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こんばんは。ａｑｕａです。

　先日はノーベル賞の各賞受賞者が発表されましたが、「食品のノーベル賞」
あるいは「食のオリンピック」などと言われることもある「モンドセレクショ
ン」について触れてみたいと思います。

　モンドセレクションとはベルギーに本部を置く食品の品評機関で、ある程度
の年齢以上の方はギンビスの「アスパラガスビスケット」などを思い浮かべる
人が多いかと思います。

　審査は毎年行われており、メーカーは所定の審査料（１製品につき１１５０
ユーロ＝約１３万円）を支払い、モンドセレクションに自社の製品を出品しま
す。この審査料がモンドセレクションの主な運営費となっています。

　推薦人による他薦で選考されるノーベル賞や、競技の結果で順位をつけるオ
リンピックなどとは異なり、モンドセレクションでは一定基準の条件を満たせ
ば「最高金賞」「金賞」「銀賞」「銅賞」のいずれかの賞を受賞できることか
ら実質的には「認証制度」です。

　世界的な知名度はともかく日本での知名度は高く、日本からは毎年数多くの
商品が出品され、その８割前後が何らかの賞を獲得していると言われます。

　受賞すれば商品のパッケージに金メダルのような受賞のロゴマークを使うこ
とができ、「モンドセレクション受賞」という付加価値がつくと同時に、自ら
が宣伝したりメディア等で取りあげられることで知名度が向上し、売り上げの
アップにもつながるそうです。




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　～目次～　　　　　　　　　 編集者：ａｑｕａ［ aqua@aqua-inter.com ］
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 １．今日の相場

 ２．主な投資判断

 ３．本日の経済指標等の結果

 ４．火星人襲来







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【１】今日の相場　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＊＊
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◎日経平均　　１７４４６.４１（＋１０９.９９）△０.６３％
◎ＴＯＰＩＸ　　１３９２.４１（＋　１０.４０）△０.７５％

◎売買高概算　　　２６億２８８１万株
◎売買代金概算　　　３兆１３３０億円
◎時価総額　　　５１５兆８５８４億円

◎値上り銘柄数　１３７０　　　◎（年初来）新高値　１６０
◎値下り銘柄数　　５１０　　　◎（年初来）新安値　　　４
◎変わらず　　　　１０５

◎騰落レシオ（２５日） １３９.２６（前日比５.４３％低下）

◎サイコロ（日経平均）　９勝３敗　●〇〇〇〇〇●〇〇〇●〇 ７５.０％

◎カイリ率（日経平均）２５日線比 ＋３.１０％　７５日線比 ＋４.３８％


◎為替　　（対 ド ル）１０５.３８（前日比０.７７円安）
　　　　　（対ユーロ）１１４.９５（前日比０.８３円安）

◎出来高上位

 １.みずほ　　＜８４１１＞　１７５.３円（＋　　２.５円）２０５２８万株
 ２.三菱ＵＦＪ＜８３０６＞　５４３.９円（＋　　９.２円）１１２６５万株
 ３.野村　　　＜８６０４＞　５２７.１円（＋　２５.８円）　７８８８万株
 ４.ユニチカ　＜３１０３＞　　　 ７１円（＋　　　 １円）　４７９４万株
 ５.オリコ　　＜８５８５＞　 　１９６円（－　　　 ４円）　４５７１万株

◎売買代金上位

 １.任天堂　　＜７９７４＞ ２５５９０円（＋ 　７０５円）　　８１５億円
 ２.ソフトＢＫ＜９９８４＞　 ６６５４円（＋　　 ３２円）　　７９９億円
 ３.日経レバＥ＜１５７０＞ １２２００円（＋ 　１５０円）　　７７９億円
 ４.三菱ＵＦＪ＜８３０６＞　５４３.９円（＋　　９.２円）　　６１３億円
 ５.トヨタ　　＜７２０３＞　 ６０４３円（＋　 　３９円）　　４４１億円



◆相場概況

　外国証券の寄付前の注文状況・・・売１３８０万株　買い１９００万株

　本日の東京マーケットは、日経平均株価が１０９円（０．６３％）高の１万
７４４６円で取引終了、約半年ぶりの高値水準となっています。昨晩のＮＹダ
ウは２９ドル安でしたが、円相場が１ドル＝１０５円台の円安に進んだことを
好感した買いが朝方から優勢。外国人と見られる買いが入っていることも買い
安心感を誘い、引けにかけてジリジリと上げ幅を広げています。

