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             ◎ ハロー!株式 ◎      2015/11/06 朝刊

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おはようございます。aquaです。

 本誌を読んでいらっしゃる方の中には、本当に多くの株式投資ビギナーの方
がいらっしゃいます。「つい2ヶ月前に始めたばかり」、或いは「これから始
めようと考えている」・・・等々、年代・男女を問わずそうした方が大勢いら
っしゃいます。


 そこで、本日は銘柄選択をする上で、最低限チェックして頂きたい最も基本
的かつポピュラーな投資尺度『PER』について簡単に触れさせて頂きたいと
思います。既にご存知の方には恐縮ですが、復習の意味でご覧頂ければと存じ
ます。


 株式投資の世界では、この銘柄は「割高」とか「割安」といった言葉が頻繁
に使われます。その判断をする上での一つのツールがPER=株価収益率です。
これは、誰でも簡単に計算でき、「Price Earning Ratio」
の頭文字をとったものです。


 株価がその企業の一株当たり利益の何倍まで買われているかを表し、その値
が他の企業と比べて高ければ割高、低ければ割安といった具合に判断します。


 では、「一株当たり利益とは何だ?」といった質問があるかもしれませんが、
簡単に申し上げますと、その企業が年間で上げた利益をその企業が発行してい
る株式数で割ったもので、会社四季報とか会社情報とかを見れば載っています。
そして、その一株当たり利益のことをEPS(Earnings Per S
hareの略)と言います。


 普通は、PERを計算するときは、今の決算期の予想の数字を当てはめれば
よく、例えばA社の株価が1000円、予想一株当たり利益が100円ならA
社のPERは10倍、B社の株価が2000円、予想一株当たり利益が100
円ならB社のPERは20倍と計算でき、A社のPER10倍の方が低いので
A社の方が「割安」と一般的には判断します。


 まとめますと、PERは、株価÷予想1株当たり利益(EPS)で計算し、
株価がEPSの何倍になっているかを計る投資参考指標です。具体的には、自
分の注目している銘柄のPERを何倍かをチェックして、さらに、同業他社の
PERと比較し、PERが高ければ『割高』、低ければ『割安』、といった具
合に判断します。


 先にも申し上げましたように、これは最も基本的かつポピュラーな投資尺度
ですので、ぜひ知っておいて頂き、徐々に慣れていただければと思います。


 ちなみに、東証一部全銘柄の平均予想PERは直近で『16.4倍』となっ
ています。さっそく、皆様が所有、或いは注目する銘柄のPERをチェックし
てみてはいかがでしょうか。




……………………………………………………………………………………………
 ~目次~          編集者:aqua[ aqua@aqua-inter.com ]
……………………………………………………………………………………………



 1.NY市況

 2.本日の注目点と話題

 3.心に残る名言








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【1】NY市況                          **
――――――――――――――――――――――――――――――――――∞


□ダウ工業株      17863.43(-  4.15)▼0.02%
□ナスダック       5127.74(- 14.74)▼0.29%
□S&P500      2099.93(-  2.38)▼0.11%

□ダウ輸送株       8180.15(+ 26.86)△0.33%
□半導体株(SOX)    659.36(- 14.12)▼2.10%


□NY原油先物(12月限)  45.20(- 1.12)
□NY 金先物(12月限)1104.20(- 2.00)

□バルチック海運指数    640   (-17)

□為替      (対ドル)121.73(前日比0.07円高)
        (対ユーロ)132.41(前日比0.42円安)

□CME日経225先物 19225(+ 85)※大阪先物比



 5日のNY株式市場は、雇用統計の発表待ちで買いが手控えられ、小幅に続
落しました。

 朝方発表の週間の新規失業保険申請件数が予想以上に増加し、7~9月期の
米労働生産性指数は低下予想に反して上昇しましたが、雇用統計の発表を翌日
に控えて市場の反応は鈍く、指数は小動きとなりました。

 米連邦準備理事会(FRB)のイエレン議長やニューヨーク連銀のダドリー
総裁など米金融当局幹部が相次いで12月利上げの可能性に言及しており、米
債利回りが上昇するなど米金融市場では年内利上げを意識した動きもみられま
した。

 NY株式市場は引けにかけて様子見ムードが強まり主要3指数ともに前日終
値付近で取引を終了しています。

 S&P業種別指数では、一般消費財(消費関連等)や金融などが上昇した一
方、エネルギーやヘルスケア(医薬品等)などが下落しました。

 個別銘柄では、前日引け後に決算を発表した交流サイト(SNS)最大手の
フェイスブックが買われ上場来高値を更新。ネット通販最大手のアマゾン・ド
ットコムも上昇し上場来高値を更新しています。7~9月期決算が市場予想を
上回ったアパレルのラルフローレンが大幅高。JPモルガンやバンカメなど、
利回り上昇が収益改善につながる金融株も堅調でした。

 一方、大幅な減収減益決算を発表した半導体のクアルコムが失望売りで急落。
他の半導体株にも売りが波及し、クアルコムと取引のあるアップルも下落。原
油安を背景にシェブロンなどエネルギー株が軟調に推移。バリアントやセルジ
ーンなど医薬品株の一角が大きく値を下げました。

 ダウ構成銘柄では、ユナイテッドヘルス、ビザ、ナイキ、JPモルガン、コ
カコーラ、デュポンなどが上昇した一方、シェブロン、エクソンモービル、I
BM、プロクター&ギャンブル、メルクなどが下落しました。

