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 「いつ、どの銘柄を買えばいいの?」「現在の相場をどう見ればいいの?」

       独自の観点でaquaがやさしく解説します。



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             ◎ ハロー!株式 ◎      2014/06/13 朝刊

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おはようございます。aquaです。

 本日は満月、そしてメジャーSQです。


            = 早耳の早倒れ =


という相場格言があります。インターネットの普及によって株式投資(銘柄選
び)に関する情報を集めやすくなっていますが、掲示板などでは株式市場のう
わさ話など以前は伝わってこなかったような情報も簡単に目にすることが出来
ます。

 気をつけなければいけないのは、そうした情報の真偽は明らかではないとい
う点です。まことしやかに書かれた情報でも実はその人の持っている銘柄のポ
ジション・トークであったりする訳ですが、重要なのは皆が騒いでいるからと
いって踊らされず、冷静に自分なりに判断する必要があるということです。

 『株価を買わずに、銘柄を買う』、これは何度も申し上げていますが、株価
を買うという投資スタンスでは、得てして『早耳の早倒れ』になりがちです。
特にビギナーの方におかれましては、しっかりと肝に銘じておいて頂きたいと
思います。




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 ~目次~          編集者:aqua[ aqua@aqua-inter.com ]
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 1.NY市況

 2.主な注目材料とニュース

 3.心に残る名言







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【1】NY市況                          **
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□ダウ工業株      16734.19(-109.69)▼0.65%
□ナスダック       4297.63(- 34.30)▼0.79%
□S&P500      1930.11(- 13.78)▼0.71%

□ダウ輸送株       7983.04(-158.51)▼1.95%
□半導体株(SOX)    621.35(-  2.13)▼0.34%

□NY原油先物(7月限)  106.53(+ 2.13)
□NY 金先物(8月限) 1274.00(+12.80)
□バルチック海運指数    939   (-34)

□為替      (対ドル)101.74  (対ユーロ)137.86

□CME日経225先物 14850(-150)※大証比



 12日のNY株式市場は、弱い経済指標とイラク情勢の悪化が重石となり続
落しました。

 朝方発表された5月の小売売上高の増加率が市場予想を下回り、週間の新規
失業保険申請件数は予想に反して増加するなど、この日の経済指標が景気拡大
ペースの鈍化を意識させたことからNY株は序盤から軟調な展開となりました。

 加えて、イラクで反体制派の過激派組織が勢力を拡大し、同国情勢が悪化し
ているとの報道が相次いだことからリスクを回避するムードが強まりました。
イラク情勢の悪化により同国の原油供給に支障がでるとの懸念でWTI原油価
格が昨年9月以来の高値を付け、エネルギー価格の上昇が景気拡大の足かせに
なるとの懸念も売りにつながりました。ダウは2日続けて3ケタの下落です。

 S&P業種別指数は、エネルギーと公益が上昇した一方、一般消費財や資本
財、テクノロジー、素材などが下げました。

 個別銘柄では、原油高がコストアップにつながるとの懸念からデルタ航空や
ユナイテッド・コンチネンタル、ジェットブルーなど航空株が軒並み下落。ガ
ソリン価格の上昇が収益圧迫要因となるフェデックスやUPSなどの運輸株が
下げ、フォードやGMなどの自動車株、ディズニーやカーニバルなどの娯楽関
連株なども下落しました。

 ボーイングやユナイテッド・テクノロジーズ、キャタピラーなどの工業株の
他、化学のデュポンやダウ・ケミカル、鉄鋼のUSスチールやヌーコアなど景
気敏感株の下げが目立ち、アップルやグーグルなどハイテクセクターの大型株
も下げています。

 一方、原油高を背景にシェブロンやコノコフィリップスなどのエネルギー株
が上昇し、S&P業種別指数の「エネルギー」が過去最高値を更新しました。
アナリストが投資判断を引き上げたヒューレット・パッカードがしっかり。ロ
ウガーニ最高執行責任者(COO)の辞任を発表したツイッターが上昇してい
ます。

 ダウ構成銘柄では、シェブロン、ゴールドマン・サックス、インテル、トラ
ベラーズなどがしっかり。反面、キャタピラー、ディズニー、ホームデポ、シ
スコシステムズ、ボーイング、デュポンなどが下げました。

 NY原油先物は大幅続伸。イラク情勢の悪化で同国の原油生産に影響が出る
ことへの懸念から買いが優勢となり上げ幅を拡大、終値としては昨年9月18
日以来、約9カ月ぶりの高値で取引終了です。金先物は4日続伸。この日はイ
ラク情勢の悪化懸念から安全資産の金に買いが入りました。バルチック海運指
数(BDI)は続落です。

 CME日経225先物は、円建てが14850(大証比150円安)、ドル
建てが14855(同145円安)で取引を終了しました。





          ★  『 アクア・スペシャル版 』 ★
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      なかなか上手くいかないという方、是非ご活用ください。


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【2】主な注目材料とニュース                   **
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☆注目材料

 昨晩のNYダウは、前日比109ドル安の1万6734ドルと2日連続で値
下がりしています。

 シカゴ日経平均先物は1万4850円と昨日の東京市場の日経平均株価1万
4973円と比べて120円ほど安い水準となっています。

 今朝6:28の円相場は、対ドルで1ドル=101円73銭前後(昨日16
:00台は102円06銭)と円高がやや進行しています。米長期金利の低下
を受け、日米金利差縮小から円買い・ドル売り(円高・ドル安)の動きとなっ
ています。

