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 　　　　　　　　　　 　◎　ハロー！株式　◎　　　　　 2015/10/30 夕刊

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こんにちは。ａｑｕａです。

　１１月１日の日曜日にアメリカ（アリゾナとハワイを除く）が標準時間（冬
時間）に移行します。

　冬時間への移行により日本とニューヨークとの時差は１３時間から１４時間
に拡大します。欧州はすでに１０月２５日から冬時間に移行しており、日本と
の時差は現在、フランクフルトやパリは８時間、ロンドンは９時間となってい
ます。

　尚、ニューヨーク市場は週明けの取引から冬時間に移行します。今晩のニュ
ーヨーク市場は日本時間で２２時３０分取引が始まり、明日午前５時に終了し
ますが、来週から１時間遅くなり、２３時３０分から翌朝の６時までの取引と
なります。

　参考までに、現在の主な証券取引所の取引時間（日本時間）は下記のように
なっています。（ロンドンとニューヨーク以外は通年）


　　東京証券取引所　　　　９：００～１５：００

　　上海証券取引所（中国）　１０：３０～１６：００　

　　香港証券取引所（中国）　　　１１：００～１７：００

　　ボンベイ証券取引所（インド）　　１３：２５～１９：００

　　ロンドン証券取引所（イギリス）　　　１７：００～０１：３０

　　ニューヨーク証券取引所（アメリカ）　　　２３：３０～０６：００




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　～目次～　　　　　　　　　 編集者：ａｑｕａ［ aqua@aqua-inter.com ］
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 １．今日の相場

 ２．主な投資判断

 ３．本日の経済指標等の結果

 ４．流言に惑わされないためには







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【１】今日の相場　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＊＊
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◎日経平均　　１９０８３.１０（＋１４７.３９）△０.７８％
◎ＴＯＰＩＸ　　１５５８.２０（＋　１１.０９）△０.７２％

◎売買高概算　　　２６億６８５５万株
◎売買代金概算　　　３兆１５１９億円
◎時価総額　　　５６２兆７０１２億円

◎値上り銘柄数　１０５７　　　◎（年初来）新高値　４６
◎値下り銘柄数　　７２４　　　◎（年初来）新安値　　９
◎変わらず　　　　１２５

◎騰落レシオ（２５日）１３７.７１％（前日比１０.８９％上昇）

◎サイコロ（日経平均）　９勝３敗　○○●○○●○○●○○○ ７５.０％

◎カイリ率（日経平均）　２５日線比＋４.６９％　７５日線比－０.０６％

◎為替　　（対 ド ル）１２０.７５（前日比０．０２円高）
　　　　　（対ユーロ）１３２.６７（前日比０．７３円安）


◎出来高上位

 １.みずほ　　＜８４１１＞　２５０.３円（＋　　３.１円）２２４９７万株
 ２.三菱ＵＦＪ＜８３０６＞　７９０.６円（＋　　９.７円）　７７１９万株
 ３.ＮＥＣ　　＜６７０１＞　　 ３７５円（－　　 ３６円）　７５１８万株
 ４.川崎汽船　＜９１０７＞　　 ２７３円（＋ 　　　６円）　３６５５万株
 ５.神戸製鋼　＜５４０６＞　　 １５４円（＋　　　 ２円）　３５４０万株

◎売買代金上位

 １.日経レバＥ＜１５７０＞ １５３３０円（＋ 　２８０円）　３０７８億円
 ２.トヨタ自　＜７２０３＞　 ７４６９円（＋ 　　１２円）　　７９０億円
 ３.任天堂　　＜７９７４＞ １９４８０円（－ １４６５円）　　７６８億円
 ４.三菱ＵＦＪ＜８３０６＞　７９０.６円（＋　　９.７円）　　６１０億円
 ５.みずほ　　＜８４１１＞　２５０.３円（＋　　３.１円）　　５６２億円