 NY原油先物(WTI)は続落。前日の在庫統計で原油在庫が大幅増となり、
供給過剰に対する懸念が引き続き原油相場を圧迫しています。NY金先物は6
日連続で下落し約1カ月半ぶりの安値水準。米金融当局者から年内利上げに前
向きな発言が相次いでおり、早期利上げによる流動性の縮小が警戒されていま
す。

 ばら積み船の国際運賃指標のバルチック海運指数(BDI)は10日連続安
で、6月11日以来の安値水準となっています。





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【2】本日の注目点と話題                     **
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◆昨日の日経平均株価は連日の上昇で週初の急落を帳消しにし、前日比189
円高の1万9116円と、8月28日以来約2カ月ぶりの高値を付けました。

 ちなみに、昨日の日経平均株価は終値ベースで、抵抗線として意識されてい
た75日線や同じく抵抗帯の一目均衡表の雲を、およそ2カ月ぶりに上抜けし
たことは先高を期待させる吉兆です。

 ただその一方で、騰落レシオは約7カ月ぶりの高水準となる140%まで上
昇しており、目先的には過熱感が意識されやすい状況です。

 上海株は5日連続上昇で、およそ2カ月半ぶりの高値水準となっています。

 NY株は雇用統計の発表待ちで小動き。CME日経225先物は1万922
5円で、昨日の東京市場の日経平均終値1万9116円と比べ110円ほど高
い水準となっています。


◎日経平均株価と上下の節目
 ――――――――――――
 1万9238円 200日線
 1万9225円 CME日経先物
☆1万9116円 昨日終値
 1万9037円 75日線
 1万9006円 一目(週)雲上限
 1万9000円 心理的節目
 1万8949円 5日線
 1万8924円 一目雲上限



◎本日の経済指標等
 ――――――――
 08:50 対内証券売買契約
 11:00 10月の車名別販売台数
 13:00 日銀の黒田総裁が講演
 14:00 9月の景気動向指数速報
 15:00 投資部門別株式売買動向


《景気動向指数(CI)》 景気の方向や強さを示す指数で、景気の現状をあ
らわす9月の一致指数は前月比0.3%程度の低下が見込まれており、3カ月
連続のマイナスとなる見通しです。


 NY市場では10月の米雇用統計が発表されます。非農業部門の雇用者数に
関して市場では18万人程度の増加を予想しています。



◎主な決算発表 ※400社超が決算を発表
 ――――――
 10:00 ゴールドウィン(8111)
 11:30 極洋(1301)、ユニチャーム(8113)
 13:00 旭化成(3407)、セブン銀行(8410)
 13:30 ヤマハ発(7272)、三井物産(8031)
 14:00 大和ハウス(1925)、プレス工(7246)
 15:00 いすゞ(7202)、ニコン(7731)、
       アシックス(7936)、三井不(8801)、
       東建物(8804)、NTT(9432) など



◆その他のトピックは、TPP域内・ビザ発給要件を大幅緩和、広告や娯楽な
どへの外資規制も緩和・かんぽ優遇禁止、訪日外国人・年間「3000万人」
新目標で調整、JTBが北京に訪日旅行専門店、欧州委・ユーロ圏の16年成
長率見通しを小幅下方修正・物価見通しを大幅引き下げ、英早期利上げ見通し
後退、世帯の金融資産平均1209万円・8年ぶり高水準、ガソリンが5年ぶ
り安値、お歳暮商戦が本格化・売り場に列。

 大和ハウスが千葉に国内最大級の物流施設、全国300病院が医療器具を共
同調達、タカタ製部品不採用広がる、個人がマンション売買・ヤフーとソニー
系がサイト開設、日用品10社が中国でネット通販、サンリオが米で「ぐでた
ま」商品販売、長瀬産がカメラ用レンズ販売、河合楽器とオンキョーが資本提
携、商社の純利益・伊藤忠がトップに、トヨタ上期売上高と純利益がともに過
去最高・通期売上高は下方修正、東芝テックが無配転落。

 牛丼3社10月大幅増収、ヤマダが今期純利益を上方修正、KDDIの上期
純利益最高、ドコモも22%増益、サントリーの1~9月営業益過去最高、三
菱ケミの今期経常5年ぶり最高益、住友ゴムが今期純利益を上方修正、日本空
港ビルの上期は22%増収・増配へ、テルモも増配、京急が今期利益見通しを
上方修正、OKIとミネベアが今期利益見通しを下方修正、コスモHDの上期
は174億円赤字。

 シスメックが今期利益見通しを上方修正・最高益に、前田建の上期は減益予
想から一転最高益に、クボタが業績見通しを上方修正、キッコマンの今期は最
高益予想がさらに上振れ、味の素も最高益予想がさらに上振れ、トヨタ、味の
素、オイレス工、日本化薬、メイテック、カカクコム、サンゲツ、佐藤商事、
理想科学、バナーズ、三社電機製作所が自社株取得枠設定など。



◆今日の高島暦 

 < 相場の波動 > 突込み買いの日 悪目あれば買い方針良し

 <相場高低判断> 前場保合い、後場下る





――――――――――――――――――――――――――――――――――∞
【3】心に残る名言                        **
――――――――――――――――――――――――――――――――――∞





      真の苦労は人目につかないものである。

      目に見える苦労は虚栄心をもっていれば簡単にできる。


                       ラ・ロシュフコー







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    (06年と07年はマネー部門賞第1位)


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  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
     http://www.mag2.com/events/mag2year/2014/free/index.html

   「ハロー!株式」 総合大賞 第2位


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