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  　　　　　　　　　　 　◎　ハロー！株式　◎　　　　　2013/03/18 夕刊

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こんばんは。ａｑｕａです。

　昨日は春の彼岸入りでした。彼岸の中日の春分の日（３月２０日）を境に昼
が少しずつ長くなり、陰陽の気も入れ替わるとされています。また、ほぼ真東
から日が上り、ほぼ真西に日が沈む春分は、古代中国では「龍天に昇る」とさ
れ、春の気もいよいよ盛んになってゆきます。

　ちなみに「彼岸」とは、迷い苦しむ現世の人間界（此岸）に対する言葉で、
「彼(か)の岸に至る」を意味するサンスクリット語の「パーラミター（波羅蜜
多）」からきています。煩悩の束縛から解き放たれて悟りを開いた涅槃の境地
が彼岸です。

　空間的には東が現世（此岸）で、西にあるのが極楽浄土（阿弥陀如来が建立
したとされる極楽）となっています。太陽がほぼ真西に沈むこの時期は西方に
ある浄土（彼岸）に最も近いと考え、仏事が行われるようになったそうです。

　ところで、彼岸に欠かせないのが「ぼたもち」です。今は一年を通して「お
はぎ」として売っているお店も多いのですが、本来は季節の花にちなみ春の彼
岸は「牡丹餅」、秋の彼岸が「お萩」。赤色系の花の色や、餡となる小豆には
邪気を払う効力があるとされています。

　この二つ、違いは食べる時期や名前だけではなく、ぼたもちは牡丹の花をか
たどり丸く大きく、おはぎは萩の花のように小ぶりで少し長め、元々はぼたも
ちはこし餡、おはぎはつぶ餡という違いもありました。

　ちなみに、夏のぼたもちは「夜船」、冬のぼたもちは「北窓」、そういう呼
び名もあります。ぼたもちは餅米を使いますが、杵と臼でつくようなことはし
ません。「（餅なのに）ついたのかわからない」→「夜の船はいつ着いたのか
分らない」から転じて「夜船」、そもそも「つかない」→「月がない」「月が
見えない」から少し飛躍して「北窓」と言うそうです。



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　～目次～　　　　　　　　　 編集者：ａｑｕａ［ aqua@aqua-inter.com ］
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 １．今日の相場

 ２．主な材料

 ３．主な投資判断

 ４．日経ボラティリティ・インデックス

 ５．編集後記






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【１】今日の相場　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＊＊
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◎日経平均　　１２２２０.６３（－３４０.３２）▼２.７１％
◎ＴＯＰＩＸ　　１０２８.３４（－　２３.３１）▼２.２２％

◎売買高概算　　３１億１３００万株
◎売買代金概算　　２兆１６７９億円
◎時価総額　　３５６兆９２０６億円

◎値上り銘柄数　　４５３　　　◎（昨年来）新高値　２０５
◎値下り銘柄数　１１７９　　　◎（昨年来）新安値　　　０
◎変わらず　　　　　７５

◎騰落レシオ（２５日）１１９.６９％

◎サイコロ（日経平均）　９勝３敗　○○○○○○○●●○○● ７５.０％

◎カイリ率（日経平均）２５日線比＋４.２３％　７５日線比＋１３.４８％

◎為替　　（対ドル）　９４.４５　　（対ユーロ）１２１.７８

◎出来高上位
　１.みずほ　　＜８４１１＞　　２０７円（－　　５円）２２０,５８６千株
　２.三菱ＵＦＪ＜８３０６＞　　５５８円（－　１８円）１１５,５０２千株
　３.三井松島　＜１５１８＞　　２０１円（＋　１９円）１００,６１２千株
　４.マツダ　　＜７２６１＞　　２８６円（－　１５円）　８９,４３０千株
　５.川崎汽船　＜９１０７＞　　２１７円（－　１１円）　７１,２７２千株

◎売買代金上位　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 (円)
　１.ソニー　　＜６７５８＞　１５５５円（－１１３円）　８７,５９４百万
　２.三菱ＵＦＪ＜８３０６＞　　５５８円（－　１８円）　６５,０８１百万
　３.トヨタ自　＜７２０３＞　４８５０円（－１７０円）　６０,８４４百万
　４.みずほ　　＜８４１１＞　　２０７円（－　　５円）　４６,０４７百万
　５.三井住友　＜８３１６＞　３９３５円（－１１０円）　４４,４８９百万


