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株式投資のＰＡＲＴＮＥＲ　━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

  　　　　　　　　　　 　◎　ハロー！株式　◎　　　　　2013/06/20 夕刊

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こんばんは。ａｑｕａです。

　二十四節気の節を基準に四季を区分する節切りでは５月初旬の立夏から夏が
始まりますが、英語でいう「サマー」は明日の夏至から始まります。

　また、夏至は昼が最も長い日です。暑さはこれからが盛りですが、昼の長さ
は明日をピークに徐々に短くなっていきます。「陽は陰を含み、陰は陽を含む
」と申しますように、季節の移り変わりが少しずつ準備されていくことに、つ
くづく自然の妙を感じます。

　ところで、動植物は気温や日照時間などの微妙な変化から行動を変化させて
います。つまり、冬眠や落葉、日々の睡眠など、動植物には地球の自転や公転
に合わせた生理的なリズムが備わっています。

　人間の場合も例外ではなく、体温やホルモンの分泌などに周期的な変化が表
れます。これが一般的に「体内時計」と言われるものです。

　体内時計にも時計合わせの起点となるものが存在します。それは「朝の日光
を浴びること」であり、それによって人間の身体は活動の準備に入ると言われ
ます。太陽の光でありましたら曇りの日の窓際でも十分だそうです。

　現代人の生活様式は昔と違って様々ですが、たまにはこういったことを意識
して生活のリズムを整えることも必要なのかもしれませんね。



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　～目次～　　　　　　　　　 編集者：ａｑｕａ［ aqua@aqua-inter.com ］
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 １．今日の相場

 ２．主な材料

 ３．主な投資判断

 ４．バルチック海運指数

 ５．編集後記







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【１】今日の相場　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＊＊
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◎日経平均　　１３０１４.５８（－２３０.６４）▼１.７４％
◎ＴＯＰＩＸ　　１０９１.８１（－　１４.７６）▼１.３３％

◎売買高概算　　２８億５７６０万株
◎売買代金概算　　２兆２９６２億円
◎時価総額　　３７９兆４０７３億円

◎値上り銘柄数　　４６５　　　◎（年初来）新高値　８
◎値下り銘柄数　１１６８　　　◎（年初来）新安値　６
◎変わらず　　　　　７９

◎騰落レシオ（２５日）　７９.８４％

◎サイコロ（日経平均）　４勝８敗　●●●○●●●○○●○● ３３.３％

◎カイリ率（日経平均）２５日線比－５.３９％　　７５日線比－２.３２％

◎為替　　（対ドル）９７.５１　　（対ユーロ）１２９.３０

◎出来高上位
　１.みずほ　　＜８４１１＞　　１９５円（＋　　１円）１９５,７３５千株
　２.マツダ　　＜７２６１＞　　３７５円（＋　　８円）１３７,３３２千株
　３.東電　　　＜９５０１＞　　５１７円（±　　０円）１２５,８０６千株
　４.長谷工　　＜１８０８＞　　１２７円（＋　　７円）１１５,０６０千株
　５.神栄　　　＜３００４＞　　２３８円（＋　２７円）　８８,４０４千株

◎売買代金上位　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 (円)
　１.トヨタ自　＜７２０３＞　５８１０円（－　６０円）　６９,３１４百万
　２.東電　　　＜９５０１＞　　５１７円（±　　０円）　６５,２６１百万
　３.三井住友　＜８３１６＞　４２７０円（＋　３０円）　５２,７０５百万
　４.マツダ　　＜７２６１＞　　３７５円（＋　　８円）　５１,６５６百万
　５.三菱ＵＦＪ＜８３０６＞　　５８２円（－　１１円）　４５,８９７百万