　米新規失業保険申請件数が前週比で減少するなど経済指標の改善を受けて米
ＦＲＢの年内利上げに対する期待が高まり、米長期金利が上昇。日米金利差拡
大を背景に円売り・ドル買いが膨らんで円安進行となっています。売買代金は
３兆１３３０億円、上海総合指数は８ポイントの小幅安で３１０４です。

　業種別では、証券、銀行、空運、非鉄、機械、鉄鋼、石油などの上げが目立
ち、一方で不動産、電力ガス、陸運、食品などが小安くなっています。

　個別銘柄では、スマホ・デジタル家電のタッチパネル用ハードコートフィル
ム最大手のＫＩＭＯＴＯが２７円高の２７０円と１１％の上昇、一時はストッ
プ高で８０円高の３２３円まで買われる場面がありました。米ボーイングとコ
ンサルティング契約を締結したと発表し、航空機大手との契約締結で将来の業
績拡大を期待した買いが入っています。

　百貨店首位の三越伊勢丹が４６円高の１１４８円と値を飛ばしています。１
３時に今３月期の連結営業利益を前期比２７％減の２４０億円になる見通しと
発表。従来計画３７０億円から下方修正となりますが、売り一巡後は悪材料出
尽くしとの見方から買いが優勢となっています。

　海外旅行取扱高２位のＨＩＳが１５２円高の２９２４円と大幅高。創業者の
沢田秀雄会長が１１月１日付で社長に復帰すると発表。同時にホテル事業を拡
大を図る方針も示しており、創業者のリーダーシップによる業績向上を期待し
た買いが入っています。５年後をメドに買収などを含めて国内外で１００軒ま
での拡大を目指します。

　その他、一押しの三菱電機が９．５円高の１４１８円、日本電産も８５円高
の１万０２５０円と連日で年初来高値更新、好業績発表でカジノ関連のコナミ
が１０５円高の４３００円。

　半導体製造装置の大手でウエハ洗浄装置では世界断トツのＳＣＲＥＥＮが２
００円高の６７６０円、半導体製造工程で使われるフォトレジストで世界トッ
プクラスの東京応化が業績上方修正で４５５円高の３７９５円、トヨタ系中堅
で滑り軸受け・ダイカスト製品・金型などの大豊工業が１０３円高の１４０２
円と大幅高となっています。

　本日の新高値銘柄は、日鉄鉱、ＮＩＰＰＯ、東亜建、帝人、クラレ、旭化成、
昭和電工、日産化、石原産、三洋化、栗本鉄、日立建、ブラザー、サガサミー、
ミネベア、三菱電、日本電産、山九、東京ドーム・・・等々です。




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【２】主な投資判断　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＊＊
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［ドイツ証券］
　引上げ　Ｂ→Ａ（8591）オリックス　　　　　 195→   206円
　引下げ　Ａ→Ｂ（3938）ＬＩＮＥ　　　　　 5,600→ 4,800円

［モルガンＳＭＵＦＪ証券］
　引下げ　Ｂ→Ｃ（7752）リコー　　　　　　　 900→   660円

［野村証券］
　据置き　　　Ａ（2002）日清製粉　　　　　 2,150→ 2,000円
　据置き　　　Ａ（4901）富士フイルム　　　 6,292→ 5,065円
　据置き　　　Ａ（6756）日立国際　　　　　 2,308→ 2,405円
　据置き　　　Ａ（8036）日立ハイテク　　　 4,130→ 4,893円
　据置き　　　Ａ（8806）ダイビル　　　　　 1,520→ 1,400円
　据置き　　　Ａ（9065）山九　　　　　　　　 740→   850円

［ＳＭＢＣ日興証券］
　据置き　　　Ａ（4307）ＮＲＩ　　　　　　 5,000→ 4,470円
　据置き　　　Ａ（9086）日立物流　　　　　 2,500→ 2,600円
　据置き　　　Ｂ（6505）東洋電機　　　　　　 350→   360円
　据置き　　　Ｂ（8871）ゴールドクレ　　　 2,100→ 1,900円

