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 　　　　　　　　　　 　◎　ハロー！株式　◎　　　　　 2014/11/15 増刊

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全国及び海外の皆様、こんにちは。ａｑｕａです。

　朝の空気も一段と冷たくなり、日だまりが恋しい季節になりました。皆様に
おかれましては、いかがお過ごしでしょうか。


　さて、外国人主導の好相場となってきた株式マーケット。どのくらいその外
国人が買っているのかと申しますと、１１月第１週（４～７日）には７６９１
億円という大幅買い越しとなっており、これで３週連続の買い越し。一方、個
人投資家は３週連続で売り越しとなっており、この週の売超額は９９１１億円
と大きく膨らんでいます。


　その個人の売りを外国人とその外国人の注文を受ける証券会社の自己部門が
全て吸収する構図となっており、やはり外国人が買ってきますと相場は大きく
上昇します。今週に入ってからも外国人と見られる大量の買いが入っています
が、外国人はやみくもに日本株を買っている訳ではありません。計算高い外国
人のこと、当然ながら先高を見込んで買っている訳であり、こん点は改めてし
っかり押さえておく必要があります。


　ご存じの通り、安倍首相の英断で消費税率引き上げは延期となる可能性が高
いですが、増税を主張する官僚や政治家は多く、重要政策に関わる問題だけに
安倍首相は衆院を解散して国民に信を問い、政権基盤の安定に繋げたい考えで
す。


　一転して、増税を主張してきた政治家たちは選挙を目の当たりにして方針転
換、増税延期を容認する立場に様変わりしています。選挙戦を有利に戦いたい
がために、コロコロと主張・立ち位置を変える訳です。


　余談になりますが、国会議員の数は余りにも多すぎます。国会議員の収入を
調べてみますと、サラリーマンでいう月給は約１２９万円。ボーナスに当たる
年２回の期末手当も含め、年間で約２１００万円を受け取っています。


　それ以外に各議員は年１２００万円の「文書通信交通滞在費」をもらってい
ます。これには領収書の添付や公開は不要らしいです。さらに国会会派ごとに
立法事務費として議員１人当たり月６５万円、年間にして７８０万円も別途支
給されています。ＪＲの無料利用パスもしくは月４往復分の航空券、無料の議
員会館、割安な議員宿舎などの特権もあります。


　これを単純に足しますと１人当たり４０００万円を超えます。２世議員が話
題となりますが、これでは議員という仕事がやめられないというのも納得がい
きます。さらに付け加えますと、議員一人につき公設秘書２人分と政策秘書１
人分の給料も出ている訳です。


　話が本題からはずれてしまいましたが、この度の上昇相場の背景には、安倍
首相が消費税率引き上げを先送りする場合の衆院解散・総選挙の観測報道があ
り、２００５年の郵政解散相場の再来期待が高まっていることがあります。


　０５年８月８日に郵政民営化関連法案が否決されたのを受け、小泉首相は同
日に衆議院の解散を表明。自民党は圧勝することになります。日経平均株価は
その８月８日の１万１７７８円から翌年４月７日の１万７５６３円にかけてほ
ぼ一本調子で上昇、値幅にして５７８５円、率にして何と４９％という驚異的
な上げを示現した経緯があります。


　構造改革の進展と政権基盤の強化を好感する形で大量の外国人買いが相場を
押し上げた訳ですが、この度もそうした連想が働き、相場上昇に弾みがついて
いる訳です。


　ここまで相場はシナリオ通り上昇してきています。それでもまだまだ序の口
。米中間選挙後の相場は始まったばかりであり、ここからが本番です。来るべ
くクリスマスラリー、新春相場、そして大空に舞い上がる鯉のぼり相場を経て
大きな大きな果実となって実を結ぶ可能性は高いです。


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