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              ◎ ハロー!株式 ◎     2013/10/25 夕刊

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こんばんは。aquaです。

 収益拡大期待を背景にネット関連企業の躍進が続いており、この方面の話題
は豊富です。

 直近の相場でインターネット検索のグーグルの株価は1000ドルの大台を
突破し上場来高値を更新。昨年5月に上場した交流サイト(SNS)のフェイ
スブックは公募価格(38ドル)を下回る状況が1年以上続きましたが、今年
8月にようやくその水準を上抜け、その後は最高値を更新しながら上値を伸ば
しています。

 今年のIPO案件としては世界最大級となる見通しだった中国の電子商取引
(EC)最大手アリババ・グループ(阿里巴巴集団)は上場計画を中断すると
報じられていますが、世界的にも知名度の高い短文投稿サイト運営大手ツイッ
ターは早ければ来月7日もニューヨーク証券取引所に上場する予定で、公開価
格の17―20ドルから算出した上場時の時価総額は最大で109億ドル(約
1兆円)となります。

 純国産の無料通話・チャットアプリで世界中に支持を広げつつあるLINE
も東京証券取引所への来夏上場で準備を進めていると報じられています。こち
らも時価総額は1兆円規模になる可能性があります。

 ちなみに、ツイッターのアクティブユーザー(1カ月に最低1回は利用する
ユーザー)は2億3200万人で、LINEの利用者は2億7000万人を超
えており、来年には5億人の達成を目指すとしています。なお、ツイッターの
登録者は約10億人で、そのうちアクティブユーザーは4分の1に過ぎません
が、LINEの場合は9割がアクティブユーザーだと言われています。

 ユーザー数1000万人突破に要した期間は、たとえばGREEが5年超、
フェイスブックやツイッターが2年以上かかったのに対し、LINEはわずか
半年で達成しており、すでに既存の大手企業もLINEを意識せざるをえない
ほどの影響力を獲得しています。



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 ~目次~          編集者:aqua[ aqua@aqua-inter.com ]
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 1.今日の相場

 2.主な材料

 3.主な投資判断

 4.資産目録と家計簿

 5.編集後記







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【1】今日の相場                         **
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◎日経平均  14088.19(-398.22)▼2.75%
◎TOPIX  1178.28(- 25.07)▼2.08%

◎売買高概算  24億1139万株
◎売買代金概算  2兆0833億円
◎時価総額  413兆9289億円

◎値上り銘柄数  186  ◎(年初来)新高値 36
◎値下り銘柄数 1501  ◎(年初来)新安値  1
◎変わらず     69

◎騰落レシオ(25日)100.26%

◎サイコロ(日経平均) 9勝3敗 ○○○○○○●○○●○● 75.0%

◎カイリ率(日経平均)25日線比-2.32%  75日線比-0.63%

◎為替  (対ドル) 97.02  (対ユーロ)133.95

◎出来高上位
 1.熊谷組  <1861>  310円(+  7円)135,509千株
 2.みずほ  <8411>  204円(-  3円)109,734千株
 3.三井住友建<1821>  122円(-  2円) 65,509千株
 4.日立   <6501>  650円(-  9円) 60,917千株
 5.冶金工  <5480>  333円(+ 18円) 49,586千株

◎売買代金上位                           (円)
 1.ソフトBK<9984> 7400円(-370円)123,459百万
 2.日経レバE<1570> 8910円(-490円) 85,365百万
 3.トヨタ自 <7203> 6200円(-130円) 56,676百万
 4.熊谷組  <1861>  310円(+  7円) 42,695百万
 5.日立   <6501>  650円(-  9円) 39,904百万


◆相場概況

 外国証券の寄付前の注文状況・・・売り970万株 買い1290万株

 本日の東京マーケットは日経平均株価が大幅安、前日比398円(2.75
%)安の1万4088円で取引終了です。

 昨晩のNYダウは95ドル高と株高の流れは継続していますが、東京市場は
円相場が1ドル=97円台前半で高止まりしていること、加えて中国の短期金
利が上昇するなど中国の金融引き締め観測・金融システム不安が警戒材料とな
って朝方から売りが先行。13:33に1ドル=96.92円と96円台の円
高に振れると更なる売りを誘い、上海市場をはじめアジア主要市場が軒並み下
落していること、週末特有のポジション調整の売りも重石となり、引けにかけ
て下げ幅を拡大しています。売買代金は概算2兆833億円、上海総合指数は
31ポイント(1.4%)安の2132です。

 業種別では33業種全て下落。情報通信、紙パ、陸運、鉄鋼、電力ガス、ゴ
ム、化学、銀行などの下げが目立ちます。

 個別銘柄では、エアコン主力で中東で高シェアの富士通ゼネラルが69円高
の1184円と値を飛ばしています。昨日の大引け後に2014年3月期の連
結営業利益が前期比12%増の170億円になる見通しと発表。従来計画16
0億円から上方修正し、加えて発行済み株式数の4%にあたる440万株、4
9億円を上限とする自社株買いを発表し、好感した買いが入っています。エア
コン販売が好調です。

 電子部品大手の村田製作が170円高の7760円と上昇。一時は8050
円と8000円台に乗せる場面もありました。昨日の引け後に4~9月期の連
結純利益が前年同期比3倍強の470億円になったと発表し、従来計画330
億円から大幅上方修正となり、好感した買いが入っています。スマートフォン
や自動車向けの部品販売が好調です。14年3月期通期の業績見通しは31日
の決算発表時としています。