［みずほ証券］
　新　規　　　Ａ（7613）シークス　　　　　　　　　 4,800円
　引下げ　Ａ→Ｂ（6702）富士通　　　　　　　 620→   620円

 ※３段階評価はＡ～Ｃ、５段階評価は１～５にて表記
 ※投資判断を再開した場合は新規と記載
 ※価格は各証券会社が判断する妥当株価




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【３】本日の経済指標等の結果　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＊＊
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◎消費者物価
　―――――
　総務省が発表した９月の全国消費者物価指数（ＣＰＩ）は、生鮮食品を除く
　が前年同月比０．５％下落と、７カ月連続のマイナスとなりました。下落率
　は８月と同じで、市場予想とも一致しました。



◎家計調査
　――――
　総務省が発表した９月の家計調査で、実質消費支出は前年同月比２．１％減
　少し、７カ月連続のマイナスとなりました。ただ、市場予想ほど減少せず、
　減少率は前月から縮小しました。



◎雇用動向
　――――
　９月の完全失業率は３．０％と前月から０．１ポイント改善し、２カ月ぶり
　に低下しました。

　９月の有効求人倍率は前月から０．０１ポイント上昇の１．３８倍で、１９
　９１年８月（１．４０倍）以来２５年１カ月ぶりの高水準となっています。




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【４】火星人襲来　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＊＊
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　７８年前の１０月３０日、俳優のオーソン・ウェルズはラジオの臨時ニュー
スという形式で「火星人がアメリカを襲っている」と迫真の演技で放送を始め
ました。

　ハロウィーンの特別企画としてＳＦ小説「宇宙戦争」をラジオドラマ化した
フィクションで、その旨を告げる｢お断り｣が放送中に何度もあったそうですが、
聴取者の多くが本物のニュースと信じ込み、泣き叫ぶ人、ひたすら祈る人、火
星人と闘うために義勇兵に志願する人がいたり、給水塔を火星人の宇宙船だと
勘違いして銃で撃つ出来事が起きたり、全米規模でパニックが発生したと言わ
れます。

　この社会現象は学問的な研究の対象となり、社会心理学者のハードレイ・キ
ャントリルは、放送を聞いた人を以下の４つに分類しました。


　１】放送内容の非現実性から
　　　　　　「ドラマだろう」と判断し、パニックにならなかった人


　２】新聞のラジオ欄をチェックするなどして、
　　　　　　　　　　　　　　それがドラマであることを確認した人


　３】番組の真偽を確認しようとしたが、失敗してしまった人



　４】何もしないまま、それをニュースだと信じてしまった人



　こうして分類した上で、キャントリルは、流言やデマに惑わされないために
は、【１】のように内容的な矛盾や妥当性から判断すること、【２】のように
裏付けとなるデータや事実を確認することが必要であるとしています。

　また、キャントリルは、パニック予防として「批判能力」が必要だとしてお
り、一つの解釈があったとしても、自分自身で確認するまでは素直には受けい
れないことを説いています。こうしたことが欠如した場合、【３】や【４】が
そうだったように、その他大勢とともにパニックに陥ると結論付けています。

　つまり、ある種健全な「疑いを持つこと」、「内容を確認すること」の２点
が重要だということであり、適切な判断を行うためにはデータや事象の意味を
正しく理解することも大切です。





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【５】編集後記                           　 　　　 aqua@aqua-inter.com
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例えばトヨタ自動車は、２０１６年３月期決算を発表した５月１１日時点で、
２０１７年３月期の業績予想の前提となる想定為替レート（通期平均）を１ド
ル＝１０５円としていましたが、８月４日の２０１７年第１四半期（４～６月
期）決算発表時に想定レートを１ドル＝１０２円に修正しました。ちなみに、
トヨタの場合、対ドルで１円円安に振れれば約４００億円の営業増益要因とな
ります。英国がＥＵ離脱を決めた６月下旬に円相場は一時１ドル＝９９円ちょ
うどまで急騰しましたが、今は１０５円台まで円安に振れています。トヨタの
ように想定レートを円高方向に修正した企業は多く、１０５円、１０６円・・
と円安傾向が続けば業績の上方修正が相次ぐ可能性があります。

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　　～　最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。～
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～皆様のご投票、心から御礼申し上げます。～　＝　１０年連続受賞　＝


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