◆相場概況

　外国証券の寄付前の注文状況・・・売り１８６０万株　買い２８７０万株

　本日の東京マーケットは日経平均株価が大幅安、前週末比３４０円（２．７
１％）安の１万２２２０円で取引終了です。

　下げ幅としては今年最大となります。週末のＮＹダウが２５ドル安となった
こと、また先週末に１７９円高となって連日で昨年来高値を更新していた後だ
けに朝方から幅広い銘柄に売りが先行。加えて、ユーロ圏財務相会合で債務危
機に陥ったキプロスに対して金融支援を実施することで合意。その支援の条件
として、キプロス国内の銀行預金者に対して負担を求める（税金を徴収する）
という前例のない措置となったことで、キプロスがユーロ圏から離脱する可能
性、欧州信用不安が急浮上。為替市場でユーロが売られて１ユーロ＝１２１円
台（週末は１２５円台）まで大幅な円高が進行してことが嫌気され、終日安い
水準での値動きとなっています。売買代金は概算２兆１６７９億円、上海総合
指数は３８ポイント（１．６％）安の２２４０です。

　業種別では、３３業種すべて下落。海運、鉄鋼、自動車、不動産、電機、証
券などの下げが目立ちます。

　個別銘柄では、東亜道路が４日連続高、５円高の３６３円と値を上げて昨年
来高値更新です。充電ケーブルを使わず走行しながら電気自動車（ＥＶ）を充
電できる舗装技術を開発したと報じられ、ＥＶ普及に向けた新技術の開発を好
感した買いが入っています。

　ダイエーがストップ高、８０円高の３１７円と大幅高です。イオンが丸紅に
対し、丸紅が保有する約２９％のダイエー株の買い取りを打診し、筆頭株主と
なる方向で調整に入ったと報じられており、材料視した買いが集まっています。
イオンはダイエーに対し、ＴＯＢ（株式公開買い付け）で過半数の株式を握る
子会社化も視野に入れているとしています。首都圏食品スーパーでイオンが筆
頭株主のマツエツも３７円高の４００円と大幅高です。

　石炭輸入が柱の住石ＨＤがストップ高、３０円高の１１７円となっています。
政府が石炭火力発電の新増設の推進にかじを切ると報じられ、エネルギー政策
の転換で石炭の輸入販売を手掛ける同社の業績が改善するとの思惑から買いが
集まっています。石炭関連銘柄では、三井松島が１９円高の２０１円、日本コ
ークスが５円高の１３３円と値を上げています。

　相場全般安の中にあって、森精機が１８円高の１０９６円と連日で値を上げ
て昨年来高値更新。１４日の大引け後に発表された２月の工作機械受注額が、
北米の自動車向けに前年同月比２．４倍と大幅に伸びたことが引き続き材料視
されています。

　その他、含み資産関連としてセイコーＨＤが６６円高の４１３円と大幅高、
東京ドームも１０円高の５３７円、エネルギー関連として中外炉工業が３４円
高の２９４円、北陸３県で最大手のドラッグストアのクスリのアオキが４８０
円高の７５４０円と昨年来高値更新、トラックや建機向け部品のシンニッタン
が２６円高の４２５円、文化シャッターが６円高の４９１円と昨年来高値更新、
環境リサイクル事業の稼働率向上と円安による製錬事業の収益拡大を期待した
買いでＤＯＷＡが１３円高の７２９円と上値指向の展開継続中です。

　本日の新高値銘柄は、極洋、ホウスイ、住石ＨＤ、東亜道路、住友林業、ツ
クイ、帝国繊維、コスモス薬品、クスリのアオキ、ツルハ、ヤフー、ＤＯＷＡ、
文化シャッター、森精機、デサント、空港施設、京成、阪急阪神、東映・・・
等々です。



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【２】主な材料　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＊＊
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・空き家解体費用の８割を補助　災害時の危険軽減で　国交省

・新生銀の中期計画、１６年３月期連結純利益を７００億円に

・ホンダ、Ｆ１再参戦を検討　新型エンジンの研究開発に着手

・ＷＢＣ、準決勝で日本がプエルトリコに敗退　３連覇を逃す

・クアルコム、シャープの第三者割当増資２回目払込みを延期

・中国深セン市で主な建設工事がストップ　コンクリに海の砂

・キプロス、預金引き出しなどで混乱　金融支援の条件めぐり



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【３】主な投資判断　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＊＊
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［ＵＢＳ証券］
　据置き　　　Ａ（3715）ドワンゴ　　　　　　24万→41.5万円
　据置き　　　Ａ（4088）エアウォーター 　　1,250→ 1,450円
　引上げ　Ｂ→Ａ（5423）東京製鉄　　　　　　 460→   600円
　引下げ　Ａ→Ｂ（8308）りそなＨＤ　　　　　 450→   500円