 携帯向けに電子書籍や待ち受け画面などのコンテンツやアプリを手掛けるネ
オスが256円高の1760円と大幅高。スマートフォン向け無料通話・チャ
ットアプリの開発を手掛けるLINEが東京証券取引所に上場する方針を固め
たと報じられ、スマホ向けアプリなどを手掛ける同社に関連銘柄として物色の
矛先が向かっています。LINEの上場は2014年夏をメドに調整しており、
時価総額は1兆円規模になる見通しです。ネオスはLINE上で「スタンプ」
と呼ぶイラストを有料で販売しています。

 その他、橋梁業界トップで業績好調の横河ブリッジが18円高の1430円
と連日で上昇、建機レンタルに強い西尾レントオールが30円高の2764円、
建機レンタル最大手のカナモトも28円高の2716円と上昇、火災報知設備
・消火設備などの防災機器メーカー最大手でセコムが筆頭株主の能美防災が1
0円高の887円、建設コンサルの建設技研が31円高の999円、眼鏡「ジ
ンズ」ブランド展開のJINが105円高の4300円と連日で上昇。

 省エネルギー関連事業を展開する省電舎が450円高の2481円と昨日の
ストップ高に続いて連日で大幅高です。同社株は10月初めに550円前後で
したが、本日の終値まで既に5倍近くとなっています。

 本日の新高値銘柄は、熊谷組、ネクスト、積水樹脂、MORESCO、岡部、
富士通ゼネラル、建設技術、ウエストHD、省電舎、ペプチドリーム・・・等
々です。



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【2】主な材料                          **
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・農相、減反政策の見直し表明 大規模農家優遇へ

・9月の全国CPI、4カ月連続上昇 横に広がり

・9月の企業向けサービス価格、5カ月連続プラス

・9月の外食売上高は横ばい ファミレス好調維持

・厚労相、28薬品ネット販売是非「早急に調整」

・JFEの通期見通し、営業益が前期比3.9倍に

・富士重の4~9月期、純利益2.4倍に上方修正

・米FRB、大手銀の流動資産積み増し2年前倒し



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【3】主な投資判断                        **
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[シティG証券]
 据置き   A(6755)富士通ゼネラル       1,400円
 据置き   A(8802)三菱地所          3,400円
 据置き   C(2811)カゴメ           1,400円

[野村証券]
 据置き   A(4063)信越化学      7,300→ 6,800円
 据置き   B(7751)キヤノン      3,617→ 3,569円

[大和証券]
 新 規   2(5232)住友大阪セメント       470円
 新 規   2(5711)三菱マテリアル        440円
 新 規   2(5713)住友金属鉱山        1,530円
 新 規   3(5706)三井金属鉱業         290円
 新 規   3(5714)DOWA           900円

 ※3段階評価はA~C、5段階評価は1~5にて表記
 ※投資判断を再開した場合は新規と記載
 ※価格は各証券会社が判断する妥当株価



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【4】資産目録と家計簿                      **
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 投資をする上で、その会社の業績がどうなっているのかは大変重要です。最
近はインターネットで簡単に企業業績を確認することができますが、企業が発
表する貸借対照表や損益計算書、キャッシュフロー計算書、半期報告書といっ
た財務諸表が読めるようになれば、企業の実体をより正確に把握することがで
きます。

 そこで今回は、貸借対照表と損益計算書について簡単に触れておきたいと思
います。


【貸借対照表】B/S(バランスシート)

 バランスシートとは、資産(左側)と負債及び資本(右側)の金額がすべて
 書かれた資料で、右側と左側は必ずバランスする(つりあう)ようになって
 います。

 左側にある資産の部が会社の財産であり、右側の負債(返す必要がある他人
 資本)と資本の部(自己資本)が財産を築き上げるための元手と言うことが
 できます。この表はその企業の「健全度」などを知る手掛かりになります。


 貸借対照表は家計で言いますと資産目録のようなもので、左側に現在保有す
る現金・預貯金、パソコン、車、マンションなどの金額が書かれた資産リスト、
右側にマンション購入の為の住宅ローンがいくらかなどの負債リストと、ロー
ンなどに頼らず自力で手配したお金(負債と資産を相殺した後に残るお金)を
記入するといったイメージです。


【損益計算書】P/L(プロフィット&ロス)

 P/Lとは、会社の家計簿のようなもので、一年間の企業活動における売上
 や、経費や支払利息、不動産を売った買ったなどという帳簿上の収支(お金
 の出入り)を表したものです。この表はその企業の「収益性」「競争力」等
 を知る手掛かりになります。


 決算が発表された際は、資産目録としてのBSと家計簿としてのPLを、一
度チェックしてみることをおすすめします。



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【5】編集後記                             mailto:aqua@aqua-inter.com
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東京株式市場の売買全体で大きなシェアを占める海外投資家の売買動向は今後
の相場を占う上で非常に重要です。海外投資家の年間での買越額は、郵政解散
があった05年の10兆3218億円が最高でしたが、今年は10月第3週の
時点での累計買越額はすでに10兆4422億円に達しており、年間でも過去
最高を更新する公算大です。ちなみに05年8月の郵船解散で始まった当時の
上昇相場は、途中押し目を入れながらも、07年7月に高値をつけるまで約2
年間という長期に達しましたが、今回は当時以上の規模で海外投資家が買いを
入れているという事実は重要なポイントです。
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  ~ 最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。~   
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~皆様のご投票、心から御礼申し上げます。~ =7年連続受賞=

◎メルマ!ガ オブ ザ イヤー2012 http://melma.com/contents/moy2012/
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   「ハロー!株式」 5年連続での『総合大賞』

    (06年と07年はマネー部門賞第1位)


◎まぐまぐ大賞2008http://www.mag2.com/events/mag2year/2008/#mon
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
   「ハロー!株式」 マネー部門 第1位

    (06年から08年まで連続受賞、09年以降はコンテストなし)


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