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株式投資のＰＡＲＴＮＥＲ　━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

  　　　　　　　　　 　◎　ハロー！株式　◎　　　　　　2012/12/03 夕刊

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こんばんは。ａｑｕａです。

　冷え込みが厳しかったこの土日は各地で初雪が観測されました。関東でも宇
都宮や熊谷などで今シーズン初めての雪が降り、現地のカー用品店ではスタッ
ドレスタイヤを求める客で一時大変な混雑となったそうです。

　そんな寒空の下、中央自動車道の笹子トンネルで天井板崩落事故が発生しま
した。

　詳細な事故原因の究明はこれからですが、中央自動車道・笹子トンネルは供
用開始から３５年が経過しており、経年劣化（老巧化）の可能性が指摘されて
います。

　全国の高速道路にトンネルは１５７５本ありますが、今回の事故を受けて国
土交通省は、笹子トンネルと同じ吊り天井構造のトンネル約２０本に関して緊
急点検を指示しました。

　尚、中日本高速道路、東日本高速道路、西日本高速道路３社が管理する全国
の高速道路の総延長は約８７００キロで、その３６％にあたる３２００キロの
区間は建設から３０年以上経過しており、高速道路のトンネル１５７５本のう
ち、造られてから３０年以上経過したものは約３６０本あります。

　全国の高速道路の総延長は９１００キロに達しますが、老巧化が指摘されて
いても補修が追いついていないのが現状です。



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　～目次～　　　　　　　　　 編集者：ａｑｕａ［ aqua@aqua-inter.com ］
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 １．今日の相場　＜スペシャル版（有料版）通信＞

 ２．主な材料

 ３．主な投資判断

 ４．インフラ・クライシス

 ５．編集後記








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【１】今日の相場　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＊＊
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◎日経平均　　　９４５８.１８（＋　１２.１７）△０.１３％
◎ＴＯＰＩＸ　　　７８１.７３（＋　　０.２７）△０.０３％

◎売買高概算　　１８億６８２９万株
◎売買代金概算　　１兆１０４５億円
◎時価総額　　２７１兆１４７２億円

◎値上り銘柄数　９１７　　◎（年初来）新高値　６３
◎値下り銘柄数　６０８　　◎（年初来）新安値　　１
◎変わらず　　　１５８

◎騰落レシオ（２５日）　１１１.５７％

◎サイコロ（日経平均）１０勝２敗　○○○●○○○○●○○○ ８３.３％

◎カイリ率（日経平均）２５日線比＋４.４３％　７５日線比＋５.４２％

◎為替　　（対ドル）　８２.３２　　（対ユーロ）１０７.２９

◎出来高上位
　１.三住建設　＜１８２１＞　　　５９円（＋　　６円）　７２,０２５千株
　２.日本橋梁　＜５９１２＞　　３５２円（＋　６０円）　７０,５４１千株
　３.みずほ　　＜８４１１＞　　１３２円（±　　０円）　４９,５５１千株
　４.不動テトラ＜１８１３＞　　１５３円（＋　　２円）　４７,２９１千株
　５.日鉄住金　＜５４０１＞　　１９０円（＋　　１円）　４０,７６８千株

◎売買代金上位　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 (円)
　１.ソフトＢＫ＜９９８４＞　２９９１円（－　９９円）　３２,７１３百万
　２.キヤノン　＜７７５１＞　２９６１円（＋　７８円）　２９,６９５百万
　３.日本橋梁　＜５９１２＞　　３５２円（＋　６０円）　２４,６１５百万
　４.ＤｅＮＡ　＜２４３２＞　２９４０円（－　８５円）　２１,４０１百万
　５.ホンダ　　＜７２６７＞　２７００円（－　３２円）　１９,８０７百万


◆相場概況

　外国証券の寄付前の注文状況・・・売り１３２０万株　買い１６８０万株

　名実ともに師走、１２月相場入りとなった本日の東京マーケットは日経平均
株価が３日連続高、前週末比１２円（０．１３％）高の９４５８円で取引終了
です。

　週末のＮＹダウは３ドルの小幅高でしたが、円相場が１ドル＝８２．３０円
前後、１ユーロ＝１０７．３０円前後と円安基調の継続が好感され、朝方から
幅広い銘柄に買いが先行。１０：５６には上げ幅が７９円となって９５２５円
と９５００円台に乗せる場面がありました。ただ、引けにかけては節目の９５
００円を一旦付けたこと、また上海市場が下落していることが売りを誘い、上
げ幅縮小となっています。もっとも、中央自動車のトンネル崩落事故を受けて
関連銘柄が値を飛ばし、大成建設や大林組は年初来高値更新となっています。
売買代金は概算１兆１０４５億円、上海総合指数は２０ポイント安の１９５９
です。