［ＪＰモルガン証券］
　新　規　　　Ａ（2914）ＪＴ　　　　　　　　　　　 3,800円
　引上げ　Ｂ→Ａ（5714）ＤＯＷＡ　　　　　　　　　　 850円

［シティＧ証券］
　引上げ　Ｂ→Ａ（6645）オムロン　　　　　　　　　 3,000円

［野村証券］
　据置き　　　Ａ（3046）ジェイアイエヌ 　　　　　　6,200円
　据置き　　　Ａ（7751）キヤノン　　　　　　　　　 4,204円

［三菱ＵＦＪＭＳ証券］
　引上げ　Ｂ→Ａ（3436）ＳＵＭＣＯ　　　　　 850→ 1,300円

［大和証券］
　据置き　　　１（3659）ネクソン　　　　　　　　　 1,400円
　引上げ　３→２（6481）ＴＨＫ　　　　　　　　　　 2,000円
　据置き　　　２（8308）りそなＨＤ　　　　　 450→   600円
　引上げ　３→２（8880）飯田産業　　　　　　　　　 2,000円

 ※３段階評価はＡ～Ｃ、５段階評価は１～５にて表記
 ※価格：各証券会社が判断する妥当株価



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【４】日経ボラティリティ・インデックス　　　　　　　　　　　　　　＊＊
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　毎朝配信中のハロー！株式【ミニ】に記載しています「日経ＶＩ」（日経平
均ボラティリティ・インデックス）は、大阪証券取引所で取引されている日経
平均オプションの終値を使って、投資家が予想している将来の相場の変動率（
予想変動率）を指数化したものです。

　オプション価格は将来の相場変動（ボラティリティ）の予測をもとに決まる
ため、ＶＩ値は投資家が抱く日経平均の予測変動率（年率）を示しており、Ｖ
Ｉ値が高いということは投資家がこれから先の相場について大きく振れるとみ
ていることを意味します。

　指数算出に使われる銘柄は、当限月及び次限月のプットオプション（売る権
利）とコールオプション（買う権利）で、株価の先安懸念が強まった局面では
ヘッジ目的のプットオプションに買いが膨らみ、日経平均ＶＩが上昇する傾向
があります。

　オプション価格の変動を反映する仕組み上、相場が落ち着いた動きから急激
に先高期待が高まった際にも、コールオプションの価格上昇を受けてＶＩ値が
大きく上昇するケースがありますが、基本的には投資家の恐怖度合いを示して
います。

　先行きを暗示するだけでなく、相場が大きく動いた日は、投資家心理を反映
するボラティリティー・インデックス（ＶＩ）も結果として大きく変動し、こ
の数値のピークと相場のボトム（底）はおおよそ一致する傾向があります。

　尚、日経ＶＩと同じように、ＮＹ市場で投資家の心理状態を測るモノサシと
して利用されているものとして、Ｓ＆Ｐ５００種株価指数オプションを基に算
出している「ボラティリティー・インデックス（ＶＩＸ）」があります。先行
きに不安が生じ株式相場が急ピッチで下げる局面になると上昇する傾向がある
ため別名「恐怖指数」として知られています。



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【５】編集後記                           　 mailto:aqua@aqua-inter.com
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欧州の小国キプロスは、ギリシャ国債の大量保有で同国金融機関の損失が拡大
したため、欧州に金融支援を仰ぎました。ユーロ圏財務相会合が前週末にまと
めたキプロスに対する金融支援策には、金融支援の見返りとして同国の預金者
から最大１割の課徴金を徴収するという異例の措置が盛り込まれました。財政
的な弱小国に補填してばかりいるドイツなどの有権者が、支援される側に一定
の負担を求めた形で、事実上、預金の１割没収です。この発表を受けてキプロ
スでは預金を引き出す動きが拡大しました。キプロス議会が支援策を承認する
かは不透明で、承認されなければ同国はデフォルト（債務不履行）に陥る可能
性が高いのですが、同国の経済規模はギリシャの１０分の１以下、イタリアの
１００分の１程度で影響は限定的との見方が大勢です。
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　　～　最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。～　　　
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～皆様のご投票、心から御礼申し上げます。～　＝７年連続受賞＝

◎メルマ！ガ オブ ザ イヤー２０１２ http://melma.com/contents/moy2012/
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　　　「ハロー！株式」　５年連続での『総合大賞』

　　　　（０６年と０７年はマネー部門賞第１位）


◎まぐまぐ大賞２００８ http://www.mag2.com/events/mag2year/2008/#mon
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　　　「ハロー！株式」　マネー部門　第１位

　　　　（０６年から０８年まで連続受賞、０９年以降はコンテストなし）


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