア半導体株
指数(SOX)は15連騰で、2002年3月8日以来、約12年3カ月ぶり
の高値水準となりました。

 一方、アナリストが投資判断を引き下げたボーイングが下落。EUの税務当
局が、域内におけるアップルなどの課税額が正当化どうか調査を始めるとした
ことでアップルは小幅安で取引を終了。住宅ローン関連証券の不正販売を巡る
司法省との和解協議が難航していると伝わった金融大手バンク・オブ・アメリ
カが売られ、ナイキやコーチ、シアーズやJCペニー、ベストバイなど消費関
連株の下落も目立ちました。

 ダウ構成銘柄では、ボーイングやナイキ、ホームデポ、IBMなど下げる銘
柄が目立ちましたが、メルク、エクソンモービル、ユナイテッドヘルス、シス
コシステムズの4銘柄はしっかりでした。

 NY原油先物は小反発。金先物は小幅ながら3日続伸。バルチック海運指数
は8営業日ぶりに反落しました。

 CME日経先物は円建て、ドル建てともに14945(大証比115円安)
で取引を終了しました。





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【2】主な注目材料とニュース                   **
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☆注目材料

 昨晩のNYダウは、前日比102ドル安の1万6843ドルと6日ぶりに値
下がりしています。

 シカゴ日経平均先物は1万4945円と昨日の東京市場の日経平均株価1万
5069円と比べて120円ほど安い水準となっています。

 今朝6:30の円相場は、対ドルで1ドル=101円97銭前後(昨日16
:00台は102円29銭)、対ユーロは1ユーロ=137円94銭前後(同
138円45銭)といずれも円高が進行しています。

 NY原油は小幅高、前日比0.05ドル高の1バレル=104.40ドルと
なっています。米エネルギー情報局(EIA)が発表した週間の石油在庫統計
で原油在庫の減少幅が市場予想を上回ったことから買いが入っています。

 NY金価格は3日連続高、前日比1.1ドル高の1トロイオンス=1261
.2ドルとなっています。終値ベースで5月27日以来、約2週間ぶりの高値
水準となっています。


 昨日の日経平均株価は、前日比74円高の1万5069円と節目の1万50
00円台を2日ぶりに回復しています。

 本日から2日間の日程で日銀金融政策決定会合が開かれます。金融政策につ
いては追加緩和見送り、現状維持との見方が市場で強まっています。

 8:50に4月の機械受注が発表されます。民間設備投資の先行指標となる
「船舶・電力を除く民需」の受注額は事前予想で前月比11.9%減となって
います。3月が大幅増(19.1%増)だったことを受け、その反動が出る見
通しです。

 11:00に5月の都心オフィス空室率が発表されます。4月末時点の東京
都心5区(千代田、中央、港、新宿、渋谷)のオフィス空室率は前月末比0.
06ポイント低下の6.64%となっています。改善は10ヵ月連続で、09
年3月(6.05%)以来、5年1ヵ月ぶりの低水準となっています。

 15:00に6月第1週(6月2日~6月6日)の投資部門別売買動向が発
表されます。5月第5週(5月26日~5月30日)は、年金基金の動向を反
映する信託銀行が5週連続で買い越し、買越額は2499億円となっています。
5月月間(5月第1週~5月第5週)の買越額は6873億円に上っています。

 一方、外国人投資家は2週連続で小幅に売り越し、売越額は119億円とな
っています。個人投資家は3週連続で売り越し、売越額は3228億円となっ
ています。4月第1週(売越額4412億円)以来、約2ヵ月ぶりの高水準で
す。

 本日から改正薬事法が施行されます。一般用医薬品のネット販売を法で規定
します。事実上の全面解禁状態となりますが、一部品目の販売を規制する仕組
みとなっています。

 海外では、サッカーW杯ブラジル大会開幕(~7月13日)、5月の米小売
売上高の発表などが予定されています。


◆主なニュース

・三菱重とシーメンス、仏社買収提案へ 日立も参画

・法人税、数年内に20%台に下げ 政府・与党方針

・電力、消費者が選ぶ時代に 改正電事法が可決成立

・公共工事、景気下を支え 5月の請負金額11%増

・ヤマトなど物流8社、共同輸送 運転手不足で対策

・ホンダ、アジアで四輪車攻勢 タイ一極集中を転換

・高級ビール、上方修正 アサヒは販売計画の4割増

・国内勢のクラウド1兆円 売上高、14年度3割増

・ルネサス再建、見えぬ成長 米社に子会社売却発表

・韓国ハンファ、太陽電池の対日輸出を拡大 1割増

・欧州委、税逃れ調査 3加盟国アップルなど優遇で



◆経済指標等

・対内証券売買契約(週間、財務省)
・機械受注統計(4月、内閣府)
・産業機械受注額(4月、日本産業機械工業会)
・東京都心オフィス空室率(5月末、三鬼商事)
・投資信託概況(5月、投信協会)
・部門別売買動向(週間、東証)

・ユーロ圏鉱工業生産(4月)
・米新規失業保険申請件数(週間)
・米小売売上高(5月)
・米輸出入物価指数(5月)
・米企業在庫(4月)


◆その他

・改正薬事法施行

・日銀金融政策決定会合(明日まで)

・主な決算 オハラ(5218:光学ガラス老舗、生産量は日本一)
      TASAKI(7968:真珠トップ)


・サッカーW杯ブラジル大会が開幕(7月13日まで)



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【3】心に残る名言                        **
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       幸福は内面的なもの。

       どんなものを持っているかではなく、

       私達がどんな人間であるかにかかわっている。


              ヘンリー・ヴァン・ダイク(アメリカ牧師)








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    (06年と07年はマネー部門賞第1位)


◎まぐまぐ大賞 2008 http://www.mag2.com/events/mag2year/2008/#mon
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   「ハロー!株式」 マネー部門 第1位

    (06年から08年まで連続受賞、09年以降はコンテストなし)


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