◆相場概況

　外国証券の寄付前の注文状況・・・売り１０９０万株　買い１６７０万株

　本日の東京マーケットは日経平均株価が大幅安、前日比２３０円（１．７４
％）安の１万３０１４円と１万３０００円どころで踏みとどまって取引終了で
す。

　米連邦公開市場委員会（ＦＯＭＣ）後の会見でバーナンキＦＲＢ議長が量的
緩和の年内縮小に触れたことを嫌気して昨晩のＮＹダウは２０６ドル安。これ
を受けて東京市場も朝方から売りが先行し、９：２０には下げ幅が２７８円と
なって１万２９６６円と１万３０００円を下回る場面がありました。ただ、米
長期金利上昇に伴う日米金利差拡大から円相場が１ドル＝９７．５０円前後ま
で円安に振れたこと、加えて下値での押し目買いが相場を下支えし、一旦は下
げ幅縮小となりましたが、香港・上海・韓国・台湾・インドなどアジア主要市
場がいずれも２％前後下げていることが重石となって引けにかけて再び下げ幅
を広げています。売買代金は概算２兆２９６２億円、上海総合指数は５９ポイ
ント（２．７％）の大幅安で２０８４です。

　業種別では、水産農林、空運、陸運、食品、非鉄が高く、不動産、証券、医
薬品、機械、精密、電機などが下げています。

　個別銘柄では、木村化工機が２７円高の５９８円と上昇。昨日に原子力規制
委員会が原子力発電所の安全を保つための新しい基準を決定。７月８日から再
稼働の申請が始まるのを受け、原発関連銘柄として核燃料の輸送機器などを手
掛ける同社に買いが入っています。

　ニコニコ動画運営のドワンゴ２万０５００円高の４８万２０００円と値を上
げています。７月２１日予定の参院選の前哨戦である都議選の投開票を２３日
に控え、選挙関連として物色の矛先が向かっています。参院選から解禁される
インターネット選挙の関連銘柄には広告料収入や有料会員の増加が見込めます。
選挙関連銘柄として、選挙情勢の調査受託などを手掛けるもしもしホットライ
ンも５６円高の１２３５円と値を飛ばしています。

　富士急行が２２円高の１１７０円と連日で上昇。同社の堀内社長がＪＲ東日
本の大月駅と河口湖駅を結ぶ富士急行線を富士山の５合目まで延伸する構想を
明らかにしたと報じられ、観光客増加への期待から買いが入っています。２１
～２３日にも富士山が世界文化遺産に登録される見通しであり、観光客の増加
に伴う業績拡大への期待が高まっています。

　海外旅行取扱高２位でハウステンボスを運営するエイチ・アイ・エスが４日
連続高、２５円高の４２９０円となっています。日本政府観光局が発表した５
月の訪日外国人数が８７万５０００人と前年同月比で３１％増加。２月から４
ヶ月連続のプラスで単月では過去３番目の高水準です。台湾や香港、タイなど
アジアからの観光客が大幅に伸びています。タイやベトナムに旗艦店を持ち、
海外からの訪日客の増加が事業拡大に繋がるとの期待が高まっています。傘下
のハウステンボス（長崎県佐世保市）の５月の外国人客数は前年同月比で４８
％増えています。

　ＧＳユアサが２４円高の４３１円と値を上げています。自動車部品世界最大
手の独ボッシュと電池大手のＧＳユアサ、三菱商事が電気自動車（ＥＶ）など
に搭載する電池事業で提携と報じられ、材料視した買いが入っています。１回
の充電で走行距離を現行の２倍にできる新型電池を開発し、成長市場で主導権
を狙います。

　その他、ＪＡＬが８０円高の５２２０円、上下水道用機械大手の前澤工業が
３４円高の３６４円、３Ｄプリンター関連のローランドＤＧが１９６円高の２
３７３円、太陽光発電機器販売・施工のサニックスが８５円高の１１５１円、
不織布国内最大手の日本バイリーンが２９円高の５００円、屋外用小型発電機
のデンヨーが７８円高の１３９５円と値を飛ばしています。

