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              ◎ ハロー!株式 ◎     2013/05/17 夕刊

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こんばんは。aquaです。

 2014年4月の消費増税に伴い、増税分転嫁で政府は公共料金を見直す方
針ですが、その一環として都心のタクシー初乗り運賃が現行の690~710
円から710~730円に引き上げになる見通しです。

 参考までに、47年ほど前の1966年頃と現在の物価を比べますと下記の
ようになります。

          <1966年頃>   <現在>
 郵便はがき(1枚)      7円       50円(7.1倍)
 銀行の大卒初任給  26,500円  205,000円(7.7倍)
 新聞(一般紙月間)    580円    3,925円(6.7倍)
 総理大臣の基本給     55万円     205万円(3.7倍)
 週刊誌(週刊朝日)     60円      370円(6.2倍)
 ガソリン(1リットル)   50円      152円(3.0倍)
 タクシー初乗り      100円      710円(7.1倍)

 なお、1968年1月4日の東証1部の時価総額を100とする東証株価指
数(TOPIX)は、45年で約12倍になっています。

 ところで、日本は90年代後半以降、モノの価格(物価)が下がるデフレ経
済が長い間続きましたが、明確にデフレ脱却・インフレ促進を目指した政策が
発動したことによって、日本経済はその方向に向かいつつあります。

 ちなみに、デフレではモノの価格が下がり、インフレではモノの価格が上が
りますが、これをお金の側から見てみますと、デフレ経済下ではモノの価格が
下がり1万円で購入できるモノが増え、相対的にお金の価値が上昇していきま
す。一方、インフレ下ではモノの価格が上がり、1万円で購入できるモノが少
なくなるため、お金の価値が下がるということになります。

 つまり、デフレ下では何もせず置いておくだけでお金の価値が上がるわけで
すから必然的に退蔵資金が増大します。一方、インフレの場合は、物価が上昇
する分、相対的にお金の価値が先行き下がっていくため、より消費に向かいや
すくなります。これが「デフレはカネ、インフレはモノ」と言われる所以です。

 また、旺盛な需要が持続するという条件の下、インフレでモノやサービスの
価格が上昇すれば企業収益は拡大し、ひいては企業価値の増大(株価上昇)に
つながっていきます。インフレでお金の価値が下落することへの防衛策、つま
りインフレ・ヘッジ(インフレリスクの回避)として株式の魅力が高まるとい
うのはこのためです。



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 ~目次~          編集者:aqua[ aqua@aqua-inter.com ]
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 1.今日の相場 <スペシャル版(有料版)通信>

 2.主な材料

 3.主な投資判断

 4.やり方が間違っている

 5.編集後記







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【1】今日の相場                         **
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◎日経平均  15138.12(+100.88)△0.67%
◎TOPIX  1253.24(+  8.01)△0.64%

◎売買高概算  44億0519万株
◎売買代金概算  3兆4018億円
◎時価総額  434兆7241億円

◎値上り銘柄数 1286  ◎(年初来)新高値 144
◎値下り銘柄数  380  ◎(年初来)新安値   0
◎変わらず     47

◎騰落レシオ(25日)120.69%

◎サイコロ(日経平均)  6勝6敗 ●●●○○●○○●○●○ 50.0%

◎カイリ率(日経平均) 25日線比+8.46% 75日線比+20.59%

◎為替  (対ドル)102.50  (対ユーロ)131.86

◎出来高上位
 1.東電   <9501>  626円(+ 13円)505,085千株
 2.みずほ  <8411>  223円(+  4円)281,950千株
 3.マツダ  <7261>  403円(+ 13円)229,195千株
 4.野村HD <8604>  940円(+ 23円)131,218千株
 5.三菱UFJ<8306>  700円(-  6円)120,846千株

◎売買代金上位                           (円)
 1.東電   <9501>  626円(+ 13円)317,850百万
 2.野村HD <8604>  940円(+ 23円)122,316百万
 3.トヨタ自 <7203> 6470円(+ 20円)104,734百万
 4.マツダ  <7261>  403円(+ 13円) 90,586百万
 5.三菱UFJ<8306>  700円(-  6円) 84,537百万


◆相場概況

 外国証券の寄付前の注文状況・・・売り1190万株 買い1330万株

 本日の東京マーケットは、日経平均株価が前日比100円(0.67%)高
の1万5138円と年初来高値を更新、07年12月以来、約5年5ヶ月ぶり
の高値水準となっています。

