朝刊・夕刊と毎日2回、新鮮な情報をお届けしています。株式投資の参考にご利用ください。
――――――――――――――――――――――――――――――――――― ★ 『 アクア・スペシャル版 』 ★  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ビギナーの方も、なかなか上手くいかないという方も是非ご活用ください。 ◆お申込みは・・・ https://www.aqua-inter.com/special/post.cgi ◆ 株式投資のPARTNER ━━━━━━━━━━━━━━━━……‥‥・・ ◎ ハロー!株式 ◎ 2014/05/07 夕刊 ・・・‥‥……━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━……‥‥・・ こんばんは。aquaです。 5日に沖縄地方が、平年より4日、昨年より5日早く梅雨入りしました。こ れから日本列島は雨の時期を向かえますが、気象庁の平年値(1981年から 2010年までの過去30年における平年値)では近畿や関東甲信の梅雨入り は約1カ月後の6月上旬頃です。 ところで、4年前の2010年5月6日はNY株が急変した日です。 ギリシャが債務不履行に陥れば欧州の金融システムが壊滅的な打撃を被ると の懸念から当日のNY株は軟調な展開となっていましたが、取引終了間際の数 分間でダウが一気に数百ドル急落、前日終値比では瞬間的に1000ドル近く 下げる暴落となりました。 ただ、安値を記録した午後2時47分から1分半後には543ドルも値を戻 し、結局ダウは前日比347ドル安で取引を終了しています。取引時間中の下 げ幅としては過去最大を記録したこの日の出来事は「フラッシュ・クラッシュ (瞬時の急落)」と呼ばれています。 きっかけは投信信託の運用会社が出した超大口の売り注文で、買い方の損失 確定売りや裁定取引絡みの売りが誘発され、NY市場取引の過半を占める高速 取引が下落に拍車をかけましたが、事態を見極め、ファンダメンタルズに大き な変化がないことを確認したトレーダーが市場に戻ったことで下げ幅が縮小し ました。 ちなみに、コンピュータによる自動売買で1秒間に数千回もの取引を行う高 速取引は「ハイ・フリークエンシー・トレーディング」(HFT)と呼ばれま す。HFTは市場の流動性を向上させているとの見方がある一方で、市場の波 乱要因でもあるということを市場参加者に強く意識させた出来事でした。 …………………………………………………………………………………………… ~目次~ 編集者:aqua[ aqua@aqua-inter.com ] …………………………………………………………………………………………… 1.今日の相場 2.主な材料 3.主な投資判断 4.時間の均衡 5.編集後記 = スペシャル版の配信についてのお知らせ = 誠に恐縮ながら、本日5月7日(水)のスペシャル版の配信はお休みさせて 頂きます。 次回のスペシャル版の配信は5月14日(水)となりますので、何卒よろし くお願い申し上げます。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――∞ 【1】今日の相場 ** ――――――――――――――――――――――――――――――――――∞ ◎日経平均 14033.45(-424.06)▼2.93% ◎TOPIX 1152.01(- 30.47)▼2.58% ◎売買高概算 21億0737万株 ◎売買代金概算 2兆2286億円 ◎時価総額 410兆3373億円 ◎値上り銘柄数 96 ◎(年初来)新高値 24 ◎値下り銘柄数 1685 ◎(年初来)新安値 103 ◎変わらず 26 ◎騰落レシオ(25日) 86.28% ◎サイコロ(日経平均) 5勝7敗 ●○●●○●○●○○●● 41.7% ◎カイリ率(日経平均)25日線比-3.03% 75日線比-4.64% ◎為替 (対ドル) 101.45 (対ユーロ)141.25 ◎出来高上位 1.三菱UFJ<8306> 548円(- 18円) 83,885千株 2.みずほ <8411> 200円(- 4円) 68,041千株 3.アイフル <8515> 369円(- 4円) 47,916千株 4.野村 <8604> 607円(- 22円) 44,951千株 5.マツダ <7261> 446円(- 23円) 43,803千株 ◎売買代金上位 (円) 1.ソフトBK<9984> 7420円(-399円)177,751百万 2.日経レバE<1570> 8660円(-500円) 90,265百万 3.三井住友 <8316> 4020円(-188円) 57,184百万 4.トヨタ <7203> 5511円(-120円) 53,046百万 5.三菱UFJ<8306> 548円(- 18円) 46,152百万 ◆相場概況 外国証券の寄付前の注文状況・・・売り2380万株 買い1590万株 本日の東京マーケットは日経平均株価が大幅安、前週末比424円(2.9 3%)安の1万4033円と心理的節目1万4000円に急接近して取引終了 です。 昨晩のNYダウが129ドル安となったこと、円相場が1ドル=101.5 0円前後、1ユーロ=141.30円前後の円高に振れたことを嫌気して朝方 から幅広い銘柄に売りが先行。