◆相場概況

　外国証券の寄付前の注文状況・・・売り９８０万株　買い２０００万株

　本日の東京マーケットは日経平均株価が３日連続高、前日比１４７円（０．
７８％）高の１万９０８３円と１万９０００円台に乗せて取引終了です。

　昨晩のＮＹダウが２３ドルの小幅安だったことから東京市場も朝方は小幅安
でのスタート。ただ、円相場が１ドル＝１２１円台の円安に進行するのを横目
に徐々に先高期待の買いが優勢となり、１３：３４には上げ幅が２６６円とな
る場面がありました。引けにかけては週末とあって様子見気分が強まり、幾分
上げ幅を縮小しています。売買代金は概算３兆１５１９億円と連日で３兆円を
上回っています。上海総合指数は４ポイントの小幅安で３３８２です。

　業種別では、空運、医薬品、精密、陸運、紙パなどが高く、証券、機械、電
機は軟調です。

　個別銘柄では、大成建が１０円高の７９０円、清水建が２８円高の１０６３
円、大林組が１７円高の１０６４円、鹿島が８円高の６９７円となるなど建設
株が一段高。昼過ぎに、政府が２０１５年度補正予算案を総額で３兆円を超え
る規模にする方向で調整に入ったと報じられ、災害復旧や大都市圏のインフラ
整備といった公共事業も積み増すことから好感した買いが入っています。

　塩野義薬が６日連続高となる５１１円の大幅高で４９９１円。インフルエン
ザを１日で治療できる世界初の新薬を２０１８年にも国内で実用化すると報じ
られ、好感した買いが集まっています。厚労省は先駆け審査指定制度の対象品
目に指定し、画期的な新薬候補として優先的に審査を受けられます。

　医薬品国内２位のアステラス薬も６日連続高で３２．５円高の１７６５円。
前立腺がん治療薬「イクスタンジ」などの販売が好調で業績上方修正を発表。
同時に自社株買いも発表し、好感した買いが入っています。

　塩ビ国内大手で半導体・太陽電池向けの多結晶シリコン世界大手のトクヤマ
が２６円高の２４５円と１１％を超える大幅高。１６年３月期の連結最終損益
が１４０億円の黒字（前期は６５３億円の赤字）になる見通しと発表。従来計
画６０億円の黒字から大幅上方修正となり、好感した買いが膨らんでいます。

　電子部品大手のアルプス電気が２１５円高の３７９０円と大幅高。昨日の引
け後に１６年３月期の連結営業利益が前期比１３％増の６０５億円になる見通
しと発表。従来計画５４５億円から上方修正し、好感した買いが入っています。
電子部品事業で車載向けとスマートフォン向けが好調です。

　その他、一押しのＪＲ東海が５３０円高の２万２２００円、同じくマイナン
バー関連のトッパン・フォームズが７８円高の１５６６円、沖縄流通最大手の
サンエーが４４５円高の５１６０円、インバウンド関連でアンメルツの小林製
薬が４１０円高の９４２０円と値を飛ばしています。

　本日の新高値銘柄は、サカタのタネ、綜合警備、日清紡、日本調剤、日本紙、
日本触媒、ＡＤＥＫＡ、小野薬、オービックビジ、三菱食品、フランスベッド、
三愛石、ゴールドウイン、東急電・・・等々です。





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【２】主な投資判断　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＊＊
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［ＵＢＳ証券］
　据置き　　　Ａ（6503）三菱電機　　　　　 1,700→ 1,600円
　据置き　　　Ａ（6702）富士通　　　　　　　 950→   870円

［バークレイズ証券］
　据置き　　　Ａ（6724）エプソン　　　　　 2,700→ 2,500円
　据置き　　　Ａ（7741）ＨＯＹＡ　　　　　 5,000→ 5,800円

［みずほ証券］
　据置き　　　Ａ（2002）日清製粉　　　　　 1,850→ 2,020円

［大和証券］
　引下げ　２→１（2659）サンエー　　　　　　　　　 6,500円

 ※３段階評価はＡ～Ｃ、５段階評価は１～５にて表記
 ※投資判断を再開した場合は新規と記載
 ※価格は各証券会社が判断する妥当株価




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【３】本日の経済指標等の結果　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＊＊
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◎消費支出
　――――
　総務省がまとめた家計調査によると、９月の実質消費支出は前年同月に比べ
　０．４％減で、増加を見込んでいた市場予想に反して２カ月ぶりに減少しま
　した。

