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 　　　　　　　　　　 　◎　ハロー！株式　◎　　　　　 2016/03/15 夕刊

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こんばんは。ａｑｕａｓです。

　街を歩いていますと、ところどころで桜の木が薄紅色の花を咲かせています。

　気象庁が観察している靖国神社の桜の木（標準木）のつぼみも日に日に膨ら
みを増している頃です。


　ところで、「悲観主義者はチャンスの中に困難を探し、楽観主義者は困難の
中にチャンスを見出す」との言葉がありますように、物事をどのように捉える
かは人によって異なります。

　よく引用される次のような話があります。

　ある靴メーカーが未開の島に営業マン二人を派遣したところ、一人は「この
島では靴を履く者がいないので見込みはない。靴は売れないだろう」と報告し、
もう一方はこう連絡しました。

　「この島は誰も靴を履いていない！（たくさん売れそうだから）今すぐ大量
に靴を送れ！」と。


　「悲観論は気分。楽観論は意思の力」とも言い、物事に悲観的になることは
容易く、それを理由に努力を放棄するのであればそれはそれで楽な選択ではあ
りますが、悲観的な気分での行動が良い結果につながるのは稀なことです。常
に悲観的な考えの人が大成功をおさめたという話も聞いたことがありません。

　上記の例では二人の営業マンは一つの事象に対し全く異なる捉え方をしてい
ますが、とっかかりのこの差はその後の展開に大きな差を生じさせます。




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　～目次～　　　　　　　　　 編集者：ａｑｕａ［ aqua@aqua-inter.com ］
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 １．今日の相場

 ２．主な投資判断

 ３．本日の経済指標等の結果

 ４．相場の過去







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【１】今日の相場　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＊＊
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◎日経平均　　１７１１７.０７（－１１６.６８）▼０.６８％
◎ＴＯＰＩＸ　　１３７２.０８（－　　７.８７）▼０.５７％

◎売買高概算　　　２０億９３２５万株
◎売買代金概算　　　２兆１１２３億円
◎時価総額　　　５０９兆１５０８億円

◎値上り銘柄数　８４３　　　◎（昨年来）新高値　２４
◎値下り銘柄数　９４７　　　◎（昨年来）新安値　　０
◎変わらず　　　１５３

◎騰落レシオ（２５日）１０９.６９％（前日比５.６０％低下）

◎サイコロ（日経平均）　７勝５敗　●○○○○●●●○○○● ５８.３％

◎カイリ率（日経平均）２５日線比 ＋４.７４％　７５日線比 －３.０１％


◎為替　　（対 ド ル）１１３.３９（前日比０.３７円高）
　　　　　（対ユーロ）１２５.９１（前日比０.８２円高）

◎出来高上位

 １.みずほ　　＜８４１１＞　１８４.８円（－　　０.４円）１６４６２万株
 ２.三菱ＵＦＪ＜８３０６＞　５６９.８円（－　　８.６円）１１６９１万株
 ３.神戸製鋼　＜５４０６＞　　 １０６円（＋　　　 １円）　７０７４万株
 ４.東芝　　　＜６５０２＞　２１１.０円（－　　２.３円）　４５５６万株
 ５.野村　　　＜８６０４＞　５３４.７円（－　　２.８円）　３３６３万株

◎売買代金上位

 １.日経レバＥ＜１５７０＞ １１８００円（－ 　１８０円）　１８９０億円
 ２.三菱ＵＦＪ＜８３０６＞　５６９.８円（－　　８.６円）　　６６８億円
 ３.トヨタ　　＜７２０３＞　 ６０８７円（－ 　１１３円）　　６５０億円
 ４.三井住友　＜８３１６＞　 ３７１３円（－　　 　７円）　　４６９億円
 ５.ソフトＢＫ＜９９８４＞　 ５９２８円（＋　　 ２８円）　　４２６億円



◆相場概況

　外国証券の寄付前の注文状況・・・売り１２２０万株　買い１３４０万株

　本日の東京マーケットは日経平均株価が４日ぶりに下落、前日比１１６円（
０．６８％）安の１万７１１７円で取引終了です。

　昨晩のＮＹダウは１５ドルの小幅高で材料難の中、原油価格が下落したこと
を嫌気し、加えて昨日までの３日間で５９１円の急上昇となった後だけに戻り
売りがやや優勢。小幅安でのオープニングとなりました。昼からは注目の日銀
金融政策決定会合で追加緩和がなかったことを嫌気した売りが出て、引けにか
けて幾分下げ幅を広げています。

　尚、今晩から２日間の日程で米ＦＯＭＣが開催され、その結果に注目が集ま
ります。売買代金は概算２兆１１２３億円、上海総合指数は４ポイントの小幅
高で２８６４です。

　業種別では、小売、情報通信、電力ガスなどが高く、鉄鋼、鉱業、非鉄、自
動車、海運などが下げています。

　個別銘柄では、ｉＰＳ細胞の研究試薬や創薬支援、臨床検査事業を手掛ける
リプロセルが３１円高の４５９円と７％の大幅高。昨日の引け後に再生医療を
視野に入れた細胞用試薬の販売を同日から始めたと発表。再生医療用細胞の培
養にも応用でき、将来的な収益拡大を期待した買いが入っています。

　バイオベンチャーのスリー・ディー・マトリックスがストップ高、１５０円
高の９９２円となっています。乳がんなどを治療する技術の特許が国内で成立
したと発表し、将来的な収益拡大を期待した買いが集まっています。国立がん
研究センターと共同で特許を取得しています。