　本日の新高値銘柄は、スタートトゥデイ、日本カーバイド、タツタ電線、電
産コパル、テレビ東京、藤久、田淵電機・・・等々です。




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【２】主な材料　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＊＊
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・ＦＲＢ議長「緩和の縮小開始は年内」景気改善が前提

・５月の全国スーパー売上高、２カ月連続減　衣料不振

・５月の白物家電国内出荷、２カ月連続減　昨年の反動

・４月の景気一致指数改定値、速報値から小幅下方修正

・６月第２週、海外勢２週連続の買越　個人は大幅買越

・ソニー社長、ヘッジファンド提案は「時間かけ検討」

・中国の６月ＨＳＢＣ製造業ＰＭＩ、９カ月ぶり低水準

・３Ｄプリンター最大手のストラタシス、米同業を買収



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【３】主な投資判断　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＊＊
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［クレディＳ証券］
　引上げ　Ｂ→Ａ（5401）新日鉄住金　　　　　 260→   330円
　引上げ　Ｂ→Ａ（5411）ＪＦＥ　　　　　　 2,100→ 3,000円
　据置き　　　Ａ（9433）ＫＤＤＩ 　　　　　　　　　5,000円

［ＵＢＳ証券］
　据置き　　　Ｂ（2212）山崎製パン　　　　　　　　 1,160円

［ゴールドマンＳ証券］
　引上げ　Ｂ→Ａ（8411）みずほＦＧ　　　　　　　　　 260円

［シティＧ証券］
　据置き　　　Ａ（2914）ＪＴ　　　　　　　　　　　 4,700円
　引上げ　Ｂ→Ａ（8304）あおぞら銀行　　　　 320→   350円
　引上げ　Ｂ→Ａ（8354）ふくおかＦＧ　　　　　　　　 550円
　引上げ　Ｂ→Ａ（8355）静岡銀行　　　　　　　　　 1,200円

［野村証券］
　据置き　　　Ａ（1979）大氣社　　　　　　 2,150→ 2,650円
　据置き　　　Ａ（8306）三菱ＵＦＪＦＧ 　　　660→   820円
　据置き　　　Ａ（8411）みずほＦＧ　　 　　　240→   270円

［三菱ＵＦＪＭＳ証券］
　引上げ　Ｂ→Ａ（1808）長谷工コーポ　　　　　　　　 160円

［ＳＭＢＣ日興証券］
　据置き　　　Ａ（5411）ＪＦＥ　　　　　　　　　　 2,700円

 ※３段階評価はＡ～Ｃ、５段階評価は１～５にて表記
 ※価格は各証券会社が判断する妥当株価



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【４】バルチック海運指数　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＊＊
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　バルチック海運指数（ＢＤＩ）が６月６日から１０営業日連続で上昇してお
り、昨年１２月初旬以来となる１０００ポイントに迫りました。

　ＢＤＩとは、ロンドンのバルチック海運取引所が、鉄鉱石や穀物などの乾貨
物（ドライカーゴ）の外航不定期船（ばら積み船）の主要航路の用船料につい
て世界の有力海運ブローカーから得た情報をもとに、１９８５年を１０００と
して算出している国際運賃指標です。※毎営業日の現地時間１３時に公表。

　ちなみに、ばら積み船と言いましても、その大きさ（通過できる航路）によ
って様々な種類があります。

　代表的な種別としては、世界のほとんどの港に入出港できる「ハンディサイ
ズ（積載重量５万トン級）」、パナマ運河を通航できる最大船型の「パナマッ
クス（同７万トン級）」、パナマックスより大きく、パナマ運河が通航できず
喜望峰（ケープタウン）回りとなる「ケープサイズ（同１７万トン級）」など
があり、ＢＤＩはこれら複数の用船料を合成して算出されています。

　ＢＤＩの構成要素のうち、最も影響が大きい喜望峰回りのケープサイズの積
荷は、約７割が鉄鉱石、残り３割が石炭となっており、パナマックスの積荷は
５割程度が石炭、約２割が穀物類です。また、品目別でＢＤＩに最も大きく影
響するのは海上荷動きの３割を占め、品目別のシェアが最も高い鉄鉱石です。

