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              ◎ ハロー!株式 ◎     2013/03/26 夕刊

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こんばんは。aquaです。

 願はくは花の下にて春死なむ そのきさらぎの望月の頃

 西行はこの歌のとおりに、桜の花咲く如月の満月の日(旧暦2月16日)に
亡くなったとされています。ちなみに今年の旧暦2月16日の望月(満月)の
日は明日3月27日です。

 月の満ち欠けを基準にしている旧暦(太陰暦)では、新月から新しい月が始
まり、月半ばの15日の夜の月は必ず満月か満月に近い状態になります。その
ため、旧暦では「十五夜の月」=「満月」となります。「三日月」というのは
月の朔日(ついたち)=新月から三日目(旧暦3日)の夜の月のことを言いま
す。

 また、満月や新月の頃というのは、月の引力の影響で潮の干満の差の大きく
なる「大潮」の時期でもあります。ちなみに干満の差が小さい潮は「小潮」、
その中間くらいを「中潮」と言います。「小潮」、「長潮」(干満がゆるやか
で長く続くように見える小潮末期)、長潮を境にしだいに干満の差が大きくな
ってゆき「若潮」(長潮の翌日、潮が若返るという意)へ、そして「中潮」か
ら「大潮」へと続き およそ2週間でひと巡りします。

 春から夏にかけてのレージャーの一つ、海岸でアサリやハマグリを採る潮干
狩りも旧暦や月の満ち欠けに関係しています。

 潮干狩りがこの時期に盛んになるのは、外遊びするのに程よい気候というこ
ともありますが、潮干狩りには潮が大きく引いた干潮が適しており、3月から
5月にけての大潮が1年を通じてもっとも引きが強いということも理由として
あります。

 伝統行事の側面から言いますと、上巳の節句(旧暦3月3日、新暦では今年
は4月12日)に、穢れを清めるためとして行われてきた磯遊びに潮干狩りの
起源を見ることができます。

 旧暦3日はまだ干満の差が大きい時期で潮干狩りにも適しており、上巳の節
句(ひな祭り)に磯で遊び、その獲物である蛤(ハマグリ)を食す習慣は今も
残ります。また、蛤はペアとなる貝殻としかぴったりと合わさらないことから
夫婦和合の象徴であり、良縁に恵まれるようにとの特別の思いも込められてい
るそうです。



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 ~目次~          編集者:aqua[ aqua@aqua-inter.com ]
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 1.今日の相場

 2.主な材料

 3.主な投資判断

 4.個人金融資産

 5.編集後記(お問い合わせ)








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【1】今日の相場                         **
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◎日経平均  12471.62(- 74.84)▼0.60%
◎TOPIX  1044.42(-  2.87)▼0.27%

◎売買高概算  29億8742万株
◎売買代金概算  2兆1066億円
◎時価総額  362兆8380億円

◎値上り銘柄数 774   ◎(昨年来)新高値 129
◎値下り銘柄数 831   ◎(昨年来)新安値   0
◎変わらず   105

◎騰落レシオ(25日)133.53%

◎サイコロ(日経平均) 7勝5敗 ○○●●○○●○○●○● 58.3%

◎カイリ率(日経平均)25日線比+4.26% 75日線比+13.62%

◎為替  (対ドル) 94.16  (対ユーロ)121.21

◎出来高上位
 1.みずほ  <8411>  207円(-  3円)182,697千株
 2.マツダ  <7261>  280円(- 13円)116,009千株
 3.オリコ  <8585>  298円(-  7円) 90,663千株
 4.アイフル <8515>  589円(- 11円) 82,238千株
 5.三菱UFJ<8306>  562円(- 10円) 81,876千株

◎売買代金上位                           (円)
 1.ソフトBK<9984> 3975円(+ 95円) 68,700百万
 2.トヨタ自 <7203> 4910円(- 10円) 60,074百万
 3.アイフル <8515>  589円(- 11円) 48,826百万
 4.三菱UFJ<8306>  562円(- 10円) 46,361百万
 5.ソニー  <6758> 1666円(- 46円) 43,973百万


◆相場概況

 外国証券の寄付前の注文状況・・・売り1550万株 買い2840万株

 本日の東京マーケットは、日経平均株価が前日比74円(0.60%)安の
1万2471円で取引終了です。

 キプロス支援策を巡る不透明感が再燃して昨晩のNYダウは64ドル安、為
替が1ドル=94円台前半、1ユーロ=121円台前半の円高に振れたことも
嫌気して朝方から売りが先行。もっとも、本日は3月期決算銘柄の権利付き最
終日であり、権利取りを狙った買いなどで下げ幅縮小となる場面もありました。
ただ、明日は権利落ちに伴う株安要因が発生するほか、キプロス問題に加えて
需給悪化に対する警戒感も意識され、終日軟調な値動きとなっています。売買
代金は概算2兆1066億円、上海総合指数は29ポイント安の2297です。

 業種別では、電力ガス、食品、陸運、医薬品、情報通信などが高く、証券、
海運、ゴム、鉄鋼、石油などが下げています。

 個別銘柄では、井関農機が10円高の343円と連日で上昇。政府の環太平
洋経済連携協定(TPP)交渉参加表明を受け、自民党が農家への新たな交付
金制度を2014年度から導入する検討に入ったと報じられ、農業機械の需要
拡大を期待した買いが入っています。農地の大規模化や生産性強化は農機需要
拡大に繋がるとの期待感に繋がっています。クボタも2円高の1373円と値
を上げています。

 NECが10円高の253円と値を上げています。携帯電話の販売代理店N
ECモバイリングの売却作業に入ったと報じられ、事業再編による構造改革を
好感した買いが入っています。NECモバイはストップ高となる700円高の
5510円となっています。

