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■□    女性のための株式投資       2016/04/11 朝刊 VOL.8034
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おはようございます。aquaです。


                「目には青葉 山ほととぎす 初がつお」


 新緑したたる清新な季節感をうたった山口素堂の名句ですが、カツオは熱帯
の海から春先にかけて九州近海に来遊、北海道沿岸に向かって北上します。こ
の「上りカツオ」を『初ガツオ』と呼びますが、一方、身に脂を乗せて晩夏か
ら秋にかけて南下するのを「戻りカツオ」と呼びます。


 あっさりして、さわやかな「上りガツオ」がやはり人気があり、「戻りガツ
オ」は脂が乗ってこってり気味、ややしつこさがありあす。かつてはマグロも
赤身を最上としてトロは一段下に見られた時がありますが、トロが看板になっ
た今でも「戻りガツオ」は脂がくどいと使わないすし屋も多くあるようです。


 しつこい脂を嫌い、あっさり感を好むのが江戸っ子の気風ですが、江戸っ子
たちが『初ガツオ』を珍重しましたのも、新鮮さ、みずみずしさのためです。
『初ガツオ』は値が張りますが、「女房を質に置いても食べたかった」という
くらい美味であり、たたきや刺し身はもちろん、煮ても焼いても炊いても最高
です。


 ちなみに、『初ガツオ』は「戻りガツオ」と比べて極めて低カロリーです。
脂質はほぼ10分の1、エネルギー量は100グラム当たり114キロカロリ
ーと3分の2ほどです。肉類に比べれば、その半分の低カロリーで、肥満気味
で生活習慣病が気になる方にとりましては最適な健康食です。


 また、DHA(ドコサヘキサエン酸)、EPA(エイコサペンタエン酸)と
いった脂肪酸を多く含み、DHAには脳の機能を高める働きがあり、一方のE
PAは血中の悪玉コレステロールや中性脂肪を減らし、心臓病や脳卒中を防ぐ
作用で知られています。




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 ~目次~          編集者:aqua[ aqua@aqua-inter.com ]
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 1.NY市況

 2.本日の注目点と話題

 3.心に残る名言







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【1】NY市況                          **
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□ダウ工業株      17576.96(+ 35.00)△0.20%
□ナスダック       4850.69(+  2.32)△0.05%
□S&P500      2047.60(+  5.69)△0.28%

□ダウ輸送株       7736.28(+ 83.45)△1.09%
□半導体株(SOX)    671.31(+  3.85)△0.58%

□NY原油先物(5月限)   39.72(+ 2.46)
□NY 金先物(6月限) 1243.80(+ 6.30)

□バルチック海運指数    539   (+22)

□為替      (対ドル)108.03(前週末比1.03円高)
        (対ユーロ)123.13(前週末比0.96円高)

□CME日経225先物  15775(- 55)※大阪先物比



 先週末8日のNY株式市場は、原油高や欧州株の上昇を手掛かりに買いが入
り、小幅高で取引を終了しました。

 原油相場が急伸したことなどからリスクを取る動きが強まり買いが先行。ダ
ウは早い時間に152ドル高まで上げ幅を拡大しこの日の高値をつけました。

 欧州最大の経済規模を誇るドイツの2月の輸出が市場予想を上回る大幅な増
加となったことや、銀行の健全性が懸念されていたイタリアで、政府が銀行の
不良債権を買い取るとの観測が広がり、イタリア株を筆頭に欧州株が軒並み高
となったことも支援材料となりました。

 ただ、上値を追う材料に乏しく、週明け11日のアルコアから主要企業の決
算発表が本格化することから、買い一巡後は様子見ムードが強まり相場は上げ
幅を縮小。主要指数はマイナスに転じる場面もありましたが終了間際に持ち直
しました。

 S&P業種別指数ではエネルギーを筆頭に素材、資本財、生活必需品などが
高く、ヘルスケアや一般消費財が軟調。ダウ輸送株指数は7日ぶりに上昇しま
した。

 個別銘柄では、原油高を手掛かりにシェブロンやコノコフィリップス、ハリ
バートン、ベーカー・ヒューズなどのエネルギー関連銘柄が軒並み高。フリー
ポート・マクモランやバリック・ゴールドなどの市況関連株も上昇。ガラス大
手のコーニングが買収すると発表した光学機器のアライアンス・ファイバー・
オプティック・プロダクツが大幅高となりました。

 医薬品のデポメッドは、アクティビスト(物言う株主)として知られるスタ
ーボード・バリューが経営改善を求める書簡を送ったことが材料視され大幅高。
建築資材のバルカン・マテリアルズやマーティン・マリエッタ・マテリアルズ
なども上昇しました。

 一方、アパレルのギャップは、3月の売上高が予想を下回ったことが嫌気さ
れ急落。アナリストが売上高見通しを下方修正したメーシーズやノードストロ
ームなどの百貨店株が下落。アナリストが投資判断を引き下げたビジネス向け
SNSのリンクトインが売られ、フェイスブックやツイッターなども下落しま
した。

 ダウ構成銘柄では、シェブロン、コカコーラ、アメックス、エクソンモービ
ル、IBM、JPモルガンなどが高く、ナイキ、ユナイテッドヘルス、ファイ
ザー、スリーエムなどが下げました。