 昨晩のNYダウが42ドル安となったこと、またこれまでの急上昇で高値警
戒感も意識され、朝方は売りが先行。寄り後直後の9:11には下げ幅が13
4円となって1万4902円と1万5000円台を割り込む場面がありました。
ただ、下値では先高期待からの押し目買い意欲は旺盛であり、売り一巡後は徐
々に下げ幅縮小。円相場が1ドル=102.50円前後と円安に進行したこと
も支援材料となり、外国人と見られる大口の買いも入って昼からは一気に上げ
幅を拡大しています。政府の成長戦略を手掛かりに農業関連など政策関連銘柄
の上げが相場を牽引しています。売買代金は概算3兆4018億円、上海総合
指数は31ポイント(1.3%)高の2282と連日で大きく上げています。

 業種別では、不動産、建設、海運、証券、保険、倉庫などの上げが顕著です。

 個別銘柄では、農業関連株が軒並み高。全農系で農薬大手のクミアイ化学が
87円高の758円、そのクミアイ化学が大株主で農薬原体を手掛けるイハラ
ケミカルが100円高の784円とストップ高、古河系で農薬大手の日本農薬
が150円高の1111円とストップ高、井関農機が62円高の435円、ク
ボタが63円高の1760円、日本配合飼料が17円高の140円、共同飼料
が12円高の127円、農薬を手掛ける住友化学も15円高の382円となっ
ています。

 安倍首相が来月中旬に取りまとめる成長戦略に、今後10年間で全ての農業
・農村の所得を倍増する「農業・農村の所得倍増目標」を掲げる方針だと報じ
られ、農業競争力の向上に向けた需要が高まるとの思惑から物色の矛先が向か
っています。所得倍増に向けて国内で生産される農林水産物について国別・品
目別に輸出戦略を作成して輸出を倍増。耕作放棄地の集約を進めて農地の大規
模化を推進するとしています。

 また、アベノミクス成長戦略第2弾として企業の設備投資を促すため、負担
軽減策としてリースを活用した政策が検討されていると報じられ、リース会社
が軒並み高。オリックスが138円高の1638円、興銀リースが460円高
の3825円、芙蓉総合リースが625円高の4605円、三菱UFJリース
が88円高の597円と大幅高です。

 成長戦略、そして国土強靭化計画によって公共事業が増えるとの思惑からセ
メント株が大幅高、太平洋セメントが22円高の324円、住友大阪セメント
が28円高の334円といずれも昨年来高値更新です。

 風と潮の流れを組み合わせて発電する新型の浮体式発電機を開発し、今秋に
実証実験を始めると発表した三井海洋開発が260円高の3405円、メタン
ハイドレートなど海洋資源関連として日本海洋掘削も420円高の8720円
と値を飛ばしています。

 5月に入って急上昇していた長期金利が足元で上昇一服となっており、これ
を好感して不動産株が軒並み高。住友不が190円高の4740円、三菱地所
が97円高の2962円、三井不が80円高の3410円、東京建物が54円
高の927円、東急不が65円高の1195円と値を飛ばしています。

 その他、米ワシントン首都圏交通局から地下鉄車両100両を受注した川崎
重工が3日連続高で22円高の370円、関西地盤で建機では売上トップクラ
スの西尾レントオールが105円高の2141円、大研医器が235円高の4
820円と大幅高、大衆目薬トップで「肌研」が好調のロート製薬が72円高
の1510円と値を飛ばし、橋梁業界トップの横河ブリッジも48円高の10
63円と値を上げています。

 本日の新高値銘柄は、ショーボンド、前田道路、大気社、亀田菓、Mono
taRO、住友化学、日本曹達、ロート薬、サニックス、ドクターシーラボ、
イハラケミカル、クミアイ化学、日本農薬、北興科学、太平洋セメント、住友
大阪セメント、DOWA、文化シャッター、井関、クボタ、川崎重工、IHI、
トヨタ自、富士重工、東京電力・・・等々です。



☆スペシャル版(有料版)通信

 外国人買いが牽引する強力な上昇相場が継続しています。本日は「太平洋セ
メント」が22円高の324円と目立たないながらも静かに昨年来高値を更新。

 この銘柄は昨年11月28日号にて180円前後、そして新春お年玉号にて
230円前後でご紹介し、当初からここまで80%程度の上昇となっています。

 政権公約である「国土強靭化計画」、すなわち大規模な公共投資をテコに国
策関連として動き出す公算大。流動性も高いことから1万株、5万株、10万
株と大きく投資することによって資産拡大に繋がるとしてご紹介させて頂いた
訳ですが、じっくりと大量に種蒔きされた方、本当におめでとうございます。