 ソフトバンクが95円高の3975円と上昇、一時は7年ぶりに4000円
台に乗せる場面がありました。ジャスダック上場のインターネット向けゲーム
開発会社ガンホーを子会社化すると発表したのが材料となっています。TOB
(株式公開買い付け)などを実施し、ガンホー株の保有比率を33.63%か
ら58.50%に引き上げます。

 一方、ガンホーは20万円安の415万と下落。ソフトバンクによる買い付
け価格は1株34万276円であり、株式分割(1:10の分割)を踏まえた
買い付け価格を意識した売りが出ています。

 安田倉庫が82円高の1153円と大幅高。自民党が政府のTPP交渉参加
表明を受け、農地維持へ交付金制度を導入する検討に入ったと報じられ、TP
P関連銘柄として物色の矛先が向かっています。日本と欧州連合が交渉開始で
合意した経済連携協定(EPA)の経済効果などへの思惑も働いています。

 その他、含み資産関連のサッポロHDが7円高の394円と値を上げて昨年
来高値更新、TPP関連で肥料のコープケミカルが8円高の133円と上昇、
地質調査首位の応用地質が60円高の1543円、赤外線センサーで国内9割
シェアの日本セラミックが61円高の1635円と値を飛ばしています。

 本日の新高値銘柄は、サッポロHD、住石HD、大気社、明治HD、ローソ
ン、ファミリーマート、ハウス食、小野薬、島忠、青山商事、しまむら、ソフ
トバンク・・・等々です。



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【2】主な材料                          **
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・日銀総裁、デフレ脱却へ「強いコミットメント、大胆緩和」

・日銀副総裁「前例にとらわれず新政策を実施していきたい」

・長期金利、一時0.525%に低下 9年9カ月ぶり水準

・2月の企業向けサービス価格指数、10カ月ぶりプラスに

・証券10社の預かり資産、今下期に30兆円増へ 株高で

・1票の格差、またも違憲判断 大阪高裁、無効請求は棄却

・東南アジアから日本への観光客、昨年V字回復し過去最高

・韓国、テレビ局などで再びネット障害 攻撃か否かは不明

・米ボーイング787が試験飛行 早ければ4月運航再開も



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【3】主な投資判断                        **
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[クレディS証券]
 新 規   A(5741)古河スカイ          350円

[UBS証券]
 新 規   A(2174)GCA           1,050円
 据置き   A(5101)横浜ゴム       900→ 1,150円
 据置き   A(9603)HIS       3,700→ 4,400円
 引上げ C→B(6349)小森コーポ      500→   880円
 引下げ A→B(7832)バンダイナムコ   1,450→ 1,750円

[野村証券]
 据置き   A(9984)ソフトバンク        4,500円
 据置き   B(4825)ウェザーニューズ      2,560円
 据置き   B(6586)マキタ           4,300円

 ※3段階評価はA~C、5段階評価は1~5にて表記
 ※価格:各証券会社が判断する妥当株価



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【4】個人金融資産                        **
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 日銀が昨日発表した2012年10~12月期の資金循環統計(速報)によ
りますと、2012年12月末の家計が保有する金融資産(個人金融資産)の
残高は、前年同月末比3.1%増の1546兆7085億円となっています。

 昨年後半からの円安・株高で株式や投資信託などの評価額が膨らんだことが
金融資産全体の増加に寄与し、暦年で比べますと額としては06年の1586
兆円、05年の1572兆円)に次ぐ、過去3番目の大きさです。

 ちなみに、家計の資産項目で現金・預金残高は2.0%増の854兆円で、
データが遡れる1997年12月末以降の過去最高を更新。伸び率で目立つの
はのは株式・出資金の12.3%増(106兆円)と投資信託の13.3%増
(61兆円)で、株式の伸び率は7年ぶり、投信の伸び率は5年ぶりの大きさ
でした。

 ただし、株式や投信の残高増加は相場上昇によって評価額が膨らんだ「調整
要因」が主体で、新たに資産を振り向けた「取引要因」では、投信は微増だっ
たものの、株式はマイナスでした。つまり、個人は、評価額が改善したことで
利益確定や損失確定の売りを出したということになります。

 尚、2012年末における日米の家計の資産構成は下記のようになっていま
す。ちなみに日本の個人金融資産は1547兆円ですが、米国は54.4兆ド
ル、円換算(1ドル=94円)では5113兆円に達します。


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     現預金  債券   投信    株式   保険   その他
    ―――――――――――――――――――――――――――――
日本   55.2  2.1   4.0   6.8  27.7   4.2

米国   14.6  9.5  11.8  32.8  28.1   3.2

                            (単位:%)
     ※株式は出資金含む、保険は年金準備金含む

 
 米国と比較した場合、日本の金融資産は極端に現預金に偏っており、政府が
日本版ISA(少額投資非課税制度)を導入しようとしているのも、非課税制
度で株式投資を促し、この歪(いびつ)な構図を変えようとの狙いがあります。



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【5】編集後記                             mailto:aqua@aqua-inter.com
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~皆様のご投票、心から御礼申し上げます。~ =7年連続受賞=

◎メルマ!ガ オブ ザ イヤー2012 http://melma.com/contents/moy2012/
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   「ハロー!株式」 5年連続での『総合大賞』

    (06年と07年はマネー部門賞第1位)


◎まぐまぐ大賞2008 http://www.mag2.com/events/mag2year/2008/#mon
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
   「ハロー!株式」 マネー部門 第1位

    (06年から08年まで連続受賞、09年以降はコンテストなし)


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