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　「いつ、どの銘柄を買えばいいの？」「現在の相場をどう見ればいいの？」

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株式投資のＰＡＲＴＮＥＲ　━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

  　　　　　　　　　 　◎　ハロー！株式　◎　　　　　　2013/01/10 夕刊

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こんばんは。ａｑｕａです。

　朝刊でも触れておりますが、海外投資家（外国人）が猛烈な勢いで日本株を
買っています。

　東京証券取引所が昨日発表した月間の投資主体別売買動向（三市場１・２部
等合計）によりますと、昨年１２月の海外勢の買越額は１兆５４４８億円に達
しました。

　海外勢による月間ベースでの買越額としては、０５年１１月以来、７年１カ
月ぶりの高水準で、東証が集計を始めた１９８２年以降では６番目の大きさで
す。月間で海外勢の買越額が過去最高だったのは郵政民営化を争点に衆院が解
散した０５年８月（１兆９６２４億円の買い越し）で、政治的な状況も、海外
勢の買いが相場を主導する状況も、当時を彷彿とさせます。

　昨年１年間の海外勢の買越額は２兆８２６４億円でしたが、１２月の買越額
が年間トータルの約５５％を占めており、この期間の海外勢の買いが如何に猛
烈だったかがデータにも表れています。

　ちなみに、年間ベース（２０１２年）で見た投資主体別の株式売買シェアは
下記のようになっており、海外勢の動きが相場に大きく影響します。

　　　海外投資家　　６６％
　　　個人　　　　　２２％
　　　法人　　　　　１０％
　　　証券会社　　　　２％
　

　なお、週間ベースでは、海外勢は最新データの昨年１２月第４週（２５～２
８日）ま７週連続で買い越しています。７週連続は１１年１２月から１２年３
月にかけての１２週連続以来の長さで、７週間合計の買越額は２兆１０２２億
円に達しています。※１月第１週（４日のみ）のデータは１５日発表。

　個人投資家に関しては売り越しが続いていますが、昨年１２月第４週につい
て言えば株式売買シェアが３２％にまで上昇しています。これは３年ぶりの高
水準で、相場活況により個人投資家の株への回帰が指摘されています。



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　～目次～　　　　　　　　　 編集者：ａｑｕａ［ aqua@aqua-inter.com ］
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 １．今日の相場　＜スペシャル版（有料版）通信＞

 ２．主な材料

 ３．主な投資判断

 ４．経営者が選ぶ今年の有望銘柄

 ５．編集後記






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【１】今日の相場　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＊＊
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◎日経平均　　１０６５２.６４（＋　７４.０７）△０.７０％
◎ＴＯＰＩＸ　　　８８９.０２（＋　　９.９７）△１.１３％

◎売買高概算　　４１億７１４２万株
◎売買代金概算　　１兆９７１２億円
◎時価総額　　３０６兆７８１５億円

◎値上り銘柄数　１２１８　　◎（年初来）新高値　２２１
◎値下り銘柄数　　３９６　　◎（年初来）新安値　　　１
◎変わらず　　　　　８３

◎騰落レシオ（２５日）　１４９.１３％

◎サイコロ（日経平均）８勝４敗　○●●○○○○○●●○○ ６６.７％

◎カイリ率（日経平均）２５日線比＋６.９８％　７５日線比＋１４.７５％

◎為替　　（対ドル）　８８.１３　　（対ユーロ）１１５.１４

◎出来高上位
　１.みずほ　　＜８４１１＞　　１６７円（＋　　４円）４２５,４５２千株
　２.東電　　　＜９５０１＞　　２０９円（±　　０円）２４１,９８４千株
　３.マツダ　　＜７２６１＞　　１９５円（＋　１８円）１９０,８７３千株
　４.三菱ＵＦＪ＜８３０６＞　　４７４円（＋　　５円）１５８,７１５千株
　５.長谷工　　＜１８０８＞　　　８５円（－　　１円）１３２,９０８千株

◎売買代金上位　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 (円)
　１.アイフル　＜８５１５＞　　６１０円（－１２８円）　７９,３４８百万
　２.三菱ＵＦＪ＜８３０６＞　　４７４円（＋　　５円）　７５,８４０百万
　３.みずほ　　＜８４１１＞　　１６７円（＋　　４円）　７１,０４１百万
　４.東電　　　＜９５０１＞　　２０９円（±　　０円）　５７,００９百万
　５.三井住友　＜８３１６＞　３２８５円（＋１００円）　５２,２７２百万


