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              ◎ ハロー!株式 ◎     2013/11/29 夕刊

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こんばんは。aquaです。
 
 今季一番の冷え込みとなった今朝は、大阪でも初雪が観測されました。11
月に大阪で初雪が降るのは1989年以来24年ぶりとのことですが、気象庁
の分析どおり今冬は厳しい寒さになりつつあります。

 寒くなればなるほど鍋物で心身ともに温かくなりたいのが人情です。日本気
象協会が公表している「鍋物指数」は、気温が下がり、風が強くて乾燥してい
るほど高い数値となり、今日の関東地方はなかなかの鍋日和です。

 ところで、今が旬の牡蠣(カキ)は鍋物の定番の具材の一つですが、売られ
ている牡蠣には「生食用」と「加熱用」の2種類のパッケージがあります。

 鮮度の違いと思っている人も多いようですが、実際には鮮度とは関係がなく、
養殖している海域によって区別されています。

 生活排水や工業廃水が流れ込まず、かつ水質検査など各種検査を行い、特定
の物質が規定量以下で安全性が高いと保健所が指定した海域で養殖したものが
「生食用」となります。それ以外の海域で獲れたものが「加熱用」となります。

 牡蠣は毎日300リットルの海水を取り込み、ろ過して成分を吸収し成長し
ます。それゆえ、沖合のキレイな海で育った生食用の牡蠣よりも、山や河川か
ら流れ込む栄養分やプランクトンが豊富な河口や湾内で育った加熱用の牡蠣の
方が旨み成分が多く味が濃いとも言われます。

 生食用の牡蠣は水揚げ後、2~3日かけて紫外線殺菌海水で丁寧に洗浄し、
牡蠣に含まれた菌を除去してから出荷されます。この処理があることによって
身が痩せたり、旨み成分を減らしてしまう可能性があります。一方の加熱用の
牡蠣は、加熱調理(中心温度が85度で1分以上の加熱)によって菌やウイル
スを除去することを前提にしており、水揚げして殻を剝いて、滅菌海水で洗っ
た程度で出荷されます。従いまして、水揚げしたばかりの状態により近いのは
加熱用の牡蠣ということになります。

 また、牡蠣などの二枚貝はかなりの確率でノロウイルスを保有しています。
牡蠣による食あたりのほとんどはこのノロウイルスが原因です。でありますか
ら、加熱殺菌を前提としている加熱用の牡蠣を決して生で食べてはいけません。
「生食用」と「加熱用」は、それぞれの用途で安全に美味しく食べるための区
別ですので、調理に合わせて選びたいものです。



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 ~目次~          編集者:aqua[ aqua@aqua-inter.com ]
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 1.今日の相場 <スペシャル版(有料版)通信>

 2.主な材料

 3.主な投資判断

 4.ADR(米預託証券)

 5.編集後記







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【1】今日の相場                         **
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◎日経平均  15661.87(- 65.25)▼0.41%
◎TOPIX  1258.66(-  2.38)▼0.19%

◎売買高概算  23億8141万株
◎売買代金概算  2兆1536億円
◎時価総額  441兆9046億円

◎値上り銘柄数 698  ◎(年初来)新高値 64
◎値下り銘柄数 880  ◎(年初来)新安値  2
◎変わらず   183

◎騰落レシオ(25日)103.71%

◎サイコロ(日経平均) 6勝6敗 ○○●●●○○○●●○● 50.0%

◎カイリ率(日経平均)25日線比+5.74%   75日線比+9.04%

◎為替  (対ドル)102.32  (対ユーロ)139.37

◎出来高上位
 1.日立   <6501>  755円(-  6円)139,740千株
 2.みずほ  <8411>  215円(-  2円)104,174千株
 3.マツダ  <7261>  471円(-  1円) 79,916千株
 4.シャープ <6753>  335円(±  0円) 79,105千株
 5.三菱UFJ<8306>  659円(±  0円) 41,539千株

◎売買代金上位                           (円)
 1.日立   <6501>  755円(-  6円)106,708百万
 2.日経レバE<1570>10940円(- 90円) 85,995百万
 3.ソフトBK<9984> 8290円(-140円) 78,564百万
 4.トヨタ自 <7203> 6380円(- 10円) 59,882百万
 5.ファストリ<9983>38800円(-150円) 44,887百万