　最近は一つの金融商品として海上運賃の先物取引が拡大しており、複数運賃
の合成指数であるＢＤＩの値動きも大きくなる傾向があります。

　ＢＤＩはリーマンショック前の２００８年５月に史上最高値となる１万１７
９３ポイントを付けましたが、金融危機の煽りを受け同年１２月には６６３ま
で暴落。その後、中国の巨額景気対策により鉄鉱石需要が盛り返したことから
ＢＤＩも４６００ポイントまで回復しました。しかし、中国経済が往時の水準
まで回復せず、同国の港湾に鉄鋼石在庫が積み上がったことや、船舶が供給過
剰となったことなどから、昨年２月には６４７ポイントと１９８６年以来の低
水準にまで落ち込みました。

　低迷の遠因は、２０００年代に入り中国経済が急速に拡大するとともに、船
舶の需要が急増したことにあります。一般的に、新船の投入計画立案から数年
後に造船所へ発注、建造するのに数年を要し、そして進水という運びです。そ
のタイムラグのため、用船・鉄鋼石需要が減退したにも関わらず船舶の大量供
給が続いたことがＢＤＩ低迷の主因でした。

　しかし、最近の中国の鉄鉱石輸入が堅調なことや、新造船の竣工がピークを
超えつつあることから船舶の供給圧力が緩和したことが足元のＢＤＩの上昇に
つながっています。もちろん海上運賃（用船料）の上昇は海運会社の収益改善
にも寄与します。

　なお、本誌ホームページではＢＤＩの日々のデータや過去１年間の日足チャ
ートを掲載しておりますので参考にしていただければと思います。

　ＢＤＩデータ　　http://www.aqua-inter.com/hint/mrktdata.html
　ＢＤＩチャート　http://www.aqua-inter.com/hint/bdi.html



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【５】編集後記                           　 mailto:aqua@aqua-inter.com
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ＦＯＭＣの結果とＦＲＢ議長の会見に対する金融市場の当日の反応は今日の朝
夕刊の市況に書かせていただいたとおりですが、解釈と反応、市場の関心は時
間を追うごとに変化するものです。つまり、「緩和縮小」と「景気拡大・経済
成長」は表と裏であり、今は前者に目が向いているにすぎません。ところで、
中央銀行総裁の重要な仕事の一つは「市場との対話」であり、市場とのコミュ
ニケーション能力が必要とされます。金融政策決定者が目先の動揺を嫌い、意
図的に言葉をあいまいにすることを選択しますと、後々大きな混乱を引き起こ
すことにもなりかねません。昨日のバーナンキ議長の会見も「市場との対話」
であり、市場に広がる不透明感を払しょくし、方向と道筋を示唆、政策意図の
浸透、そして市場に認識と準備を促すという目的の大部分を達成したのではな
いかと思われます。
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　　～　最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。～　　　
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～皆様のご投票、心から御礼申し上げます。～　＝７年連続受賞＝

◎メルマ！ガ オブ ザ イヤー２０１２ http://melma.com/contents/moy2012/
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　　　「ハロー！株式」　５年連続での『総合大賞』

　　　　（０６年と０７年はマネー部門賞第１位）


◎まぐまぐ大賞２００８ http://www.mag2.com/events/mag2year/2008/#mon
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　　　「ハロー！株式」　マネー部門　第１位

　　　　（０６年から０８年まで連続受賞、０９年以降はコンテストなし）


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●内容については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではあり
　ません。また、当該情報に基づいて被ったいかなる損害についても、当方は
一切の責任を負いません。投資に関する最終的な決定は、利用者ご自身の判断
でなさるようにお願いいたします。


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　発行：アクアリンクス株式会社　関東財務局長（金商）第２２８２号
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