 国策としての農業関連も見逃せないと申し上げてきましたが、関連銘柄は強
力に上げてきています。全農系で農薬大手のクミアイ化学が87円高の758
円、そのクミアイ化学が大株主で農薬原体を手掛けるイハラケミカルが100
円高の784円とストップ高、古河系で農薬大手の日本農薬が150円高の1
111円とストップ高、井関農機が62円高の435円、クボタが63円高の
1760円といった具合です。

 相場はテーマに沿ってローテーション的に物色の矛先が向かうという分かり
やすい展開となっています。改めて、テーマをご確認頂ければと思います。明
日の増刊号にてそのテーマを再確認してみたいと思います。


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【2】主な材料                          **
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・JAXA、鹿児島県に新発射場 小型衛星で競争力

・成長戦略、設備投資の1割増目指す 今後3年間で

・成長戦略、農業所得を10年で倍増 輸出額も倍増

・3月の機械受注、14.2%増 05年4月以来最大

・対インド投資を倍増へ 巨額インフラ需要取り込む

・スマホOSの世界シェア、ウィンドウズが3位浮上

・米エネ長官にモニツ氏 シェールガスの輸出決断へ



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【3】主な投資判断                        **
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[ドイツ証券]
 据置き   A(7203)トヨタ自動車    7,000→ 7,600円

[クレディS証券]
 引下げ A→B(9793)ダイセキ      1,650→ 1,800円

[UBS証券]
 据置き   A(1963)日揮        2,800→ 3,600円
 引上げ B→A(3405)クラレ       1,350→ 1,800円

[野村証券]
 据置き   A(2400)メッセージ    30.4万→  39万円
 据置き   A(8871)ゴールドクレスト  2,020→ 3,700円

[三菱UFJMS証券]
 据置き   A(4516)日本新薬      1,400→ 2,600円
 据置き   A(6622)ダイヘン       353→   447円
 引上げ B→A(6501)日立         630→   860円
 据置き   A(6641)日新電機       577→   701円

 ※3段階評価はA~C、5段階評価は1~5にて表記
 ※価格:各証券会社が判断する妥当株価



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【4】やり方が間違っている                    **
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 ノーベル賞を受賞した物理学者が書いた「ご冗談でしょう、ファインマンさ
ん」という、著者の肩書きや実績に似合わない痛快な自伝があります。その中
の「積荷信仰」の一節をご紹介したいと思います。


『 南洋の島の住民の中には積荷信仰ともいえるものがある。戦争中軍用機が、
  たくさんのすばらしい物資を運んできては次々に着陸するのを見てきたこ
  の連中は、今でもまだこれが続いてほしいものだと考えて、妙なことをや
  っているのです。

  つまり滑走路らしきものを造り、その両側に火をおいたり、木の小屋を作
  って、アンテナを模した竹の棒がつったっているヘッドホンみたいな格好
  のものを頭につけた男(フライトコントローラーのつもり)をその中に座
  らせたりして、一心に飛行機が来るのを待っている。形の上では何もかも
  がちゃんと整い、いかにも昔通りの姿が再現されたかのように見えます。

  ところが全然その効果はなく、期待する飛行機はいつまで待ってもやって
  きません。このようなことを私は「カーゴ・カルト・サイエンス」と呼ぶ
  のです。つまりこのえせ科学は研究の一応の法則と形式に完全に従っては
  いるが、南洋の孤島に肝心の飛行機がやってこないように、何か一番大切
  な本質がぽかっとぬけているのです。』


 上記の住民は根本的な間違いに気付くことはなく、住民にしてみれば同じよ
うにやっているはずなのに、期待した結果を得ることは決してありません。

 目的や方向ははっきりと捉えているけれどもやり方が間違っている・・・、
ありがちな話です。



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【5】編集後記                            mailto:aqua@aqua-inter.com
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
円高局面では、日本企業が高い円を利用して海外の企業を買収するケースが目
立ちました。例えば70億円で1億ドルの企業を買えたわけです。今は逆に円
高が是正され、海外からみて日本のものが割安になってきています。例えば1
億ドルで100億円の買い物ができるようになりました。海外勢は日本株を積
極的に買ってきていますが、日本企業を買収するケースも出てきそうです。
___________________________________
  ~ 最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。~   
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

~皆様のご投票、心から御礼申し上げます。~ =7年連続受賞=

◎メルマ!ガ オブ ザ イヤー2012 http://melma.com/contents/moy2012/
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
   「ハロー!株式」 5年連続での『総合大賞』

    (06年と07年はマネー部門賞第1位)


◎まぐまぐ大賞2008 http://www.mag2.com/events/mag2year/2008/#mon
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
   「ハロー!株式」 マネー部門 第1位

    (06年から08年まで連続受賞、09年以降はコンテストなし)


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 ません。また、当該情報に基づいて被ったいかなる損害についても、当方は
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