◆相場概況

 外国証券の寄付前の注文状況・・・売り870万株 買い900万株

 11月最終の本日の東京マーケットは、日経平均株価が前日比65円(0.
41%)安の1万5661円で取引終了です。

 昨晩のNY市場は感謝祭で休場、円相場も落ち着いた動きとなり、月末と週
末が重なって様子見・手控え気分が強い中、昨日に日経平均株価が277円の
大幅高で年初来高値を更新した後とあって朝方からやや売りが優勢。昼過ぎに
は円相場がやや円高に振れたことを横目に一時下げ幅が219円となる場面も
ありました。ただ、下値では先高期待からの押し目買いが意欲は旺盛であり、
引けにかけては下げ幅を縮小しています。終日、月末特有の神経質な展開とな
っています。売買代金は概算2兆1536億円、上海総合指数は1ポイントの
小幅高で2220です。尚、日経平均の11月の月間上昇幅は1333円です。

 業種別では、海運、商社、ゴム、建設などが高く、紙パ、情報通信、証券、
銀行、不動産などが下げています。

 個別銘柄では、コナミが93円高の2663円と値を飛ばしています。海外
のカジノ施設向けスロットマシンの開発・製造を手掛けており、自民党が本日
開いた総務会でカジノ解禁などを含む複合リゾート施設の整備を求める推進法
案を了承したことを受け、関連銘柄として物色の矛先が向かっています。

 貨幣処理機を製造する日本金銭機械も131円高の2269円、グローリー
も57円高の2772円、セガサミーも78円高の2699円、SANKYO
も85円高の4695円と値を上げています。尚、自民党は各党の賛同を得た
上で今国会中の提出と来年の通常国会での成立を目指す方針です。

 回転ずし2位のカッパHDが71円高の1930円、同5位の元気寿司が2
73円高の1549円と大幅高。昼過ぎに、両社が2014年度にも経営統合
すると報じられ、材料視した買いが膨らんでいます。統合後の売上高は単純合
算で約1187億円となり、首位のあきんどスシローの1113億円を抜き最
大手になります。

 だいこう証券ビジネスが5日連続高、57円高の940円と値を飛ばして年
初来高値更新。来年1月に開始する少額投資非課税制度(日本版ISA=NI
SA)の口座開設代行の需要が活発であり、業績向上への期待感から買いが入
っています。今年10月1日から始まったNISA口座開設申請のうち、半数
程度の手続きを同社が代行している模様です。

 汚水再生や下水処理装置などを手掛けるアタカ大機がストップ高、80円高
の487円となっています。昨日の引け後に親会社の日立造が2014年4月
1日付でアタカ大機と株式交換方式で合併すると発表。交換比率はアタカ大機
株1株に対し、日立造株0.66株で、日立造の前日終値800円をベースに
算出した理論価格528円にサヤ寄せする形で買いが集まっています。

 同時に日立造が完全子会社化すると発表したニチゾウテックもストップ高、
80円高の564円となっています。橋や道路などの点検・補修事業を手がけ
ています。

 その他、建機レンタル最大手のカナモトが4日連続高で23円高の2555
円、富士重工が24円高の2892円と上場来高値を更新、消防ホース最大手
の帝国繊維が46円高の1078円と年初来高値更新、燃料電池車向け水素需
要拡大観測から岩谷産業が27円高の566円と値を飛ばしています。

 本日の新高値銘柄は、五洋建設、日清粉、帝国繊維、ロート薬、コニカミノ
ルタ、ドクターシーラボ、TOTO、ガイシ、三井金、富士重工、だいこう・
・・等々です。



☆スペシャル版(有料版)通信

 いい相場展開が継続していますが、水曜日にご紹介したばかりの「○○6○
」がドンピシャリで急伸。木曜日、そして本日と大幅高となっています。カジ
ノ関連の中核企業であり、テーマ性から先高期待大としてご紹介させて頂いた
訳ですが、本日そのカジノ法案の材料が出て敏感に反応しています。取り敢え
ずは仕込まれた方、おめでとうございます。