 対ユーロも1ユーロ=137円83銭前後(同138円14銭)と円高がや
や進行しています。

 NY原油は大幅高、前日比2.13ドル高の1バレル=106.53ドルと
2日連続で上昇しています。終値ベースで昨年9月18日以来、約9ヵ月ぶり
の高値水準となっています。イラク情勢の悪化を背景に供給不安が広がり、原
油に買いが入っています。

 NY金価格は4日連続高、前日比12.8ドル高の1トロイオンス=127
4.0ドルとなっています。終値ベースで5月23日以来、約3週間ぶりの高
値水準となっています。イラク情勢の悪化を背景に運用リスクを回避する目的
から、逃避資金の受け皿となりやすい実物資産としての金に買いが入っていま
す。


 昨日の日経平均株価は、前日比95円安の1万4973円と2日ぶりに1万
5000円を下回っています。一時207円安の1万4862円を付ける場面
がありましたが、下値では押し目買いが入り、引けにかけて下げ幅を縮小して
います。

 チャート上からは、25日移動平均線が75日線を上回るゴールデンクロス
が出現しています。

 = 外国人、3週ぶり大幅買い越し =

 東証が昨日発表した6月第1週(6月2日~6月6日)の投資部門別売買動
向を見ますと、外国人投資家は3週ぶりに買い越し、買越額は2515億円と
なっています。買越額は4月第1週(3923億円)以来、2ヵ月ぶりの高水
準です。年金基金の動向を反映する信託銀行は6週連続で買い越し、買越額は
1112億円となっています。

 一方、個人投資家は4週連続で売り越し、売越額は4380億円となってい
ます。売越額は4月第1週(4412億円)以来、2ヵ月ぶりの高水準です。

 本日は、メジャーSQ。株価指数先物・オプションの特別清算指数(SQ)
算出日となります。日経平均株価の終値が6月限SQ値を上回るかどうか、こ
の点が注目となります。上回ればプラス材料視され、メジャーSQを通過する
ことによる需給面でのアク抜けが期待できます。

 2日目(最終日)の日銀金融政策決定会合が開かれます。会合では追加緩和
見送り、昨年4月に導入した資金供給量を2年で2倍に引き上げる現行の量的
・質的金融緩和(異次元緩和)の継続を決める見通しです。会合終了後に黒田
総裁の記者会見が予定されています。

 本日は、会社四季報(夏号)と日経会社情報(夏号)が発売となります。

 13:30に4月の鉱工業生産・確報値の発表が予定されています。同・速
報値は前月比2.5%低下となっています。消費税増税前の駆け込み需要に対
応した増産の反動減が出ています。

 中国の主要経済指標の発表が相次ぎます。14:30に5月の鉱工業生産、
小売売上高、都市部固定資産投資などが予定されています。

 5月の中国鉱工業生産の事前予想は、前年同月比8.8%増(4月は同8.
7%増)となっています。

 5月の中国小売売上高の事前予想は、前年同月比12.1%増(4月は同1
1.9%増)となっています。

 その他、海外では4月のユーロ圏貿易収支、5月の米生産者物価指数の発表
などが予定されています。


◆主なニュース

・法人税20%台目指す 来年度から数年内、骨太の方針

・クルド、イラク北部の油田都市掌握 帰属争いに影響か

・原発「法の不備」見直し 原賠法改正へ関係省庁が攻防

・東電、3火力の建て替え提案 交渉先に、費用負担焦点

・シャープ、高画質パネル増産 中小型液晶に300億円 

・パルコ、今秋からネット通販 店員イチ押しの服・雑貨

・京セラなど、長崎・五島列島に世界最大級メガソーラー

・「4Kテレビ」初の2割超に 50型以上の液晶販売で

・独ダイムラー、アジア商用車販売8割増 20年メドに

・ローソン、フィリピンに進出 20年度までに500店



◆経済指標等

・発受電電力量(5月、電気事業連合会)
・鉱工業生産指数(4月確報、経産省)

・中国工業生産高(5月)
・中国小売売上高(5月)
・中国固定資産投資(1~5月)
・ユーロ圏貿易収支(4月)
・米消費者態度指数(6月速報値)
・米卸売物価指数(5月)


◆その他

・株価指数先物とオプション6月物の特別清算指数(SQ)算出

・会社四季報および日経会社情報の「夏号」発売日

・日銀金融政策決定会合(結果発表)
・日銀総裁会見

・主な決算 丸善CHI(3159:文教市場販売、店舗、図書館サポート)
      日東製網(3524:合繊製無結節網の最大手)




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【3】心に残る名言                        **
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  幼稚な愛は「愛されているから愛する」という原則にしたがう。

      成熟した愛は「愛するから愛される」という原則にしたがう。


              「愛するということ」 エーリヒ・フロム 







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    (06年と07年はマネー部門賞第1位)


◎まぐまぐ大賞 2008 http://www.mag2.com/events/mag2year/2008/#mon
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   「ハロー!株式」 マネー部門 第1位

    (06年から08年まで連続受賞、09年以降はコンテストなし)


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