　業種別では、建設、不動産、非鉄、鉄鋼などの上げが目立ち、電力ガス、海
運、石油、自動車などが下げています。

　個別銘柄では、橋梁など補修工事大手のショーボンドが１３５円高の２６２
４円と大幅高、一時は２７２７円まで上昇する場面がありました。橋梁やトン
ネル、高速道路に強みを持つ同社。２日午前に山梨県の中央自動車道上り線笹
子トンネル内でコンクリート製の天井が崩落する事故が発生し、同種のトンネ
ルは全国に２０数本あると見られ、今後の補修事業などで需要の高まりを見越
した買いが入っています。また、明日に衆院選の公示を控えて選挙色が強まっ
ています。自民党は政権公約に「国土強靱化計画」として１０年間で２００兆
円規模の公共投資を掲げており、政策関連として物色の矛先が向かっています。

　その他、トンネル事故の発生でトンネルや橋梁の補修需要増加の思惑から日
本橋梁が６０円高の３５２円、同じくピーエス三菱がストップ高となる８０円
高の４６５円、トンネル工事の名門企業の間組が３０円高の２２６円、耐震補
強のライト工業が３９円高の４３６円。

　大成建設が１１円高の２３５円、大林組が１２円高の４０１円、ＮＩＰＰＯ
が１７円高の９６５円、前田道路が１８円高の１１３７円といずれも年初来高
値更新となっています。

　ユニクロを展開するファーストリテイリングが１２日連続高、２９０円高の
１万９０１０円と値を上げています。前週末の引け後に米高級ジーンズのＪブ
ランドホールディングス（ロサンゼルス市）の買収を発表し、材料視した買い
が入っています。ＪブランドＨＤの株式８割を取得して子会社化し、買収額は
約２５０億円です。独自開発したデニム素材には定評があり、ノウハウを取り
込むことによってデニム商品の開発強化などを狙います。

　特装車大手で防衛省向けに哨戒機などを供給する新明和工業が１２円高の５
１０円と値を上げて年初来高値更新。北朝鮮が今月１０日から２２日の間に人
工衛星をロケットで打ち上げるとの談話を発表したことがきっかけとなり、「
防衛関連」として思惑的な買いが入っています。

　その他、炭素繊維を自動車向けに供給し、ＧＭが量販車種に採用と報じられ
た帝人が６円高の１９５円、国内シャッター最大手で米国事業比率が２７％と
高い三和ＨＤが１０円高の３４３円、過去最高益更新見通しのしまむらが１１
０円高の８４４０円、日揮が６６円高の２７８１円、一建設が４９円高の２６
４５円と値を上げています。

　本日の新高値銘柄は、大成建設、大林組、前田建設、ＮＩＰＰＯ、前田道路、
福田組、大和ハウス、東洋水産、ＭｏｎｏｔａＲＯ、ツルハＨＤ、横河ブリッ
ジ、三和ＨＤ、クボタ、キーエンス、ニチユ、日野自、新明和工業、富士重工、
エイベックス、ＫＩＭＯＴＯ・・・等々です。



☆スペシャル版（有料版）通信

　「初めての購読で半年過ぎましたが、本当に参考になり、勝てることも増え
ています。次も継続でお願いします」、「購読を初めてから情報がこんなにも
大切なものだと痛感しています。自己流でマイナスだったのですが、お勧めの
株を購入し、現在の株価上昇もあり何とかプラスになりそうです」といった嬉
しいお便りを頂いていますが、本日も好調な相場展開が継続しています。

　本日は『政権交代を先取り、強い日本の象徴銘柄第二弾！』として先週のス
ペシャル版にてご紹介しました２銘柄「○○○２」と「○○○３」がいずれも
値を飛ばしています。

　国策関連であり、かつ低位株・流動性が高い銘柄ですので、１万株、５万株、
１０万株と大きく投資することによって量的な資産拡大に繋がるとも申し上げ
ましたが、まずは仕込まれた方、本当におめでとうございます。今後の展開も
楽しみです。明後日（水）も投資妙味大の銘柄をご紹介しますので、ご期待下
さいませ！



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【２】主な材料　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＊＊
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・２０１２年の投信分配金は３年ぶり減少見通し　運用不振で

・７～９月の企業の設備投資、４四半期連続増　法人企業統計

・軽自動車販売は１４カ月連続増　維持費が安く燃費の良さで

・１１月の新車登録、前年比３．３減　３カ月連続のマイナス

・トヨタの中国での新車販売、１１月２２％減　減少幅は縮小

・Ｊフロントの百貨店売上高、１１月は５％増　冬物衣料好調

・中国の１１月１００都市住宅価格、前月比で６カ月連続上昇

・中国の１１月製造業ＰＭＩ、速報値から上方修正　ＨＳＢＣ

・中国の１１月の非製造業ＰＭＩ、前月から小幅上昇　統計局



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【３】主な投資判断　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＊＊
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［メリルリンチ証券］
　引上げ　Ｃ→Ａ（6326）クボタ　　　　　　　　　　 1,100円
　引上げ　Ｂ→Ａ（8595）ジャフコ　　　　　　　　　 3,200円