◆相場概況

　外国証券の寄付前の注文状況・・・売り１２７０万株　買い１４２０万株

　本日の東京マーケットは日経平均株価が２日連続高、前日比７４円（０．７
０％）高の１万０６５２円で取引終了です。

　昨晩のＮＹダウが６１ドル高となったこと、円相場が１ドル＝８８．１０円
前後、１ユーロ＝１１５．１０円前後の円安に進行したことを好感し、加えて
政府が策定する緊急経済対策への期待感も高く、朝方から幅広い銘柄に買いが
先行。１２：３４には上げ幅が１００円を超えて１万６８６円まで上昇、大発
会に付けた昨年来高値１万０６８８円まであと２円に迫る場面がありました。
昨年１２月の中国の貿易統計で輸出が前年同月比１４％増と市場予想を上回る
伸びを示し、中国景気への懸念が和らいだことも買い安心感につながっていま
す。引けにかけてはやや上げ幅縮小となっていますが、売買高は概算４１億７
１４２万株、売買代金も１兆９７１２億円と大きく膨らんでいます。上海総合
指数は８ポイント高の２２８３です。

　業種別では、海運、鉄鋼、精密、繊維、銀行、自動車、化学、建設、機械、
医薬品などが高く、証券、小売り、不動産などが小安いです。

　個別銘柄では、川崎汽船が９円高の１５３円、乾汽船が３７円高の３１０円、
飯野海運が３０円高の３５２円、郵船が９円高の２１２円、商船三井が９円高
の２７３円となるなど海運株が軒並み高、同セクターの値上がり率ランキング
はトップです。

　海上運賃がドル建ての海運会社は円安の恩恵を受けやすく、また鉄鉱石や石
炭、穀物などを運ぶバラ積み船市況の総合的な値動きを表すバルチック海運指
数（１９８５年＝１０００）が５日連続高していることも支援材料となってい
ます。中国税関総署が発表した中国の昨年１２月の輸出と輸入がともに市場予
想を上回り、海運大手の中国遠洋ＨＤ（チャイナ・コスコ）が大幅高している
ことも追い風となっています。

　積水ハウスが２７円高の９９０円、大和ハウスが２９円高の１５６８円とい
ずれも昨年来高値更新。政府・自民党が２０１４年４月の消費増税後に住宅購
入者に現金を付与する支援制度を設ける方針を固めたと報じられ、思惑的な買
いが入っています。パワービルダーで首位の一建設は３１５円高の３５６０円
と大幅高、首都圏中心の戸建て分譲業者の飯田産業も４９円高の１０７７円と
値を飛ばしています。

　いすゞが２０円高の５４５円と値を飛ばして昨年来高値更新。米ゼネラル・
モーターズ（ＧＭ）と小型商用車の分野で再び提携すると報じられ、両社が新
車開発や生産面でのコスト削減で協力することで経営の効率化が図れるとの期
待感から買いが入っています。いすゞは東南アジアなどの新興国で「ピックア
ップトラック」と呼ばれる小型トラックの販売数が伸びており、世界的に高い
シェアを持つＧＭと提携することで中南米などの市場でも販路が拡大出来ます。

　その他、新日鉄住金が１０円高の２２２円と大幅高、日東電工が８５円高の
４４９０円と昨年来高値更新、三菱重工が１４円高の４５６円と連日で昨年来
高値更新、育児用品トップのピジョンが１３５円高の４４７０円と昨年来高値
更新、フォークリフト大手のニチユがストップ高となる８０円高の４９８円、
一押しのｉＰＳ細胞関連のタカラバイオは１５０円高の９８８円とストップ高
です。

　本日の新高値銘柄は、大林組、鹿島、大東建託、前田道路、大和ハウス、積
水ハウス、ＮＩＰＰＯ、日東紡、日産化学、関西ペ、日本ヒューム、栗本鉄工、
日本鋳鉄管、東光高岳、富士通ゼネラル、日東電工、ニチユ、三菱重工、いす
ゞ、三菱食品、ピジョン、三井住友、松竹、東映、一建設・・・等々です。