　電子ピアノ世界首位のヤマハが４日連続高で連日の上場来高値更新、３５円
高の３５００円となっています。中国や欧米で楽器の売上げが好調であり、好
業績を好感した買いが入っています。

　銀行向け、流通向けなどのシステム開発を主業とするキューブシステムが連
日でストップ高、１００円高の７４６円となっています。フィンテック関連と
してのテーマ性から買いが集まっています。

　その他、通所介護など在宅介護のツクイが８６円高の１４５９円、スポーツ
ウエア中堅で「ザ・ノース・フェイス」などを手掛けるゴールドウインが２７
０円高の５０９０円、調剤２位で関東甲信越の門前薬局が地盤の日本調剤が２
４０円高の４４８５円、会計士・税理士が共同出資で設立した日本Ｍ＆Ａセン
ターが６０円高の６０７０円と値を上げています。

　本日の新高値銘柄は、ツクイ、アダストリア、キャンドゥ、壱番屋、ヤマハ、
アークランド、山陽電鉄・・・等々です。






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【２】主な投資判断　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＊＊
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［ドイツ証券］
　新　規　　　Ａ（4751）サイバー 　　　　　　　　　6,300円
　据置き　　　Ａ（6923）スタンレー電　　　 3,250→ 3,100円
　新　規　　　Ｂ（4689）ヤフー 510円

［クレディＳ証券］
　据置き　　　Ａ（5713）住友鉱山 　　　　　1,700→ 1,630円
　引下げ　Ａ→Ｂ（5711）三菱マテリアル　　　 490→   380円
　据置き　　　Ｂ（5714）ＤＯＷＡ　　　　　　 880→   810円

［ＪＰモルガン証券］
　引上げ　Ｂ→Ａ（9531）東ガス　　　　　　　 580→   600円
　引下げ　Ａ→Ｂ（4183）三井化学　　　　　　 570→   460円

［野村証券］
　据置き　　　Ａ（4549）栄研化学　　　　　 3,400→ 3,300円
　据置き　　　Ａ（8967）ニホンロジ　　　　28.5万→30.8万円

［ＳＭＢＣ日興証券］
　引下げ　Ｂ→Ｃ（6954）ファナック　　　　17,000→13,000円

［三菱ＵＦＪＭＳ証券］
　据置き　　　Ａ（6954）ファナック　　　　25,020→21,140円

［大和証券］
　引下げ　２→３（6473）ジェイテクト　　　 2,500→ 1,500円
　据置き　　　２（6141）ＤＭＧ森精機　　　 2,200→ 1,500円

 ※３段階評価はＡ～Ｃ、５段階評価は１～５にて表記
 ※投資判断を再開した場合は新規と記載
 ※価格は各証券会社が判断する妥当株価




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【３】本日の経済指標等の結果　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＊＊
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◎鉱工業生産確報
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　１月の鉱工業生産指数確報は前月比３．７％上昇の９９．８で、速報値と変
　わらずでした。稼働率指数は２．６％上昇し、１００．１となっています。



◎第３次産業活動指数
　―――――――――
　１月の第３次産業活動指数は前月に比べ１．５％上昇の１０４．１で、市場
　予想（０．３％上昇）を上回る伸びとなりました。上昇は３カ月ぶりでした
　が、第３次産業活動の基調判断は「一進一退ながら一部に弱さがみられる」
　で据え置きとなっています。



◎金融政策決定会合
　――――――――
　日銀は本日の会合で、マネタリーベース（資金供給量）を年８０兆円に相当
　するペースで増やし、日銀の当座預金の一部にマイナス０．１０％の金利を
　付与する現行の金融政策の維持を賛成多数で決定しました。

　景気の現状判断については「基調としては緩やかな回復」に変更、消費税増
　税直後の２０１４年４月以来、１年１１カ月ぶりに下方修正しています。


　
　※なお、本日１３：００発表予定だった２月の首都圏マンション市場動向は
　　明日の１１：００発表に変更になりました。





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【４】相場の過去　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＊＊
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　株式相場では、その時ははっきりした理由が分からなくとも、後から振り返
ってみますと、上昇した時には上昇するような理由があり、下落した時にはそ
れなりの理由があったことが分かります。
　
　株式投資において、この先高くなるのか安くなるのかについては、投資家そ
れぞれの推測にまかされます。しかし、後から見ると、高いなり、安いなりの
理由は確実に存在しているわけです。少なくとも中長期的には理由がはっきり
しており、その影響を受けて株価が変動しています。

　そういった観点から（相場に影響を与えた要因も含め）相場の過去を知るこ
とで、今に役に立つヒントを得ることが可能です。

　ただし、相場を動かしたその時々の材料を探し出すことはかなり大変な作業
です。

　そこで「株価はその時々の材料や思惑を全て織り込んでいる」という観点に
立ち、株価チャートの推移、たとえば過去高値や安値、急落や急騰する前の水
準等を確認し、相場のクセや節目等を把握しておけば売買を判断する際に役立
ちます。　




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【５】編集後記                           　 mailto:aqua@aqua-inter.com
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連日の上昇の後だけに本日は２５日線カイリ率や騰落レシオなどテクニカル面
が意識され、一服・調整となっています。ただ、５日線が２５日線を上回った
状態（ゴールデン・クロス）で２５日線が横ばいから上向きに変化してきたこ
とは相場を見通す上で重要なポイントです。

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　　～　最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。～
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