 NY原油先物(WTI)は大幅反発。原油掘削リグの稼働数が3週連続で減
少したことや、カナダから米国に原油を輸送するキーストーン・パイプライン
の閉鎖などが材料視され買い戻しが入り6%超の大幅高となりました。

 鉄鉱石や石炭、穀物などを運ぶ外航ばら積み船の運賃指標となるバルチック
海運指数(BDI)は今年最大の上げ幅で年初来高値を連日更新。昨年12月
9日以来約4カ月ぶりの高値水準となっています。




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【2】本日の注目点と話題                     **
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◆先週末の日経平均株価は前日比71円高の1万5821円で取引を終了しま
した。
    ※日経平均の前日までの勝敗 ●○○●●●●●●●○○

 個別銘柄では、ファナックが大きく値上りし、小野薬品が昨年来高値を更新。
創薬ベンチャーのメドレックスやそーせいが大幅高となっています。※詳細は
8日の本誌夕刊「相場概況」をご参照ください。

 先週末のNY株は原油高などを手掛かりに一時上げ幅を拡大しましたが、決
算発表シーズンを控えて様子見ムードが強まり、上げ幅を縮小しています。為
替は一時円高が一服し8日の東京外為市場で109円台まで円が下落する場面
がありましたが、NY外為市場で再び円買いが優勢となりました。

 CME日経225先物は1万5775円で、先週末の東京市場の日経平均終
値1万5821円と比べ50円ほど安い水準となっています。


◎日経平均株価と上下の節目
 ――――――――――――
 1万5828円 5日線
☆1万5821円 先週末終値
 1万5775円 CME日経先物
 1万5500円 心理的節目



◎本日の経済指標等
 ――――――――
 08:50 2月の機械受注統計
 10:30 中国3月のCPI、PPI
 13:30 生活意識に関するアンケート調査



◎決算発表
 ――――
 15:00 ABCマート(2670)、コスモス薬(3349)、
       ヒトコム(3654)、ヨンドシー(8008)
 16:00 吉野家(9861)


 今晩のNY市場では主要企業のトップバッターとして非鉄のアルコアが決算
を発表します。尚、トムソン・ロイターによりますと、米主要500社の1~
3月期の1株当たり利益は7.6%減となる見通しです。



◆その他のトピックは、イオンが共通ポイント、金融庁が株の高速取引の実態
監視・規制導入視野、電力自由化・1日時点で切り替え53万件、東証マザー
ズ指数が約3年ぶり高値、OECDがパナマ文書で13日に緊急会合、G20
は富裕層の租税回避監視、米スペースXがロケットの海上回収に成功、米司法
省がロック解除めぐりアップルに再び協力要請、マリオットの同業買収を株主
が了承、豪鉄鋼石中堅のアリウムが破たん。

 セブン&アイ・19日の取締役会で新経営体制決議、IHIが米でLNGプ
ラント受注、ファナックがレーザー加工機部品の新工場、日立がヒト型ロボッ
ト・18年実用化、トヨタが新興国で廃車リサイクル事業、1~3月の米高級
車市場でレクサスが2位浮上、スズキの3月の中国販売14%減・三菱自21
%減、三菱ケミが薬カプセルの生産能力増強・中南米などの需要増に対応。

 デンソーがドローン参入、LIXILが地盤調査会社に出資、テンプHDは
米社との合弁を4カ国に拡大、日本ペHDが新興国で車塗料増産、キヤノンM
Jが3Dプリンターで骨造形、吉野家・店舗設計見直しでセルフ式も、積水ハ
がマンション改修事業に参入、日産自の社債大幅増額・需要旺盛で。

 旭化成の前期営業は3期連続最高益、久光薬の前期営業益35%増、ユニー
GHDの3~8月期は5億円赤字見通し、DCMの前期純利益17%増・増配、
島忠の今期単独税引き益8%減、竹内製作所の前期純利益最高、オンワードの
前期経常益23%減、DLEが15日付で1部、フェリシモが自社株を900
円でTOB、サクセスHDが指定替えの猶予期間入り、知多鋼業が7月1日付
で100株単位、ジュンテンドーが9月1日付で100株単位、オンワード、
久光薬、竹内製作所が自社株取得枠設定など。



◎明日以降の主な予定 ※予定は変更になる場合があります。

12日(火) (主な決算)良品計画、高島屋
       米国3月の輸出入物価指数

13日(水) 3月の企業物価指数
       (主な決算)ローソン、イオン、JIN
       米国3月の小売売上高
       米地区連銀経済報告(ベージュブック)
       (海外決算)JPモルガン

14日(木) 3月のマンション市場動向
       (主な決算)Gunosy、東宝
       米国3月の消費者物価指数
       (海外決算)バンカメ、ウェルズ・ファーゴ

15日(金) 中国3月の工業生産高、小売売上高、固定資産投資等
       米国4月の消費者態度指数
       米国4月のNY連銀製造業景況指数
       米国3月の鉱工業生産・設備稼働率
       国際通貨基金(IMF)と世界銀行の総会
       (海外決算)シティグループ


◆今日の高島暦 

 < 相場の波動 > 高下激しく後場に至り大動きする

 <相場高低判断> 相場は片ずむなり




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【3】心に残る名言                        **
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       幸福の便りというものは、

          待っている時には、決してこないものだ。
 
                         太宰 治







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◆4月11日 今日は何の日 六曜:先勝

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