☆スペシャル版（有料版）通信

　好調な相場展開が継続しています。まさしく、実（巳）年相場です。

　大きく上がってきましたので公開しますが、本日は新春お年玉号の一発銘柄
としてご紹介させて頂きました『タカラバイオ』がさっそくストップ高、１５
０円高の９８８円となっています。年初からいきなり動き始め、なかなか安く
仕込めなかったかと思いますが、それでも思い切って仕込まれた方、取り敢え
ずは本当におめでとうございます！



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【２】主な材料　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＊＊
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・富裕層増税、所得税と相続税の最高税率引き上げ検討　政府

・１２年の新車販売、トヨタ「プリウス」が４年連続首位維持

・１２月の都心オフィスビル空室率、前月比で２カ月連続改善

・１１月の景気一致指数速報値、前月比で０．６ポイント低下

・日本取引所、商品相互上場などで新興国の証券取引所と提携

・ソニー、大崎駅前やＮＹマンハッタンの自社ビル売却を検討

・いすゞ自、次世代ピックアップトラックの開発で再提携交渉

・１２年の中国の輸出額７．９％増　１１年の２割増から鈍化



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【３】主な投資判断　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＊＊
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［メリルリンチ証券］
　引上げ　Ｂ→Ａ（7261）マツダ　　　　　　　 130→   225円
　据置き　　　Ｃ（7272）ヤマハ発動機　　　　 800→   900円

［シティＧ証券］
　据置き　　　Ａ（6594）日本電産　　　　　 6,700→ 6,200円
　据置き　　　Ａ（6902）デンソー 　　　　　3,000→ 4,100円
　据置き　　　Ａ（7259）アイシン精機　　　 3,000→ 3,700円

［野村証券］
　引上げ　Ｂ→Ａ（4997）日本農薬 　　　　　　410→   570円
　新　規　　　Ａ（9956）バロー　　　　　　　　　　 1,800円

［ＳＭＢＣ日興証券］
　新　規　　　Ａ（9201）日本航空　　　　　　　　　 5,500円

［三菱ＵＦＪＭＳ証券］
　据置き　　　Ａ（8185）チヨダ　　　　　　　　　　 2,530円

 ※３段階評価はＡ～Ｃ、５段階評価は１～５にて表記
 ※価格：各証券会社が判断する妥当株価



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【４】経営者が選ぶ今年の有望銘柄　　　　　　　　　　　　　　　　　＊＊
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　日経新聞社は毎年、主要企業の経営者に相場見通しを尋ね、年初の新聞に掲
載しておりますが、参考までに主要企業の経営者が選んだ今年の有望銘柄トッ
プ１０は下記にようになっています。


　　　１位　（４０６３）信越化学工業

　　　２位　（７２０３）トヨタ自動車

　　　３位　（７２６７）ホンダ

　　　４位　（３４０２）東レ

　　　５位　（６９５４）ファナック

　　　６位　（８３０６）三菱ＵＦＪＦＧ

　　　７位　（８８０１）三井不動産

　　　７位　（８１１３）ユニ・チャーム

　　　９位　（４９０１）富士フィルム

　　１０位　（８０５３）住友商事

　　※カッコは銘柄コード、三井不動産とユニ・チャームは同点


　ちなみに、有望業種としては、化学、不動産、自動車、機械、金融などを挙
げる声が多かったようです。



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【５】編集後記                           　 mailto:aqua@aqua-inter.com
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序文にてもご紹介しましたが、月間で海外勢の買越額が過去最高だったのは郵
政民営化を争点に衆院が解散した０５年８月で、当時と現在の状況はよく似て
います。ちなみに、０５年８月末の日経平均株価は約１万２４００円で、０５
年４月の安値（１万０７７０円）からは１６００円超も上昇していたため「買
いにくい」との声も聞かれました。しかし、その後の半年間で日経平均はさら
に５０００円以上上昇しています。
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　　～　最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。～　　　
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～皆様のご投票、心から御礼申し上げます。～　＝７年連続受賞＝

◎メルマ！ガ オブ ザ イヤー２０１２ http://melma.com/contents/moy2012/
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　　　「ハロー！株式」　５年連続での『総合大賞』

　　　　（０６年と０７年はマネー部門賞第１位）


◎まぐまぐ大賞２００８ http://www.mag2.com/events/mag2year/2008/#mon
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　　　「ハロー！株式」　マネー部門　第１位

　　　　（０６年から０８年まで連続受賞、０９年以降はコンテストなし）


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