［ゴールドマンＳ証券］
　引上げ　Ｂ→Ａ（3382）セブン＆アイ　　　　　　　 2,900円
　引上げ　Ｂ→Ａ（9513）電源開発　　　　　　　　　 2,500円

［野村証券］
　再　開　　　Ａ（2503）キリン　　　　　　　　　　 1,370円
　再　開　　　Ａ（2802）味の素 　　　　　　　　　　1,400円
　再　開　　　Ｂ（2501）サッポロ　　　　　　　　　　 280円
　再　開　　　Ｂ（2502）アサヒＧ　　　　　　　　　 1,900円
　引下げ　Ａ→Ｂ（7762）シチズン　　　　　　 600→   420円

［三菱ＵＦＪＭＳ証券］
　据置き　　　Ａ（5711）三菱マテリアル 　　　　　　　290円

 ※３段階評価はＡ～Ｃ、５段階評価は１～５にて表記
 ※価格：各証券会社が判断する妥当株価



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【４】インフラ・クライシス　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＊＊
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　コンクリートの耐用年数は５０年と言われますが、１９６０年～７０年の高
度成長期に大量に建てられた社会インフラの更新時期が迫っています。

　１９６２年１２月２０日に京橋～芝浦間（４．５キロ）が開通してから５０
周年を迎える首都高速道路も高度成長期に造られた道路が多く、現在の総延長
約３００キロのうち約５割の１４０キロは建設後３０年以上で、９０キロは同
４０年以上が経過した構造物です。特に橋脚部などで傷みが進んでおり、補強
では間に合わず、大規模改修が必要な状況となっています。

　今年の年明け早々に「首都高速道路会社は１兆円規模の大規模改修に乗り出
す方針」と報じられたことから市場で関連銘柄が人気化した経緯がありますが、
笹子トンネルでの事故を受けて本日の相場でも道路や橋梁、建設、コンクリー
トなど関連銘柄に物色の矛先が向かいました。

　老巧化は高速道路に限らずで、橋梁、ダム、港湾岸壁、下水道管渠など、高
度成長期に整備された社会インフラのすべてが老朽化の危機にあります。

　例えば、全国で約１４万と言われる橋梁は、高度成長期に建てられたものが
多く、建設後５０年以上を経過する「老朽化施設」の割合は、２００９年には
８％でしたが、２０１９年に２５％、２０２９年には既存の全橋梁の半数を超
えます。

　社会インフラの更新にかかる費用が今後５０年間で１９０兆円に達するとし
た国土交通省の試算は決して大げさな数字ではありません。

　ちなみに、アメリカにおいても同様の事が「インフラ・クライシス」（公共
設備の危機）として大きな問題となっています。

　１９３０年代に世界恐慌克服でとられたニューディール政策や、戦後の６０
年代にかけて造られた社会インフラの老朽化が激しく、２００７年にはミシシ
ッピ川に架かる上下８車線、全長５８０ｍもの大きな橋が老朽化のため崩落し、
多くの死傷者をだすなど深刻な事故も発生しました。それだけに、社会インフ
ラの更新は海外の投資家にとっても分かり易いテーマと言えます。


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【５】編集後記                           　 mailto:aqua@aqua-inter.com
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政府による冬の節電要請が本日から全国規模（沖縄を除く）で始まりました。
期間は来年３月２９日までで、時間は年末年始を除き平日の午前９時から夜９
時（北海道と九州は朝８時から夜９時）まで。ちなみに北海道電力管内は１０
日から来年３月８日まで平日（年末年始を除く）に関しては２０１０年度比７
％以上の目標での節電要請となっています。気象庁では今冬は例年より気温が
低めで推移すると予想しており、今年も防寒衣類や節電グッズの需要は高そう
です。
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　　～　最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。～　　　
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～皆様のご投票、心から御礼申し上げます。～　＝６年連続受賞＝

◎メルマ！ガ オブ ザ イヤー２０１１ http://melma.com/contents/moy2011/
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　　　「ハロー！株式」　４年連続での『総合大賞』

　　　　（０６年と０７年はマネー部門賞第１位）


◎まぐまぐ大賞２００８ http://www.mag2.com/events/mag2year/2008/#mon
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　　　「ハロー！株式」　マネー部門　第１位

　　　　（０６年から０８年まで連続受賞、０９年はコンテスト実施せず）


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　ません。また、当該情報に基づいて被ったいかなる損害についても、当方は
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