ウクライナの新政権と親ロシア派の武力衝突に よって地政学リスクが意識されていること、経済協力開発機構(OECD)が 2014年の日本の実質GDP成長率を1.2%と0.3ポイント下方修正し たこと、加えて4月のHSBC製造業購買担当者景気指数(PMI)確報値が 下方修正されるなど中国景気の減速感が意識されたこと、さらにソフトバンク が399円の大幅安で7420円となっていることなどが重石となり、引けに かけてジリジリと下げ幅を拡大しています。売買代金は概算2兆2286億円、 上海総合指数は17ポイント安の2010です。 業種別では33業種全て下落。証券、石油、紙パ、銀行、電機、機械などの 下げが顕著です。 個別銘柄では、相場全般安の中にあって大阪地盤の総合物流大手センコーが 4日連続高、19円高の496円となっています。13:40に連結純利益が 前の期比25%増の65億円、15年3月期の純利益は前期比14%増の74 億円見通しと発表し、業績好調で連続最高益更新を好感した買いが入っていま す。 長谷工筆頭株主、阪急電鉄が第2位の株主で道路や上下水道など土木主力の 建設会社の森組が10円高の115円と10%近い上昇。2日の引け後に20 14年3月期の単独税引き利益が前の期比4倍の5億7800万円になったも ようと発表。従来計画3億7800万円を上回り、増額修正を好感した買いが 入っています。 カゴメの筆頭株主で12年にはカルピスを買収し、ビール首位のアサヒが3 円高の2821円と堅調な値動きとなっています。主力ブランド「スーパード ライ」などの販売が伸び、2日の取引終了後に発表した2014年1~3月期 の連結決算は最終損益が26億円の黒字。前年同期の16億円の赤字から大幅 改善しており、黒字転換を好感した買いが入っています。 名古屋・大須が本拠で中古品販売を手掛けるコメ兵が18円高の1327円 と値を上げています。2日の取引時間終了後に2014年3月期の連結純利益 が前の期比47%増の18億円になった模様と発表。従来計画15億円を上回 り、同時に2014年3月期の年間配当を前期より7円多い26円に増配する と発表し、好感した買いが入っています。 仮想移動体通信事業者(MVNO)の先駆である日本通信が43円高の50 0円と値を飛ばし、上値追いの展開が継続しています。連休中に同社が手掛け る格安スマートフォンサービス向けに回線を借り受けることで、ソフトバンク と交渉中と報じられ、材料視した買いが膨らんでいます。同社はイオンや家電 量販店などと提携し、利用者が拡大しています。業績向上への期待感から株価 は3月28日に付けた株式分割後の最安値207円から2.5倍近くとなって います。 その他、火災報知設備・消火設備など防災機器メーカー最大手の能美防災が 31円高の1258円、好業績発表の名村造船が3日連続高で74円高の92 2円と大幅高、精密プラスチック加工首位のエンプラスが390円高の646 0円と連日で値を飛ばし、商業施設向けの放送設備や自治体向けの防災放送設 備の販売拡大で業績好調のTOAが77円高の1091円と大幅高となってい ます。 本日の新高値銘柄は、大東建託、森乳、日清食、小林製薬、ローム、東京ガ ス・・・等々です。 ┏━━━━┓ ┃株式投資┃ ~ 人の行く裏に道あり花の山 ~ ┗━━━━┛ 『アクア・スペシャル版』 → https://www.aqua-inter.com/special/post.cgi ――――――――――――――――――――――――――――――――――∞ 【2】主な材料 ** ――――――――――――――――――――――――――――――――――∞ ・車の検査登録や車庫証明、全国ネット手続き可能に ・三菱重工、独シーメンスと製鉄機械事業の統合発表 ・ソフトバンクの前3月期、41%増益で最高益更新 ・G7、ウクライナの資源開発支援で共同声明を採択 ・中国、国有企業の国庫納付率引き上げ 社会還元へ ・インテル、自動運転技術の日本のベンチャーに出資 ・独バイエル、米製薬大手メルクの大衆薬事業を買収 ・アリババがIPO申請 FBの調達額超える可能性 ――――――――――――――――――――――――――――――――――∞ 【3】主な投資判断 ** ――――――――――――――――――――――――――――――――――∞ [ドイツ証券] 引上げ B→A(2726)パル 2,300→ 2,700円 据置き A(8750)第一生命 1,800円 [UBS証券] 新 規 A(5741)UACJ 550円 据置き A(6963)ローム 6,000→ 6,500円 据置き A(6361)荏原 900円 [野村証券] 据置き A(2127)日本M&A 3,400→ 3,900円 [SMBC日興証券] 据置き A(2914)JT 3,670→ 4,280円 [三菱UFJMS証券] 引上げ B→A(4217)日立化成 1,550→ 1,800円 引下げ B→C(2678)アスクル 3,700→ 2,000円 [みずほ証券] 据置き A(2413)エムスリー 1,700→ 1,800円 据置き A(9989)サンドラッグ 5,700→ 5,200円 [大和証券] 据置き 2(2502)アサヒG 3,000円 据置き 2(8242)H2Oリテ 1,000円 ※3段階評価はA~C、5段階評価は1~5にて表記 ※投資判断を再開した場合は新規と記載 ※価格は各証券会社が判断する妥当株価 ――――――――――――――――――――――――――――――――――∞ 【4】時間の均衡 ** ――――――――――――――――――――――――――――――――――∞ 「相場は科学である」という言葉がある反面、暦や月齢等から相場の帰趨を 占うやり方も存在します。 