　総務省は消費支出の基調判断を、前回８月の「このところ持ち直している」
　から「足元では横ばいの状況」へと、３２カ月ぶりに下方修正しました。


◎消費者物価
　―――――
　総務省が発表した９月の全国消費者物価（ＣＰＩ、２０１０年＝１００）は
　生鮮食品を除く総合が１０３．４で、前年同月に比べ０．１％下落しました。

　８月のＣＰＩが２年４カ月ぶりにマイナスに転じ、２カ月連続のマイナスと
　なっています。



◎失業率と有効求人倍率
　――――――――――
　総務省発表の９月の完全失業率は前月と同じ３．４％。厚労省発表の９月の
　有効求人倍率は前月比０．０１ポイント上昇の１．２４倍で、１９９２年１
　月（１．２５倍）にほぼ並ぶ２３年８カ月ぶりの高い水準となっています。



◎自動車生産・輸出実績
　――――――――――
　日本自動車工業会が発表した９月の自動車生産台数は前年比２．６％減と、
　１５カ月連続の減少。輸出台数は同２．２％増と、２カ月ぶりに増加しまし
　た。



◎住宅着工戸数
　―――――――
　国交省が発表した９月の新設住宅着工戸数は前年同月比２．６％増と、７
　カ月連続で増加しましたが、市場予想（６．５％増）には届かず。

　上半期（４～９月期）では前年同期比６．９％増と、２年ぶりの増加と
　なっています。





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【４】流言やデマに惑わされないためには　　　　　　　　　　　　　　＊＊
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　７７年前の今日、俳優のオーソン・ウェルズはラジオの臨時ニュースという
形式で「火星人がアメリカを襲っている」と迫真の演技で放送を始めました。

　もちろんラジオドラマでフィクションなのですが、聴取者の多くが本物のニ
ュースと信じ込み、泣き叫ぶ人、ひたすら祈る人、火星人と闘うために義勇兵
に志願する人がいたり、給水塔を火星人の宇宙船だと勘違いして銃で撃つ出来
事が起きたり、全米がパニックに陥りました。

　この社会現象は学問的な研究の対象となり、社会心理学者のハードレイ・キ
ャントリルは、放送を聞いた人を以下の４つに分類しました。


【１】放送内容の非現実性から
　　　　　　「ドラマだろう」と判断し、パニックにならなかった人


【２】新聞のラジオ欄をチェックするなどして、
　　　　　　　　　　　　　　それがドラマであることを確認した人


【３】番組の真偽を確認しようとしたが、失敗してしまった人



【４】何もしないまま、それをニュースだと信じてしまった人



　こうして分類した上で、キャントリルは、流言やデマに惑わされないために
は、【１】のように内容的な矛盾や妥当性から判断すること、【２】のように
裏付けとなるデータや事実を確認することが必要であるとしています。

　また、キャントリルは、パニック予防として「批判能力」が必要だとしてお
り、一つの解釈があったとしても、自分自身で確認するまでは素直には受けい
れないことを説いています。こうしたことが欠如した場合、【３】や【４】が
そうだったように、その他大勢とともにパニックに陥ると結論付けています。

　つまり、ある種健全な「疑いを持つこと」、「内容を確認すること」の２点
が重要だということであり、適切な判断を行うためにはデータや事象の意味を
正しく理解することも大切です。




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【編集後記】　　　　　　　　　　　　　　　 mailto:aqua@aqua-inter.com
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本日の会合で日銀は追加緩和に動くとの見方が一部にありましたが、結果とし
ては「追加緩和カード」を温存した形です。金融政策決定会合の結果発表直後
は瞬間的に相場が下げたものの、その直後、重要イベント通過の安心感などか
ら買いが入りほぼ一直線に相場が上昇しています。先日の米連邦公開市場委員
会（ＦＯＭＣ）の時のＮＹ株と同じ動きです。

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　　～　最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。～　　　
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～皆様のご投票、心から御礼申し上げます。～　＝９年連続受賞＝


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