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             ◎ ハロー!株式 ◎      2014/11/11 夕刊

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こんばんは。aquaです。

 細長い形が数字の1に似ているとして、1並びの今日は「ポッキー&プリッ
ツの日」だそうです。

 ポッキーは江崎グリコが1966年(昭和41年)に発売してから半世紀近
く経つ超ロングセラー商品で、海外でも販売されています。アメリカなどでは
日本と同じ商品名で販売されていますが、欧州などでは「ミカド」の名で展開
しています。


 ところで、財務省は昨日、9月末時点の「国の借金」は1038兆9150
億円だったと発表しました。今年10月1日時点の人口推計(1億2709万
人)をもとに単純計算した場合の国民1人当たりの借金の額は約817万円に
なります。

 「国」は様々な方面に支出しますが、営利団体ではない「国」の収入は国債
(借金)と税金以外になく、いずれにしても最終的には税金として国民から徴
収することになります。

 「国の借金」を「国民の借金」に例えることに異論があるのは承知していま
すが、消費税の段階的な引き上げなど、最終的には国民一人ひとりの負担に帰
すという点では借金を背負わされていることと何ら変わりはありません。


 一方、こんなデータもあります。日銀が事務局を務める金融広報中央委員会
が5日に発表した2014年の「家計の金融行動に関する世論調査」によりま
すと、2人以上の家計が保有する金融資産は1世帯当たり平均で1182万円
だそうです。前年に比べ81万円増です。


 ちなみに、統計データというのは切り取り方で色付けすることが可能で、世
論誘導の意図をもって使われるようなこともあります。




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 ~目次~          編集者:aqua[ aqua@aqua-inter.com ]
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 1.今日の相場

 2.主な材料

 3.主な投資判断

 4.在庫循環

 5.編集後記







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【1】今日の相場                         **
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◎日経平均  17124.11(+343.58)△2.05%
◎TOPIX  1375.21(+ 15.10)△1.11%

◎売買高概算  24億1255万株
◎売買代金概算  2兆5474億円
◎時価総額  492兆6432億円

◎値上り銘柄数 1139   ◎(年初来)新高値 111
◎値下り銘柄数  573   ◎(年初来)新安値   7
◎変わらず    121

◎騰落レシオ(25日) 99.40%

◎サイコロ(日経平均) 9勝3敗 ○○●○○○○○●○●○ 75.0%

◎カイリ率(日経平均)25日線比+9.04%   75日線比+9.33%

◎為替  (対ドル) 115.44  (対ユーロ)143.31

◎出来高上位

 1.みずほ  <8411> 203.8円(+ 0.6円)111,340千株
 2.ユニチカ <3103>   50円(±   0円)108,285千株
 3.アイフル <8515>  479円(+   4円) 64,170千株
 4.ケネディク<4321>  550円(-   4円) 57,276千株
 5.新日鉄住金<5401> 306.1円(+ 3.5円) 53,083千株

◎売買代金上位
                                  (円)
 1.日経レバE<1570>12720円(+ 510円)140,037百万
 2.ソフトBK<9984> 7889円(+ 168円)100,254百万
 3.トヨタ自 <7203> 6813円(+ 101円) 72,862百万
 4.ホンダ  <7267> 3532円(-56.5円) 46,155百万
 5.ファスト<9983>4311.5円(+1685円) 41,085百万


◆相場概況

 外国証券の寄付前の注文状況・・・売り1790万株 買い1890万株

 本日の東京マーケットは日経平均株価が大幅高、前日比343円(2.05
%)高の1万7124円と07年10月18日以来、終値で約7年ぶりに1万
7000円台に乗せて取引終了です。

 昨晩のNYダウが39ドル高と5日連続高で4日連続で史上最高値を更新し
たこと、円相場が1ドル=114.70円前後と円安に振れたことを好感して
朝方から買いが先行。昼から衆院解散・総選挙観測が報じられると2005年
の郵政解散相場の再来が意識され、一段高。小泉首相の郵政解散後の相場は政
権基盤の強化と構造改革を好感して大量の外国人買いが入り、1年足らずで5
0%近い上昇となった経緯があります。売買代金は概算2兆5474億円、上
海総合指数は4ポイントの小幅安で2469です。

 業種別では、精密、不動産、小売、空運、食品、非鉄、建設などの上げが目
立ちます。

 個別銘柄では、ゼネコンが昼から一段高。清水建設が22円高の822円、
大成建が7円高の611円、大林組が12円高の758円となっています。い
ずれも4~9月期決算を好感した買いが入っています。清水建設は4~9月期
営業利益が前年同期の57億円から178%増の160億円へと大幅増となっ
ています。

 半導体製造装置の東京エレクトロンが328円高の7735円と値を飛ばし
て年初来高値更新。4~9月期の好決算を好感した買いが継続しており、前週
末7日まで10日連続高。1日休んで本日も上昇となっています。

 サントリBFが連日で上場来高値更新、65円高の4240円となっていま
す。1~9月期決算で連結営業利益が前年同期比24%増と好調。「サントリ
ー天然水」や「伊右衛門」など主要ブランドが伸びており、好感した買いが入
っています。 