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【2】主な材料                          **
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・回転寿司2位のカッパと5位の元気、統合で業界首位へ

・新設住宅着工戸数、14カ月連続増 10月7.1%増

・10月の消費支出、0.9%増 車や住宅改修費伸びる

・10月の全国CPIは0.9%上昇 5カ月連続プラス

・10月の有効求人倍率0.98倍 5年超ぶりの高水準

・10月の鉱工業生産0.5%上昇 2カ月連続のプラス

・10月の自動車生産、10.1%増 輸出は6.5%増

・住友鉱、米アラスカでの一部探鉱中止 鉱脈見つからず 

・豪財務省、米ADMによる豪穀物集荷大手の買収認めず



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【3】主な投資判断                        **
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[ゴールドマンS証券]
 据置き   A(6367)ダイキン工業        7,000円
 引下げ A→B(6366)千代田化工建設       1,400円

[バークレイズ証券]
 引上げ C→A(9065)山九         280→   450円

[シティG証券]
 引上げ B→A(8002)丸紅         830→  850円

[野村証券]
 据置き   A(2502)アサヒグループ   2,930→ 3,200円
 据置き   A(9627)アインファーマ   5,700→ 5,800円

[三菱UFJMS証券]
 据置き   A(1925)大和ハウス     2,100→ 2,610円

[SMBC日興証券]
 据置き   A(4204)積水化学      1,130→ 1,330円
 据置き   A(5105)東洋ゴム       650→   750円

[大和証券]
 引上げ 2→1(8058)三菱商事      2,120→ 2,490円
 引上げ 3→2(8001)伊藤忠       1,210→ 1,520円

 ※3段階評価はA~C、5段階評価は1~5にて表記
 ※投資判断を再開した場合は新規と記載
 ※価格は各証券会社が判断する妥当株価



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【4】ADR(米預託証券)                    **
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 ADRとは「American Depositary Receipts」
の略で、日本では「米預託証券」と訳されます。

 ADRは、米国の投資家が米国以外の外国企業に自国通貨(ドル建て)で投
資できるように作られたもので、非米国企業の株式を預託機関(米大手金融機
関)に預け、これを担保にADRが発行され、米国市場で通常の米国株式と同
じように売買できるようになっています。

 外国企業がADRを利用するメリットは、米国での知名度向上、自社製品や
サービスなどのPR、財務の透明性のアピール、資金の調達等があげられます。

 日本企業では、日本電産、コナミ、京セラ、アドバンテスト、ホンダ、トヨ
タ、NTT、NTTドコモ、キヤノン、ソニー、三菱UFJなどがADRを利
用して、ニューヨーク市場やナスダック市場で売買されています。

 最近は、マキタやパナソニック、クボタなどのように、費用対効果や売買高
の減少、情報開示や内部統制に関する規則の日米間の差異の縮小などの理由か
ら意義が薄れたとしてADRの上場廃止を決定するケースが増えています。

 その一方で、楽天のように海外での知名度向上を狙い、米国預託証券(AD
R)の発行を準備しているところもあります。



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【5】編集後記                             mailto:aqua@aqua-inter.com
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日立造船が株式交換によって上場子会社2社(アタカ大機、ニチゾウテック)
を取り込み、回転ずし2位のカッパ・クリエイトと5位の元気寿司が経営統合
を前提にした業務提携を発表するなど、再編や統合に関する報道が相次いでい
ますが、こうした動きは株式市場にとりましても刺激材料となります。
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  ~ 最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。~   
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~皆様のご投票、心から御礼申し上げます。~ =7年連続受賞=

◎メルマ!ガ オブ ザ イヤー2012 http://melma.com/contents/moy2012/
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   「ハロー!株式」 5年連続での『総合大賞』

    (06年と07年はマネー部門賞第1位)


◎まぐまぐ大賞2008http://www.mag2.com/events/mag2year/2008/#mon
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
   「ハロー!株式」 マネー部門 第1位

    (06年から08年まで連続受賞、09年以降はコンテストなし)


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