「非科学的」と一蹴する人もいるかもしれませんが、相場が過去において暦 や月齢に沿った動きを見せたことがある故にそういった方法が存在するという ことも事実として認識する必要があります。 ところで昔、アメリカにW.D.ギャンという投資家がいました。彼の「ギャ ン理論」という分析手法はあまりにも有名ですが、彼はその生涯で、40回も 無一文になったとも言われています。それでも相場に背をむけることなく、チ ャートを最重要視し研究を続け、最終的には相場で大きな成功をおさめていま す。 ギャンを有名にしたのは、その理論や投資の成果のみならず、1914年の 第一次世界大戦を予測したことをはじめ、1929年9月のNYの大暴落をも、 1928年10月に予見して(新聞発表して)おり、その底値をも正確に予測 していたことです。 ギャンは、星や星座の運行についても研究していたようであり、インド哲学 にも詳しく、株式市場に自然のリズムを見出しました。その理論の中心は「価 格と時間の均衡」にあり、その意味では一目均衡表と考え方に似通うところが あります。 たしかに、自然界のリズムのように、経済的なイベントや株式市場固有の事 情で同じような時期に同じような動きとなるケースは少なくありません。 ギャンの「時間の均衡」という考え方は、過去の高値や安値を付けた日は相 場の転換点となりうるというものであり、「アニバーサリー」として現在でも 特定の日が注目されることがあります。 なお、「転換」というのは反転・反落するばかりでなく、(上放れや下放れ 等)相場がそれまでの居所を変えようとする際やそれまでの動きに勢いを増す 際も使われます。 ___________________________________ 【5】編集後記 mailto:aqua@aqua-inter.com  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 最良の買い場は急落した場面、最良の売り場はかなり上昇した場面であるはず ですが、困ったことに両場面で投資家は逆に動く傾向があります。こういった ことも客観的に認識しておきたいものです。 ___________________________________ ~ 最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。~  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ~皆様のご投票、心から御礼申し上げます。~ =8年連続受賞= ◎メルマ!ガ オブ ザ イヤー2013 http://melma.com/contents/moy2013/  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 「ハロー!株式」 6年連続での『総合大賞』 (06年と07年はマネー部門賞第1位) ◎まぐまぐ大賞 2008 http://www.mag2.com/events/mag2year/2008/#mon  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 「ハロー!株式」 マネー部門 第1位 (06年から08年まで連続受賞、09年以降はコンテストなし) ====================================================================== ●内容については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではあり ません。また、当該情報に基づいて被ったいかなる損害についても、当方は 一切の責任を負いません。投資に関する最終的な決定は、利用者ご自身の判断 でなさるようにお願いいたします。 ●ご意見、ご感想、広告に関するお問い合わせ等は下記までお願いいたします。 → mailto:aqua@aqua-inter.com ●無料メールマガジンの配信登録・登録先変更、登録解除は下記にてご自身に てお願いいたします。→ http://www.aqua-inter.com/mailmag/list.html ●配信についての連絡事項やバックナンバーは本誌ホームページをご参照下さ い。 → http://www.aqua-inter.com/ ====================================================================== 発行:アクアリンクス株式会社 関東財務局長(金商)第2282号 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━