 ソフトバンクが168円高の7889円と値を上げています。昨晩のNY市
場で同社が3割強出資する中国電子商取引(EC)最大手のアリババ集団が4
%の大幅高となっており、含み益の増加を好感した買いが入っています。

 江崎グリコが260円高の3955円と大幅高。10日にアイスクリーム3
5品目を来年3月1日出荷分から値上げすると発表。「ジャイアントコーン」
や「アイスの実」などが対象で、採算性改善を期待した買いが入っています。

 その他、森永菓が2円高の263円、亀田菓が15円高の3635円、ヤク
ルトが340円高の6400円、不二油が56円高の1898円、キッコーマ
ンが70円高の2777円と食品株の多くが年初来高値更新。

 電力量計で国内首位の大崎電気が25円高の739円と年初来高値更新、セ
ラミックコンデンサーの村田製作所が335円高の1万2705円、NC(数
値制御)装置世界首位のファナックも430円高の2万0090円と値を飛ば
しています。

 本日の新高値銘柄は、日水、大和ハウス、森永菓、亀田菓、ヤクルト、サン
トリーBF、不二油、キッコーマン、日本調剤、東レ、旭化成、富士フイルム、
ライオン、リクルート、日立建機、大崎電気、ソニー、ドンキホーテ、東京エ
レク、JAL、ANA、ファーストリテイリング・・・等々です。






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【2】主な材料                          **
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・永田町に解散風 増税延期で年内に解散・総選挙の見方

・10月の日本株投資、海外投資家が2カ月連続買い越し

・10月景気ウォッチャー、現状判断指数2カ月ぶり悪化

・銀行貸出残高、37カ月連続プラス 10月2.5%増

・貿易赤字、上期として過去最大 経常黒字も上期で最小

・日揮の4~9月期純利益は2%増 千代建は20%減少

・富士フイルム、配当と自社株買いで2000億円を還元

・米シェールオイル、原油安でも増産基調 技術革新進む




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【3】主な投資判断                        **
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[UBS証券]
 据置き   A(1803)清水建設       940→   980円 
 据置き   A(7735)スクリーン      700→   850円
 引下げ A→B(8332)横浜銀行       630→   700円

[野村証券]
 据置き   A(6645)オムロン      5,500→ 6,300円
 据置き   A(9009)京成電鉄      1,300→ 1,450円
 引下げ B→C(9502)中部電力      1,300→ 1,230円

[みずほ証券]
 引上げ B→A(2267)ヤクルト      5,600→ 7,200円
 据置き   A(5411)JFE       2,700→ 2,900円

 ※3段階評価はA~C、5段階評価は1~5にて表記
 ※投資判断を再開した場合は新規と記載
 ※価格は各証券会社が判断する妥当株価




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【4】在庫循環                          **
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 季節が循環するように景気も好不況を循環し、景気の循環によって企業が抱
える在庫の状況も変化します。このことを「在庫循環」と呼びます。

 景気が悪い時は需要が少ないため生産を調整し、在庫保有にはコストがかか
るため企業は意図的に在庫水準を圧縮することになります。

 需要が想定以上に回復してきた場合は、今度は意図せざる在庫減となります。
需要が旺盛なのに倉庫に品物がなければ、機会損失となってしまいます。よっ
て景気回復局面においては企業は積極的(意図的に)に在庫を積み増します。

 この局面での在庫増加は製造業の回復(雇用にも好影響)を示唆し、経営者
が景気の先行きについて明るい見通しを持っていると判断されます。

 一方、景気鈍化で需要が減退する局面では、在庫は意図せざる増加となって
しまいます。

 つまり、同じ在庫増加でも、景気の局面によってそれが意図的か否かで意味
合いが大きく異なるということです。




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【5】編集後記                             mailto:aqua@aqua-inter.com
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にわかに永田町が騒がしくなってきました。首相が衆院を年内に解散して総選
挙に踏み切るとの観測です。そうなった場合の大義・争点は何なのか。今言わ
れているのは、年内が判断の期限となっている消費税率の再引き上げについて、
引き上げの先送りを表明して解散、消費増税先送りとアベノミクスについて国
民に信を問うというシナリオです。自民党には、議席を減らすことはないだろ
うとの読みもあるようです。市場は衆院解散を歓迎するムードとなっています
が、もし解散・総選挙となればかかる費用は700億円にもなります。
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  ~ 最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。~   
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~皆様のご投票、心から御礼申し上げます。~ =8年連続受賞=

◎メルマ!ガ オブ ザ イヤー2013 http://melma.com/contents/moy2013/
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   「ハロー!株式」 6年連続での『総合大賞』

    (06年と07年はマネー部門賞第1位)


◎まぐまぐ大賞 2008 http://www.mag2.com/events/mag2year/2008/#mon
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   「ハロー!株式」 マネー部門 第1位

    (06年から08年まで連続受賞、09年以降はコンテストなし)


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